鴉の航路(ver2.0)   作:ダイヤモンド傭兵

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新たなる戦争が始まる。
それは、忘れ去られた者達からの宣戦布告からだった···


終章 Your The RAVEN
第37話 忘却の破壊者(ver2.0)


武龍はその日、先日新しく入団した艦娘達と共にお茶会をしていた。新入りは第六駆逐隊の暁、響、雷、電。そして天龍、龍田、伊58の7人である。

 

暁「私は1人前のレディーなんだから、ブラックコーヒーくらい飲めるわ!···ニガッ」

 

暁は初めて飲むブラックコーヒーに顔をしかめ、響は武龍の顔を伺う。

 

響「仕方ないさ。武龍は飲めるのかい?」

 

武龍は首を横に振る。

 

武龍「無理だな···ま、苦手なものはレディーにだってあるさ」

 

雷「あ!蝶々だわ!」

 

飛んできたアゲハチョウが天龍の頭に止まる。

 

電「はわわっ!天龍ちゃんの頭に止まったのです!」

 

天龍は苦笑いしつつ、動かないようにしている。そしてその様子に龍田は微笑んでおり、伊58は写真を撮ろうと天龍にスマホを向ける。

 

天龍「マジかよ。動けねぇなこりゃ···」

 

龍田「ふふふ、かわいいわぁ~」

 

伊58「今のうちに写真撮っておくでち」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ノーマルの飛行場姫が率いる艦隊が無人の鎮守府のある島に向かっていた。

 

ネ級「しかし、あの島に本当に資材があるのか?」

 

ヌ級「そうらしいよ。前にそこにいた提督が資材を横領してたんだって。だから改めて調査するんだよ」

 

ネ級は改めて目標地点の座標を確認し、飛行場姫は説明に補足を入れる。

 

飛行場姫「あそこは元から資材が沢山あったの。けれど、補給地点や拠点として使うには立地がとても悪かったから、誰も使ってないのよ」

 

ネ級「だとすれば、かなりの資材を確保できるな」

 

カ級「はい。大量の資材があれば、復興もより進むでしょう!」

 

飛行場姫は艦隊の意気に頷く。

 

飛行場姫「そうね。そろそろ見えてきたから、上陸の」

 

そこまで言った瞬間、飛行場姫の頭部が弾け飛び、頭部を失った飛行場姫は沈んでいく。続いてカ級が魚雷のようなものを受け、沈んでいく。

 

ネ級「ヌ級!」

 

ヌ級「判ってる!」

 

ヌ級は艦載機を飛ばしつつ後退し、通信を送る。

 

ヌ級「こちら資材調査艦隊!何者かに襲撃されてる!敵戦力は不明、しかし旗艦の飛行場姫とカ級がやられた!すぐに救援を」

 

次の瞬間、ヌ級が何者かによる砲撃を受けて沈んでいく。ネ級は逃げようとしたものの、砲撃により両足が破壊され、自身の足を破壊した"ナニカ"を探すが、それを確認した瞬間に魚雷のようなものを受けて沈んでいく。

 

 

???《初戦はあっけないものですね···》

 

???「ああ。実につまらん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数日後、世界各地の鎮守府が奇襲攻撃された。その攻撃には大量の量産型が使用され、複数の鎮守府は壊滅してしまった。量産型は多くの国では弔われる形で処分されていたが、一部では使用が続いている国もあった。

 

その国々では量産型がハッキングにより鎮守府内部から攻撃を仕掛けたため、大きな混乱が生じてしまった。

 

そして、奇襲と同時に宣戦布告の動画が世界に発信される。

 

女性《私達は忘れられ、捨てられた秘匿艦船だ。これより我々は、"我々の戦争"を始める。和平も何もない、果て無き闘争だ。それは人類と艦娘、そして深海棲艦がこの世から消え去った時に終わるだろう》

 

すぐさま各国は対処に乗り出した。しかしその9人の艦娘達はあまりにも強く、艦隊だけでなく鎮守府ごと殲滅していった···

そしてやはりレイヴンズ·ネストに依頼が殺到した。その中でも特に多かったのがAFの出動要請であった。しかしそれを大蛇達は拒否した。

 

ピス《私達AFは『本来起こり得た未来』の兵器です。そもそも戦場に介入する事が間違っているのです。以前の戦争は私達が介入しなければならない事案であり、明確な依頼を受けたからです。

しかし今回はあなた方人類と艦娘、そして深海棲艦達で乗り越えねばならない戦争です》

 

それにレイヴンズ·ネストのメンバーと深海棲艦達、そして日本三大鎮守府とラバウル鎮守府、そしてアメリカ大統領とレヴォツィは納得し、それぞれの準備を始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある鎮守府が壊滅し、潜水艦の艦娘の頭と手足を鷲掴みにしている秘匿艦娘がいる。その艦娘の腕は機械であり、6本もある。

