公安特捜班短編集   作:新庄雄太郎

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今回は、津島善子の生誕記念に書きました。


南公安主任・松江玉造事件簿

南は、休暇を取って善子と一緒に島根県へ行く事になった。

 

この日、南は津島善子と一緒に東京駅から寝台特急「出雲1号」に乗って松江へ向かった。

 

「善子、何頼む。」

 

「そうね、じゃあ私はこれね。」

 

南と善子は、食堂車で食事をとりながら車掌を眺めた。

 

寝台特急「出雲1号」は2段式のB寝台である。

 

「お休みっ、善子。」

 

「お休みっ、後善子じゃなくてヨハネ!。」

 

次の日、南と善子が乗った寝台特急「出雲1号」は大山の山で朝を迎えた。

 

「善子、よく眠れた。」

 

「ええ、寝ごちが良かったわ。」

 

「うん。」

 

7時39分ごろ、松江に到着。

 

「やっと松江ね。」

 

「ああ。」

 

「知ってるか、芭蕉の俳句は。」

 

「どんな句。」

 

「そうだな、わせの香や分け入る海に宍道湖。」

 

「それを言うなら、「わせの香や分け入る右に有磯海」、これは奥の細道で芭蕉が富山に来た時の俳句なんです。」

 

「そうですか。」

 

「ええ。」

 

この日、南と善子は大阪から来た俳句同好会のメンバーと一緒に参加する事になった。

 

「おっ、松江名物の若草ですね。」

 

「はい、松江は京都と金沢に続いて和菓子の街なんです。」

 

「なるほど。」

 

「これだったらずら丸も行きたかったかな。」

 

この日、南は俳句同好会と一緒に俳句を書いてみた。

 

南の俳句は「出雲や 京都で迎える 朝の風。」

 

善子の句は「堕天され 召されたら 黒染めり」

 

「さすがです眼、お二人さんは。」

 

「いやー、それほどでも。」

 

「ヨハネは、高校で習ったのよ。」

 

南と善子は、松江城へ向かった。

 

「見て、宍道湖が見えるわ。」

 

「本当だ。」

 

「一緒に行けれてよかったわ。」

 

「ああ。」

 

そして、玉造温泉で1泊し、八重垣神社へ向かった。

 

八重垣神社

 

「あれ、この人死んでるわ。」

 

「えっ。」

 

善子はすぐに警察へ通報した、数分後に警察が到着した。

 

「亡くなったのは、大久保健三さん51歳です。」

 

「それで死因は。」

 

「恐らく絞殺でしょう。」

 

「よし、この事件は私が引き受けよう。」

 

「えっ。」

 

そして、南はこの殺人を推理する事に。

 

「わかったの、犯人が。」

 

「ああ。」

 

南が推理した結果、犯人は俳句同好会のメンバーの中に入ると推測した。

 

「何なんですか、あなたは。」

 

「なんで俺たちを集めなければならないんだ。」

 

「犯人は、この中に入る。」

 

「て、誰なの。」

 

「犯人はあなただ。」

 

「えっ何で私が。」

 

「現場からロープを落としてその場から逃げるところを目撃されているんですよ。」

 

「はっ。」

 

「そうですね、角 雅樹さん。」

 

「何故わかったんだ、私のトリックが。」

 

「角、署までご同行を。」

 

と、安来刑事は角を島根県警に連行した。

 

「とんだ生誕旅行だったね。」

 

「ああ、こんな休暇も悪くないな。」

 

「ええ、今度はリリーとずら丸も誘ってやりたいわ。」

 

「そうだな、善子。」

 

「善子じゃなくて、ヨハネ!。」

 

帰りは松江駅からL特急「やくも」と新幹線「ひかり」に乗り次いで東京へ帰京した。




善子ちゃん誕生日おめでとう

寝台特急「出雲」に乗って山陰に行くのは楽しいなぁ
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