P.S.彼女の世界は硬く冷たいのか?   作:へっくすん165e83

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白い包帯と赤い傷跡と私

『サクヤから離れろ! この醜い野獣がッ!』

 

 誰かの声が聞こえる。

 一体誰の声だろう?

 

『サクヤ……死なないで……サクヤ……君が死んだら僕は……』

 

 悲しそうな声だ。

 聞いてて、こちらが辛くなってくる。

 

『サクヤ……頼む……返事をしてくれ……サクヤ……』

 

『大丈夫。この子は死なないわ。私がついているもの』

 

 小さな女の子のような可愛らしい声が聞こえてくる。

 声に聞き覚えはないが、懐かしい感じがする声だ。

 

『この子は死なないし、死なせない。死なせてたまるものですか』

 

 優しく、包まれるような声だ。

 私は、その声がする方に手を伸ばした。

 

「こんな面白いおもちゃ、大事に遊ばなきゃ」

 

「──ッ!? ……夢?」

 

 私がベッドから跳ね起きた瞬間、肩からお腹に掛けて激痛が走る。

 私はあまりの激痛に少し悶えたあと、ゆっくりと周囲を見回した。

 

「ここは……医務室よね」

 

 真っ白なシーツに、ベッドを区切るように引かれたカーテン。

 少し首を上げてみれば、近くに薬品棚も確認できた。

 

「私……えっと……、どうしてここに……」

 

 私は意識を失う前のことを思い出す。

 私は確か魔法生物飼育学の授業を受けていて、それで……。

 

「そうだ。それでヒッポグリフに襲われて……」

 

 私は自分の体に掛けられている白いシーツを捲りあげる。

 シーツの下の私の体は服を着ておらず、代わりに血が滲んだ包帯でぐるぐる巻きになっていた。

 包帯が巻かれている範囲は広く、左の肩口からおへその下まで隙間がない。

 逆に手足には傷が殆どないらしく、痛みは感じなかった。

 

「はぁ……、情けない」

 

 私は包帯の上から傷口をなぞってどこに傷があるかを確認する。

 どうやら左の肩から右の脇腹に掛けて一線切り裂かれている。

 それにお腹はどこからどこまで傷があるかわからない程度には全体的に痛かった。

 私は自分の体の状態を確認し終わると、今度は自分の周囲を探り始める。

 確か鞄の中に鎮痛剤を入れていたはずだ。

 少しでも体中に走る激痛を鎮めたい。

 だが、私の手の届く範囲に私の鞄はなく、起き上がって探しに行こうにもあまりの痛みに体を起こすことすらままならなかった。

 

「誰か人を呼んだほうが早いかしら。それに、今何時よ?」

 

 周囲の明るさからして、夜ではないようだ。

 だとしたら、カーテンの向こう側に誰か他の患者がいるかもしれない。

 それに、少し大声を出せばマダム・ポンフリーが駆け付けてくれるだろう。

 

「だれ──ッ!? あ、駄目だこれ」

 

 そもそも息を大きく吸い込むことが出来ない。

 もしかしたら内臓にダメージがあるのかもしれない。

 

「……諦めるか」

 

 私は全てを諦め、じっと目を閉じる。

 今が深夜ではなかったら、誰か様子を見に来るだろう。

 

 

 

 

 

 結局のところ、マダム・ポンフリーが包帯を替えに来たのは私が目覚めてから二時間後のことだった。

 

「ようやく意識が戻ったようで一安心です。医務室に運ばれるのがあとちょっとでも遅かったら……」

 

 マダム・ポンフリーは私の包帯を取ると、傷口を清め魔法薬を塗った後に包帯を巻きなおす。

 私はその時に傷口を観察したが、傷口が縫われた後はなかった。

 

「これ、縫合してないようですけど……」

 

「縫合? 縫合って、あのマグルが傷口を針と糸で縫うあの? 魔法界ではそんな原始的なやり方はしないわよ」

 

 なるほど、魔法界には魔法界のやり方があるということなんだろう。

 私は自分の真っ白な肌に走る赤黒い傷をまじまじと観察する。

 

「……大丈夫よ。安心して。ちゃんと傷跡が残らないように治すから。早く治す方法もあるんだけど、痕が残っちゃうのよね」

 

「別に傷跡ぐらい気にしませんが……」

 

「ダメよ。女の子なんだから気にするべきです」

 

 マダム・ポンフリーは私に包帯を巻き終わると、魔法薬の入った小瓶を私に押し付ける。

 

「痛み止めです。少々苦いですが、痛みに苦しむよりかはマシでしょう。私は貴方の意識が戻ったことを先生方に伝えてきます」

 

 マダム・ポンフリーはそう言うと、カーテンを潜って私のベッドから離れていく。

 私は魔法薬の臭いを少し嗅ぐと、覚悟を決めて一気に飲み干した。

 

