特殊海域の任務が終わり、新たな仲間が入ったレイヴンズ·ネスト。
しかしラバウル鎮守府から緊急の依頼が──
特殊海域での任務を終えた翌日──
レイヴンズ·ネストの拠点の前に1人の深海棲艦がいた。すぐさま島風と大潮、五十鈴が向かうが、その深海棲艦に敵意は無いようだった。
一旦事情を聞くと、彼女は深海吹雪棲姫だった。
深海吹雪棲姫
「···というわけで、気づいたらここに」
危険性は無いと判断された深海吹雪棲姫は、談話室でラングレーと夕立と話していた。
ラングレー「にしてもお前がここに来るとはな」
深海吹雪棲姫
「わ、私だって消えたと思ったのに···」
ラングレー「口調が吹雪に近くなってんな」
夕立「なんだか新鮮っぽい~。ていうか、艦娘にはなれないっぽい?」
深海吹雪棲姫は手を閉じたり開いたりしつつ答える。
深海吹雪棲姫
「うん、あくまでも邂逅したわけじゃないからだと思う」
ラングレー「なるほどな。んで、ここからどうすんだ?」
深海吹雪棲姫
「あの後、ここに来たのには意味があると思う。だから、許してくれるなら、私はここにいたいです···部屋の前で、誰か聞いてるんですよね?」
すると部屋のドアが開き、草薙が入ってくる。
草薙「バレてましたか···しかし大丈夫です、あなたを歓迎します」
深海吹雪棲姫
「そんなあっさり!?」
すると草薙の後ろからピスが顔を出す。
ピス「ここは人も艦娘も深海棲艦も関係無い、そんな組織ですし」
夕立「じゃあ歓迎会やるっぽい!」
その日の夕方、レイヴンズ·ネストに緊急の依頼が入る。
瑞希「はい、こちらレイヴンズ·ネストです」
依頼主:ラバウル提督
目標:ラバウル鎮守府の防衛
作戦開始時刻:──
報酬:10000000円
緊急の依頼です!現在こちらラバウル鎮守府が多数の深海棲艦によって襲撃されています!このままでは持ちこたえられません!助けてください!
現時刻は18:20、6つのカタパルトに武龍、北上、青葉、霧島、ラングレー、曙の6人が配置され、背部にVOBが接続される。
今回、機甲兵装が初期のものしかなかったため、武龍は初期の機体であるCR-69/N装備して出撃することになった。
武装は右手にライフル、左手にレーザーブレード、右背部に垂直ミサイル、左背部に増設レーダーを装備している。
瑞希《これよりVOBでラバウル鎮守府まで特攻、ラバウル鎮守府上空にて切り離し、その場で戦闘を開始します···目を回さないでくださいね?》
そして6人はカタパルトから射出され、時速2000km越えのスピードでラバウル鎮守府へ向かう。
武龍「ぐぎぎ···」
瑞希《喋らないでください!舌を噛みますよ!》
そしてラバウル鎮守府が見えてくる──
瑞希《そろそろ切り離しです。衝撃に備えてください!》
そしてそれぞれのVOBが切り離され、作戦を開始する。武龍はそのまま空中から垂直ミサイルで攻撃し、霧島と青葉は前線に向かい、ラングレーは烈風を発艦させ、曙と北上は大破した艦娘の離脱を援護する。
瑞希《ラバウル鎮守府の皆さん、お待たせしました。更に現在輸送機で追加の艦娘を3人向かわせています!》
ラバウル提督
《ありがとうございます!皆、これより押し返すぞ!》
ラバウル所属の艦娘達が湧き上がり、前線を押し戻していく。そして、ラバウル鎮守府と交流のあるという熊本鎮守府の艦隊も合流する。
熊本提督《こちら、熊本鎮守府提督だ。待たせたな、これより作戦に参加する!》
まだ戦えるラバウル所属の2艦隊も含め、合計4艦隊が防衛線を築き、次々と深海棲艦を撃破していく···
瑞希《敵姫級を確認、戦艦棲姫です!》
霧島《武龍君、ここは私達に任せてください!》
武龍「了解!」
武龍は別方向の深海棲艦を相手にし、イ級にレーザーブレードで斬りかかる。
霧島は戦艦棲姫に砲撃し、戦艦棲姫が反撃を行おうとすると曙が後ろから砲撃する。
戦艦棲姫の艤装
「グオオオオオオッ!」
曙に殴りかかろうとする艤装の腕を霧島が砲撃し、艤装の振り上げた右腕が吹き飛ぶ。曙は怯んだその隙に姫本体の元へと潜り込み、至近距離から砲撃する。
そして曙が離れた隙に再び霧島が砲撃、砲撃は姫本体に直撃し本体は艤装にもたれ掛かるようにして倒れる。その瞬間に北上が艤装の口内に砲撃、艤装は内部から破壊され、崩れ落ちるように倒れる。
戦艦棲姫「オノレ···オノレ···」
霧島のトドメの砲撃により、戦艦棲姫は沈んでいく···
瑞希《敵反応、消失。これで終わっ···てないようですね。敵増援を確認···この反応、大きいです!総員、後退してください!水中に何かいます!》
最前線にいた武龍の横方向から巨大な"ナニカ"が飛び上がり、真上を向いた武龍と白い女性の目が合い、女性は獰猛な笑みを浮かべる。そして巨大なナニカは水中に潜り、武龍達の前に浮上する。
熊本提督《あれは···》
それは1つの"島そのもの"であり、黒い鮫のような頭部と尾ヒレ、歪な爪の生えた胸ビレがあり、山に見えたそれは木や苔の生えた艦橋であり、巨大な3連装砲と大量の機銃が各所に配置されており、山の中腹辺りに下半身と両腕が埋め込まれた白い女性がいた···
熊本提督《『孤島棲姫』···》
孤島棲姫「ウフフフフッ···サァ、私ヲ楽シマセテチョウダ~イ!」
艤装「ゴォアアアアアアアアアッ!」
読んでくださり、ありがとうございます!
オリジナルの深海棲艦を出してみましたがどうでしょう?
●孤島棲姫
白い長髪で本体の身長は160cm、肉体年齢は16歳。
1つの島そのものが艤装となっている姫級。島の大きさは小さいものの、潜水する事が可能であり、その巨体を活かした攻撃を行う。
武装は『51cm3連装砲』×4、『25mm3連装機銃』×8、『深海猫艦戦』『深海猫艦爆』、『深海猫艦攻』、『8cm高角砲』×8を装備している。