P.S.彼女の世界は硬く冷たいのか?   作:へっくすん165e83

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天才の過去と次の被害者と私

 クリスマスの次の日、私たちは四階にあるトロフィー室に来ていた。

 トロフィー室の棚には所狭しとトロフィーや盾が並べられており、金や銀に光り輝いている。

 

「ほら、この盾だよ」

 

 ロンは迷いなくトロフィー室の中を歩いていくと、金色に輝く盾を指さす。

 そこには『トム・マールヴォロ・リドル ホグワーツ特別功労賞 一九四三年』と刻まれていた。

 

「トム・マールヴォロ・リドル……ハーマイオニー、名前に聞き覚えはある?」

 

 ハーマイオニーは顎に手を当てて考えていたが、静かに首を横に振る。

 ハーマイオニーがわからないということは、現役で活躍している魔法使いではないのだろう。

 

「ほかに何かないかな?」

 

 ハリーは棚の上のトロフィーを一つ一つ調べ始める。

 私もそれに倣って首席名簿を調べ始めた。

 

「あった。ホグワーツを首席で卒業してるわ」

 

「こっちもあった。魔術優等賞のメダルだ。まるでパーシーみたいなやつだな」

 

 ロンは古いメダルを軽く持ち上げて肩を竦める。

 なんにしても、そこそこ優秀な生徒で助かった。

 これならリドルのことを覚えている人物も多いだろう。

 

「ホグワーツ首席……ならもしかしたら過去の新聞に記事が載ってるかも。毎年ホグワーツの首席は日刊予言者新聞から取材を受けてるわ。きっとリドルも受けてるはず」

 

 私たちは互いに頷き合うと、誰もいない廊下を進み図書室の中になだれ込む。

 図書室で本の整理をしていたマダム・ピンスが少し嫌な顔をしたが、私とハーマイオニーがいることを確認すると特に何も言わずに本の山を抱えて本棚の陰へと消えていった。

 やはり学年一位と二位のネームバリューは伊達じゃない。

 ハーマイオニーは慣れた様子で日刊予言者新聞のバックナンバーを漁り始める。

 探すべき年と時期は決まっているので、ものの五分もしないうちにハーマイオニーは黄ばんだ新聞記事を引っ張り出した。

 ハーマイオニーは新聞を丁寧に捲ると、該当する記事のあるページを机の上に広げる。

 そこには大きくはないが写真付きで今年の首席の紹介が載せられていた。

 

『今世紀一の天才、T・M・リドルがホグワーツを首席で卒業。将来は教授か役人か』

 

 写真にはカメラに向かって微笑む好青年が写っている。

 きっと彼がリドルなのだろう。

 

「うーん、パーシーってよりかはロックハートに似てるな」

 

 ロンは写真を覗き込み、少し顔を顰める。

 

「見て。リドルはすぐには就職せず、卒業旅行に出かけたみたい。でもやっぱり魔法省に勤めるだろうと予想されてるわ」

 

 ハーマイオニーは記事の続きを指でなぞる。

 

「もし魔法省に入省したのだとしたら、まだ現役で働いてる歳だ。パパに聞いたら何かわかるかなぁ」

 

 私は一度机を離れると、そこから数ヶ月分のバックナンバーを取り出し捲り始める。

 もしそこまで期待されているような生徒だとしたら、どこに就職したかぐらいは記事に書かれるだろう。

 

「あったあった。えっと……ボージン・アンド・バークスに就職したみたい」

 

「ボージン・アンド・バークス!?」

 

 ハリーが私から引ったくるようにして新聞記事を読み始める。

 私もハリーの肩越しに顔を突っ込み記事を読み始めた。

 

「『T・M・リドル、入省の誘いを蹴りボージン・アンド・バークスに就職』そりゃ記事になるよ。あんなボロ道具屋に就職するなんて」

 

 新聞の記事にも同じようなことが書かれている。

 少なくともホグワーツを首席で卒業した生徒が就職するような店ではないようだ。

 

