『G』のヒーローアカデミア   作:金平糖

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連投です


戦闘訓練②

 緑谷や爆豪の訓練後、順調に進んでいく中…

 

「それじゃあ次のチームはこの2つだ!!」

 

 そう言ったオールマイトの手には『G』と『C』のボールがありようやく五郎のチームの番が来る

 

「チーム『C』は敵チーム、チーム『G』はヒーローチームだよ!」

 

 そこで最初の時にも聞いた八百万がオールマイトに聞く

 

「ハンデを頂けるとの事ですが、どの様な物なのですか?」

 

「少し設定を変更するぞ!!今回は3人編成のヒーローチームには一人だけ怪我をしたヒーローがいる設定にする。基本的に動いても問題ないけど10kgの重りを両手両足に合計40kgつけて行動して貰うのと、制限時間を15分から5分に変更するぞ!ここで質問だ!どうして、制限時間を短縮したか分かる人!!」

 

「はい!!オールマイト先生!!

 

「よしそれじゃあ飯田くん!!」

 

「ヒーローチームには怪我人がいるため時間をかけ過ぎると怪我が悪化し最悪死にいたる危険性があるからでしょうか!」

 

「その通り!!ヒーローは現場で怪我をした場合状況によってそのまま戦闘しないといけない事も少なくない。今回はそういった事も踏まえた設定だから君たちもよく考えるように。そして、今回怪我人役をするのは〜昨日の個性把握テストと入試において1位をとった蜚蠊少年だ!!……問題ないかな?蜚蠊少年」

 

 そう言って五郎の方を見るオールマイトに

 

「特に…」そう返すのだった

 

 そしてクラスはざわつく

 

「あいつが…1位…」

 

「入試も1位だったのかあの人。すげぇな」

 

 

「よし!!それじゃあ敵チームは先にビルに入って準備する様に!!ヒーローチームはビルの前で待機しててね」

 

 

 

 

 ––––––––––––––––––

 

 

 

 

「作戦とかどーするよ?」

 

 そう言ったのは五郎のチームメイトである上鳴電気

 

「それよりも個性と自己紹介でしょ」

 

「あっそれもそうだな!俺の名前は上鳴電気!個性は『帯電」接近戦は任せな!!」

 

「うちの名前は耳郎響香。個性は『イヤホンジャック』このプラグで心音とか流したり音を聞いたりできる」

 

 自己紹介を済ませた二人は五郎を見る。

 

「それで、あんたは?」 

 

「名前は蜚蠊。単純な『増強系』(・・・)の個性だ」

 

「やっぱそ〜だよなぁ。昨日の把握テストん時、めっちゃ速かったし」

 

「けど、大丈夫なん?それ」

 

 そう言って耳郎は五郎の両手足にある重りを指さす

 

「特に問題ねぇ」

 

「そ、それなら良いけど」

 

「けどよ、五分だけだもんな〜正直キツくね?それに相手の個性もいまいちわかってねぇしさ」

 

「八百万さんは物を作る個性だったよ確か。もう一人の方は丸いボールみたいなの使ってたよね」

 

 耳郎と上鳴の二人が作戦について話し合っている間、五郎はその会話には参加せず一人考える。

 

「…(昨日見たあいつらの個性の感じ、5階の端にでも核を置いてビルのそこら中に罠を仕掛けてタイムアップ狙いで来るだろうな。仮に近くまで接近することができたとしても、二人とも単体だとそこまで脅威じゃねぇが、二人掛かりで来られると最悪負ける。先に潰すならちび玉男からだな…)」

 

 すると

 

「ねぇ、あんたもなんかないの?さっきから黙ってるけどさ」

 

 ずっと黙っていた五郎に耳郎はそう言う

 

「…特にねぇよ。お前らの好きにしろ俺は俺で勝手に動く」

 

「は?いやいや!!チームだから一緒に動いた方が絶対いいって!な?」

 

「俺のことは別働隊とでも思え」

 

「そー言うことじゃなくてさ!!あー耳郎もなんか言ってやってくれよ!」

 

「…あんたにひとつ聞きたいんだけどさ。うちらと一緒に行動しないって言う理由はなんなの?上鳴が言ってたように一緒に動いた方があんたの重りのカバーとかもできると思うんだけど。」

 

 五郎の目をジッと見て耳郎は聞く。しかし

 

『それじゃあスタートだ!!』

 

 訓練開始の合図が無線機から聞こえる

 

「え!!始まったぞ!!」

 

 上鳴が慌てだすと

 

「時間もねぇし俺はもう行くぞ」

 

 そう言ってビルの方に耳郎と上鳴をおいて歩き出す。

 

「ちょ、待てよ!!耳郎もついて行こうぜ!!」

 

「…ほっとこ、ウチらはウチらで勝手にしよ」

 

「ちょ、耳郎!!待ってくれって!!」

 

