?「さて、最後の敵だね···君達ならやれると、僕は信じてるよ」
アリオール本社前に投下された武龍、青葉、北上、ミッドウェー、コア、深海鴉棲姫の6人···
しかし、本社の敷地内にある巨大なハッチが開き、中から赤い巨大な人型の兵器が現れた···足は太く、巨大なブースターがあり、両腕の指は巨大な砲身であり、そのずんぐりとした胴体の背部には巨大な"箱"が2つある···
アドモンド
《よく来たな貴様ら···戦争など、あのまま続けていれば良かったものを!》
青葉「戦争なんか続けて、なんの意味があるんですか!?」
アドモンド
《フン、簡単なことだ···戦争が続き、我々が量産型で救世主となる···そうすれば金も!利権も!名声も!全てが手に入る!》
コア「そんな事のために戦争を助長させたのか!?」
アドモンド
《戦争はビジネス!それに適応できず死んでいった者達などただのゴミだ!貴様らも···そのゴミだぁっ!》
巨大兵器が吠えると共に、武龍達は構える──
推奨BGM『Overture』(AC4より)
巨大兵器の両手から放たれる砲撃をかわし、それぞれが攻撃していく。その巨体ゆえに攻撃を当てることは簡単だが、有効なダメージを与えられない···
アドモンド
《新素材でできた装甲だ!そんな砲撃ではびくともせんわぁ!》
コア「私の砲撃すら防ぐとはな···」
深海鴉棲姫は刀の峯を撫でる。すると赤い稲妻と共に深海棲艦の艦載機を3機発艦させる。
その艦載機はミッドウェーの艦載機と共に爆撃し、巨大兵器の視界が遮られる。
武龍はライフルとアサルトライフルを連射しつつ、青葉と共に後方に回り込む。
北上はミサイルを巨大兵器の脚部に当てていく。
すると巨大兵器の背中にある箱の蓋が開き、中から大量のミサイルが放たれる。武龍はライフルとアサルトライフルで撃ち落としながら引き、ミッドウェーは艦載機で援護する。
コアはポイントを変えながら様々な部位を砲撃し、有効な部位がないか試行錯誤していく。
すると胴体にある穴から高速の砲弾が発射され、深海鴉棲姫の左腕を吹き飛ばした。
深海鴉棲姫
「アアアアアアアッ!」
武龍「鴉っ!」
巨大兵器の胸にはレールガンが内蔵されており、深海鴉棲姫の左腕を吹き飛ばしたのはそれである。
そして倒れた深海鴉棲姫に巨大兵器の砲撃が撃ち込まれ、戦艦水姫は大破してしまう。
更に再び背中のミサイルを放とうとするが、ミサイルハッチが開いた瞬間に武龍がグレネードキャノンを撃ち込む。するとミサイルが誘爆し、巨大なミサイルコンテナの片方が爆発する。
アドモンド《こしゃくなっ!》
すると巨大兵器は足のブースターを起動させて空中に飛び上がり、空から北上のいる場所に降ってきた。北上は間一髪で回避でき、すぐに移動する。
北上「ヤバッ!」
武龍「皆!奴のどこかに弱点があるはずだ!そこを狙え!」
コア「なら···ここはどうだ?」
コアは砲撃で左足のブースターを撃ち抜く。すると巨大兵器の左足が爆発を起こし、巨大兵器は大きくよろける。
アドモンド《きっ、貴様ぁっ!》
コアに向けられた左腕の砲台に向け、武龍がグレネードキャノンを撃って方向をずらす。
そして回り込んでいた青葉が右足のブースターを撃ち抜く。それにより巨大兵器の右足が大きく損傷し、大きくバランスを崩す。
巨大兵器は近くにいる青葉に右腕の砲台を向けるが、ミッドウェーの集中爆撃が巨大兵器の右腕を破壊する。
そこに青葉が損傷した右足に砲撃し、更に損傷を大きくさせる。
アドモンド《貴様ら···よくも、よくもぉぉぉ!》
巨大兵器は再びミサイルを発射しようとするが、ミサイルのハッチを開いた途端、深海鴉棲姫の艦載機が爆撃する。それにより残ったミサイルコンテナも破壊される。
武龍が見ると、深海鴉棲姫は息を切らしながら立っており、刀を構えていた。
深海鴉棲姫
「私はまだやれる···まだ、まだだ!」
巨大兵器がコアに向けて胸のレールガンを発射し、コアの艤装が破壊される。しかしコア本体には損傷は無く、コアは距離を取る。
そのコアをミッドウェーが援護し、武龍もライフルとアサルトライフルを連射していく。
アドモンドは過去を思い出し、歯軋りする。
アドモンド(なぜだ···なぜ諦めない!)