「ハリー、この店について何か知ってるの?」

 

 私がそう聞くと、ハリーは新聞を読みながら頷いた。

 

「みんなでダイアゴン横丁に煙突飛行した時に僕が飛ばされたのがその店だったんだ。店の中は闇の魔術で使う道具で溢れてたよ。ほら、マルフォイ親子が色々家の物を処分してたって話をしたでしょ?」

 

 確かにそんな話をしていたような気がする。

 

「それじゃあ、その店の店主がトム・リドル?」

 

 

「いや、確か店主はそんな名前じゃなかったはずだよ」

 

 その話が本当なら、リドルはどこかのタイミングでボージン・アンド・バークスを辞めたことになる。

 これ以上リドルを追うには、ボージン・アンド・バークスまで聞きに行くしかないだろう。

 

「何にしても、少し調べる限りではスリザリン生ということ以外引っかかる点はないわね。スリザリンの卒業生でも立派な魔法使いは沢山いるし、純粋にハグリッドが犯人だと勘違いしたってことかしら」

 

 ハーマイオニーはこれ以上新聞から得られる情報はないと悟ったのか、いそいそと新聞を片づけ始める。

 

「何にしても、五十年前に秘密の部屋を開けたやつは上手いことやったよな。ハグリッドが捕まった瞬間に秘密の部屋を閉めたから捕まらなかったんだろう?」

 

 確かにロンの言う通り、ハグリッドが犯人ではないのにハグリッドが捕まった瞬間被害者が出なくなったということは、犯人は捕まるのを恐れて生徒を襲うのをやめたということである。

 

「リドルがハグリッドを捕まえたのを見て、このまま続けたら自分が捕まるかもって思ったってことかな?」

 

「うーん……でも多分そういうことじゃないか。そうじゃないと生徒を襲うのをやめたりはしないだろうし」

 

 私はハリーとロンの会話を聞きながら考える。

 リドルはどのような動機でスリザリンの継承者を捕まえようと思ったのだろうか。

 リドルの入っていた寮はスリザリンだ。

 スリザリン生にとって、スリザリンの継承者という存在は邪魔者を追放してくれる英雄的な存在のはずだ。

 私がもしスリザリン生だったら、応援こそしないがスリザリンの継承者の邪魔はしない。

 

「リドルはどうしてハグリッドを……」

 

 そもそも、本当にリドルが優秀な魔法使いなのだとしたら、ハグリッドを誤認逮捕なんてしないはずだ。

 

「何にしても、T・M・リドルについてはもう少し調べる必要がありそうね」

 

 新聞を元に戻したハーマイオニーが私たちのもとに戻ってくる。

 これ以上雑談するなら場所を変えたほうがいいだろう。

 私たちは椅子から立ち上がり、図書室を後にした。

 

 

 

 

 

 クリスマス休暇も終わり、ホグワーツに帰郷していた生徒たちが戻ってきた。

 事件はまだ解決していないが、一度休暇を挟んだことで生徒たちも落ち着きを取り戻している。

 私たちはあれからも少しずつリドルや秘密の部屋に関する情報を探したが、あまり大きな進展は得られていない。

 リドルはただ優秀なだけの魔法使いだったのか、リドルが卒業したあとの情報はほとんど見つからなかった。

 やはり過去の事件を追うよりも今起きている事件をしっかりと調べた方がいいのだろうか。

 

「何にしても、これ以上リドルについて調べるとしたら、リドル本人のことを知っている人物に話を聞くしかないわ」

 

 ハーマイオニーはもう何度も見直した日刊予言者新聞をめくりながら言う。

 

「リドルのことを知ってるとなると……ハグリッドとか?」

 

「自分を退学にさせた生徒だよ? 僕だったら絶対話さないな」

 

 ハリーの提案に、ロンが呆れたような声を出す。

 確かにハグリッドから話を聞くのは最終手段にしたかった。

 

