鴉の航路(ver2.0)   作:ダイヤモンド傭兵

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幕間 答えのその先へ(新実装)

アレサが現れる数分前──

 

 

 

愛海のスマホが鳴る。そこには『9』とだけ表示されており、愛海はあることを悟る。愛海は通話ボタンを押して電話に出る。

 

愛海「···誰かしら?」

 

???《あなたの夫と戦ったAI、と言えば解るでしょうか?》

 

愛海の予想は当たっており、愛海は外を眺める。

 

愛海「だろうと思ったわ。翔の予想通り、バックアップが生きてたのね···今度は、何をしでかすつもり?"エクシーナイン"」

 

エクシーナイン

《私は、人類の出した答えに対する"私の答え"を実行します。つまりは人類の数を大きく減らし、艦娘と深海棲艦を殲滅し、残った人類を管理します》

 

愛海の脳裏に、翔の親のことが浮かぶ。

 

愛海「あなたみたいなAIが人類を管理できると、本気で思ってるの?」

 

エクシーナイン

《···私は一部の人間を機械の側面から誘導し、密かに導いてきました。深海棲艦と艦娘が現れたのは想定外でした。しかしそれを逆に利用させてもらいました》

 

誘導···その言葉に愛海は眉を潜める。

 

エクシーナイン

《世界の政府の人間の一部に艦娘は兵器だと流布したのも、量産型を作るよう、とある提督と研究者に接触したのも、深淵教を唱えたのも、人類解放軍を作るよう扇動したのも、民間人にレイヴンズ·ネストが驚異であると思わせたのも、全て私です》

 

愛海の表情は神妙なものになる。

 

エクシーナイン

《しかし、人類に艦娘や深海棲艦、妖精も不要です。この先の未来で彼女らがいれば、管理は難しくなります》

 

愛海はほくそ笑み、余裕そうな表情を浮かべる。

 

愛海「なるほど···それで、あなたはどうして私にこの事を伝えに来たの?」

 

エクシーナイン

《それは、あなたはかつて私を破壊した人間の妻であり、真実を知り、見届ける権利があると判断したからです》

 

それを聞いた愛海は小さく笑う。

 

愛海「ふふっ、そういうことね···なら、私からも伝えておくことがあるわ」

 

愛海の目つきが鋭くなる。

 

愛海《あの子達は負けない。なぜなら···》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイヴンは、希望なんだよ──

 

 

 

 

 

ACは、壊す力がある──

 

 

 

 

 

でもそれは、逆に守れる力にもなる──

 

 

 

 

 

誰もが生きるために戦って──

 

 

 

 

 

そして散っていって──

 

 

 

 

 

それでも、確実に沢山の答えを残したんだよ──

 

 

 

 

 

例えそれが、虐殺であっても──

 

 

 

 

 

でも大丈夫だよ──

 

 

 

 

 

この世界は、同じ道は辿らない──

 

 

 

 

 

だって──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛海「(レイヴン)はね、管理者にとっての天敵よ」

 

屋根にいた鴉が一際大きく鳴く。

 

エクシーナイン

《なるほど。ではまたお会いしましょう》

 

愛海「会う時は人の体を手に入れてから来なさいな」

 

通話は途切れ、その瞬間にアレサは起動した。

 

 




読んでくださり、ありがとうございます!

では、武龍達の物語···その最後の章を、是非見届けてください。
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