番外編です。
深海棲艦がアフリカを制圧した後、レキはアフリカのサバンナにやってきていた···
レキ「オォ~!ココガ サバンナ カァ!楽シミ ダナァ!」
ヲ級「ハァ、ハァ···レキチャン、早スギルヨ···」
レキにはいつもくっついてきていたヲ級(ノーマル)がいた。そして今回も着いてきていた。
そして2人はどことなく歩き、動物達を眺めていた。
ヲ級「アァ~、ナンダカ 癒サレルネェ~」
レキ「アノ ライオン、強ェカナ?」
ライオンに挑もうとするレキをヲ級が制止する。
ヲ級「ダメ!」
2人はしばらく歩いた後、レキの持ってきてた弁当を食べる。ヲ級が着いてくることは分かってたのでヲ級の分もある。
ヲ級「弁当、作レタンダ···」
レキ「マァナ」
2人がのんびり景色を眺めながら歩いていると、2人組の人間を見つける。片方の人間は狙撃銃を構えており、その銃口はまだ人間に気づいていないゾウに向けられていた···
するとヲ級が戦闘機を発艦させ、ゾウに銃口を向ける人間を機銃で殺害した。銃声に驚いたゾウはその場から走り去っていく。
レキ「コイツラ、密猟者ダナ···」
アフリカが深海棲艦に制圧された今、アフリカに生息する動物の価値はかつての倍以上になっており、元々密猟による生計を立てていた者達は、より貪欲になっていた。
ヲ級「人間ッテ、不思議ネ···綺麗ナ自然ヲ守ロウトスル 人モ イル一方デ、自分ノ事シカ考エテナイ人モ イル···ソシテ、守ロウトスル人達ハ偽善者ト呼バレル事モアル···」
ヲ級は、不思議だと言いつつも悲しげな表情をする。
ヲ級「ナンダカ、ゴメンネ?辛気臭ク ナッチャッテ」
レキ「ハハッ、ソンナノ気ニシネェッテ」
その後も2人は4日程アフリカを堪能した。シマウマがなぜかレキに懐いたり、ヌーの群れを見たり···
そしてそろそろ帰ろうかとしていた時、突如砲撃音が聞こえ、ヲ級の腹部に砲撃が直撃する。
レキが艤装と化している尻尾を出し、音のした方を向くとそこには艦娘が6人いた。
レキ「テメェラッ!」
レキは艦娘に砲撃し、爆撃機で爆撃し、艤装の口で頭部を噛み砕いたりし、艦娘を蹂躙する。イロハ級の中でも特に強力なレ級で、しかもオリジナルのレキを相手に、練度の低い艦娘達は手も足も出なかった。
最後に、片足が吹き飛んだ軽巡の頭を踏み潰す。そしてレキがヲ級の所に戻ると、かなりの量を出血しており、意識は朦朧としていた。
レキ「オイ!シッカリシロ!」
ヲ級「ゴメンネ···モウ、ダメ ミタイ···」
レキがヲ級の傷口を押さえるが、出血は止まらない。深海棲艦の傷は入渠せずとも、時間が立てばある程度は自己再生する。しかし、大破している場合は別であった。
レキ「クソッ!···艦娘共メ···艦娘モ、人間モ···アイツラガ イナケレバ···」
ヲ級「ダメ!···ネェ、聞イテクレる?」
レキ「ア?」
ヲ級「人間二もね···良い人ダッテ、チャンとイルノ···ダカラ、全ブを憎マナイデ···ソレニ、ソモそも戦争デショ?アノ子達ダッテ、守リたかったものが、キットあったはず···」
レキ「デモヨォ!」
ヲ級は吐血しながらも続けるが、ヲ級の体は光の粒になり始める···
ヲ級「イイノ···だからオ願イ···憎むノハ、戦争ヲ 起コシタ人と、続ケヨウとするヒトだけにして···それと···」
ヲ級の体は薄くなり、光の粒は天に昇っていく···
ヲ級「こんな私でも、一緒にいてくれて···ありがとう···」
ヲ級は完全に光の粒となり、消えてしまう。
レキ「いクナ···逝くなぁぁぁぁぁ!」
レキは産まれて始めて涙を流した···
レキは布団の上で目を覚ます。
レキ「んあ···またあの夢見ちまったな···」
レキがあくびをしながら廊下へ出て何気なく歩いていると、中間棲姫と何人かの深海棲艦が歩いていくのが見え、向かってみると、ミッドウェーが頭以外の全身に装甲を纏い、ロマンのある武装をつけた男を連れてきていた···
そしてミッドウェーからその男を空き部屋に案内するように言われ、男を案内する···
レキ(ヲ級、戦争···多分もうすぐ終わるぞ!)
読んでくださり、ありがとうございます!
今回はレキの過去について触れました。
●レキの友達のヲ級
レキにいつもくっついてきていたヲ級。あまり好戦的ではないが、無闇に自然を侵す者には容赦がない。
好戦的ではないため、他の深海棲艦からは嫌われぎみ。
●密猟者
アフリカが制圧された後も、しばらくは密猟者が密猟を試みる事が多かった。
アフリカの制圧により、その国から退避しなければならなくなった事により、動物達の価値はかつての倍以上になった。しかしそれとは逆に、密猟による稼ぎは絶望的となっていたため、一攫千金を狙って密猟を行おうとしていた。
●今回の艦娘達
秘密裏に行われた『アフリカ奪還作戦』による艦隊。
艦娘が出てきて調子に乗った某国の所属であるが、練度が低いまま行われた作戦であり、作戦の内容も雑なものであったた。
そのため、レキ達に遭遇しなくとも全滅していたと思われる。