鴉の航路(ver2.0)   作:ダイヤモンド傭兵

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?「君の意志は見届けたよ。でも、まだまだこれからだよ···」


第21話 歩みを止めない(ver2.0)

ミッドウェー、深海鴉棲姫と共にミッドウェーの拠点を目指す武龍。しばらくして拠点となっている島が見えてくると共に深海棲艦が現れ、砲口を向けてくる。

編成は戦艦ル急flagship、ヲ級elite、リ級elite、駆逐イ級elite3である。

 

ミッドウェー「待て!こいつは味方だ!」

 

リ級Elite「ドウイウ事デスカ?ソレニ角ガ···」

 

ミッドウェー「話は後だ···この男は武龍だ。ヲ級、こいつの武器を預かっておけ。くれぐれも処分するなよ?」

 

武龍は手持ち武器のアサルトライフルとショットガンをヲ級に手渡す。その後拠点に付くまではずっと後ろにリ級が着いており、武龍に殺意を向けていた···

 

 

 

 

 

拠点の島に着くと、武龍に多数の砲口が向けられる。それをミッドウェーは手で制し、武龍を拠点の内部へと案内する。

すると、拠点の奥から白いドレスを着た深海棲艦『中間棲姫』が出てくる。

 

中間棲姫「ドウシタ···ミッドウェー?コレハ、ドウイウコトダ?」

 

ミッドウェー「話は後だ···私は一度入渠してくる。それから話をしよう···ちょうど良い、『レキ』、この2人を空き部屋に案内しろ···くれぐれも殺すなよ?」

 

レキと呼ばれた黒い雨合羽(あまがっぱ)を着た深海棲艦『レ級』が武龍の前に出てくる。

オーラや目の色を見るに、flagshipであることが判る。

 

レキ(レ級)「はいよー!じゃあ人間と知らん姫はこっちこい!」

 

 

 

レキに連れられて空き部屋に着くと、武龍はとりあえずそこで背部の散布型ミサイルとロケットを妖精に下ろしてもらう。

 

レキ「おい、武装解除して良いのか?」

 

武龍「まあ、俺が君達深海棲艦と戦う理由が無くなったからな···いやでも念のためミサイルくらい持っとくかな」

 

それを聞いたレキの眉毛はハの字になり、深海鴉棲姫はニヤついている。

 

レキ「お前おかしな奴だな···」

 

武龍「まあ、小さい頃はよく言われたなぁ···」

 

レキ「まあでも、お前は他の人間とは違うな···改めて、オレはレキ!レ級のオリジナルだ!···で、そこの知らん姫は?」

 

深海鴉棲姫「私は深海鴉棲姫だ」

 

武龍「俺は武龍だ。よろしくな」

 

武龍は握手のため手を差し出す。レキは遠慮無く握手した。

 

武龍「あれ、他の奴らは警戒してたんだがな···」

 

レキ「だってミッドウェーをあそこから連れてきたってことは、アイツを助けてくれたって事だろ?だかはオレは感謝してんだよ」

 

武龍「そっか、ありがとな」

 

すると、レキの目線は武龍の下ろした散布型ミサイルとロケットに向く。

 

レキ「それとよ···お前の持ってた武装、結構ロマンあるよな···」

 

深海鴉棲姫「レキ、お前にもあれの良さが解るか!」

 

武龍「レキ···俺はあまり詳しくはないが、こういうのはロマンが溢れてて好きなんだよ···」

 

そしてここからレキ、武龍、深海鴉棲姫によるロマン談義がスタートしたのであった···

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、入渠を終えたミッドウェーと中間棲姫は2人で話していた···

 

ミッドウェー「···と、いうことだ」

 

中間棲姫「戦争ヲ忌む者ガ傭兵トハナ···マア、ソウイウ見方モアルカ···」

 

ミッドウェー「どうだ?無理に協力してくれとは言わんさ···その時は私と武龍、それから深海鴉棲姫だけで行く。迷惑はかけない」

 

