P.S.彼女の世界は硬く冷たいのか? 作:へっくすん165e83
シリウス・ブラックが死亡したというニュースはあっという間に魔法界に広まった。
魔法省の発表ではブラックは吸魂鬼に捕まり、その場で魂を吸われたことになっている。
魔法省としても、ホグワーツの生徒がブラックを刺し殺したという事実は隠しておきたいものらしい。
だから私がブラックを刺し殺したと知っているのは魔法省の一部の職員と、ホグワーツの教員、そしてハリーたち三人だけだ。
まあ、世間からしたら誰がブラックを殺したかなんて些細な話だ。
重要なのは、凶悪な脱獄犯がこの世からいなくなったということである。
ホグワーツ周辺に居た吸魂鬼は全てアズカバンに戻り、グリフィンドールの談話室前には太った婦人が戻ってきた。
生徒たちもブラックが死んだという安心感と、期末試験が終わったという解放感から、毎日お祭りのような雰囲気がホグワーツ中に満ちている。
そんな中、私だけは胸の奥にモヤモヤとしたものを抱えていた。
結局あれから色々考えたが、孤児院を襲ったのが私だという確証は今のところ得られていない。
だが、何度考えても私が時間を止めてみんなを殺したと考えるのが一番自然だった。
これに関してはもう、私が殺したという前提で考えるしかない。
何か理由があって孤児院の皆を皆殺しにした私は、自分が殺したという記憶が残っていると不利だと考え、自らに忘却呪文を掛けた。
つまり、今の私にできることは、皆殺しという選択をした過去の私を信じることだけだ。
他の誰かではなく、過去の自分自身を信じる。
過去の私は正しい判断をしたはずだ。
過去の私を信じて、今の私の状況を最大限利用するしかない。
学期末試験の結果は夏休みに入る前日に発表された。
なんと今年はハーマイオニーを抑えて私が学年一位だという話だ。
もっとも、総合点数では多くの教科を取っているハーマイオニーが一番だが、学年の順位は各教科の平均点で決まる。
ハーマイオニーは教科こそ沢山取っているものの、去年と比べると全体的に学科と実技の点数を落としていた。
「……私、来年からはマグル学と占い学を外すことにしたの。実は今まで少し反則的な魔法具を使って授業を受けていたんだけど、その二つを外せば普通の時間割になるから」
ハーマイオニーはテーブルの上のミートパイを切り取りながらため息をつく。
「そんなに私に学年一位を取られたのが悔しかった?」
私がそう聞くと、ハーマイオニーは顔を赤くした。
「そ、そんなことないわ。ただ私が使っていた手段がすっごく混乱するものだったっていうのと、純粋に勉強する時間が足りなかったから! それにマグル学と占い学は習ったところで学ぶものは少なそうだもの」
「まあ、そうだろうね。だって君マグル学の試験で百点満点中三百二十点取ったって話じゃないか。そりゃ学ぶ必要ないよ」
ロンが口いっぱいにかぼちゃのサラダを頬張りながら言った。
「私としては、その反則的な魔法具が何かが気になるところだけどね」
「ダメよ。誰にも言わないっていう条件で借りたものだし、もうマクゴナガル先生に返してしまったわ」
それは何とも残念だ。
だが、どのような魔法具かわからない以上、下手に詮索しないほうがいいだろう。
詮索した結果何かの契約に引っかかり、ハーマイオニーが重たい罰則を貰う可能性もある。
興味本位でハーマイオニーを危険に晒すことはできないだろう。
「そういえば、結局スキャバーズは見つからなかったよ。あいつも馬鹿じゃないから、最終日には帰ってくると思ってたんだけどなぁ」
ロンは少し寂しそうにそう呟く。
「私が思うに、スキャバーズは自分の意思で貴方の元から離れたんじゃないかしら。ほら、ペットは寿命が近づくと飼い主の元を離れる子がいるって言うじゃない?」
