武龍達は5分間を生き抜けるのか···
前回の秘匿艦娘を書き忘れていたので追加しておきました。すみません!
推奨BGM『STAIN』(ACVより)
天と武龍は空中戦を繰り広げるが、武龍の方が押されている。天は自身に向けて連射されるアサルトライフルの弾丸を、縦横無尽に飛び回ることで回避する。
また、回避しきれない弾丸は装甲の厚い部位で受け止める。
天は高度を下ろしつつ背部の主砲を発射し、武龍は右へのQBで回避する。しかし量産型による砲撃を受けてしまい、武龍は辺りをレーダーで確認するが、やはりこれまでより多い量産型の反応に歯軋りする。
天「妾と同じく飛べると思うとったのに、残念じゃのう···所詮は人間、地に落ちよ!」
青葉達は武龍の援護をしようとしていたが、オロチの攻撃により阻まれている。青葉はオロチの砲撃を回避すると共に砲撃するが、オロチは主砲である龍型の頭部で防ぐ。
オロチ「オラオラァッ!そんなもんかよ!?」
青葉「仮にも大蛇、敵に回るとこれ以上ない程厄介ですね···」
オロチは突然曙に接近し、殴り倒して副砲を連射する。曙はたちまち大破したが、突然大蛇は振り向き、振り向きざまに霧島に砲撃する。その砲撃をモロに直撃した霧島は大破して仰向けに倒れ込む。
霧島「がぁっ···!」
武龍は背部のデュアルレーザーキャノンを構え、天に向けて発射する。天は一気に高度を下げて回避しようとしたものの、回避しきれずに左側の主砲が破壊されてしまう。
天「ぬおっ!あの翼、単なる装飾ではなかったか!」
その隙に武龍はレーザーブレードを起動させ、海上に降りて量産型をQTの回転を利用して一気に4機撃破する。そして再び飛び上がり、天に向かって接近する。
しかし、天は離れるどころか一気に武龍に接近してくる。
天は砲撃するどころか左手の副砲を放り投げ、武龍の目線は一瞬その副砲に向いてしまう。
天「今じゃ!」
天は武龍に掴みかかると、顔面と左腕に右手の副砲を至近距離から連続で撃ち込む。
武龍「このっ!」
武龍はレーザーブレードを振ろうとしたが、レーザーブレードは破壊されてしまっており、動きが止まったところに複数のJ型の砲撃が集中砲火されてしまう。
デュアルレーザーキャノンの右側は破壊されてしまい、更に左腕の装甲は破壊されてしまう。武龍は天を蹴り飛ばして離脱するが、天は蹴り飛ばされながらも砲撃し、砲弾は武龍の胴体に命中する。
武龍は息を切らしながらもアサルトライフルを連射しているが、天と多数の量産型の攻撃により損傷は増えていく。そして左側のデュアルレーザーキャノンも破壊されてしまう。
天「これで終わりじゃ!」
武龍「やってやらぁぁぁ!」
天と武龍は互いに攻撃しながら接近し、パシーが到着すると共に2人は爆煙に包まれる。
パシー「皆!到着したわ!早く逃げ···え?」
パシーの頭に飛んできたナニカが当たる。
それは、武龍の左腕だった。
武龍は海上に墜落する。
機甲兵装の装甲の多くは破壊され、千切れた左腕の傷口からはドクドクと血が流れており、見ると右足からも出血が激しい。更に腹部からも激しく出血している。
天「フハハハハハ!これで空は妾のものじゃ!」
パシーの艦隊が足止めをし、その間に北上が武龍を抱き抱えて離脱する。
北上「武龍っ!しっかり!」
雪風がポーチから取り出した包帯を傷口に巻き付け、大破した霧島は青葉とネ級eliteが支えて離脱する。同じく大破している曙はリ級eliteが支えて行く。
鎮守府に戻った武龍はすぐに医務室に運ばれ、応急処置を済ませた後、緊急手術となる。
アン「武龍···」
青葉「すみません、私達が援護しきれずに···」
パシー「Sorry、私ももっと早く着ければ···」
俯く2人を大蛇が宥める。
大蛇「言っても仕方ありません。流石に秘匿艦娘が2人では、機甲兵装ももちません···それに、あの量産型の数は明らかにおかしかったですから」
ティス「どうにかして、助けらんねぇのかよ···」
コアは少し逡巡すると、口を開く。
コア「·····1つだけ、方法がある」
リリ「コア···」
コア「解っている···武龍を、深海棲艦にするという方法がある。こらは元より成功する確率が低いが、この方法を行うには、武龍の中の負の感情を呼び覚ます必要がある」
古風「それにこれは···禁忌でもあります」
アン「禁忌でも構いません。少しでも助かる可能性があるのなら、行ってください!」
リリ「コア···私はそもそもAF達などをはじめとする未来の兵器を建造した時点で禁忌を犯しています。今更なんでしょう?」
コア「···わかった。だが、失敗した時は武龍は誰彼構わず襲いかかるぞ?」
大蛇「その時は、私が全力で撃破します」
そして、深海棲艦が産まれる場所にて、コアは武龍を"海の意思"と呼ばれる海水の入った浴槽に沈める。
武龍の体は沈んでいき、やがて闇に飲まれて見えなくなっていく···
武龍「···ん?ここは?」
武龍は何もかもが黒く、なにもない空間で目覚める。不思議な浮遊感に包まれ、左腕と右足の感覚が無いことに気づき、そこが欠損していることを確認する。
しかし代わりに欠損部位には黒い靄のようなものがある。
武龍「ここは···あの世かなんかか?」
辺りを見渡すと、巨大な怪物がゆっくりと迫ってくるのが解った。歪で、呪詛の言葉を吐き続けている···
武龍「ちょっ、なんだあれ!?」
武龍は驚くが、怪物は武龍に掴みかかる···が、武龍はあることに気づいた。
武龍(ん?こいつの言葉···俺の言葉じゃないか!)
怪物「コワイ···イタイ···コロシテヤル···コワシテヤル···ゼンブ、ゼンブ···ナニモカモ···」
武龍は怪物の頭を撫で始める。
武龍「辛いよな···戦争したくないよな?アイツらとのことが解決しても、戦争が残ってるよな?片腕と片足も無くなっちまったよな?
···なぁ、一緒に戦争を終わらせようぜ?そしたら沢山笑えるからさ···」
武龍は怪物を抱き寄せる。
武龍「1人にさせて、ごめんな···」
武龍が浮上してくる。海の意思から出てきた武龍は右目が赤くなっており、欠損した部分は深海棲艦のように白くなっており、傷口のあった部分には紫色のつぎはぎの後がある。
武龍「あ~、俺···生きてんのか?」
読んでくださり、ありがとうございます!
武龍は深海棲艦になりましたけど、これで勝てますかね?皆さんはどう思いますか?