「……にっが。何入れたらこんなに苦くなるのよ」

 

 今すぐ口の中をすすぎたい衝動に駆られるが、生憎、近くに水差しはない。

 私は魔法薬の入っていた小瓶をベッド横の机に置くと、体の痛みが引くのをじっと待った。

 

 

 

 マダム・ポンフリーが出て行ってから三十分ほどが経っただろうか。

 医務室に入ってくる数名の足音が聞こえたかと思うと、カーテンを開けてマクゴナガルとマダム・ポンフリーが入ってきた。

 

「あぁ、サクヤ……意識が戻ったようで何よりです」

 

 マクゴナガルは安堵の息をつくと、私の頭をそっと撫でる。

 

「罰が当たったのかもしれません。私だけ生き残ったから。孤児院の皆が私を呼んでいるのかも……」

 

「何をおっしゃいますか。そんなことは決してありません」

 

 痛み止めが効いてきたのか、私は自分の力で体を起こすことが出来た。

 私はマクゴナガルの顔を見ながら言う。

 

「私は、一体どれぐらい眠っていたんですか?」

 

「……貴方があのヒッポグリフに襲われた日から三日が経ちました」

 

 もしその話が本当なのだとしたら、私は相当長い間眠っていたことになる。

 

「ヒッポグリフに襲われたところまでは覚えてるんですけど……」

 

「ええ、そうでしょうね。医務室に運ばれてきた貴方を見たときは生きているのが不思議なほどでした。すぐに助けが入らなければ死んでいた可能性もあります。ミスター・マルフォイに感謝するように」

 

「マルフォイ? ドラコがどうかしたんですか?」

 

 私がそう聞くと、マクゴナガルは隣のベッドを見ながら言った。

 

「襲われている貴方をヒッポグリフから助け出したのはミスター・マルフォイです。その時腕に負った傷の治療のために隣のベッドに入院していたのですが……この様子じゃもう退院したみたいですね」

 

「ドラコが私を?」

 

 私が聞き返すと、マクゴナガルは無言で頷いた。

 なんというか、意外とは思わなかった。

 マルフォイなら私が死にそうになっていたら身を挺して守るぐらいはするだろう。

 

「そうですか……、彼には感謝しないといけませんね。ドラコの怪我の具合は……」

 

 私がマダム・ポンフリーに視線を向けると、ポンフリーは肩を竦めた。

 

「貴方の怪我と比べたらかすり傷のようなものです。まだ包帯は取れていませんが、授業には復帰しています」

 

 なら、本当にかすり傷なんだろう。

 私はほっと息をつくとゆっくりベッドに横たわる。

 

「とにかく、今は怪我を治すことに専念なさい。では、私は授業がありますのでこれで」

 

 マクゴナガルはそう言うと、医務室を出ていこうと踵を返す。

 私は、そんなマクゴナガルに対して軽口を飛ばした。

 

「あ、マクゴナガル先生。変身術の宿題は提出しなくてもいいですよね?」

 

「……そんな冗談が言えるようなら大丈夫そうですね」

 

 マクゴナガルは肩を竦めると今度こそ医務室を出ていった。

 

「では、私も事務仕事の方に戻ります。声の届く場所にはいますので、何かありましたら呼んでください」

 

「あ、私の鞄ってどこにありますか?」

 

 私がそう聞くと、マダム・ポンフリーはベッドの下のスペースから私の鞄を取り出してくれる。

 私は鞄を受け取ると、自分の手の届く場所に置いた。

 

「ありがとうございます」

 

「いえ、それでは」

 

 マダム・ポンフリーはそう言うとカーテンを潜って私のベッドから離れていく。

 私は人目がなくなったことを確認すると、大きく息をついて目を瞑った。

 とにかく、今は怪我を治すことに専念しよう。

 

 

 

 

 

 私の意識が戻ったという話はすぐに伝わったのか、授業が終わる時間にはハリー、ロン、ハーマイオニーの三人が面会に来た。

 

「これが変身術、これが闇の魔術に対する防衛術、それに、これが魔法薬学ね」

 

 ハーマイオニーは私のベッドの横の机に授業の内容をまとめた羊皮紙を山積みにする。

 

「サクヤ、大丈夫? まだ結構痛むの?」

 

 ハリーは私の寝間着の隙間から覗く包帯をちらりと見ながら言った。

 

「まあ、痛くないって言ったら嘘になるわね。でも今は鎮痛薬で抑えているからそうでもないわ」

 

「でも、まさかサクヤがヒッポグリフに襲われるなんて。ちゃんとハグリッドに言われた通りにやってたんでしょ?」

 

 ハーマイオニーは羊皮紙の束を綺麗に揃えると、ベッドの横に置かれた椅子に腰かける。

 

「私はそのつもりなんだけど……まあでも相手はコンピュータってわけでもないんだし、こういうこともあるわよ」

 