私がそう言うと、ロンは少し悪戯っぽい笑みを浮かべた。
「それか、クルックシャンクスが食べちゃったかだな」
「もうロン! 冗談にしては笑えないわ。スキャバーズは男子寮から出ていないし、クルックシャンクスも男子寮には入っていないんでしょう?」
「冗談、冗談だよ。僕もスキャバーズは自分で出ていっちゃったんだと思ってる。だって部屋が荒らされた感じはしなかったし、オレンジ色の毛も落ちてなかった。諦めてママにフクロウでもねだるよ」
ロンはハーマイオニーを宥めながら肩を竦めた。
「あっそうだ。試験のことで皆に聞きたいことがあったんだ」
居候先に帰る前に少しでも美味しいものをお腹に詰め込んでいたハリーが、不意に顔を上げる。
「占い学の試験の最後にトレローニーがおかしくなったんだけど、みんなはどうだった?」
「おかしく? いつもおかしいけど、あれ以上ってこと?」
ロンが聞くと、ハリーはコクリと頷いた。
「試験自体は何事もなく終わったんだけど、僕が教室を出ていこうとした瞬間、突然様子がおかしくなったんだ。虚ろな目で、いつもと違う荒々しい声で吐き出すようにこう言い始めた。『闇の帝王は友もなく孤独に打ち棄てられたように横たわっている。その召使は十二年間鎖につながれていた。今夜、真夜中になる前、その召使いは自由の身となり、ご主人様の下に馳せ参ずるであろう。闇の帝王は、召使いの手を借り、再び立ち上がるであろう。以前よりさらに偉大に、より恐ろしく……』って。最初は僕を脅しているのかと思ったんだけど、あれはもしかしてブラックのことを指していたのかなぁ?」
「でも、ブラックはサクヤが倒しちゃったし、その予言は当たらなかった、そうだろう?」
ロンはそう反論するが、私には思い当たることが一つある。
私が逃がしたスキャバーズがピーター・ペティグリューで、ブラックの言う通り本当にポッター夫妻を裏切っていたのだとしたら、この予言はピタリと当たるのだ。
「うん。だから試験の最後を締める先生の演出だったのかなぁ。でも、それにしてはあまりにもその後起こったことが起こったことだし……」
だとしたら、私が逃がしたピーター・ペティグリューは今頃ヴォルデモートと接触しているかもしれない。
というか、そうなっている可能性しか考えられなかった。
ヴォルデモートの復活が近い。
そう考えた時、私は二年前にヴォルデモートから言われたことを思い出した。
『サクヤ・ホワイトよ。私は貴様が気に入った。どんな手を使っても、貴様をこちら側に引き込んでやる』
ヴォルデモートが復活したら、私は今後の身の振り方を考えなければならない。
ヴォルデモートの仲間になるのか、ヴォルデモートと敵対するのか。
少なくとも、ヴォルデモートは私が時間を止められることを知っている。
もし仲間にならないのであれば、ヴォルデモートは殺しておかないとならない。
それも、ヴォルデモートが復活してすぐ、周囲にいる仲間を皆殺しにしなくては。
だが、それをするにはヴォルデモートの復活を早急に察知して居場所を見つけ出さなければならない。
少しでも殺すのが遅れれば、私の能力の秘密はすぐに仲間内で共有されてしまうだろう。
だとしたら、私としては仲間になってしまう方がリスクが少ない。
私が仲間になれば、ヴォルデモートも私の能力を広めようとはしないだろう。
「そのトレローニー先生の予言って、私たちの他に誰かに話した?」
私がハリーに聞くと、ハリーはキョトンとした顔で首を振った。
「ううん。バックビークとブラックのゴタゴタで今の今まですっかり忘れてたよ。……やっぱり、誰かに話した方がいいのかな?」
「まあ、機会があったらでいいんじゃない? 予言と違ってブラックは死んだんだし、わざわざ話に行くほどのことでもないわよ」
