?「さて、最後の一押しだよ。こんな時こそ、油断しないでね」
その日、世界に1つの声明文が発信される──
『我々レイブンズ·ネストは深海棲艦との戦争を終結させることに成功した。これを信じるかどうかは個人に委ねる。
しかし、戦争を続けようとするするもの達を我々は排除し、本当の戦争の終結を目指す。そしてそれを邪魔する者達は薙ぎ払う』
この声明文に各国は動揺したのだが、1つだけレイブンズ·ネストに直接連絡をしてきた国があった···
オズウェル《私だ···深海棲艦との戦争が終わったというのは本当か?》
瑞希「はい。MI作戦の際、行方不明となったミグラントによって平和的な終結を向かえました。
彼女らはもう、人類の敵ではありません···が、信じるかどうかはあなたにお任せします。邪魔する者は薙ぎ払うだけなので···」
オズウェル《いや、私は君らを信じようと思う···むしろ我々にも協力させてくれ。戦争が終われば、それだけ多くの人命を救える。
これは機密情報だが、我々が確認している"戦争を続けようとする組織"のリストだ》
瑞希「そんなものを送って、あなたは大丈夫なのですか?」
オズウェル《苦しんでるのはアメリカ国民だけではない···少しでも早く戦争が終わるのなら、私の立場など関係ない!》
瑞希「あなたに敬意を表します、アメリカ合衆国大統領」
オズウェル《私はこれから国内の対応に移る。他にも手伝えることがあれば、遠慮無く言ってくれ!》
オズウェルは通信を終えると椅子に寄りかかり、秘書の方を向く。
アメリカ大統領「すぐに他の資料もくれ。戦争を終わらせ···」
秘書は拳銃を構えており、銃口をオズウェルに向けていた──
秘書「あなたならこうすると思いましたよ···」
オズウェル「まさか君も、戦争を続けようとする者だとはな」
秘書「今戦争が終わっては困るんですよ···今戦争が終われば、多くの利権が失われるので」
秘書が引き金を引こうとした瞬間、部屋に軍人が入り、秘書に向けて発砲、秘書は頭を撃ち抜かれ死亡する。
軍人「大統領、我々はあなたに賛同します!戦争を終わらせましょう!」
その頃、日本でも動きがあった···
日本の首相官邸では首相である創平と秘書官、そして平二を含む一部の議員や官僚が拘束されていた。
創平「なぜこんなことをするのですか!?戦争は無くなった方が良いのに!」
官僚「首相、戦争はビジネスです。日本の三大鎮守府のおかげで元々戦争で儲かっていた我々が更に儲かった。それが今、あんな馬鹿げた連中のせいで止まるなんて、そんなの許されませんよ」
平二「こんなことをして···国民が納得するとでも思っているのか!?」
官僚「事実は書き換えれば良いんですよ···これまでの歴史のように···ハッハッハッ!」
オペレーターの席から立とうとした瑞希の元に通信が入る。
瑞希「こちらレイブンズ·ネストです」
江ノ島提督《良かった繋がった!俺の艦隊も手を貸すぞ!》
瑞希「なぜです?」
江ノ島提督《深海棲艦達との戦争は俺らが知らないとこで終わったんだろ?だったら今度は戦争を続けようとする奴らを倒せばいいだろ!》
更に通信が2つ入る。
横須賀提督《僕も賛同だ。日本の鎮守府は抑えておくよ》
舞鶴提督《こっちは日本海側を任せろ!この機に乗じて来る奴らもいるだろうから、防衛戦は任せとけ!》
瑞希「皆さん···ありがとうございます。では、頼みましたよ!」
日本三大鎮守府からの通信のすぐ後に、レヴォツィから通信が入る。
レヴォツィ《聞こえるか?こちらレヴォツィだ》
瑞希「はい、聞こえています」
レヴォツィ《良かった。こちらも君達に賛同し、行動を開始する···ようやく終わらせられるのなら、喜んで行こう》
レヴォツィに礼を言ったその後、またすぐに通信が入る。それはラバウル鎮守府からだった。
ラバウル提督
《こちらラバウル提督。私達も賛同し、行動を開始します!》
それぞれが動き出し、戦争を終わらせるための戦いは大きくなっていく。
その後、各地のアリオール社、深淵教、人類解放軍の支部や本部に向けて、ストークBに搭載されたレイブンズ·ネストのメンバーが向かう···
当然その中には蛟もいた。
蛟「総員!システム、データリンク!思う存分食いつくしなさい!」
草薙《アン、ようやく本気で戦えるので、思う存分に焼き尽くしてくださいね!》
なお、レイヴンズ·ネストの拠点では鳳翔、アークロイヤル、霧島、大潮、曙、大東の6人が防衛に着き、ジュリアスは少し防衛に参加してからVOBで向かう事になっている。
深海棲艦側も侵攻を開始、コアが全ての深海棲艦へと通信を入れる···
コア「皆の者···もう戦争は終わりだ、と言いたいがまだ戦争を続けようとする輩がいる。
お前達の心にある怒りを、憎しみを、悲しみを···戦争を続けようとする輩に全てぶつけ、あの冷たく暗い水底に沈めてしまえ!」
すぐさまジュリアス達は拠点の周囲に展開し、防衛の構えに移る。海側では、コアの呼び掛けにより集まった深海棲艦が防衛を担当している。
すると、1人の女性が拠点に向かって歩いてくる。鳳翔達は警戒するが、ジュリアスはそれを制する。
ジュリアス「『
愛海「ええ、こんな時だからね···艦娘の皆、始めまして。私は『
鳳翔「あなたが、ここの地主なんですか?」
愛海「そうよ。そして、これから私があなた達防衛部隊のオペレーターを務めるわ」
その言葉に、ジュリアスを除いた鳳翔達は目を丸くする。それもそのはずで、服装はクリーム色のセーターに赤いズボンを履いており、戦闘などには無縁そうだった。
ジュリアス「愛海さんは、これでもオペレーターとしての腕は確かだ」
ジュリアスがそう言うと、愛海は拠点の中に入っていく。そして愛海は指令室に入ってオペレーティングシステムを起動させる。
愛海《さぁ皆、始めるわよ!》
読んでくださり、ありがとうございます!
いよいよ決戦ですね!
●クローズプラン
『本来起こり得た未来』で行われた計画。
しかしこの世界では武龍が『戦争を終わらせる』という事に変えて発動した。
(もちろん武龍はそんなことを知らない)
●神城 愛海
『まだ情報を開示できません』