「だとしたら……ゴーストとか? ああでもニックは今石になっちゃってるし。それにスリザリンの血みどろ男爵に話を聞きにいくのも……そもそも話してくれるかどうか」

 

「もういっそのこと、ホグワーツを探索して秘密の部屋を探す方が早いんじゃないかしら。過去の事件の真相が分かったところで、結局は過去の事件でしかないわけでしょう? 今実際に事件が起こってるんだし、そっちの調査に力を入れない?」

 

 私の提案に三人は考え込む。

 

「でも、それこそダンブルドアが動いてるんだろう? 僕らが出る幕はないんじゃ……」

 

「そこが問題なのよ。ダンブルドアが動いているはずなのに事件がまだ解決していない。きっと犯人は相当な切れ者に違いないわ」

 

 そう、スリザリンの継承者を捕らえようとしているのは私たちだけではない。

 それこそダンブルドアを筆頭にホグワーツの教師陣が全力で事件の解決にあたっているはずだ。

 つまり、スリザリンの継承者はダンブルドアの目を掻い潜って事件を起こしているということになる。

 

「もしそうなのだとしたら、下手に首を突っ込んでいい案件じゃないのかもしれないわね。もしスリザリンの継承者に目をつけられたら、純血であるかどうかなんて関係なく襲われる可能性すらあるわ」

 

「でも、だからって何もしないのは──」

 

「ハリー、よく聞いて」

 

 私はハリーの顔をじっと見る。

 

「去年私たちは興味本位で賢者の石について調べてた。それが偶然石を守ることに繋がったけど実際に石を守っていたのはホグワーツの先生たちよ。そして今回の秘密の部屋の事件も、ホグワーツの先生たちが全力で解決に向けて動いているはず。生徒の私たちが興味本位で深入りしていい事件じゃないわ」

 

 私がそう言うと、ハリーは黙って私を見つめ返してくる。

 

「それに純血であることが保証されてる貴方やロンはスリザリンの怪物が襲う対象になりにくいでしょうけど、私やハーマイオニーは違うわ。スリザリンの継承者に目をつけられたら次の日に死体になってホグワーツの廊下に転がっていてもおかしくはない。これ以上はハーマイオニーを危険に晒すことになるわ」

 

 ハリーはチラリとハーマイオニーの方を見る。

 

「私は……大丈夫だから……」

 

 ハーマイオニーはそう言うが、その目には確かに恐怖の色が浮かんでいる。

 ハーマイオニーはマグル生まれだ。

 何もしていなくても襲われる可能性がある。

 

「いーや、ダメよ。危険を冒してまで調べないといけない事件でもないわ。身を守るためならまだしも、変に目立つべきじゃない」

 

「……うん。サクヤの言う通りだね」

 

 ハリーが私の言葉に同意する。

 その瞬間、ハーマイオニーがポンと手を叩いた。

 

「そう、自分の身を守るためのことを調べればいいんだわ! 私たちはスリザリンの継承者にばかり目を向けていたけど、真に調べるべきはスリザリンの怪物のほうよ」

 

 ハーマイオニーは日刊予言者新聞を元の場所に戻すと、本棚から分厚い魔法動物図鑑を何冊も抱えてくる。

 確かにスリザリンの継承者が誰なのか分からずとも、スリザリンの怪物の正体がわかれば襲われないように対策をすることぐらいは出来るだろう。

 

「そうね。五十年前の事件に関してはこれ以上のことを調べるのは難しそうだし、そっち方面にシフトするのはいいかもしれないわね」

 

 私はハーマイオニーの持ってきた本を一冊手に取ると、ペラペラとページを捲り始める。

 ハリーとロンもそれに倣って本を捲り始めた。

 

 

 

 

 

 