できればこの予言は、ダンブルドアには聞かれたくない。
自分の立場を決めかねている今、どちらかが有利になるようなことはできるだけ控えるべきだろう。
「それじゃあ、来年また闇の魔術に関する防衛術の先生が変わるのね」
ロンドンに向かうホグワーツ特急のコンパートメントの中で、私はハリーの話に相槌を打った。
「うん、そうみたい。スネイプのやつがスリザリン生にルーピンが人狼だってことをバラしちゃったみたいで。保護者からの苦情が殺到したみたいなんだ」
「人狼だからって酷いわ……とてもいい先生なのに」
ハーマイオニーはそう憤慨するが、ロンは仕方ないと言わんばかりの表情をした。
「まあでも、保護者が苦情を出す気持ちも分からなくはないよ。人狼って、基本的には凶悪で人間を襲う存在だから。勿論、ルーピンはいい先生だけど、それを知らない保護者からしたら、採用したダンブルドアの正気を疑っていてもおかしくない。魔法界で人狼というものは、それぐらいの認識なんだ」
「だからってあんまりよ。ダンブルドアは擁護しなかったのかしら」
ハーマイオニーの言葉に、ハリーが静かに首を横に振った。
「ダンブルドアはそのつもりだったみたいだけど、ルーピンの方から辞退したらしい。人狼だと世間にバレてやっていけるほど、ホグワーツの教員職は甘くないって。でも、代わりにダンブルドアの伝手で新しい職を紹介してもらったみたいだよ」
まあルーピンとしてもそちらの方がやりやすいだろう。
私は先程車内販売で買った蛙チョコの箱を開ける。
逃げようとするカエルの四肢を千切って口の中に放り込むと、箱からおまけのカードを取り出した。
「あ、パチュリー・ノーレッジ」
箱の中に入っていたのはパチュリー・ノーレッジのカードだった。
カードの表面には、ダンブルドアと同年代とは思えない可愛らしい少女の写真が載せられており、こちらを見向きもせずにずっと読書に耽っている。
私はカードを裏返し説明文を読んだ。
『パチュリー・ノーレッジ。様々な分野の魔法の研究者で、その技術はダンブルドアにも匹敵すると言われている。今でも年に数冊論文や学術書を出しているが、その姿を見たものは誰もいない。現在ホグワーツ理事会員』
「あ、このカードの情報って更新されるのね。ほら」
私はハーマイオニーにパチュリー・ノーレッジのカードを手渡す。
ハーマイオニーは裏面の説明を読むと、少し眉を顰めた。
「おかしいわ。ホグワーツの理事になったのに誰も姿を見たことがないなんて。矛盾してると思わない?」
「後から説明文を付け足したとか?」
ハリーもカードを覗き込みながら言うがロンがそれに反論した。
「いや、カードの説明文が変わるときは全部の文が変わるはずだよ。付け足すだけってことは無いと思う」
「じゃあ、ホグワーツの理事に入ったのに誰も姿を見たことがないってことよね? 手紙や魔法具でやりとりをしているとか?」
「それか、取り敢えず空席を埋めるために理事会が名前だけ貸してもらったか。穴だけ埋めて、後からゆっくり選ぶ予定なのかも」
確かにその可能性はあるだろう。
ホグワーツの理事という立場に執着せず、そこそこの立場にいる人間の名前を借り、取り敢えず空席を埋めておいて、後からじっくり選考する。
その方が慌てて空席を埋めるより色々と都合がいいのかも知れない。
「そもそもなんだけどさ、ホグワーツの理事たちって一体どんなことをしているの? 普段は違う仕事もしているんだろう?」
ハリーの疑問に、ハーマイオニーがスラスラと答える。
「理事会は学校の教育や運営に関することを決める組織よ。どのような教育をするべきかとか、食事や生活環境をどうするべきかとか。先生たちと違って学生に教育することは無いけど、学校運営にはなくてはならない組織ね」