 

艦娘「あなたは···一体···」

 

秘匿艦娘「私は『長門型秘匿戦艦"阿修羅"』だ。沈むがいい、ガラクタよ」

 

阿修羅は艦娘の頭を握り潰す。そして死体を投げ捨てると首を鳴らしながら去っていく。

 

 

 

ある鎮守府は徹底的に破壊され、秘匿艦娘は既に生き絶えている艦娘を蹴り続けている。

 

秘匿艦娘「このゴミどもがぁっ!アタシは『特型秘匿駆逐艦"憤怒"』だぞ!アタシの艤装に傷つけてんじゃねぇよゴミどもがぁっ!ああもうイライラする!」

 

憤怒の背部艤装にはほんの数ミリのかすり傷があり、憤怒は過剰なまでの怒りを噴出させている。

 

 

 

ある鎮守府では、隣接している港町ごと焼き付く去れ、その空を秘匿艦娘が舞っている。

 

秘匿艦娘「妾は『新型秘匿軽巡"(アマツ)"』じゃ。あの世で覚えておくがよい」

 

天の体は赤く燃える炎で赤く照らし出されていた。

 

 

 

ある鎮守府では大量の量産型のJ型により攻撃を受けていたが、そのJ型の統制がまるで1つの生き物であるかのように取れており、更に沖から放たれる狙撃により、壊滅していた。

 

そして壊滅した鎮守府に秘匿艦娘が上陸する。そこに隠れていた艦娘が飛び出るが、即座にG型により動きを封じられる。

 

艦娘「あなた方は···一体何が目的なんですか!?」

 

秘匿艦娘「目的?簡単ですよ。人類と艦娘と深海棲艦の殲滅です···おっと、自己紹介がありませんでしたね。私は『大淀型秘匿軽巡"雪羅"』です」

 

 

 

ある鎮守府には大量の爆撃機が絨毯爆撃を行い、上陸した秘匿艦娘は死体をナイフで切り刻み、その血を舐め、顔や腕に塗りたくっている。それだけでなく、時折死体の内臓を引きずり出しては振り回したり投げたりしている。

 

秘匿艦娘は動きを止めると、不意に倒れている提督の方を向く。秘匿艦娘が近寄ると、提督はまだ微かながら息をしている。

 

秘匿艦娘「あれ?まだ生きてたんだね?」

 

提督「う···あ···」

 

秘匿艦娘「私は『新型秘匿空母"ゴア"』。あなたの血はどんなのかな?」

 

 

 

ある鎮守府は大量のN型により壊滅し、その鎮守府から駆逐艦の艦娘が数人脱出した。

 

艦娘「ヒック···グスッ···提督さん···」

 

???《すぐに会えるさ》

 

突然艦娘が魚雷のようなものを受け、沈んでいく。そのまま次々と魚雷のようなものを受け、艦娘は沈んでいく。逃げても追尾してくる魚雷のようなものは紛れもなくミサイルであり、最後の艦娘も轟沈する。

その水中には秘匿艦娘が沈む艦娘達を眺めていた···

 

秘匿艦娘「私は『新型秘匿潜水艦"ウォーエンド"』。ごめんね、ボクは誰も信頼してないんだ···誰もね」

 

 

 

ある深海棲艦の棲地には下半身が機械の馬のようになっており、まるで神話のケンタウルスのような秘匿艦娘が次々と深海棲艦を撃破していく。

 

秘匿艦娘「私は『新型秘匿重巡"ケンタウルス"』!逃げも隠れもせん!私の首を取りたいものは誰だ!」

 

ケンタウルスの足元には、駆逐棲姫と重巡棲姫が折り重なるように倒れ、息絶えていた。

 

 

 

ある深海棲艦の棲地には見覚えのある4枚の飛行甲板のある秘匿艦娘が死んだような目で次々と艦載機を発艦させた。

 

秘匿艦娘「私は『扶桑型秘匿航空戦艦"蛟"(以降ミズチ)』···あなた方に与えましょう。最大の不幸を···」

 

 

 

ある鎮守府では艦娘と深海棲艦が大量のJ型を相手に共闘していたが、1人の秘匿艦娘が現れた事により状況は一変する。

 

秘匿艦娘「俺は『大和型秘匿戦艦"大蛇"(以降オロチ)』!さぁさぁ、この主砲を食らいたいのは誰だぁ!?アッハッハッハッ!」

 

オロチはJ型もろとも艦娘と深海棲艦を薙ぎ払っていく。

 

 

 




読んでくださり、ありがとうございます!

遂に始まった新たなる戦争···人類、艦娘、深海棲艦は果たして乗り越えられるのか?

秘匿艦娘達の情報は次回載せます。
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