 クリスマス休暇が明けて一週間ほどが経った朝。

 私は朝食を取りに大広間に向かうため、女子寮から談話室に下りてきていた。

 私は大きな欠伸を一つすると、他の三人が下りてくるのをソファーの上で待つ。

 ハーマイオニーは癖っ毛との格闘が終わるまでは下りてこないだろうから、ハリーとロンの方が早く談話室に来るはずである。

 だが、私の予想に反して先に談話室に下りてきたのはハーマイオニーだった。

 ハーマイオニーはまだ手櫛で髪を撫でていたが、それこそストレートパーマでもかけないとどうにもならないだろう。

 

「ごめん、遅くなったわ。……ハリーとロンは?」

 

 ハーマイオニーはキョロキョロと談話室を見回す。

 私はソファーから立ち上がりながら肩を竦めて見せた。

 

「まだ起きてきていないわ。寝坊かしら」

 

 私がそう言った瞬間、男子寮からロンが出てくる。

 ロンは私たちを見つけると、欠伸をしながら近寄ってきた。

 

「ごめん、寝坊しちゃって……僕が最後だろう?」

 

 ロンもハーマイオニーと同じく談話室を見回す。

 

「いえ、ハリーがまだよ。一緒じゃないの?」

 

 私がそう聞くと、ロンは首を横に振った

 

「いや、ベッドにいなかったからてっきり談話室だと思ってたんだけど……クィディッチの練習かな?」

 

 いや、授業のある日のクィディッチの練習は午後の授業が終わってから始まるはずだ。

 休暇明けでウッドが張り切っているのだろうか。

 

「いや、クィディッチの練習じゃなさそうよ」

 

 ハーマイオニーは談話室の奥を指さす。

 そこにはリー・ジョーダンと談笑しているフレッドとジョージの姿があった。

 

「じゃあ、ハリーはどこに行ったんだ?」

 

 ロンは不思議そうに首を傾げる。

 

「まあ、ベッドにも談話室にもいないなら大広間じゃないかしら。行ってみましょう?」

 

 どこにいるかわからないハリーをこのあまりにも広い城から見つけるには結構な時間が掛かる。

 きっとハリーが見つかる前に私のお腹と背中がくっついてしまうに違いない。

 私は食欲に負け朝食を取りに行こうと二人に促す。

 二人もそれに納得したらしく、談話室の出入り口に向かった。

 肖像画裏の穴をよじ登り、肖像画を押し開けて廊下へと出る。

 その瞬間、肖像画の陰から声が掛けられた。

 

「ミスター・ウィーズリー、ミス・ハーマイオニー、ミス・ホワイト。一緒に来なさい」

 

 肖像画の前に立っていたのはマクゴナガルだった。

 マクゴナガルはタイミングよく出てきた私たちに少々驚いていたが、すぐに真剣な表情になる。

 その顔は怒っているようにも悲しんでいるようにも見えたが、それ以上に血の気が引いているのが気になった。

 

「えっと、私まだ校則違反は──」

 

「そのような話ではありません。とにかく、こちらへ。さぁ」

 

 マクゴナガルはそう言うと、そのまま廊下を進み階段を下りていく。

 私たち三人は顔を見合わせると、マクゴナガルの背中を追って歩き始めた。

 マクゴナガルは一階まで階段を下りると、真っ直ぐ医務室へと向かう。

 こんな朝早くに私たち三人だけを連れて医務室に向かうなんて、嫌な予感しかしない。

 

「さあ、中に」

 

 マクゴナガルは医務室の中に私たち三人を招き入れる。

 医務室の中にはホグワーツの教員が勢揃いしており、一つのベッドを取り囲んでいた。

 

「まさか……」

 

 私たち三人は教員を押し除けるようにしてベッドに駆け寄る。

 そこには石になったハリーが横たわっていた。

 

「そんな……ハリー!」

 

 ハーマイオニーはハリーの手を触り、そのあまりにも異質な感触に小さな悲鳴と共に手を引っ込める。

 ロンは状況が飲み込めないといった表情で呆然とハリーを見つめていた。

 