 そう言って耳郎の元に走っていき

 

 

「なんでこうなっちゃうかなぁ」

 

 そう嘆くのであった。

 

 

 

 

 ところ変わって、五郎の対戦相手である『C』チームの八百万と峰田はビルの5階の端にある部屋に核兵器を置き、唯一の出入り口を厚さ10mm

の鉄板で塞ぎその周辺には峰田の個性である粘着性のボールを撒き準備を終え、開始の合図を待っている。

 

「(蜚蠊さんは重りの関係上、昨日のようなパワーは出せないはずですわ。なのでこの鉄板は破壊出来ない。そしてそれは、耳郎さんや上鳴さんも同じこと。仮に破壊することが出来たとしても、破壊までにそれなりに時間が掛かるはずですし、破壊した際には少なからず隙が生まれるはずですからそこを峰田さんの個性で攻撃すれば勝てるはず…ですわ)」

 

 初めにあった戦闘訓練で自分には無い知識や考えを持っている五郎を前にし、少しだけ落ち込んでいた八百万。極め付けは、五郎に『バカ』と言われた事だった。超が付くほどのお嬢様である八百万は『バカ』なんて言葉を言われた事は一度もなく、かなり動揺していた。

 

 

『それじゃあスタートだ!!』

 

「始まったみてぇだぞ!!八百万」

 

「ええ、そうですわね。峰田さんはいつでも個性を投げれるように準備を」

 

「わかってるって、それにしても可哀想なもんだぜヒーローチームもよ!幾ら入試1位の蜚蠊でも5分じゃこの鉄板を壊すのは無理だよな!!憎きイケメンどもに勝ってやるぜぇぇ!!」

 

 イケメンで個性も強い五郎に謎の敵対心を向けつつも勝利を確信する峰田を

 

「峰田さん気を引き締めてください!!」

 

 注意する八百万。そして…

 

 

 

 

  カサカサ カサカサ カサカサ

 

 

 

 

 

 何かが蠢く音がする。

 

 

 

 

 ––––––––––––––––––

 

 

 

 

 訓練が始まりすぐに五郎と別れた、耳郎と上鳴はビルのを進む中、耳郎は自分の個性であるプラグを壁に刺し音を聞く

 

「5階に二人ともいるみたい、それと核も」

 

「なら、早く行こうぜ時間も少ないしよ」

 

「そだね」

 

 そう言って先を進み黙々と目標地点まで走っていく中、なんとも言えない空気に嫌気がさした上鳴が我慢の限界か話を切り出す。

 

「けどさ、蜚蠊の奴何してんだろうな。無線にも反応しねぇしさ。耳郎はどこに居るかわかったか?」

 

「…知らない。けど、このビルの中には居なかった」

 

「マジで?」

 

「うん、うちらの後からビルの中に入ると思ってたけど違ったみたい…」

 

「そーだよなぁ、俺も「着いた。けど…」う一回…」

 

 そう言って立ち止まった耳郎と上鳴の前には、目的地である核がある部屋に通ずる道がある。しかし、そこかしこに峰田の個性であるもぎもぎが置かれており思うように進めず、極め付けは唯一の出入り口が塞がれている事だった。

 

「やばくね?これ…」

 

「このボールって絶対触ったらダメなやつだよね…」

 

「どーするよこれ」

 

「取り敢えずこれ避けつつ入り口前までいこ」

 

 そう言ってもぎもぎを避けつつ核の部屋へと進む

 

 

 

 ––––––––––––––––––

 

 

 

 同時刻、耳郎達と別れた五郎はというと核のあるビル…では無く、その隣にあるビルの5階にいた

 

「OK、ありがとう助かった」

 

 五郎は肩に乗る黒い生き物…ゴキブリに感謝を伝える。感謝の言葉を聞いたそのゴキブリは五郎の肩から離れ巣へと帰っていく。

 

「んじゃまぁ行くか」

 

 

 

 そう言って五郎はビルからビルへ飛び移り

 

 

 

 

 『ガシャャャャャン!!』

 

 

 窓から侵入する

 

 

 

 八百万と峰田が窓ガラスの割れた音に驚き素早く音の方に目を向けようとしたが…

 

「うげぇ!!」

 

 峰田が吹き飛んだ。そして、峰田の居た場所には右脚をあげる五郎の姿が

 

「峰田さん!!(どうやって窓から侵入を!!それに速すぎて何が何だか!!取り敢えず、距離を取って何か武器を作らないと!!)」

 

 バックステップで五郎から距離を取り迎撃体制を整えようとする八百万であったが

 

「遅せぇ」

 

 五郎は目にも止まらぬ速さで八百万に近づき、しゃがみ込んで足払いをする。

 

「きゃあ!!」

 

 体勢の悪かった八百万はそのまま後ろに倒れ込むも、次の攻撃に備えるために右に転がり込み立ち上がり五郎を視認するが五郎は立ち止まり微動だにしない。

 