アドモンドはかつて、誰とでも話し合いで問題を解決しようとしていた。
しかしアドモンドは高校の卒業旅行に行った先でテロに遇い、家族を殺された。しかしアドモンドは誰かの落とした拳銃でテロリストを殺した。
それだけでなく、入社したアリオール社がすぐに経営難に陥り、アドモンドを含めた全社員が生活に困窮した。
しかし社運を賭けて兵器を作り、それが成功を納めた。
それによりアリオール社は兵器開発をメインにしていき、経営は右肩上がりになっていった。
アドモンド
(力こそ全て···解り合おうなどと、所詮弱者の戯言!)
アドモンドは叫ぶ。過去の自分に向けて、目の前の現実に向けて、自身には成し得なかった"和解"を成し遂げた武龍に向けて。
アドモンド
《このっ!ゴミ共がぁ!戦争を終わらせる?貴様らは戦争で食い繋いでいる者達の苦しみが解るかぁ!?
それに、怨み、悲しみ、憎しみ···そんなものでできている深海棲艦と、人間、そして擬人化しただけの艦娘が和平を結ぶだぁ!?》
アドモンドの目は様々な感情で染まっているが、レイヴンズ·ネストの拠点を襲撃している民間人とは違い、狂気には染まっていなかった。
アドモンド
《そんな混沌とした世界は、ユートピアなんかじゃない!ただのディストピアだ!》
その目を染め、宿っているのは武龍達とは違う方向の信念だった。
アドモンド
《世界をディストピアにされるくらいなら、戦争を続けていた方が何倍も良い!その方が、幸せなのだ!》
北上「戦争を続けて、犠牲を増やしてばかりで···そっちの方がディストピアだ!」
アドモンド
《貴様らには解るまい···この地獄が!この悪夢が!》
巨大兵器は残った左腕を武龍に向ける。
アドモンド
《私が···この世界を、守る!》
巨大兵器は左腕で砲撃しようとするが、青葉と北上が巨大兵器の左肘に向けて集中砲撃し、肘関節を破壊された左腕は垂れ下がる。
そこに、武龍がグレネードキャノンの砲口を向ける。
武龍「消えろ!イレギュラァァァァァ!」
武龍はグレネードキャノンの砲弾を巨大兵器のレールガンに撃ち込み、その砲弾は吸い込まれるようにレールガンの砲口に入っていき···巨大兵器は大きな爆発を起こす···
武龍「こちらミグラント···作戦は成功···アリオール本社、制圧!」
大蛇《やりましたね!こちらも殲滅完了!捕らわれてた首相も救出しました!》
そしてそれぞれから作戦成功の報告が次々と入る。しかし物音がし、武龍達はその方向を見る。
そこにはアドモンドが立っており、左腕はおかしな方向に折れ、右足を引きずっている。更には体のあちこちから出血しており、脱出の際に負傷している事が判る。
そして、右手にはアリオール社製の拳銃が握られている。
アドモンド「このまま···終わらせは、しない···」
アドモンドは武龍に発砲するが、弾丸はPAによって阻まれる。アドモンドは諦めずに武龍に近づこうとするが、突如背後から心臓を刀で貫かれる。
コア「これで終わりだ」
コアは深海鴉棲姫から刀を借りており、刀を引き抜くと共にアドモンドは仰向けに倒れる。
アドモンドの最期の表情は、絶望に染まった顔だった。
こうして、戦争が終わった──
読んでくださり、ありがとうございます!