「今朝、地下牢の近くで発見された。授業の準備で偶然通りかかったスネイプ先生が見つけての。すぐに医務室まで運んでくださった」

 

 ベッドの脇にいたダンブルドアが私たちに言う。

 私はハリーに手を伸ばすと、頬をそっと撫でた。

 

「きっと夜にベッドを抜け出したんじゃろな。近くにこれが落ちておったよ」

 

 ダンブルドアはキラキラ光る薄い布をそっと持ち上げる。

 私はダンブルドアに向かって手を伸ばし、透明マントを受け取った。

 

「石になっただけ……ですよね?」

 

 私はダンブルドアに確認を取る。

 ダンブルドアはハリーを見つめながら頷いた。

 

「そうじゃな。石になっておるだけじゃ」

 

「今のこの状況で真夜中の地下廊下を一人で歩こうだなんて、正気の沙汰とは思えませんな。自業自得もいいところだ」

 

 スネイプの言う通りだ。

 そんな時間に一人で出歩いたのだとしたら、スリザリンの怪物に襲ってくださいと言っているようなものである。

 

「それじゃあ、私たちを呼んだ理由は……」

 

「ええ、そうです。ミスター・ポッターがなぜそんな時間にそんな場所にいたのか。彼と親しい貴方達なら知っているのではないかと思ったからです。昨日の晩、何か聞いていませんか?」

 

 マクゴナガルはそう私たちに聞く。

 

「いや、特にこれといって……いつも通りに見えました」

 

 ロンは少し顔を青白くしながらマクゴナガルの質問に答えた。

 

「貴方たちは? どんな些細なことでも構いません。何か聞いてはいませんか?」

 

 私とハーマイオニーは顔を見合わせる。

 そして静かに首を横に振った。

 

「そうですか……」

 

 マクゴナガルは残念そうに目を伏せる。

 

「ダンブルドア先生、このことは公表するんですか?」

 

「生徒たちの不安を煽らんようにも、出来れば秘匿しておきたい情報ではある。じゃが、そういうわけにもいかなくての。それに、こういった情報は秘密にすると誤った情報が出回りやすくなるものじゃ」

 

 ハリー・ポッターという名前はあまりにも影響力がありすぎる。

 その辺のマグル生まれの生徒が襲われたのではない。

 魔法界で一番有名な魔法使い、ハリー・ポッターが襲われたのだ。

 それこそホグワーツが閉鎖される可能性すらある。

 

「昨日の夜のことについて何も知らないのでしたら、今日はもうお戻りなさい。ミスター・ポッターに関しては、各々の教師から説明がありますので、貴方たちの口からは何も言わないように。いいですね?」

 

 マクゴナガルの言葉に従い、私たちは医務室を後にする。

 流石に何も食べる気にならないのか、前を歩くハーマイオニーとロンの足は談話室の方に向いていた。

 

「まさかハリーが襲われるなんて……。ハリーはその……ほら、両親とも魔法使いだし……」

 

 ロンは階段を上りながら呟く。

 

「ハリーの存在が邪魔だった。そうとしか考えられないわね」

 

「……」

 

 ハーマイオニーは今にも泣きそうな顔で、無言で階段を上っている。

 

「何にしても、ハリーがやられたことによって魔法界は相当荒れるわ。……もしかしたら、マンドレイクが成長するまで学校が閉鎖されるかも」

 

「ハリーが聞いたら相当嫌がるだろうな。おじさんのところに戻りたくないって」

 

「ハリーが襲われてなかったらね」

 

 私たちは一度談話室に戻ると、男子寮、女子寮に分かれる。

 私は自分のベッドに向かうと、ベッドの下から鞄を取り出し、ハリーの透明マントを中に仕舞い込んだ。




設定や用語解説

ボージン・アンド・バークス
 ノクターン横丁にある古道具屋。闇の魔術に関する道具を多く取り揃えており死喰い人との繋がりもある。

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