P.S.彼女の世界は硬く冷たいのか?   作:へっくすん165e83

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OWL試験とご主人様と私

 一九九六年、六月。

 私の身の回りの状況がどうであれ、時が来れば学期末試験はやってくる。

 特に今年はOWL試験の年ということもあり、いつもの試験とは違い魔法試験局から試験官がホグワーツへやってきた。

 OWL試験は一日一科目の試験があり、それが二週間に渡って行われる。

 本来ならば将来を左右しかねない試験ではあるが、私からしたら解答用紙を埋めるだけの作業でしかなかった。

 一年生や二年生の頃は時間を止めてハーマイオニーの答案を覗き見ていたが、もうその必要もない。

 学校の試験で問われるような知識は、全て私の頭の中に入っていた。

 まあ、逆に言えば、ホグワーツで学ぶ程度の知識すら頭に入っていないのだとしたらパチュリーの書籍など到底読み解けないのだが。

 実技に関してもそうだ。

 呪文学や闇の魔術に対する防衛術の実技ではそもそも簡単な呪文しか出ないし、魔法薬学はそもそも得意分野だ。

 そういうこともあり、多くの生徒が大きなストレスを抱えるOWL試験はあっけなく終わった。

 OWLの結果については夏休暇中に自宅へと届けられるらしい。

 まあ、殆どの課目がO(大いによろしい)かE(期待以上)だろう。

 少し前までの私なら、試験結果に一喜一憂していたかもしれないが、今となっては試験の結果などどうでもいい。

 このような状況になってしまっては、私の将来に試験の結果など何も関係ないだろう。

 

 

 

 そうしているうちに今学期も終わりがやってきた。

 私は学用品の全てを鞄の中に押し込めると、その鞄片手にホグワーツを後にする。

 そしていつもの三人……、いや今となっては二人と共にホグワーツ特急の空いているコンパートメントに入った。

 

「……夏休み、サクヤはロンドンの自宅で過ごす感じだよね?」

 

 ロンが座席の下にトランクを押し込めながら言う。

 

「ええそうよ。というか、貴方もそうなるんじゃない? あそこが不死鳥の騎士団の本部なわけだし」

 

「あー、多分そうだな。ハーマイオニーは?」

 

 ロンに話を振られて、ハーマイオニーは少し悩むような素振りを見せる。

 私は小さくため息を付くと、ハーマイオニーの肩に手を乗せた。

 

「夏休みぐらい家族と過ごすべきよ。貴方の場合家族一緒にうちに来るなんてことは難しいわけだし」

 

「……そうね。その辺に関してはしっかり両親と話し合うわ」

 

 話し合う……か。

 きっとハーマイオニーは両親を説得し、一週間もしないうちにロンドンへやってくるだろう。

 夏休みぐらい実家に居ればいいと思うのだが。

 私はそんなハーマイオニーに微笑むと、座席に体を埋める。

 そして列車の振動を背中に感じながら静かに目を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 コンパートメントの中で居眠りしていたこともあり、キングズ・クロス駅にはあっという間に到着した。

 私は食べ散らかしたお菓子のゴミを鞄の中に放り込むと、多くのホグワーツ生と共に列車を下りる。

 

「それじゃあ、私は一度家に戻るわ」

 

「車に轢かれないように気を付けるのよ?」

 

 私がハーマイオニーに忠告すると、ハーマイオニーは頬を膨らませて怒る。

 

「もう! そんな歳じゃないわよ!」

 

「あら。でもマグルの街は久しぶりでしょう? 用心するに越したことはないわ」

 

 ハーマイオニーは小さくため息をつくと、笑顔で手を振り人込みの中へ消えていった。

 私は大きなトランクを引きずるロンと共にロンの家族を探す。

 きっと母親のモリーが子供たちの出迎えに来ているはずだ。

 

「えっと、サクヤはこのまままっすぐ家に帰るのか? それともどこか寄っていく?」

 

「いや、確か私にも迎えが来ているはずよ。ムーディとルーピンだったかしら。よくわからないけど、家までの護衛が必要なんだって」

 

 まあ、護衛というのはきっと建前だ。

 二人はダンブルドアが寄越した監視だろう。

 とはいえ私が犯した罪や能力の詳細を知っているのはダンブルドアだけだと思うし、きっとムーディやルーピンは私の護衛が本当の任務だと思っているだろう。

 だが、護衛されているということは、常に人の目がある状況に晒されるということだ。

 実質的に監視されているのと何ら変わりはない。

 

「こんな情勢だし、しょうがないよ。サクヤの命を誰が狙っているか分かったもんじゃないもんな」

 

 ロンはそう言って用心深く周囲を見回す。

 

「まあ、こんな白昼堂々襲ってくるような間抜けだったら、喜んで相手になるけどね。っと、いたわよ」

 

