鴉の航路(ver2.0)   作:ダイヤモンド傭兵

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アリオール社の量産型により世界は荒れてゆく···
レイブンズ·ネストへの依頼も減ってゆく中、海外からの依頼が舞い込んでくる。


第12話 防衛ライン構築(ver2.0)

スリガオ海峡攻略作戦の後、レイヴンズ·ネストが戦闘に介入して大本営とフィリピンの艦隊を支援したとの報告が行われた。

しかし艦娘達は武龍の事を話さず、レイヴンズ·ネストによる戦闘への介入の事のみ報告した。

 

それは、仮にも助けてくれた者への矜持でもあった。

一方、世界はアリオール社の販売している量産型により荒れていき、人類同士の争いは激化していった。

そして、それと共にアリオール社の儲けは増えていくのだった。

 

また、人類解放軍と深淵教による被害も大きく、レイヴンズ·ネストへの依頼は量産型によって減っているものの、各国政府の一部の役人はレイヴンズ·ネストの力が必要だと感じていた。

 

しかしレイヴンズ·ネストへ依頼するより、別の面でレイヴンズ·ネストを見ている役人の方が圧倒的多数だった···

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

依頼主:アメリカ海軍所属·ローレンス·バッカニア少将

 

目標:防衛ラインの確保

 

作戦開始時刻:20:00

 

報酬:50000ドル

 

防衛ラインの確保を依頼したい。

場所は、現在量産型の配備が遅れている場所だ。この場所は1度深海棲艦によって突破された場所であり、多くの深海棲艦がいる。奴らを排除し、量産型を投入できるように防衛線を確保してほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

武龍、青葉、北上、陸奥、アークロイヤル、島風の6人は新型輸送機『ストークD』に搭乗し、普段よりも高高度から作戦エリアに向かう。

 

日本とアメリカを結ぶ航路は確保されているのだが、いちいち許可を貰わねばならず、傭兵ということで許可されることは無いため、ステルス性を持ち、高高度から向かう事のできるストークDを使うこととなった。

 

作戦エリアに近づいたところで急降下し、低空飛行から6人を投下する。

また、今回武龍はフォックスアイを使用して来ている。

 

武龍「こちらミグラント、作戦エリアに到達。作戦を開始する」

 

瑞希《敵艦隊を確認。敵編成、重巡ネ級flagship1、重巡ネ級ノーマル1、軽巡ト級2、軽空母ヌ級1、駆逐二級1です!また、近くの深海棲艦が集まってきています。注意してください》

 

青葉「なら、手早く済ませないとですね」

 

北上「じゃあこのスーパー北上様がやっちゃうよ!」

 

アークロイヤル「敵機発見!」

 

武龍は北上の砲撃による支援を受けつつカラサワを撃ち込んでいく。武龍が駆逐二級を撃破すると共に、北上の砲撃が軽巡ト級を大破させる。

 

北上「駆逐二級撃破!ト級は大破まで追い込んだよ!」

 

そして青葉は別の軽巡ト級を撃破し、島風の魚雷が重巡ネ級ノーマルを大破させる。

 

青葉「ト級撃破!ネ級ノーマルは大破、自走能力無し!これよりネ級flagshipの相手をします!」

 

武龍「よし、俺はト級とネ級ノーマルをやる!北上は青葉の援護を!」

 

北上「了解!」

 

武龍はト級とネ級ノーマルを撃破し、ネ級flagshipはアークロイヤルの爆撃機による爆撃で怯んだところを青葉の砲撃により撃破。

 

 

 

瑞希《増援の敵艦隊を確認、排除してください》

 

アークロイヤル「こちらも増援の敵艦隊を確認。編成は戦艦ル級flagship1、空母ヲ級flagship1、軽巡ト級flagship2、駆逐イ級2だ」

 

武龍は背部のデュアルミサイルと肩の連動ミサイルを起動させ、戦艦ル級flagshipにロックオンする。フォックスアイは動きは遅いものの耐久は高く、駆逐イ級の砲撃が右脚部に当たるものの、構わず進むことができている。

 

そして武龍の放ったミサイルは戦艦ル級flagshipの盾兼主砲に命中し、戦艦ル級flagshipは大きく怯む。そこに武龍はカラサワを撃ち込み、撃破する。

 

空母ヲ級flagshipはアークロイヤルとの航空戦を行い、制空は拮抗していた。しかしアークロイヤルの攻撃機は撃ち落とされる寸前に魚雷を放っており、その魚雷は空母ヲ級flagshipの左足に命中する。

