そして、武龍達はいよいよ傭兵としてスタートするのだが···
武龍の初陣の後、瑞希の作ったホームページを見ると、依頼は1つも来ていなかった··~
ラン「まあ、傭兵なんて日本とかじゃろくな目で見られないもんな···」
武龍達の傭兵団は『レイヴンズ·ネスト』としてスタートしたのだが、ホームページに来るのは誹謗中傷のメールばかり···
アン「武龍様、他人を誹謗中傷するようなゴミクズの相手などしなくて構いません。この対処は私にお任せを」
アンは現在、誹謗中傷やデマなどを行うアカウントをあらゆる方法でアカウント削除や凍結、ネットそのものから退去させるなどしている。
草薙「アンさん···あなたってやっぱりやることがエグいですね···」
アン「それが私ですから·····こんなゴミクズはさっさと滅べば良いんですよ」
そう言ったアンは口元だけ微笑んでいた。
しかし4日後、とある漁師から依頼が入った。
依頼主:
目標:漁船の護衛
作戦開始時刻:14:00
報酬:200000円
深海棲艦が現れてから漁なんてとてもできない。艦娘ってのも今は防衛にばっか着いてる。これじゃ生活のための稼ぎだけじゃねぇ、漁業全体が危ぶまれるんだ。
どんくらい報酬は出しゃいいのか分かんねぇが、なるたけ出すつもりだ。
作戦開始時刻に合わせ、作戦エリアに向けて自律装甲輸送ヘリ『
今回武龍が装備してきているのは、新たに実戦用に開発した銀と青のカラーリングをしている『クレスト白兵戦型』である。
武装は右手に『マシンガン』、左腕にレーザーブレード、右背部に新しい小型ミサイル、左背部に『グレネードキャノン』である。
瑞希《作戦エリアに到達。機体投下、作戦開始です!》
ヘリ下部のハッチが開き、投下される。
源蔵「おおっ!お前が傭兵か!?来てくれて助かる!」
漁を行うポイントまで移動し、漁の邪魔にならないよう武龍は2mほどの空中で滞空する。
しばらくすると漁が終わったようで、源蔵は帰り支度を始める。
瑞希《右方向から深海棲艦!駆逐イ級2体、『駆逐ハ級』1体を確認!》
武龍「源蔵さん、早く退避してください!」
武龍は着水して深海棲艦の元へ向かい、ハ級に右手に持ったマシンガンを連射する。画面を穴だらけにされたハ級は怯み、その隙に武龍はレーザーブレードで一刀両断する。
次に、漁船に向かって砲口を向けたイ級にマシンガンを連射しつつ、漁船の盾になるように回り込む。
そして小型ミサイルをロックオンし、10発のミサイルを連射する。イ級は3発程受けて撃沈し、残りのミサイルは水柱を作る。
その時、もう1体のイ級が砲撃し、砲弾は左足に命中してしまう。武龍は即座にイ級に向き直り、膝撃ちの姿勢になる。
そして、左背部の折り畳んであるグレネードキャノンを展開し、イ級に向けて砲撃する。
砲撃を受けたイ級は大きな爆発と共に爆散した。
しかしその時、突如下方から反応があり、魚雷が向かってくる。武龍はギリギリで回避し、海中を凝視する。
瑞希《この反応···『潜水カ級』です!》
武龍は小型ミサイルを起動させてロックオンした後、6発のミサイルを連射する。海中を進んでいったミサイルは全弾命中し、カ級を撃破する。
その後、武龍は後方を警戒しつつ作戦エリアを離脱するまで漁船を護衛した···
源蔵「おい!大丈夫かよ!?」
武龍「はい、なんとか無事です」
瑞希《作戦完了、これより回収します》
漁船と武龍が去ってしばらくした後、その場所に3人の艦娘がいた。艦娘はそれぞれ長門、由良、摩耶であった。
長門「確かにここなのだな?」
長門達は周囲を見渡し、警戒している。
由良「うん、砲撃音がしたっていうポイントはここで合ってるんだけど···」
すると摩耶が深海棲艦の残骸を発見し、手に取ってみる。
摩耶「ん?···これってイ級とカ級の残骸じゃん!?」
由良「やっぱり、ここで何か戦闘があったのよ···」
長門「まさか、最近起業したという傭兵の仕業か?」
摩耶「だとしても、すぐに提督に知らせないと!」
読んでくださり、ありがとうございます!
ついに武龍達は始動しましたが、傭兵という立場上、あまり良い印象は受けられてませんね。
●ラン
茶色の短髪で身長160cm、肉体年齢は18歳。
艦娘ではなくAF。
赤い作業着を着ており、草薙のアシストをすることが多い···といっても主に解体作業や木材加工を行っている。
活発な性格で、よく妖精達と戯れていたりする。
また、本名はカブラカン。
●アン
銀色のセミロングで身長165cm、肉体年齢は16歳。
艦娘ではなくAF。
白いドレスのような服を纏っており、物静かな雰囲気を醸し出している。
しかし本来の性格は基本的に人間を見下しており、『信頼している人間意外は滅んでも構わない』というスタンスである。
(現時点で信頼している人間は武龍のみ)
また、本名はアンサラー。
●高山 源蔵
黒い角刈りの髪型で身長170cm、49歳で6月7日生まれ。
ある港町で漁師をしている男性で、義を重んじる性格をしている。
今後の生活と漁業全体に危機感を感じており、今回依頼をした。
●STORK/S-A
本来起こり得た未来での輸送ヘリを小型化し、遠隔·自律で操作できるようにしたもの。
Aタイプは個人輸送に特化しており、最低限の武装として小型ミサイルを装備。
Bタイプは『オートキャノン』と『レーザーキャノン』を装備しており、火力支援を行うことも可能。
Cタイプはコンテナを積んでおり、複数人や物質を運搬できる。
●クレスト白兵戦型
白と銀のカラーリングをした中量2脚型機甲兵装。
武装は右手にマシンガン、左腕にレーザーブレード、右背部に小型ミサイル、左背部にグレネードキャノンを装備。
マシンガンを用いての近距離戦をメインとしているが、多連装の小型ミサイルとグレネードキャノンにより、ある程度離れた敵にも対象可能となっている。
また、本来であれば敵のミサイルを迎撃する『迎撃ミサイル』が装備されていたが、対深海棲艦及び対艦娘を目的として外されている。
●ライフル
セミオートで連射可能なもので、堅実にダメージを与えていく武装で、扱いやすい部類に入る。
●マシンガン
ライフルより単発の火力は低く、射程も短いものの、その連射力で戦う武装。
●レーザーブレード
エネルギーを使用したブレードで攻撃する武装。
●小型ミサイル
小型のミサイルを発射する武装で、連続発射できる数が多いのも特徴。
しかし初期のミサイルは単発でしか撃てず、新しいものはロックオン数が特に多い。
また、ミサイル全般はロックオンした数だけ連続発射できる。
(パーツによって最大ロック数に限りがある)
●グレネードキャノン
直線的に砲撃を行う武装。
現在の機甲兵装では、安定のために膝撃ちなどを行う必要がある。