 私は人込みの奥を指し示す。

 そこにはジニーやフレッド、ジョージ、そして出迎えに来たのであろうモリーとアーサーの姿があった。

 いや、それだけじゃない。

 私の護衛役のムーディとルーピンの姿もある。

 私とロンは互いに頷き合うと、そこへ近づいていく。

 途中でムーディが私たちの存在に気が付いたのか、杖で私たちを指し示していた。

 

「お久しぶりです。モリーさん、アーサーさん。それにムーディさんとルーピンさんも」

 

 私は軽く小走りになると、全員に対して挨拶をする。

 

「ふん。頻繁に会っておるくせによく言うわい。わしとルーピンはお前の護衛だ。騎士団の本部……ようはお前の家までお前を護衛する」

 

「ええ、ダンブルドア先生から聞き及んでいます。道中よろしくお願いしますね」

 

「まあ、こんな時間だ。よっぽど大丈夫だとは思うがね。用心に越したことはない」

 

 ルーピンは少々疲れ気味な顔に笑みを浮かべる。

 私は再度二人に小さく頭を下げると、今度はモリーに向き直った。

 

「ウィーズリー家の方たちも直接本部へ?」

 

「いえ、一度隠れ穴に帰る予定よ。お邪魔するのは……少し先になりそうね」

 

 モリーは笑顔で小さく肩を竦める。

 

「いつでもお越しください。私としては大歓迎ですので」

 

「あら、それじゃあお言葉に甘えちゃおうかしら」

 

 モリーはいたずらっぽくそう言うと、子供たちをまとめ始める。

 ムーディはそれを解散の合図だと判断したのか、魔法の義眼で周囲をぐるりと見回してから言った。

 

「こっちはもう本部へと戻るぞ。暗くなる前に移動を済ませておきたい」

 

「ああ、気をつけて」

 

 アーサーの言葉にムーディとルーピンが頷く。

 そしてその二人に挟まれるような形で私はキングス・クロス駅を後にした。

 

 

 

 キングス・クロス駅を出た私たちは特に何事もなくグルモールド・プレイスにある私の家の前までやってくる。

 そして滑り込むように屋敷の中に入った。

 ムーディは義眼を隠すために被っていたつばの広い帽子を玄関の帽子掛けに掛ける。

 そして私を脅しつけるような声色で言った。

 

「ダンブルドアからも言われておるとは思うが、基本的には一人で外に出てはならんぞ」

 

「あら、別に迷子になったりしませんよ」

 

「わしがそういう意味で言っておらんことは百も承知だろう。いつどこで死喰い人から命を狙われるかわからん」

 

 少し前の私なら、内心でムーディの言葉を鼻で笑っていたことだろうが、今の現状では襲撃されない保証はどこにもない。

 今の私はヴォルデモートを裏切って、ダンブルドアに味方している。

 ヴォルデモート側が私のことをどう認識しているのかわからないが、命を狙われてもおかしくない状況と言えるだろう。

 

「まあ、私もこの歳で死にたくはないので大人しくしてますよ。買い物や用事はクリーチャーが代わりにやってくれるでしょうし。ね、そうでしょ?」

 

 私の言葉を聞いていたのか、音もなくクリーチャーが目の前に現れて私に対して深々と礼をした。

 

「その通りでございます。ご主人様。どのような言いつけも何なりとクリーチャーめにご命令ください」

 

「取り敢えず夕食の準備はお願いね」

 

 クリーチャーはもう一度頭を下げると厨房の方へと引っ込んでいく。

 ムーディはそれを見て小さく鼻を鳴らすと、帽子掛けに掛けたばかりの帽子を手に取って言った。

 

「それじゃあ、わしは一度ここを離れる。別に任務があるんでな。今日ここに残るのは──」

 

「私が残る。ウィーズリー家の人達がこっちへ来るまでの間はね。それに、ほかの騎士団員も入れ替わりで顔を出すだろう」

 

 確かに無職で独り身のルーピンだったら泊まり込みで私の護衛をするのにも何の支障もないだろう。

 

「そうですか。よろしくお願いしますね。基本的には私とクリーチャーの部屋以外だったら自由に使っていただいて結構ですので。といっても、もう慣れたものですよね」

 

 この建物を不死鳥の騎士団の本部として使うようになってから既に一年が経過していることを考えると、騎士団員たちにとってここは第二の家となりつつあるだろう。

 

「まったくもって。寝ぼけながらでもトイレに行ける程度にはこの家にも慣れてしまったよ」

 

「私だったら寝ながらトイレに行けますよ。もっとも、夢の中でですけどね」

 

