武龍が艤装を手に入れたその頃、秘匿艦娘達はそれぞれの進路を報告し合っていた。
憤怒「オレは姉貴の中で最強の姉貴がいるっていう江ノ島鎮守府に向かうぜ!誰の手もいらねぇ!アイツらはアタシの獲物だ!あ?自我の安定?そんなのいらねぇよ!」
憤怒は見つけた艦娘や深海棲艦を手当たり次第撃破しながら進む。
天「妾は鉄底海峡へ向かう。そこには深海棲艦だけでなく匿われた人間もおるようだからの」
天は雲の上から鉄底海峡を目指す。
大蛇「ならオレは最強の姉貴がいる横須賀鎮守府に向かうぜ!この力を見せつけてやる!」
大蛇はまっすぐに横須賀鎮守府に向かう。
ゴア「じゃあ私はたくさん殺せそうなアメリカへ向かうね。日本だとほぼリンチ状態だから殺せる数も減るし」
ゴアは小島で殺した人間の血を焚き火で暖めて飲み干し、海へ出る。
蛟「私は最も強い姉さん達のいる舞鶴に向かいます···ああ、絶望する顔を、早く見たいです!」
姉達の絶望する顔を想像し、恍惚の表情を浮かべた蛟は滅んだ街を後にする。
ウォーエンド「ボクはスリガオに行くよ。あそこで深海棲艦達が戦力を整えてるっていうし」
ウォーエンドは深海を進み、静かに目的地を目指す。
阿修羅「ならば私はドイツへ向かおう。あそこにはもう戦力はあまり無いが、トドメは指しておかねばな」
阿修羅は敵を薙ぎ倒しながら陸路を強行する。
雪羅「私はロシアへ向かいます。どこまで楽しませてくれるか、見物ですから···それに、切り札はありますから···」
雪羅はほくそ笑み、海を進む。
武龍の鎮守府のガレージにて、大蛇がアビス·グリントの点検を行っていた。
大蛇「聞きましたよ?あなたは武龍にテストを課したそうですね」
大蛇はアビス·グリントではなく、翔に語りかけている。
大蛇「あなたなら、今の武龍を倒すことなんて、簡単だったでしょう?」
誰もいない静かなガレージに、大蛇の一人言がポツリポツリと紡がれている。
大蛇「私は、あなたにちゃんと言いたかったんですからね···"ありがとう"って···私と蛟を見つけてくれて、ありがとうって···でも···」
大蛇は静かに流した涙を拭う。
大蛇「それが、あなたの"答え"なんですよね?···それに·····」
点検が終わった大蛇はアビス·グリントに敬礼をする。そして···
大蛇「再び飛べた空は···楽しかったですか?」
その頃、愛海は翔の遺影がある仏壇に手を合わせていた。
愛海「聞いたわよ、武龍君にテストをしたこと。楽しかったでしょ?もう一度飛べて」
その日の夜、それぞれはコアから秘匿艦娘達を迎え撃つ布陣を伝えられる···
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次回からは秘匿艦娘達との決戦です。
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