鴉の航路(ver2.0)   作:ダイヤモンド傭兵

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この戦争に勝つのはARETHA(未来)武龍達(現在)か···それとも···

この戦いの先に、答えがあると信じて···


第03話 アリガトウ(ver2.0)

推奨BGM『Remember』(ACfaより)

 

 

 

武龍はアレサに急接近し、MOONLIGHTを振り下ろす。MOONLIGHTの紫色の刀身はアレサの頭部に直撃し、左の複眼の一部を破壊する。しかしアレサは振り向いて5連装ガトリングガンを連射してくる。

 

武龍は咄嗟に回避したが数発当たってしまい、海面に落ちる。アレサが追撃しようとしたところにコアとマリアナの砲撃が命中し、アレサは後ろに飛び退く。

 

武龍(なんとか、突破口を見つけなきゃ···)

 

アレサの動きを観察し続けていた愛海が叫ぶ。

 

愛海《皆!アレサの動きを見て!コジマキャノンを撃つ瞬間は動きが止まるの!だからそこを狙って!》

 

そんな簡単には行かないと艦娘達は思うが、AC達は慣れた様子で行動を開始する。

 

孤島棲姫が海中から奇襲を仕掛けるが、アレサは回避し、コジマキャノンを撃ち込む。コジマキャノンは孤島棲姫の艤装を中破させ、更に5連装ガトリングガンを連射する。狙いをつけずとも、その巨体には全弾命中してしまう。

 

孤島棲姫は大破し、水中に潜って撤退する。それと入れ替りで深海鴉棲姫がアレサに接近しようとするが、アレサの攻撃と回避力により接近できずにいる。

 

深海鴉棲姫「流石に、相性が悪すぎるか!」

 

アレサは方向転換し、ベスにQBで急接近する。そしてその勢いのままベスに回し蹴りを直撃させる。

 

ベス「ガハァッ!」

 

ベスは中破し、海面が転がる。アレサの圧倒的なスペックに、各提督の額には汗が滲んでいる。

 

横須賀提督《これだけの攻撃に曝されながらも確実に戦力を減らしてくるとは···》

 

アレサとの戦闘により、弾切れを起こす艦娘が出始める。

 

江ノ島艦隊所属加賀「もう、艦載機が···」

 

舞鶴艦隊所属利根「弾切れじゃと!?」

 

アメリカ所属コロラド「こっちも弾が!」

 

弾薬に制限のある艦娘達は次第に弾切れとなり、撤退を余儀なくされていく···

 

サウスダコタ「クソッ!こっちも弾が切れた!」

 

そして遂に、レイヴンズ·ネストのメンバーにも弾切れとなる者が出てきてしまう。

 

更に、空から撃ち下ろされた5連装ガトリングガンによってピスの砲台が破壊されて中破し、着地と同時に放たれたコジマキャノンがリプに直撃し、リプは大破して墜落する。

 

ピス「まだ···いけますよ!」

 

リプ「ハァ、ハァ···撤退するのだ···」

 

雪風と雷に向けられた5連装ガトリングガンの前にジュリアスが立ち塞がり、弾を受けながら特大のレーザーブレードを振り下ろす。

アレサはそれを回避してコジマキャノンを構えるが、そこにティスが突撃してレーザーブレードを脚に直撃させ、アレサは大きく怯む。

 

ティス「今だぁっ!」

 

ランがグラインドブレードで突撃し、北上がの最後のミサイルをを発射し、ジュリアスは2人の邪魔にならないように振り下ろす。

 

 

 

 

 

しかしその瞬間、アレサの機体各所からコジマ粒子が噴出し、輝き始める。それを見た愛海が叫ぶ。

 

愛海《皆離れて!》

 

アレサは広範囲にばらまいた大量のコジマ粒子を爆発させる。それにより近距離にいたティス、ラン、暁、ジュリアスは大破し、艦娘である暁に至っては轟沈寸前となっている。

しかし他の全員も大きな損傷を受けており、戦況は絶望的なものとなる。

 

 

 

 

 

···が、そこで立ち上がった者がいた。

 

武龍「ハァ、ハァ···まだだ!まだやれる!」

 

武龍が立ち上がり、ミッドウェーも立ち上がる。

 

ミッドウェー「グフッ···私は深海棲艦だからな···艦載機はまだ発艦できるぞ!」

 

ソラは最後のオービットを浮かばせながら立ち上がる。

 

ソラ「オービットは···まだ1つ残ってます···」

 

コアは口から出た血を拭い、立ち上がる。

 

コア「始祖の深海棲艦を···舐めるなよ···」

 

青葉は背部艤装から煙を上げながら立ち上がる。

 

青葉「まだ···主砲は動きます!」

 

大蛇は最後の主砲の唸り声と共に立ち上がる。

 

大蛇「1つだけ残った主砲···まだ、動きます!」

 

江ノ島鎮守府の吹雪は主砲を握り直し、立ち上がる。

 

江ノ島艦隊所属吹雪「まだ···弾は少し残ってます!」

 

佐世保鎮守府の時雨は額から流れる血を拭い、立ち上がる。

 

佐世保艦隊所属時雨「まだ、行けるよ!」

 

シュープリスは破損したグレネードキャノンをパージし、立ち上がる。

 

シュープリス「作戦、続行する···」

 

深海鴉棲姫は刀を構えて立ち上がる。

 

深海鴉棲姫「改めて···参る!」

 

 

 

 

 

推奨BGM『The Answer』(ACfaより)

 

 

 

 

 

武龍「行くぞおおおおおおおおおおおおおおっ!」

 

武龍はミサイルを発射しつつ突撃する。

 

ミッドウェー「行くぞ!」

 

