「彼方ちゃん、早く、早く。」
「へぇー、これに乗るの。」
「違うわよ、これは特急「あさま」の上野行、私達が乗るのは急行「妙高」号よ。」
「どっちにしても、信越本線よね。」
「そうだけど。」
「次は、弥彦に行くんだからね。」
「そうたけど。」
と、エマは言った。
「早くしないと、おり遅れちゃうわよ。」
「うん、早くしないとね。」
と、璃奈が言った。
「乗ろうか。」
ジリリリリリリリリリリリリリリリーッ
と、発車ベルが鳴った。
「楽しかったね、軽井沢。」
「うん、彼方ちゃんも草原でお昼寝しちゃったよ。」
「かすみんも、楽しかったよ。」
「うん、今度は秋にはキノコ狩りしたいな。」
と、璃奈は言った。
「キノコ狩りか、それいいかもね。」
「それも楽しいよね。」
そこへ、車掌がやって来た。
「恐れ入ります、乗車券を拝見します。」
「はい、切符。」
「ありがとう、お嬢ちゃん。」
直江津駅
「本日は信越本線をご利用頂き誠に有難うございます、間もなく終点直江津です、北陸本線は乗り換えです。」
と、アナウンスが流れた。
「さぁ、乗り換えて新潟へ行くよ。」
「うん。」
「あれ、彼方ちゃんは。」
「きっと、忘れ物を取りに行ってるんだよ。」
「そうよね。」
そこへ、私服公安官と駅員がホームへ向かって走り出した。
「どこだ!、死体が見つかったのは。」
「五分前に着いた、急行「妙高」の車内に。」
「死んでるのは、大学生のようです。」
「まさか、彼方ちゃんが。」
「行って見ようか。」
現場には、公安隊と駅員が調べていた。
「内海だ。」
「本当だ。」
「まさか、彼方ちゃんが。」
「ああ、みんな。」
「大丈夫なの。」
「うん、彼方ちゃんね、死体を見つけちゃったのよ。」
「えーっ!。」
と、エマとかすみと璃奈は驚いた。
「発見したのは、どなたです。」
「はい、私です。」
「死体を発見した時の事を覚えています?。」
「ええ、私が忘れ物を取りに行こうとしたら男に声を掛けられて、その時に死んだんです。」
「なるほど。」
その事件は、すぐに特捜班に伝えられた。
「えっ、急行「妙高」の車内で死体。」
「ああ、被害者は東京の大学生、内海慎吾だ。」
「それで死因は?。」
「車内で、注射痕があったから恐らく心不全ではないかと。」
「と言う事は、注射器はどこかで捨てたって事か。」
「考えられるな。」
「それで、発見者は。」
「この4人だ。」
「虹ヶ咲の4人か。」
「それで、発見者は。」
「近江彼方です。」
「なるほど。」
次の日、南と高山と香川は現場の直江津へ向かった。
「と言う事は、犯人は直江津で下車して何処かへ逃げたって事は考えられるな。」
「注射器はなかったから、きっとどこかのゴミ箱へ捨てたって事だ。」
「犯人はわかったの。」
「ああ。」
「犯人は直江津から北陸本線に乗り換えたんだ。」
「なるほど。」
数時間後、富山駅で犯人らしき男を確保した。名前は伊達 竜吾さん35歳である。
「伊達は、富山公安で逮捕したそうだ。」
「そうですか。」
「伊達は、何かの写真で狙って口封じで殺害したと。」
「伊達がこんな事を。」
「ああ。」
これで、事件は解決ですね
次回は、7月頃です