「!!(何故かわかりませんが、攻撃が止まった今がチャンスですわ!今のうちに武器を…)」

 

 

 しかし

 

 

『ヒーローチーム・・・WIIIIIIIIIIIIIIIN!!!!!!!』

 

「え…?」

 

 無線機からは無慈悲にも敵チームの敗北が知らされる。そこで八百万は右手に確保テープが巻かれていた事に気付く。

 

「いつの間に…」

 

 

 

 

 ––––––––––––––––––

 

 

 

 『ヒーローチーム・・・WIIIIIIIIIIIIIIIN!!!!!!!』

 

 

「「は?」」

 

 無線機からは

 

『耳郎少女と上鳴少年は怪我がないようならモニタールームまでそのまま帰ってくるように!』

 

「…なぁ、これって蜚蠊がやったって事だよな?」

 

「多分…」

 

「取り敢えず戻ろうぜ」

 

 

 

 

 

 モニタールームに帰ってきた五郎たちはオールマイトからの講評を聞く

 

「今回のMVP は間違いなく蜚蠊少年だ!!敵を瞬時に制圧する事で被害を最小限にしたのが特に素晴らしい!!因みにどうして蜚蠊少年達は二手に別かれたのかな?」

 

「それは蜚蠊が一人で動くって言い出したからっす」

 

「そうなのかい?蜚蠊少年」

 

「…昨日見た物女と玉野郎の個性から考えて、部屋に立て篭ってビルの至る所に罠を敷いてタイムアップ狙いでくると思ったので、ビルの中を進んで行くのは効率が悪い。しかも、今回の敵チームには玉野郎がいた。纏って行動して玉野郎の個性で一網打尽になる可能性もあったので二手に分かれ一人で行動しました」

 

「ふむふむ、因みに、窓から侵入したのは何故かな?」

 

「…ここに居る奴ら全員『正面から入れ』なんてルールがある訳でもないのに馬鹿正直に正面から侵入してましたからね、『窓から』なんて考えは無いものだと思いました」

 

「「「「「確かに…」」」」」

 

「なので、敵も窓に関しては無警戒だと思ったのと、窓からの侵入が核の確保に最短距離だと考えたので実行しました。」

 

 五郎の言葉にオールマイトは感心する

 

「(5分と短いにも関わらず、重りというハンデを物ともせずに敵を即座に制圧する戦闘能力。何よりも彼は核に触れなかった(・・・・・・・)実戦を想定しての事なのだろうがこの歳ですでに中堅のヒーロー達よりも強い…ただ、少し…)」

 

 しかし

 

「危ういな…」

 

 そうつぶやくのであった

 

「…よし、それじゃあ講評だ。蜚蠊少年はもう少し仲間を頼る事も覚えよう!ヒーローにはチームワークも必要だからな!!耳郎少女と上鳴少年は最初までの動きは悪くなかったが、トラブルが発生した途端に動きが悪くなったね?そう言った場面に遭遇しても瞬時に判断し臨機応変に行動出来るようにするのはヒーローに必須なことだからこれから出来る様に頑張っていこう!八百万少女と峰田少年は作戦自体は良かったが戦闘面においてはまだまだだ。戦闘能力もヒーローには必要不可欠!!これから鍛えていこう!」

 

「それじゃあ緑谷少年以外は大きな怪我もなかったし初めての訓練にしちゃあみんな上出来だったぜ!お疲れさん!!今日の戦闘訓練はこれにて終了だ!!私は緑谷少年に講評を聞かせに行くから、皆んなは着替えて教室にお戻り!!!」

 

 そう言って走り去っていくオールマイトの背中を眺めるのを最後に今回の戦闘訓練は幕を閉じた。

 

 ————————————

 

 着替えを終えて、教室に戻ってきた五郎はホームルームを終え帰る支度を済ませていると切島が話しかけてきた。

 

「なぁなぁ、蜚蠊!!これからさっきの訓練の反省会しようって話なんだけどお前も来るか?」

 

「…興味がねぇからいかねぇ。」

 

「んーそっか、それは残念だけど仕方ねぇかぁ。蜚蠊がいりゃ色々言ってくれると思ったんだけど、無理強いは良くないしな…しゃあねぇ、んじゃまたな!気つけて帰れよ!!」

 

 そう言って反省会グループの方に戻って行く切島を見ながら

 

「…そう簡単に信用できねぇよ」

 

 そう独りがあるのであった。

 

 




読んでいただきありがとうございました。そして本当に遅くなってしまって申し訳ございませんでした。少々、ゴタゴタしていたのと自分の文才のなさに心が折れていました。まぁアロンアルファでくっつけてきたんで頑張ります。最後絶対に雑におわりすぎと言われると思うので少しずつ修正していきます。
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