「じゃあ定期的に会議を開いてホグワーツの色々なことを決めているわけね。明日の夕ご飯はローストビーフにしようとか」
「そこまで細かいことを決めているわけじゃないと思うけど……まあそういうことよ」
パチュリー・ノーレッジ、彼女は間違いなく天才だ。
彼女の著書を読めばわかるが、人間が一生のうちにあそこまでの知識を得られるとはとてもじゃないが思えない。
ある一分野に絞れば彼女と同じ位置に立つこともできるだろう。
だが、あくまで分野を絞ればの話だ。
彼女の学術書はあらゆる分野の高度な知識が複雑に絡み合い構成されている。
故に、ある一つの分野だけに詳しいだけでは、彼女の書く学術書を読み解くことができない。
ある一定以上の幅広い知識がないと意味がわからないそれは、まるで暗号のようだった。
「でも、本当にノーレッジ先生が理事を務めていて、私たちの教育に携わっているのだとしたら素敵なことよね。一度でいいからお会いしてみたいわ」
ハーマイオニーは目を輝かせながらカードの中で本を読んでいるパチュリー・ノーレッジを見つめた。
そうしている間にもホグワーツ特急はロンドンへ向かって草原を走り抜けていく。
私が帰るべき孤児院は既に潰れてしまったが、自分で皆殺しにした可能性がある以上、ある程度割り切って新しい生活を送るとしよう。
願わくば、家の近くに美味しいパン屋がありますように。
設定や用語解説
マグル学で三百二十点を取っても平均点でサクヤに負ける
サクヤもいくつかの教科で百点以上の点を取ってます。
反則的な魔法具
逆転時計のこと。サクヤはこの時まだ存在を本で読んだことがあるだけ。
Twitter始めました。
https://twitter.com/hexen165e83
活動報告や裏設定など、作品に関することや、興味のある事柄を適当に呟きます。
おまけ
一九九四年、六月六日。
サクヤが談話室で日没まで時間を潰している頃、レミリア・スカーレットのメイド、紅美鈴はホグワーツの空き教室の椅子に座りうたた寝をしていた。
教室の中には美鈴のほかに誰もおらず、教室内は美鈴の寝息が聞こえるほどには静かだ。
まるで時間が止まっているかのような空間だったが、廊下に微かに足音が響いた瞬間、美鈴は静かに目を開ける。
美鈴は先ほどまでうたた寝をしていたとは思えないほど自然な動作で立ち上がると、壁に立てかけてあった大きな斧を手に取る。
鋼鉄でできた斧は美鈴と同じぐらいの重量がありそうだったが、美鈴は箒でも振り回すように斧を軽々と一回転させてから肩に担いだ。
その瞬間扉が開き、一人の老人が教室の中に入ってくる。
その老人は美鈴の準備が整っていることを確認すると、教室の外へと手招きした。
「そろそろ時間じゃ。準備はよろしいか?」
「ええ、問題のヒッポグリフは森の近くの小屋にいるんでしたっけ」
美鈴は老人の後について城を出ると、校庭を横切ってハグリッドの小屋に向かう。
ハグリッドの小屋の前には既にダンブルドアとファッジがおり、処刑される予定のヒッポグリフを眺めていた。
「よし、全員揃ったな」
ファッジは美鈴と老人の到着を待つと、ハグリッドの小屋の扉をノックする。
「ちょいと待ってくれ」
ノックに応えるようにハグリッドの声が聞こえたかと思うと、一分もしないうちにハグリッドが戸口に現れた。
ハグリッドは泣きこそしていないものの、心ここにあらずといった様子で顔に全く覇気がない。
ファッジはそれを見て同情の目を向けると、ハグリッドに優しい口調で話しかけた。
「ああ、ハグリッド……そんな顔しないでくれ。我々も仕事だ。そして、その……死刑執行の正式な通知を読み上げねばならん。それから、君と死刑執行人の彼女が書類にサインをする。手続きは以上だ」