 私はいたずらっぽく笑うと、階段を上り自分の部屋へと入る。

 基本的にこの部屋に物を残しておくことがないので私物等の類は何一つ置かれていないが、自分のパーソナルスペースに戻ってきたという安心感はあった。

 私は机の上に鞄を置くと、鞄の中から着替えや日用品などを取り出し、部屋の中に配置していく。

 大切なものや嵩張るものは鞄の中に入れっぱなしだが、寝間着や洗面用具といった日常的に使うものは外に出しておいた方が何かと便利だ。

 私はお気に入りの私服を何着かクローゼットに仕舞い込む。

 

「これでよし、と」

 

 新学期が始まるまでの一ヶ月と少しの殆どの時間をこの屋敷の中で過ごすことになるだろう。

 私は少し中身が減った鞄を机の脇に置くと、ルーピンと今後のことを打ち合わせるために部屋を出ようとする。

 その瞬間、部屋の中にクリーチャーが姿現しで出現した。

 急な出来事に私は少々驚きながらも、クリーチャーに声をかける。

 

「貴方が断りもなく私の部屋に入ってくるなんて珍しいわね。どうしたのよ」

 

「どのような罰をお与えになっても構いません。ですがクリーチャーめはどうしても内密にご主人様にご報告と確認をしなければならないのです」

 

 クリーチャーは下の階にいるであろうルーピンに聞こえないように声を潜める。

 

「報告と確認? それも内密にって一体何が──」

 

「クリーチャーめはご主人様が時間を操る事ができることを知っております」

 

 真冬の湖に突き落とされたかのような感覚が私を襲う。

 クリーチャーが発した余りにも予想外の言葉に、私は動くどころか、声を出すことも出来なくなった。

 

「ご主人様もご存じの通り、クリーチャーめはブラック家に仕える屋敷しもべ妖精でございます。ご主人様がこの屋敷に来た時、クリーチャーめのご主人様は貴方様でも、パチュリー・ノーレッジでもありませんでした」

 

 クリーチャーの主人が私でもパチュリーでもない。

 だとしたら、クリーチャーの主人は……。

 

「……貴方は、シリウス・ブラックに仕えていた」

 

「その通りで御座います。あの時クリーチャーめはシリウス・ブラックのしもべであり、あの血族の裏切り者の言いなりだったので御座います」

 

 ブラックがパチュリーと組んで私の正体を探っていたのは知っていた。

 だが、まさか屋敷しもべ妖精のクリーチャーまで利用していたとは……。

 

「でも、どうして今になって私に打ち明けたの?」

 

「それは、サクヤ・ホワイト様が正式にクリーチャーめのご主人様となり得たからでございます。現在、この屋敷の所有権を有しているのはベラトリックス様でもパチュリー様でもありません。サクヤ・ホワイト様、貴方様なのです」

 

 クリーチャーはそう言って深々と頭を下げる。

 私はそんなクリーチャーを呆然と見ながら、少しでも情報を集めるためにクリーチャーに質問を投げかけた。

 

「シリウス・ブラックとパチュリー・ノーレッジの目的はなに?」

 

「ご主人様の正体を探ることのようでした。特にシリウス・ブラックの方はハリー・ポッターを救うことが第一目的だったようです」

 

 予言の間でブラックが言っていたことと同じだ。

 だとするとブラックは、ハリーの身を守るために私の正体を探り、そして私の存在があまりにも危険だと判断し、あのような行動に出たのだろう。

 

「パチュリー・ノーレッジも同じ目的で動いていたの?」

 

「……クリーチャーめにはわかりません。ですが、ただの興味本位でシリウス・ブラックに手を貸しているように見えました。ご主人様の能力の詳細を探りたかったようです」

 

 クリーチャーはそこで一度言葉を切ると、信じられないようなことを口にする。

 

「なにせご主人様の能力を探るために、無理やり代表選手に仕立て上げるほどですから」

 

「何ですって?」

 

 思わず私はクリーチャーに問い返す。

 

「それじゃあ、去年私の名前をゴブレットに入れたのはパチュリー・ノーレッジだって言うの?」

 

「クリーチャーはそのように聞き及んでおります。代表選手として危機的状況に立たせ、能力の限界を見極めようとしているようでした」

 

「それじゃあ、審査員を引き受けたのも……いや、そもそも自分から審査員になるように手を回した?」

 

 おかしいとは思っていた。

 何故バグマンは出不精を通り越して伝説の人間になりつつある彼女と親交があったのか。

 レミリアはまだわかる。

 彼女は良く漏れ鍋や三本の箒に顔を出すからだ。

 ハグリッドも私が一年生の頃にホッグズ・ヘッドというパブで彼女と賭けポーカーをし、ボロ負けしたと言っていた。

 バグマンがレミリアとカードで遊んでいたとしても何もおかしなことはない。

 だが、パチュリー・ノーレッジと親交があるというのは明らかに異常だ。

 人脈が広いという言葉だけでは説明のしようがない。

 バグマンの記憶を書き換え、審査員の一人としてホグワーツに潜り込んだと考える方が百倍は自然だろう。

 