中間棲姫「何ヲ言ウ?友デアルオ前ノ頼ミダ。ソレニ、コノ戦ガ 終ワルノナラ良イサ···コノ海域ハ任セロ」

 

ミッドウェー「ありがとう、感謝する」

 

 

 

そして2人が武龍の元に向かうと···

 

レキ「だろ?オレの艤装めっちゃ良いだろ!?」

 

武龍「ああ!空母と戦艦の長所を併せ持ち、更に魚雷まで発射できるのはデカイ!お前本当にイロハ級かよ!?」

 

深海鴉棲姫「それに、艤装頭部の見た目も良いしな!」

 

3人はすっかり打ち解けていた···ロマン談義によって···

 

ミッドウェー「何をしている···」

 

武龍&レキ&深海鴉棲姫

「「「ロマン談義」」」

 

ミッドウェー「まったく···武龍、明日の朝1番でここを出るぞ」

 

深海鴉棲姫「ほう、話は決まったようだな」

 

武龍「てことは、深海側の提督?の所へ行くのか?」

 

ミッドウェー「私達に提督はいないが、私達のトップであり、始祖の所に行く」

 

するとレキが手を挙げる。

 

レキ「なぁ、オレも行って良いか?」

 

ミッドウェー「まあ大丈夫だろうが、どうした?」

 

レキ「こいつ面白いから」

 

ミッドウェー「なるほどな···武龍の妖精、資材をやるから寝床を作ってくれ」

 

妖精「そういうことならOK!」

 

 

 

 

 

その日の夜、武龍は眠れずに悩んでいた。やはりどう戦いを終わらせるのか、漠然としたものから抜け出せずにいる。

あれこれ考えてみるも、実現可能かどうかで言えばあまり現実的ではない。

 

近くにいる妖精を見ると、小さな布団を敷いて寝ていた。中には鼻提灯を膨らませている妖精もいる。

武龍は窓を開け、夜空を眺める。しばらく眺めていると、背後から深海鴉棲姫が近づいて来た。

 

深海鴉棲姫「どうした、悩み事か?」

 

武龍「うん···戦争を終わらせたいんだけど、なんだか漠然としてて···あんなことまで言ったのに、何やってんだ俺は···」

 

俯いた武龍の頭を深海鴉棲姫はガシガシと掻くように撫でる。

 

深海鴉棲姫「十分じゃないか。眠れないくらいに考えてるなら、それは進んでいる証拠の1つだ。あとは···君の気持ちだ」

 

武龍「俺の、気持ち?」

 

深海鴉棲姫「君はどう終わらせたい?君はどんな世の中にしたい?徹底的に話し合っても良い、話して解らないならボクシングで決めたって良い。君が始めたんだ、君の自由にしろ」

 

深海鴉棲姫と武龍の目が合う。

 

深海鴉棲姫「大丈夫だ、私がついてる」

 

武龍「うん、ありがとう···なんだか眠気が出てきたからそろそろ寝る」

 

深海鴉棲姫「ああ、おやすみ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、武龍、ミッドウェー、深海鴉棲姫、レキの4人は始祖のいる場所に向かうこととなった。

だがその直前、武龍は中間棲姫から呼び止められ、中間棲姫は武龍肩に手を置く···

 

中間棲姫「武龍ト言ッタナ···あいつを頼んだぞ」

 

武龍「···解った」

 

 




読んでくださり、ありがとうございます!

まさかのレ級(オリジナル)が仲間になりましたね!さぁここからどうなることやら···

●中間棲姫
白い長髪に両側頭部に黒く短い角が生えている。

今回出てきた中間棲姫はオリジナルで、ミッドウェーとは親友であり、MI海域では作戦立案などを行っている。

●レキ
レ級のオリジナル。
行動範囲が広く、様々な海域に行っては探検をしている。基本的に自ら攻撃することは無く、理由は『簡単に潰したらつまんないから』である。
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