「そう……そうよね」

 

 ハーマイオニーは歯切れ悪くそう言う。

 私はそんなハーマイオニーを見て、大体の事情を察した。

 

「……なるほど、ハグリッドね。彼はどう? やっぱり相当落ち込んでる?」

 

 もし私に過失がない場合、誰が悪いかと言えばそんな危険な生物を授業に持ってきたハグリッドということになる。

 私自身ハグリッドを責めるつもりはないが、ハグリッドに過失がないとは口が裂けても言えなかった。

 あ、体は既に裂けてるんだったか

 

「相当落ち込んでるわ。学校の理事からも忠告が来たみたいで……それ以降の授業はレタス食い虫ばっかり」

 

「うわぁ……多分そのうちここにもお見舞いに来るだろうけど、面倒くさいなぁ」

 

「面倒くさいって、貴方ねぇ……」

 

「だってそうじゃない。私自身ハグリッドを責める気はないし、だとしたら私がハグリッドを慰めるだけでしょう? 誰のためのお見舞いよ。……まあでも、ハグリッドに会ったら私は気にしていないって伝えておいて」

 

 私がそう言うと、三人はしっかりと頷いた。

 その後も三人は私の意識のなかった三日間のことを色々教えてくれた。

 新任のルーピンが務める闇の魔術に対する防衛術は非常にまともな授業で、初回はまね妖怪、その次は赤帽鬼をやったらしい。

 去年のロックハートほどではないが、見た目に反して凄くしっかりした先生だと生徒たちの間では人気のようだ。

 また、占い学は私に対する予言が半ば当たったことによって真面目に受ける生徒が増えたようだった。

 同室のラベンダーやパーバティはトレローニーの信者のような存在になり、毎日のように昼休みに入り浸っているらしい。

 まあでも、女の子が占いに嵌るのは自然なことだろう。

 信憑性の欠片もないマグルの占いですら夢中になるのだ。

 それが実際によく当たるとなったら熱中もするだろう。

 私が三人から三日間のことを聞いていると、医務室の扉を開けてマルフォイがクラッブ、ゴイル、パーキンソンを連れて中に入ってきた。

 

「サクヤ! 意識が戻って良かった!」

 

 マルフォイは私のベッドの方に駆け寄ってくるが、既にベッド前の椅子を占領しているハリー達を見て足を止める。

 

「そこをどけポッター。もう見舞いは十分だろう?」

 

「黙れマルフォ──」

 

「ハリー」

 

 私は今にも喧嘩を始めそうなハリーに目で訴えかける。

 

「……わかったよ。行こうみんな」

 

「明日は何か持ってくるよ」

 

 ハリー達は椅子から立ち上がると、私に一声かけて医務室から出ていく。

 マルフォイはその様子を満足そうに眺めると、先程までハリーが座っていた椅子に腰かけた。

 

「ドラコ、貴方が私を助け出してくれたんだってね」

 

「あ、うん。そうみたい」

 

「そうみたいって……覚えてないの?」

 

 私がそう言うと、マルフォイは恥ずかしそうに頬を掻く。

 

「うん、あの時は無我夢中で……」

 

「なんにしてもよ。ありがとう。貴方が助け出してくれなかったら、私きっと死んでたわ」

 

 マルフォイの青白い顔が赤くなる。

 私は右手を伸ばし、胸の前で吊られているマルフォイの右手に触れた。

 

「これ、私のせいよね? もしかして、まだ痛むの?」

 

「え? そんな、全然全然! もう治ったよ! ほら!」

 

 マルフォイは慌てて吊っていた右手を引っこ抜くと、ブンブンと振って見せる。

 横にいたパーキンソンはその様子を見てため息をついた。

 

「なんにしても、元気そうで何よりよ。にしてもあのウスノロめ。初回からあんな怪物を授業に連れて来るなんて。どうかしてるとしか思えないわ」

 

 パーキンソンがそう言うと、横にいたクラッブとゴイルがうんうんと相槌を打つ。

 

「やつが教師の職に就いていられるのも今のうちだ。父上が学校の理事会に訴えた。それに魔法省にもだ。サクヤはあいつに言われた通りにやっていた。このまま有耶無耶になんてさせるもんか。アズカバンに送り返してやる」

 

 マルフォイはそう言って顔を歪める。

 私は、そんなマルフォイを見てため息をついた。

 

「マルフォイ……アレは事故よ。それに、生徒が少し怪我したぐらいで教師を退職させていたらホグワーツから教師が一人もいなくなってしまうわ」

 

「少しなもんか! もう少しで死んでいたんだぞ! それに、初回からあんなに危険な魔法生物を授業にもってくるなんて間違ってる」

 