ミッドウェーは力を振り絞り、再び大量の艦載機を発艦させ、両手に単装砲を手にし、突撃する。

 

吹雪はミッドウェーの艦載機と並走して回り込む。

 

ソラは最後のオービットを向かわせる。

 

時雨はそのオービットと並走して進む。

 

青葉は吹雪と反対の方向に回り込む。

 

大蛇は距離を取りつつ青葉と同じ方向に向かう。

 

コアはシュープリスと共に武龍の援護に向かう。

 

 

 

アレサは武龍とミッドウェーに5連装ガトリングガンを向けるが、頭部に爆撃と砲撃が直撃し、爆煙によって視界を遮られる。更に大蛇の76cm砲によって怯む。

 

そして、アレサの後方から時雨とマリアナとラングレーが援護に来る。

 

ラングレー「まだ行けるぞ!」

 

マリアナ「私も···まだ、やれる!」

 

そして戦いの最中、赤城の発艦させた震電改に乗っていた妖精達が武龍に向けてサムズアップする。すると前後左右から突撃する。赤城の矢筒にはもう矢は残っていなかった。

 

武龍「何をっ!?」

 

正面の震電改は海面スレスレの低空飛行をし、アレサの目を引き付け、5連装ガトリングガンに撃ち抜かれていく。しかし後方と左右の震電改はブースターの中に向かって突撃し、アレサのブースターは爆発する。

 

武龍「オイっ!」

 

それを見た赤城は倒れ、アークロイヤルに抱き止められる。

 

赤城「やり、ました···」

 

赤城と妖精達のこの行動により、アレサの機動力は大きく落ちる。アレサは5連装ガトリングガンを振り回しながら連射するが、時雨の砲撃が肩の関節に直撃し、右肩の動きが鈍る。

 

それに加え、大蛇とコア、マリアナがコジマキャノンに向けて砲撃し、コジマキャノンは火花を散らす。更に青葉が左足の膝裏の関節に砲撃する。

 

 

 

すると、ここまで蓄積されてきたダメージがここで花を開く。

 

 

 

恐ろしい連射力を誇った5連装ガトリングガンの弾が切れ、カラカラと虚しい音を響かせる。

そして5連装ガトリングガンを持った右腕にミッドウェーの爆撃と吹雪の砲撃、そしてオービットのコジマキャノンが直撃し、装甲が破壊される。

 

アレサはコジマキャノンを吹雪に向けるが、オービットが盾となって防ぐ。しかしそれで最後のオービットは破壊されてしまう。

そしてこの時に肉薄していた武龍がMOONLIGHTを振り上げ、アレサに更なる損傷を与える。

 

吹雪「当たってくださぁぁぁい!」

 

時雨「行くよっ!」

 

吹雪と時雨の最後の砲弾が、武龍を殴り付けようとしたアレサに直撃し、その隙に武龍は距離を離す。

しかしアレサは再びコジマ粒子をばらまく。それをさせぬとコア、大蛇、マリアナが同時に砲弾する。

 

3人の砲撃が背部のメインブースターに直撃し、大きな爆発を起こす。アレサはコジマキャノンをコアに向けるが、武龍がコジマキャノンをMOONLIGHTで斬り裂く。

 

アレサは武装を無くしたが、格闘の構えを取る。そして武龍に対し格闘戦を仕掛けてくる。振り下ろされた拳を避け、カウンターにMOONLIGHTを振り上げる。そして振りかぶった左腕に大蛇の砲撃が直撃する。しかしその砲撃で大蛇の主砲は衝撃により損壊してしまう。

 

すると、シュープリスが弾切れとなったアサルトライフルを背後からアレサの胴体に突き刺し、アレサが裏拳でシュープリスを殴り飛ばす。

 

水中から接近していた深海鴉棲姫が浮上し、アレサの右足を連続で斬り刻む。脆くなっていた装甲は破壊され、内部が露出する。そこに更なる攻撃を加え、アレサの機動力は更に落ちる。

 

更にマリアナがアレサの頭部に砲撃し、アレサは怯む。その隙に武龍は左足の膝関節を斬りつけるが、それとほぼ同時に青葉が最後の砲撃をアレサの右腕に直撃させる。

そして弾切れとなった単装砲を捨てたミッドウェーに深海鴉棲姫が力を振り絞って刀を投げ渡す。

 

深海鴉棲姫「やれ!」

 

刀を受け取ったミッドウェーは力強く頷く。

 

ミッドウェー「ああ!」

 

武龍とミッドウェーは共にアレサを斬りつける。2人を蹴ろうとしたアレサにコアが砲撃し、振り上げた右腕をマリアナが砲撃で撃ち抜く。

 

そして更に2人はアレサを斬り刻む。アレサは左腕を振り上げるが、それまで蓄積されてきたダメージにより上手く動かない。そこにシュープリスのライフルの最後の1発が装甲の亀裂に命中し、装甲が破壊される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

武龍とミッドウェーは2人でアレサの顔面にレーザーブレードと刀の刀身を深々と突き刺し、アレサは機能を停止する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛海《目標から高濃度のコジマ反応!離れて!》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アレサが爆発する瞬間、ミッドウェーは武龍を抱き締めて庇う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、武龍はなぜか不思議なものを見た···

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真っ白な空間に浮かぶ1人の妖精を···

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その妖精は「ありがとうございます」と一言だけ言って、頭を下げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気づけば、武龍はミッドウェーに抱き抱えられて運ばれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

艦隊を暁の水平線が照らし、全員に勝ったことを知らしめていた···

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




呼んでくださり、ありがとうございます!

武龍達はアレサを遂に撃破しましたね!
けど物語はもう少しだけ続きます。感想や高評価、お待ちしています。

●頭を下げた妖精
いわゆる『エラー妖精』です。
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