深海棲艦として復活した武龍は体の異常を確かめる。
武龍「···ってことは、俺は深海棲艦になったのか?」
コア「そういうことだ···すまない、勝手にやってしまって」
武龍「いやいや全然。てかパワーとかスタミナもめちゃくちゃ増えたし、暗いところも見えるようになってるからむしろ良いんだけど」
武龍はポジティブに受け取っているが、それでもやはり人でなくなった事に内心驚いていた。
その後、武龍は大蛇に新しい機甲兵装を要求するが、断られる。
大蛇「今の武龍に必要なのは機甲兵装ではなく"艤装"です···それに、機甲兵装を再び使ったところで勝てません」
武龍「じゃあ、どうするんだよ?」
大蛇「1つ、方法があります。あなたが深海棲艦となっている間にリリと愛海さんに話をつけてきましたので問題はないと思います」
そして武龍が連れられてきたのはかつての拠点である。しかしなぜかラナも連れてこられている。
ラナ「なぜ私も連れてこられたのだ?」
武龍「さぁ?俺は艤装の件で連れてこられたけど···」
2人は地下施設の最下層に連れてこられ、僅かな灯りを頼りに移動橋の真ん中で止まる。
すると僅かな灯りの中に愛海が立っていた。
愛海「良かった、来てくれて···武龍とラナさんには、"真実"を知る権利があります。そして、武龍の艤装となるものが、この真実そのものです」
拠点内の妖精が一斉に灯りをつける。すると巨大な何かが大きな布で隠されており、その布が落とされる。
武龍「これは!?」
ラナ「まさか···あの時の!?」
推奨BGM『Surface』
そこに照らし出された、静かに佇む"それ"は···
愛海「これは···時に全てを壊し、時に全てを救う···」
赤と黒のカラーリングで···
愛海「『本来起こり得た未来』で、『最強の単体戦力』である···」
かつて起きた『頂上決戦』で世界を救った···
愛海「『ARMORED·COER/NEXT』!その内の1機、『コルヴィス』!」
ラナ「これは···あの時私を助けてくれた···いや、というかなぜここにある?」
武龍「デカイ···」
愛海「どうしてここにあるか解る?それは、この拠点にかつて住んでいた人が、コルヴィスのパイロットだから。そして、武龍君に小説を渡したのも、同じ人」
ボロボロで、赤と黒のカラーリングをしているその機体は最低限の整備だけを受けて佇んでいた。
武龍「どうりで、この屋敷に色んな軍事設備が整ってたわけだ···」
愛海「そして、これからこのコルヴィスを武龍の艤装に再構築するの」
その頃、武龍の鎮守府に大破したミッドウェーとマリアナが運び込まれていた。
マリアナ「奴ら···ここまでとは···」
渾「喋らないで!すぐに入渠させるから!」
ミッドウェー「もっと、力があれば···」
オリジナルの深海棲艦でさえ敗走するか、撃退に留まっていた···
それを見たAC達は顔を見合わせ、ベスに相談しに行った。
クレ白「ねぇ、ボク達も出撃させてよ!」
バルバロイ「何もできないなんて、そんなのあんまりだよ!」
ベスは拳を握り締めて答える。
ベス「私だって、出撃したいですよ···でも、この戦いは未来の兵器である私達が介入できない問題なのです」
その場は静まり返るが、クリケットがある提案をする。
クリケット
「ねぇねぇ、AF達は参戦できなくても、私達ACは参戦できるんじゃないの~?」
ベス「それは、どういう事ですか?」
クリケット
「だってさぁ、武龍君は機甲兵装としてACを使ってるわけでしょ?だったら私達は出れるんじゃない?もちろん、秘匿艦娘相手に戦うわけじゃなくて、あくまで人類側の戦力が乏しい場所限定で」
ベスは蛟とコアにこの件を相談し、クリケットの提案は受け入れられた。
そしてクレ白達は各地へストークAで飛び立っていき、かつて拠点防衛と首相救出に参加した者達に、機甲兵装が与えられることとなった。
読んでくださり、ありがとうございます!
武龍の艤装にはネクスト機体の技術が使われました。さて、今後に期待ですね!
●ARMORED·COER/NEXT
『本来起こり得た未来』の兵器であり、『最強の単体戦力』である。様々なパーツを組み換える事ができ、ありとあらゆる性能が既存の兵器を圧倒的に上回っており、1国を滅ぼす事も可能。
しかし、操縦するためにはAMS適正が必要となる。
ちなみに、ネクストにのるパイロットの事を『リンクス』と呼ぶ。
●コルヴィス
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『ネクスト機体の内の1機』『赤と黒のカラーリング』『青い複眼』