武龍は時雨、夕立、大蛇と共に日本の市場に行き、調味料などを買いに行くが、そこで見たものは···
武龍は時雨、夕立、大蛇と共に市場に調味料などを調達しに向かった。
そこは戦時中とは違い、活気に満ちていた。
武龍「すごい、もうここまで復興してるのか···」
時雨「武龍のおかげだよ!」
夕立「次は釣り道具っぽい!」
釣り道具を買うため、魚市場に向かう一行。大蛇は調味料を船に積むため、一度戻った。
残りの3人は魚市場に向かったが、そこで漁師達の会話が聞こえてくる。
漁師A「深海棲艦との戦争が終わったって、信じられるのか?」
漁師B「いんや、信じらんねぇ。あれだけ大々的にやってもよ、終わらせたのが傭兵ってのがキナ臭くてな···」
漁師C「そうか?あそこまで大々的にやったんだ、終わったのは本当なんじゃないか?まあ、どうせ金かなんかでも渡したんだろ」
漁師D「それに、アリオール社やそれに繋がってる鎮守府を襲撃したってさ、そんなのテロと変わらんだろ。所詮、連中はテロリストさ」
武龍はその会話を聞いて拳を握り締める。
時雨「行こう。あんな人達の話なんてそれこそあてにならないから」
夕立「それにあそこの人達の扱ってる魚、変な臭いがするっぽい···」
そして魚市場を進み、良さそうな魚を見つけた3人。そこの魚を買おうと漁師に声をかける。
武龍「あの、これとこれとこれ、それとこの魚もください」
源蔵「あいよっ!···ってその声、もしかしてあの時の傭兵か?」
良さそうな魚を売っていたのは、レイヴンズ·ネストに初めて以来を出した源蔵だった。
武龍「えっ!?」
武龍はまさか声で判別できるなど思っていなかったため、驚愕している。
武龍「···まさか声で判るなんてな」
源蔵「あったりめぇだよ!あの時依頼を受けてくれてなかったら、俺達ゃとっくに飢え死にしてたさ!だから改めて、ありがとう!」
源蔵は満面の笑みで接客してくれたため、武龍は安心できた。
そして魚を購入する時、源蔵は最も上質な魚をくれた。
源蔵「まいどあり!それと、戦争を終わらせてくれたお礼にこれやるよ」
そう言ってくれたのはなんと『カジキマグロ』である。それもかなりの大物である。
源蔵「俺が獲ってきた中で1番の上物だ!」
源蔵は胸を張って自慢するが、武龍は受け取って良いか迷う。
武龍「いや、これは···」
源蔵「他の奴らが何言おうと関係ねぇ!俺達漁師を救ってくれて、更に戦争を終らせたとあっちゃ、俺にできる礼はこれくらいしかねぇってもんよ!」
武龍「···ありがとうございます!」
戻りの船で武龍は自身の手を見ながら呟いた。
武龍「俺は···誰かの役に、立ててたのか?」
すると横から···
草薙「当然です!」
武龍「大蛇···」
大蛇「あなたは依頼だったとはいえ、この地域の漁師達を救いました。それが解らない人達はろくな者達ではありません。それに、最初に会ったときの事を覚えていますか?」
武龍は思い出す···夜逃げを実行し、青葉に助けられ、青葉もろともやられそうになった時に降ってきた大蛇。
大蛇「傭兵活動をする際、私を含む秘匿艦船やAFは最終決戦まで極力隠し続ける必要があり、そのためには誰かが代わりに戦わないといけませんでした。
しかしそこであなたとちょうど出会ったんです。これはきっと、何かの運命でしょう···その後の事も含めて」
武龍「そう、なのか?」
大蛇「思えばあの時出会って、AFの中でも特に心に重いものを抱えた2人がまさかあなたにその重いものを壊されて···」
すると、時雨と夕立が物陰から出てきた。
時雨「僕達の事も助けてくれたじゃないか!」
夕立「改めてありがとう!」
大蛇「そうですよ!それに、最後にはあなたが戦争を終らせた···さて、そろそろ着きますよ!」
船着き場では、ミッドウェーやアン、ティスに雪風、その他の皆も笑顔で迎えてくれている。
船から降りると···
アンサラー「お帰りなさいませ、武龍様!」
スティグロ「お帰り~!」
ミッドウェー「お帰り、武龍」
読んでくださり、ありがとうございます!
漁師達は事実上助けられた側ですが、ほとんどの漁師はレイヴンズ·ネストに良い印象を持ってはいません。