やっと戦争終わりましたね···けどまだ少しあるんですよ···
また、題名の英文が間違っていたら教えてください。
●巨大兵器
『本来起こり得た未来』にあるはずの『TypeD No.5』が未来より早く作られたもの。しかしレーザーキャノンはまだ開発できていなかった···
武装は両指の5連装キャノン、両背部のミサイルコンテナ、腹部のレールガン(本来はレーザーキャノン)となっている。
機動力は低いものの、装甲は新素材により堅牢であり、機甲兵装の火力でも簡単には損傷を与えることができない。
●スピリット·オブ·マザーウィル
AFの中でも『最初のAF』と呼ばれており、6本の巨大な足と砲台付きの飛行甲板、そして射程200kmの3連装スナイパーキャノン×2が特徴。
武装は3連装スナイパーキャノン、垂直ミサイル、ライフル砲台、機銃である。
しかしこの世界に誕生してからは艦載機も運用している。
その全長は2.4km、全高600mという巨体で、更に装甲は硬く、『砲台の破壊が内部に伝播しやすい』という欠点を突かない限り撃破できない。
また、『時代遅れの老兵』とも呼ばれている。(しかし武龍達のいる時代では?)
●カブラカン
まるでスカートのついた箱のような外見の赤いAF。前方に複数の大型チェーンソーがついており、拠点などの建物を破砕しながら進む事が可能。
明確な武装は6つのショットガン兼ミサイルの砲台であるが、"箱"の中には大量の自律兵器を格納しており、キャタピラを破壊された時や敵拠点に突入した後、自律兵器をばらまく。
(誕生初期の頃は66機積んでいた)
弱点はスカート内部のキャタピラであり、そこを破壊されると移動できなくなる。
●アンサラー
『企業連の答え』そのものであるAF。傘のような見た目をしており、『地上はどうなろうと構わない』という企業連の答えのもとに極端に高濃度の汚染物質をばらまく。
更にある程度の距離なら遠距離攻撃を撃ち落とす機能もある。
武装は多数のレーザーキャノン、ミサイル砲台、汚染杭の射出、汚染物質の反応爆発など。
傘の柄の部分のような場所に本体があり、そこを破壊されると全壊する。
●ランドクラブ
『最初の量産型AF』であり、4つの3連装砲が特徴。
武装は3連装砲とミサイル砲台。
基本はキャタピラによる移動だが、地形によっては脚部を稼働させ、蟹のように移動することもでき、『最も地形走破力のあるAF』と呼ぶ者もいる。
しかし、真下に回り込まれるとなにもできなくなるという弱点がある。
●イクリプス
円盤のような形をした量産型AF。高高度を飛びながら高火力のレーザーキャノンと垂直ミサイルを放ってくる。
しかし攻撃手段がその2つしかなく、更に真上に飛ばれると攻撃できなくなるという欠点がある。
●ジェット
とある旅団の開発した量産型AF。巨大なレーザーブレードで周辺一帯を薙ぎ払う事を目的としており、蹂躙を最も得意とする。
レーザーブレード以外の武装は照射型レーザーとレーザー砲台であり、遠距離戦は得意ではない(しかしレーザーブレードのリーチが長いので気にはならない)
弱点は背中の円柱形の放熱板であり、そこを破壊されると熱暴走を起こし、爆散する。
●ソルディオス
鹵獲したランドクラブを改造したAF。『ソルディオス·オービット』と呼ばれる巨大な黒い球体を6つ浮遊させ、アンサラーにも使われている物質を使ったキャノン砲で攻撃してくる。
その火力は極めて高く、更に高機動かつ高耐久であり、本体であるランドクラブ部分が破壊されてもオービットは稼働し続ける。
そのため、弱点らしい弱点が無い唯一のAFである。
●ギガベース
ランドクラブの次に量産されたAF。超射程のスナイパーキャノン×2と多数のスナイパーキャノン砲台が特徴。
水陸両用であり、レールキャノンを推進力として海場を進む事が可能。しかし潜水は不可能。
弱点は2つに分かれている船体の間であり、そこに潜り込まれるとミサイル以外の対処ができなくなる。
●グレートウォール
『地上最強』とも呼ばれた列車型AF。その装甲は堅牢であり、いかなる攻撃も効かないが、内部の動力炉を破壊されると制御できなくなり、爆散する。
武装はグレネードガトリングとミサイルポッドが2つづつで、両方ともかなりの火力を持つ。
(『本来起こり得た未来』のグレネード〇〇などはグレネードランチャーとは違う種別と性能である)