鴉の航路(ver2.0)   作:ダイヤモンド傭兵

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武龍と青葉が傭兵団に入ってから1年···ついに武龍は初陣に挑むことに。
しかしその頃、海軍側では···


第3話 イレギュラーと初陣(ver2.0)

修行が始まってから1年後、武龍は草薙にガレージに連れられてガレージへ向かう。

草薙が明かりを着けるとそこには武龍の見たことの無い物体があった。

 

武龍「これは···」

 

灰色のカラーリングをした2足歩行の機体が、そこに佇んでいた。

大きさは武龍と大差無く、まるで誰かが装着するかのようだった。しかし武龍にはその機体に既視感があった。

 

草薙「"試作型機甲兵装"『CR-69/N』です」

 

武龍「機甲兵装?」

 

草薙「はい。これは、あなたが深海棲艦に対抗するためのパワードスーツのようなものと思ってください。そして、あなたはこれを装着し、出撃してもらいます」

 

武龍「遂に···俺が···」

 

武龍は本番が近づいている事を改めて実感し、息を飲む。

 

草薙「この機体の武装は『ライフル』と『小型ミサイル』、それから『レーザーブレード』です。練習の時間はもちろん与えますが、時間はそうありません」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5日後の早朝──

 

 

武龍は専用のパイロットスーツに着替え、初陣のために出撃ドックへと向かい、カタパルトに足を着ける。

すると壁や天井から伸びてきたアームにより、機体のパーツが武龍の体に取り付けられていく。

最後にライフルを手に持ち、発進シークエンスに入る。

 

瑞希《それでは発進まで、3···2···1···出撃!》

 

カタパルトから射出され、海面にスライドしつつ着水する。

 

瑞希《無事着水に成功ですね。では目標のポイントまで向かってください》

 

武龍「了解!」

 

武龍は目標ポイントまで進んでいき、その様子をステルスドローンによって瑞希達は見ており、青葉は先に出現し、武龍のかなり後方から追従している。

 

青葉の役目は、武龍が危険に陥った際の救出であり、別方向からはベスがスナイパーキャノンを構えていた。

 

 

 

 

 

 

機甲兵装は艦娘の艤装のように海上に立つことができるが、主な移動はブースターの出力で進んでいる。

そして武龍が目標ポイントに着くと、はぐれの深海棲艦が2体いた。

 

瑞希《駆逐イ級2体を確認、撃破してください》

 

武龍「了解!」

 

武龍は右腕につけられているライフル『CR-WR69R』を連射し、1体のイ級を後方から攻撃する。

ライフルの弾丸は命中しているものの、あまりダメージは入っていない。もう1体のイ級は味方への攻撃に気づき、砲撃してくる。

 

イ級A「グギャアッ!」

 

ライフルの弾丸では大きなダメージを与えられないものの、堅実にダメージを与えていく。

そして、ライフルの弾丸が1体のイ級Aの目に命中し、イ級は叫び声を上げる。

 

武龍は右背部の小型ミサイルを起動させ、暴れるイ級Aにミサイルを撃ち込もうとする。

しかし右側面からイ級Bの砲撃を受けてしまい、砲撃を右肩に受けた武龍はよろけてしまう。

 

武龍「クソッ!」

 

武龍はイ級Bの左側面に回り込みつつ、小型ミサイルを撃ち込む。ミサイルはイ級Bの左胴体に命中し、武龍はその傷口にライフルを連射する。

するとイ級Bは倒れ、ゆっくりと沈んでいく。

 

瑞希《イ級の撃破を確認、もう1体です!》

 

通信が入った瞬間、武龍にイ級Aが砲撃する。武龍は回避しようとしたが、イ級の砲撃はライフルに当たってしまい、ライフルは破壊されてしまう。

もう少し外れていれば、武龍の右手に当たっていたため、武龍は肝を冷やす。

 

武龍「これならっ!」

 

武龍はレーザーブレードを起動させ、ミサイルを撃ち込む。ミサイルを顔面に受けて怯んだイ級Aに向かって武龍は突進する。

そして、レーザーブレードで下から袈裟に斬り上げる。

 