「何にしても、その先の目的が気になるわね。ただ純粋に興味本位で私のことを調べていたのか。私を何かに利用したいのか……」

 

 もしかしたら、パチュリーは私の時間を操る能力を欲しているのかもしれない。

 明確に私のことを敵視しており、殺そうとしているのであれば、私はとっくの昔に死んでいるはずだ。

 それに、パチュリーはどちらかといえば、積極的に私を育てようとしているようにも思える。

 彼女の書いた本のお陰で、私の能力は大きく強化された。

 それに、敵視している人間に賢者の石など渡すだろうか。

 

「……まあ、そのことについては分かったわ。つまり、貴方は私の能力を知っていて、今は完全に私の味方ってことでいいのよね?」

 

「その通りでございます」

 

「なら、一つ命令しておくわ。私の能力に関する秘密を誰にも漏らさないこと。無理矢理聞かれそうになったら自ら命を絶ちなさい」

 

「かしこまりました。そのように致します」

 

 クリーチャーがブラックからのスパイで、私の能力を知っているという話には驚いたが、結果的にはそこまで悪い話ではなくて安心した。

 むしろ心強い味方が出来たと言っても過言ではないだろう。

 私は小さく息をつくと、部屋にある椅子に腰掛ける。

 そしてふと思い出し、クリーチャーに聞いた。

 

「そういえばクリーチャー。報告と確認の報告の方は今聞いたわけだけど、確認したいことっていうのは何?」

 

「そのことなのですが……」

 

 クリーチャーは一度言葉を切り、耳をそば立てる。

 そしてルーピンがまだ下の階にいることを確認し、口を開いた。

 

「ご主人様の御心は、今どちら側にあるのですか? 世間ではご主人様は『英雄』と言われています。闇の帝王を打ち倒すシンボルであると。ですが、ご主人様は闇の帝王の娘であり、魔法省であの事件が起こるまでは実際に死喰い人として活動していた」

 

「そうね。その通りだわ。そして、ダンブルドアに捕まり、洗いざらい全てを喋らされた」

 

「ご主人様……ご主人様は今、どちらの味方なのでございましょうか。仕方なくダンブルドアに従っているだけなのですか? それとも本当に闇の帝王を、貴方のお父上を裏切り、ダンブルドア側についたのですか?」

 

 その問いに、私は少し視線を落とす。

 そして、白くて細い綺麗な自分の手を見ながら言った。

 

「どちらでもないわ。成り行きに任せているだけ。でも、今の現状、ダンブルドアについていた方が有利だし、しばらくはダンブルドアと行動を共にすると思う」

 

 現在、ダンブルドアには時間停止が通用しないし、他にどのような細工がされているかもわからない。

 今ダンブルドアの下から逃げ出して、ヴォルデモートの下に戻るのはあまりにもリスクが高い。

 所詮ヴォルデモートとも、利害が一致しているからこそ協力していたに過ぎない。

 ヴォルデモートと私には血の繋がりこそあれど本当の親子ではない。

 今向こうの陣営に戻るメリットは少ないだろう。

 

「……そうでございますか。それがご主人様の答えなら──」

 

「不満そうね。闇の陣営に付いていて欲しかった?」

 

 私がそう尋ねると、クリーチャーはブンブンと首を振る。

 

「滅相もございません。クリーチャーめはご主人様に付き従うだけでございます」

 

「そう。それじゃあ、これからもよろしく。貴方は先にキッチンへ帰りなさい。私は少し仮眠を取ってから下に降りるわ」

 

 二人同時に下に降りるのは良くない。

 二階に上がった私は、そのまま部屋の整理に疲れて寝てしまったことにしよう。

 クリーチャーは私に対し恭しくお辞儀をすると、音もなく部屋から姿をくらます。

 私は椅子に座ったまま机に突っ伏し、そのまま居眠りを始めた。




設定や用語解説

OWL試験
 通称ふくろう試験。ホグワーツ五年生が受けるテスト。NEWT試験を受けない場合、OWL試験の成績がその教科の最終成績となる。また、この試験の成績によってはNEWTレベルの授業が受けられないことがある。

クリーチャーの告白
 クリーチャーはシリウスの支配下にある時、サクヤのことを『お嬢様』と呼んでいた。今では正式にサクヤの下についたため『ご主人様』呼びになった。

炎のゴブレットにサクヤの名前を入れた犯人
 サクヤの名前をゴブレットに入れたのはパチュリー。パチュリーがサクヤの名前を入れる前にクラウチがハリーの名前を第四の学校の代表選手としてゴブレットの中に入れていたが、パチュリーがその上から強引に魔法で干渉したためクラウチの仕込みは全て掻き消えてしまった。

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