「でも、私以外の生徒はなんともなかったんでしょう? だとしたら、ハグリッドの指導自体は間違ってはいなかったということよ。よくて減給ぐらいだと思うわ」

 

「う、うーん。でも、サクヤは大怪我したのに……」

 

 マルフォイとしてはハグリッドに何か制裁が加わらないと気が済まないようだ。

 私自身ハグリッドが退職になろうがアズカバンに行こうが一向に構わない。

 問題があるとすればハリー達との関係だ。

 ハリーたちはハグリッドの退職を望んではいないだろう。

 私がマルフォイ側についてハグリッドを糾弾したら、あの三人と居づらくなるに決まってる。

 それは少し避けたいところだ。

 

「はぁ……ドラコ、分かってないわね」

 

 だとしたら、私のやることは一つである。

 

「ハグリッドには何も罰則を与えないほうがいいのよ。罪を償わせてはいけないわ。下手に停職や退職なんてさせたらハグリッドは十分な罰を受けたと勘違いしてしまうでしょ? だから、償わせない。謝らせない。ああいうタイプにはそれが一番効くのよ」

 

 私は呆れ顔を作ってマルフォイに言う。

 そう、ハグリッドに罰則を与えないことが一番の罰則だとマルフォイに思い込ませてしまえばいいのだ。

 そうすれば、マルフォイはむしろハグリッドが罰則を受けないように働きかけることすらするだろう。 

 

「ハグリッドの心の中で自責の念だけを積もらせる。罰を与えてしまうと、罰を与えた相手に感情を逃がすことができてしまう。それではダメ。やるなら徹底的に。自分以外を責めれない状況に陥れる。すると、そのうち自分自身から逃げたくなってくるの。自分自身から逃げる方法……どうすればいいかわかるわよね?」

 

 私はマルフォイに微笑みかける。

 マルフォイは顔を少し強張らせた。

 

「まあ、そこまで行くかはわからないけど、もしそうなったら面白そうじゃない? ハグリッドが退職するより、私はそっちの方が見たいわ」

 

 マルフォイはぽかんと私の顔を見つめている。

 一瞬の静寂の後、パーキンソンが短く口笛を吹き静寂を破った。

 

「あなたって、本当にグリフィンドール生?」

 

「どういう意味よそれ」

 

 私はふくれっ面をパーキンソンに向ける。

 パーキンソンはそんな私を見て肩を竦めた。

 

「そのまんまの意味よ。よくそんな残酷なこと思いつくわね」

 

「そんなに残酷かしら? で、ドラコはどう思う?」

 

「う、うん。サクヤがそうしたいなら、そうするよ。父上にも働きかけて、ハグリッド自身に罰則が与えられないようにしてみる」

 

 呆然としていたマルフォイだったが、私が呼びかけると慌ててそう返事をする。

 私はその返事に満足そうに頷いた。

 

「でも、どちらにしろあのヒッポグリフは処刑されるだろうな。魔法界には危険生物処理委員会っていう組織があるんだけど、彼らはそういう事件があると凄く積極的になる。学校の理事が委員会にこの件を持ち込んだらヒッポグリフは終わりだよ」

 

「まあ、それは好きにさせておけばいいんじゃないかしら」

 

 あのヒッポグリフが処刑されようがされまいが私の知ったことではない。

 まあでも生徒を殺しかけた魔法生物だ。

 順当にいけば殺処分が妥当だろう。

 

「それじゃあ、僕らはそろそろ行くよ。すぐに退院できることを願ってる。じゃあね」

 

「ええ、お見舞いに来てくれてありがとね。また何か続報があれば教えて」

 

 私は手を振ってマルフォイたちを送り出す。

 そして四人が医務室を出たのを確認すると、ハーマイオニーが残していった羊皮紙に軽く目を通し、鞄の中に仕舞いこんだ。

 

「これでハグリッドが退職になることはないと思うけど……どうかしらね」

 

 マルフォイにはああ言ったが、ハグリッドは自責の念に押しつぶされるような性格はしていない。

 逆に分かりやすく罰則が与えられたほうがよっぽど精神に来るだろう。

 

「まあ、かといって擁護する気もないけど」

 

 私はベッドに寝転がると、毛布をしっかりと体に掛ける。

 先程まで会話で気が紛れていたためあまり感じていなかったが、痛みが少しずつ私を蝕んでいくのを感じた。

 私は痛みを少しでも誤魔化すためにギュッと目を瞑って懐中時計を胸に当てる。

 そうしているうちに痛みが次第に引いていき、私は夢の世界に落ちていった。




設定や用語解説

縫合
 傷口を針と糸で縫って塞ぐマグルのやり方。魔法で傷口を塞ぐことができる魔法界ではかなり原始的に見える

パーキンソン
 マルフォイと一緒にいることの多いスリザリンの女の子。別にマルフォイに気があるわけではなく、ハリーとハーマイオニーぐらいの間柄


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