イ級A「ギゲェアァァ!」

 

瑞希《目標の全滅を確認、帰還してください》

 

武龍「了解···ハァ···ハァ···」

 

武龍の手は震えており、武龍は汗をぐっしょりとかいていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

武龍が帰還し、休憩を取るとすぐに初陣の祝勝会が行われた。

 

瑞希「初陣の成功、おめでとうございます」

 

ティス「今夜は成功を祝って、歌っちゃうよー!」

 

青葉「なんとか勝てましたね~!私見ててヒヤヒヤしましたよ」

 

武龍「正直死ぬかと思った」

 

武龍はため息をつくが、ランが武龍の肩を軽く叩く。

 

ラン「まあ勝ったから良いじゃねぇか!アッハッハッ!」

 

 

まだ朝だというのに祝勝会は続いていくのであった···

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

武龍達が祝勝会を行っている頃···

新しく提督となった3人の若い男性がそれぞれの鎮守府に旅立とうとしていた。

 

男性A「皆、また会おうな!」

 

男性B「会える日は減るけど、とりあえずは頑張ろうね~」

 

男性C「またな!」

 

1人は江ノ島に···

1人は横須賀に···

1人は舞鶴に···

 

彼らが『本来起こり得た未来』に存在していたのなら···こう呼ばれるだろう···

 

 

 

 

 

 

 

 

『イレギュラー』と···

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジュリアス「ティス貴様!それは私のはんぺんだ!」

 

ティス「へへ~ん!」

 

有澤「まだまだありますから、そんなに焦らないでください」

 

ラン「でもお前が1番食ってるんだよなぁ···」

 

祝勝会は続いていく···

 

 




読んでくださり、ありがとうございます!
それと、更新遅れてすいません!

初の初陣は成功しましたね!
さて、武龍の傭兵活動と3人の新提督はどんな未来を辿るのでしょうね?

また、機甲兵装の設定は大幅に変更することにしました。理由としては私の表現力が足りず、十分に描写できないからです。

●武龍
黒いクセっ毛のある短髪で身長160cm、初陣の時点で17歳で4月19日生まれ。

親からはDV、学校ではいじめを受けていた男性。
まだ5才の頃に顔も覚えていない男性からある小説を渡され、その時に男性から言われた言葉の2つが彼の心をギリギリで繋ぎ止めてきた。

●CR-69/N
灰色のカラーリングの中量2脚型機甲兵装。

武装は右手にライフル、左腕にレーザーブレード、右背部に小型ミサイル、左背部に『増設レーダー』を装備している。

草薙が最初に開発した、試作型機甲兵装。性能こそ低めなものの、ある程度実戦が行える。
また、『ACLR』の初期機体でもある。

●機甲兵装
草薙が人型兵器『アーマード·コア』(以下AC)のパーツを人間が装備できるよう設計し、妖精達が製造した歩兵用の兵装。基本的に武龍が使うことを前提としており、今回の戦果もそれのおかけでもある。

艦娘の艤装とは違い、拡張性を高めた設計がなされているため、依頼に応じてカスタムすることが可能。

●草薙(大和型秘匿戦艦大蛇/ZF型)
白い短髪で身長180cm、肉体年齢は19歳。
黒いボディースーツを着ており、更に各部位に装甲パッドや胸当てなどを着けている。

AF組とは違い艦娘であり、真面目な性格をしている。
また、船の頃の記憶により、開発や製造を行うことが可能である。

※艤装などの情報はまだ閲覧できません。

●瑞希(扶桑型秘匿航空戦艦蛟)
黒い長髪で身長170cm、肉体年齢は20歳。
黒い巫女服を着ており、赤い下駄を履いている。

傭兵団ではオペレーターを務めており、物静かな性格をしている。

●アームズフォート(AF)
『本来起こり得た未来』の兵器。
多数の凡人によって制御される超巨大兵器。どれもが規格外の巨体と火力を持つものの、そのほとんどに致命的な欠陥がある。
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