5年後のボーダーを勝手に色々考えてみた   作:佐久間有限

2 / 3
本日2話目


三雲修(20)は大学生兼エンジニアとして日々新たなトリガーを作る為に模索している

数日前の玉狛支部に行くと久々の全員集合だった。文句を言いながらも唐沢さんの部下として営業を担当している迅さん。現在も玉狛支部に在籍し同じ大学に通っている烏丸先輩と小南先輩。陽太郎は10歳になって最年少ボーダー隊員になって毎日意気揚々としてる。

それにしても…レイジさんはいつになったらゆりさんにプロポーズするのだろうか。20歳になってからプロポーズする勇気がなくて酔い潰れるレイジの世話をする日が来るとは思わなかった。

 

「どうしたもんかな〜」

 

「すいませ〜…ため息出しながらどうしたんすか?」

 

「あ、出穂ちゃん。ちょっとねぇ…レイジさんが男気なくて困っててね」

 

「ゆりさん関係っすよね?たまに千佳とかと一緒にご飯行きますけどプロポーズ待ってるらしいですよ」

 

まさかの情報を得てしまった。まさかのプロポーズでした。とりあえず男気出してプロポーズして本部・玉狛支部含めて早く祝福させて下さいよ。

 

「これは待つしかないですかね〜。あ、この前頼んでた新トリガーって出来ました?」

 

「出来てるよ。出穂ちゃんのチームは結構新トリガーの開発使うこと多いね」

 

「A級の特権っすからね!」

 

5年前にC級だった出穂ちゃんも今年で大学1年生。以前に入っていたチームを抜けてから夏目隊を作り当真さんやレイジさんの師事を受けて武闘派スナイパーとして成長を続けていた。

ちょうど三雲隊として最後のシーズンはお互いB級で何度か戦った経験もある。空閑と一対一で互角に戦うシーンは見返してしまう位には最高の瞬間だったのを今でも覚えてる。

 

「とりあえずトリガーにセットしておくよ。気になる事があったらまた連絡してね」

 

「了解っす!いつもありがとうございます!」

 

このやり取りも慣れてきた。出穂ちゃん以外の人からも新トリガーも作ってるけどこれが楽しい。最終的にノーマルトリガーに採用された新トリガーもあるし褒められるとエンジニア冥利に尽きる。

正直、今日の仕事は出穂ちゃんに渡す新トリガーの調整位しか仕事はなかった。帰ってもいいかと思ってたけどランク戦の映像でも見てみようかな。5年前を考えると部隊も変わったり増えたりしてて面白いな〜。

 

「未だに太刀川隊が1位とか凄いよなぁ」

 

唯我先輩は高校卒業後にボーダーを脱退。都内の大学に進学してボーダーに更なる援助をする為に勉強中らしい。太刀川さんは大学卒業後ボーダーに就職して防衛任務や遠征に人生掛けてる。出水先輩や国近先輩は今も太刀川隊で話によると付き合っているらしい。

変わってるとすると、嵐山隊は解散して今は木虎が隊長となった木虎隊が広報活動を引き継いでる。たまに広報活動込みの愚痴を聞く飲みに連れてかれる。毎回飲み潰れて送り返す時に寝言で「三雲君…好き…」とか言うの心臓悪いのでやめて欲しい。本心が聞けないからめちゃくちゃ困ってる。

それはともかく…嵐山さんは営業へ。時枝先輩はメディア対策室長補佐に大学生ながら就任している。佐鳥先輩は人事の補佐役として色々と駆け回っているみたい。

 

「やる事ないし、寺島さんと冬島さんに挨拶してから帰ろうかな」

 

この後、帰り際に木虎に捕まり飲みに連れてかれ愚痴を2時間聞かされる羽目になるとは夢にも思わなかった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。