鴉の航路(ver2.0)   作:ダイヤモンド傭兵

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島にある山を登り、山頂を目指す武龍一行。山頂にあるのは果たして···


第31話 山登り(ver2.0)

鎮守府のある島に、1つの山がある。大蛇の提案により、皆で登山をする事となる。

 

登山用の服装に着替え、早朝から山頂を目指す。山の中は鳥の声や風が心地よく、武龍の心を落ち着かせる。それを察知したティスも笑顔になる。

 

武龍「山って、こんなに綺麗だったんだ···」

 

辺りを見渡す武龍を木漏れ日が照らしており、それを見たアンは微笑む。

 

アン「私も、こうして感じられて、とても気持ち良いです」

 

レキ「今度は富士山にも登ろうぜ!」

 

レキはガッツポーズをしながらそう言うが、それに飛行場姫は呆れた様子である。

 

飛行場姫「まだこの山を登頂してないでしょ?」

 

 

 

途中、壊れた橋を見つけた一行はそれを避けて遠回りする。ベスは橋の状態を見て腐食具合を確かめる。

 

時雨「ここって、結構前にも人がいたんだね」

 

大蛇「後で直しておきましょう。結構遠回りになりそうですし」

 

一行は山の奥へと入っていき、しばらく道なりに歩いていると廃村を発見する。

 

青葉「こんなところに村ってあったんですね···」

 

夕立「なんかちょっと不気味っぽい~」

 

しかし何事もなく廃村を抜け、更に登って行く。

 

コア「···」

 

コアはなにもいない村を睨み付ける。するとコアは突然両手を広げ、思い切り手を叩いて大きな音を立てる。その音は反響し、廃村の不気味な空気は一気に消え去った。

 

コア「これで良い」

 

驚く武龍達を尻目にコアは先へ進み、武龍達も後を着いていく。

 

 

 

 

 

マリアナ「そろそろ山頂か?」

 

山頂が近づくにつれ、各々の期待が膨らんでいく。

 

雪風「山頂はどんな景色なんでしょう!?」

 

深海鴉棲姫「楽しみだな」

 

そして山頂に着くと、小さな神社があった。

 

ラン「神社があるってことは、ここに住んでたのは日本人か···」

 

駆逐古姫「どうせならお参りしていきましょ?お金無いけど」

 

参拝の後、山頂から下の景色を見渡すと、鎮守府が見え、別の場所からは先程の廃村も見えた。

 

駆逐棲姫「良い景色だね···」

 

防空巡棲姫「戦争が終わったからこそ、ゆっくり見れるわね···改めてありがとう。武龍」

 

鳳翔「では皆さん、そろそろお昼にしましょう」

 

ブルーシートを敷いて、その上でのんびり弁当を食べる。弁当を作ったのは鳳翔、レキ、大蛇である。

鳳翔は家庭的な弁当を、レキは肉多めのもの、大蛇はホテルで出されるような弁当を···

 

賑やかな武達以下の全てが静かで、まるで武龍達以外全ての時が止まったような静けさである。

しかし、静かだからこそ武龍達の笑い声が響き渡り、山は少しだけ明るくなったようにも思える。

 

コアとリリは何もいない所にふと目を移すと軽く会釈をし、再び会話に入っていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山を降りて風呂に入り、のんびり時間を過ごす。

 

武龍「そういえば、飛行場姫と防空巡棲姫と南方棲戦姫、それから駆逐棲姫と駆逐古姫の本名ってなに?」

 

飛行場姫「私は『ヘンダーソン』よ」

 

防空巡棲姫「アタシは『セイレーン』だ」

 

南方棲戦姫「私は『セン』よ」

 

駆逐棲姫「私は『(こん)』」

 

駆逐古姫「私は『古風(ふるかぜ)』」

 

武龍「じゃあ皆、改めてよろしく!」

 

 

 

 

 

 

 

夜、それぞれが寝静まった頃、コアとリリは屋上で月を見ながら静かな時を味わっていた。

 

コア「静かだな···」

 

リリ「はい。とても静かですね···」

 

コア「こんなにのんびりできたのも、久々だな」

 

リリ「このままもうちょっとのんびりしてましょう」

 

コア「そうだな···」

 

 

 




読んでくださり、ありがとうございます!

のんびり回でしたが、いかがだったでしょうか?
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