鴉の航路(ver2.0)   作:ダイヤモンド傭兵

89 / 96

武龍達を含む艦隊が鉄低海峡へと侵攻する前···江ノ島鎮守府の艦隊は海域を次々と奪還していっていた···


DLCです。本編(番外編と外伝も含む)を読み終わっていない方は、読み終わってから来てください。


DLC② ソロモン(ver2.0)

江ノ島鎮守府···それは横須賀と舞鶴と並ぶ日本三大鎮守府とも呼ばれる日本の最強格の鎮守府の1つである。そしてその三大鎮守府によって海域が次々と奪還され、人々は希望を持ち始めていた。

 

大淀「頼まれていた分析結果です」

 

大淀が海域に関して分析した結果を江ノ島提督に提出する。それを読んだ提督は険しい顔をする。

 

江ノ島提督「やっぱり、第二次世界大戦の時に大きな戦闘のあった海域には、より強い深海棲艦がいるのか···」

 

強い個体や鬼姫級の目撃報告の多くは、第二次世界大戦の時に大きな戦闘のあった海域に集中している。また、大きな戦闘が無くとも何かしら作戦が行われた海域にも、目撃情報が多く挙がっている。

 

大淀「はい。更には鬼姫級も、主にそれらの海域にいるという分析結果もあります」

 

江ノ島提督は次に艦隊を向かわせる海域を確認する。

 

江ノ島提督「次に行くのは確か、鉄低海峡のすぐ近くだよな?」

 

大淀「そうですね···」

 

江ノ島提督は小さな深呼吸をする。

 

江ノ島提督「なら、鬼姫級の可能性も十分にあるからそれ相応の準備をしていこう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、海域侵攻の作戦が発表される。

 

江ノ島提督「今回の作戦はまず熊野、鈴谷、大鳳、神通、睦月、如月の艦隊が海域の側面に回り込みつつ陽動、そして大和、武蔵、サラトガ、加賀、叢雲、摩耶の艦隊で本隊を叩く、という作戦だ」

 

艦娘達「「「了解!」」」

 

 

 

 

 

熊野の艦隊が出撃し、遅れて大和の艦隊が出撃する。そして熊野の艦隊が作戦領域に入ると、早速深海棲艦が現れる。神通は周囲にいち早く順応し、現在の数を確認する。

 

神通「やはり数が多いですね···」

 

鈴谷は深海棲艦が全てeliteであることに顔をしかめる。

 

鈴谷「それもみんなEliteとかだし」

 

熊野の艦隊は順調に深海棲艦を撃破していくが、途中で軽巡棲鬼を確認する。

 

熊野「まさかあれが!?」

 

 

 

 

 

しかし日が沈み始めた頃、本隊に辿り着いた大和達は記録に無い深海棲艦と対峙していた···

見た目は『駆逐水鬼』のヘルメットのようなものを頭に着けているものの、服は白露型に近く、明るくニコニコしている···

 

 

 

『ソロモン棲姫/オリジナル』

 

 

 

ソロモン棲姫「消エナイ悪夢···見サセテ アゲル···」

 

ソロモン棲姫は特攻してくる。大和達は砲撃するが、それらをアクロバティックな動きでかわしつつ大和に肉薄し、砲撃する。

叢雲が接近し、槍で攻撃するがかわされ、カウンターで砲撃を受ける。

 

叢雲「なんなのよこいつっ!」

 

周囲は次第に暗くなってくる···熊野達は全速力で大和達の元へ向かっているが、大和達は消耗していく。

摩耶の砲撃がソロモン棲姫の左肩に命中するが、怯むどころかその反動を利用して加速し、摩耶に砲撃を直撃させる。

 

そしてソロモン棲姫は大和の前に再び接近すると、人間離れしたジャンプをし、月を背に大和と顔を合わせると、大和の顔面に砲撃する。そして大和の背後に着地すると振り返り、再び砲撃する。

 

ソロモン棲姫は大和から離れると魚雷を武蔵に向けて発射する。しかし叢雲の砲撃により魚雷は爆破される。

 

ソロモン棲姫「モウッ!アト チョット ダッタッポイ!」

 

そして熊野達が到着するが、ソロモン棲姫は依然として優勢を保つ。砲撃をものともせずに突撃し、砲雷撃をし、アクロバティックな動きで攻撃を回避していく···

 

 

しかしここで予想外の事が起きる。ソロモン棲姫の意識外から砲撃が放たれ、ソロモン棲姫は中破する。

 

ソロモン棲姫「ドコカラッポイ!?」

 

防弾の飛んできた砲を向くと、そこには天龍、龍田、島風、吹雪、北上、大井がおり、既に接近してきていた。

 

天龍「フフッ、怖いか?」

 

天龍の刀を腕の装甲で防ぐが、龍田の槍に突かれる。距離を離し、飛び上がる。

 

しかしこれは悪手だった···

 

大和と武蔵の息の合った砲撃がソロモン棲姫に直撃し、ソロモン棲姫は海上に落ちる。

そして立ち上がった所を天龍と龍田に串刺しにされる。

 

ソロモン棲姫「ガフッ···楽ノシカッタ···ぽい···」

 

こうしてソロモン棲姫は轟沈し、江ノ島艦隊は鉄低海峡への海路を切り開く事に成功するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数時間後、ソロモン棲姫は夕立としてドロップし、のんびり航行する。そして偶然見つけた小さな鎮守府に立ち寄り、そこの所属となった。

そして中国に移籍となり、そこでの扱いに我慢しきれなくなった艦娘達と共にレイブンズ·ネストに依頼をし、脱出する。

 

 

 

夕立を含めた艦隊がレイブンズ·ネストの拠点に匿われた後、夕立は艤装を確認しに青葉に工廠へと案内してもらう。するとそこには大蛇が艤装のメンテナンスを妖精達と共にしていた。

 

青葉「では私はこれで」

 

夕立「ありがとうっぽい!」

 

青葉が工廠を出ると、夕立は大蛇に向き直る。大蛇から感じるものは、明らかに深海棲艦のものだった。

 

夕立「あの···もしかしてあなた、深海棲艦っぽい?」

 

大蛇は振り返る。

 

大蛇「···あなたもですか?いや、あなたの場合はドロップしたようですね?」

 

夕立は頷き、深海棲艦だった頃の名を名乗る。

 

夕立「そう。私は元深海棲艦の···ソロモンよ」

 

大蛇は微笑む。

 

大蛇「なるほど、オリジナルですか···まあ、害が無ければ良いですので、ゆっくりしていってください」

 

大蛇の優しい笑顔に、夕立は確信した。

 

夕立(ここ、とっても良いところっぽい···ここなら、きっと···)

 

 

 

そして部屋に戻った夕立は霧島達に提案する。

 

夕立「ねぇ、提案なんだけど···」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、夕立達はレイブンズ·ネストの所属となった。

 

 




読んでくださり、ありがとうございます!

今回はソロモン棲姫もとい夕立の話でした!

●ソロモン棲姫
深海棲艦のオリジナルの1人で、深海棲艦達からは『ソロモン』と呼ばれている。
アクロバティックな動きで敵を翻弄する機動戦を得意とし、それにより少ない武装を活かしている。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。