自走能力を失った空母ヲ級に、武龍がカラサワでトドメを刺す。

 

陸奥は北上の盾になりつつ軽巡ト級flagshipを砲撃で撃破し、北上は陸奥の艤装の間から砲撃し、別の軽巡ト級flagshipの頭部を撃ち抜き、撃破する。

 

そして島風は、連装砲ちゃんによる多方面からの砲撃により駆逐イ級2体を同時に相手にし、駆逐イ級が連装砲ちゃんに気を取られているところを狙い、島風は魚雷を放って撃破する。

 

時間は既に夕方となっており、北上は大きく背伸びをする。

すると依頼主から通信が入る。

 

 

 

 

 

男性《こちら海軍少将『ローレンス·バッカニア』だ。民間人が無断で量産型を出撃させ、その量産型がそちらに向かっているようだ。

すまないが、その量産型も排除してくれ》

 

瑞希《なるほど。しかしそれは契約に含まれていませんので、報酬は2割追加してください》

 

ローレンス《なんだと!?》

 

瑞希《仮にもこちらは深海棲艦の相手をしています。それにこちらがメンバーの安全を優先することは規約にもありますので、そのおつもりで》

 

ローレンス《チッ、仕方あるまい、報酬は増やす。だから量産型も排除してくれ》

 

瑞希《了解しました。では皆さん、依頼内容の追加が入りました。量産型を排除してください》

 

アークロイヤルが偵察機にて量産型を確認すると、L1型2、M2型2、S1型2の編成だった。

 

武龍「ミサイル持ってるM2型は任せろ」

 

陸奥「なら、L1型の相手は私が」

 

青葉「では私はS1型の相手をします。他は新たな増援が来ないか見ててください」

 

武龍は肩の装備に内臓されている浮遊型のデコイを射出し、M2型のミサイルはデコイに向かっていき、武龍はその隙に右のM2型をカラサワで撃破し、左のM2型は左腕のグレネードライフルを撃ち込んで撃破する。

 

陸奥は上2つの主砲に三式弾を、下2つの主砲に徹甲弾を装填し、先に三式弾を放ってL1型に損傷を与えると共に怯ませ、徹甲弾でトドメを刺す。

ちなみに、陸奥のこの方法は機甲兵装からヒントを得たものであった。

 

青葉はS1型の進行方向に置くようにして魚雷を放ち、見事に命中したS1型は撃破され、最後に残ったS1型は近距離からの砲撃により撃破する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

周囲は暗くなりかけており、武龍達はようやく作戦終了かと思いきや、アークロイヤルがこちらに接近する艦隊を発見する。

 

アークロイヤル「あれは···?」

 

 

 

その艦隊は量産型ではなく、艦娘だった。

 

 

 

 

 

同時刻、レイブンズ·ネストの拠点の近海でも艦娘の反応が確認された。

 

 

 

 

 

 

そして、その艦娘達はいずれもアメリカ所属を意味するエンブレムを左肩に着けていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北上「あれ?防衛ラインに配備されるのは量産型のはずじゃ?」

 

島風「でも、何かおかしい」

 

すると、艦娘達は武龍達に砲口を向けてきた。

 

アイオワ「Raise your hand(手を上げて)!動かないで···」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、拠点では海側から艦娘達が砲口を向けていた。

 

瑞希「なるほど、そういう事ですか···ベス、変わりにオペレーティングを頼みます···まだ、AFを晒すわけにはいきません」

 

瑞希は椅子から立ち上がり、出撃ドックへと向かう。

 

 

 




読んでくださり、ありがとうございます!

結構不穏な空気になってますが、どういうことでしょうね?

●ストークD
遠くの海外への輸送のために新しく開発したストーク。
物資や艦娘の輸送が行えるだけでなく、ステルス性と短時間であれば大気圏突入可能な装甲を持つ。
しかしコストが多いため、使用できる回数は多くない

●ローレンス·バッカニア
金の短髪で身長180cm、38歳で誕生日は8月18日。

アメリカ海軍少将であり、手段を選ばない性格。
数々の戦果を上げてきたが強引なところが目立ち、手段を選ばない性格も相まって周囲の評価は低い。
しかしその行動が原因で昇格できずにいる事に気づいていない。

また、上官からは降格すべきとの意見が多く上がっている。
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