「手短にお願いしますねー」
美鈴は眠そうに大きな欠伸をする。
ハグリッドはその様子を見て大きな拳を握りしめた。
「ああ、こういうのはさっさと済ませてしまったほうがいいな」
ファッジは小さく咳ばらいをすると、ローブから丸めた羊皮紙を取り出し、広げて読み始める。
「危険生物処理委員会はヒッポグリフのバックビークが六月六日の日没に処刑されるべきと決定した。死刑は斬首とし、委員会の任命する執行人、紅美鈴によって執行され、アルバス・ダンブルドア、コーネリウス・ファッジを証人とする。ハグリッド、ここにサインを」
ハグリッドはファッジから羽ペンを受け取ると、ノロノロと羊皮紙にサインをする。
「さて、紅さんも」
美鈴も羊皮紙に書道家顔負けな達筆な漢字で『紅美鈴』と署名を行った。
「……さて、手続きは以上だ。……ハグリッド、君は小屋の中にいたほうがいいかもしれん」
ファッジはハグリッドに優しく声を掛ける。
「いんや、俺は……俺はあいつと一緒にいたい。あいつを独りぼっちにしたくねぇ……」
「……そうか、そういうことなら」
ファッジは羊皮紙をローブに仕舞い込むと、庭先に繋がれているヒッポグリフに目を向ける。
「では紅さん。よろしく頼むよ」
「はいはい。よっこらせ」
美鈴は大きな斧を肩に担ぐと、まっすぐヒッポグリフへと近づく。
その様子を見て、ハグリッドが慌てて美鈴に声を掛けた。
「ああ! ちょっと待った! ヒッポグリフに近づく時にゃもっと礼節をもって……」
「ああ、大丈夫ですよ。相手も立場というものを理解しているので」
美鈴はそのまま特に警戒することもなくヒッポグリフに近づいていく。
ヒッポグリフは美鈴が近づくと立ち上がって威嚇する体勢を取ったが、美鈴がひと睨みすると途端に大人しくなって地面に伏せた。
「よしよしー、いい子ですねー。そのまま動かないでくださいねー」
美鈴は肩に担いでいた斧を大きく振りかぶると、ヒッポグリフ目掛けて一気に振り下ろす。
振り下ろされた斧はヒッポグリフの首スレスレを通過すると、ヒッポグリフを繋いでいた鎖を鋭い金属音と共に切断した。
「おっとぉ! 手が滑った!」
美鈴は地面に深々と刺さった斧を抜こうと、両手で斧の柄を掴み引き抜きに掛かる。
だが、その最中にヒッポグリフの尻尾を踏みつけてしまい、ヒッポグリフは痛みのあまり弾かれるように地面を蹴り大空へと飛び上がった。
「あっちゃー、逃げられたー。すみません、私がドジなばっかりに」
美鈴はヒッポグリフが遠くへ飛び去ったのを見届けると、悪びれる様子もなくファッジに声を掛ける。
「あー……まあ、逃げてしまったのなら仕方がない」
ファッジは委員会の老人をちらりと見ながらほっと安堵の息をつく。
ハグリッドは何が起こったのか一瞬理解できていなかったが、ヒッポグリフが助かったことを理解すると途端に満面の笑みになった。
「さて、ヒッポグリフの処刑も終わったことだし、この話はこれで終わりだ」
「それなら、少しここでお茶でもしていくというのはどうじゃ? それに、そちらのお嬢さんもヒッポグリフを追わんならこの後暇じゃろう?」
ダンブルドアはそう言うと、ファッジと美鈴にそう聞く。
「それなら、すぐに紅茶を用意します」
ハグリッドはダンブルドアの言葉を聞くと、上機嫌で小屋の中に入っていく。
美鈴は一度空を仰ぐと、斧をハグリッドの小屋の横に置いた。
「ええ、是非ご馳走になりましょう。森番の彼からはホグワーツの庭の手入れのとかも聞きたいですし」
美鈴はファッジと委員会の老人と共にハグリッドの小屋の中に入る。
そして日が完全に暮れるまでハグリッドの小屋で紅茶とロックケーキを楽しんだ。