鴉の航路(ver2.0)   作:ダイヤモンド傭兵

90 / 96

武龍とミッドウェーはある日新婚旅行へと旅立つ。


DLCです。本編(番外編と外伝も含む)を読み終わってない方は読み終わってから来てください。


DLC③ 夜空(ver2.0)

武龍「新婚旅行?」

 

蛟から新婚旅行を勧められ、武龍は首をかしげる。武龍はそういったものに無関係どころか、情報すら無い環境で育っていたため、新婚旅行が何なのか解らなかった。

 

蛟「はい。結婚した新婚の夫婦は新婚旅行として、どこかへ旅行に行くと聞きます。なので2人も行ってみてはどうでしょうか?」

 

ミッドウェーは新婚旅行に乗り気であり、武龍の方を見る。

 

ミッドウェー「なるほど、2人っきりで旅行へ行くのも悪くないかもな」

 

武龍「だな。ありがとう、時間作って行ってみるよ!」

 

 

 

 

 

そして3日後、旅支度をした2人は新婚旅行に旅立った。しかし2人の後をつける影が4人分···

1人は青葉である。

 

青葉「2人の新婚旅行、見ないわけにはいきません!」

 

2人目はアンサラー。

 

アンサラー「もし邪魔をするゴミクズがいたらその時は···!」

 

3人目はスティグロ。

 

スティグロ「す、ストーキングじゃなくて、あくまでも護衛なんだからね!」

 

アイドル口調で喋るスティグロにアンサラーは呆れている。

 

アンサラー「この期に及んでアイドル口調なのは無意味かと···」

 

そして4人目は深海鴉棲姫である。

 

深海鴉棲姫「私は···幸せな顔を見たくて···つい···」

 

 

 

武龍とミッドウェーが向かった先は、山の中の景色が綺麗な温泉旅館だった。

チェックインを済ませた2人は山を登り、頂上で写真を撮っている。

 

···が、そこに2人の男性が現れ、2人を背後から睨み付けている。

 

男性A「あの2人···リア充め···!」

 

男性B「リア充···爆死しろ···」

 

2人の男性はポケットに何かを隠し持っており、明らかに邪魔をする雰囲気を醸し出しながら2人の男性は、武龍とミッドウェーに近づこうとする。しかしその背後から物陰に引きずり込まれる。

 

男性A「何すんだよ!?」

 

そして2人の男性はアンサラーによってその場で論破され、精神的に大破するのだった。

 

 

 

次に武龍とミッドウェーが向かったのは、動物園だった。そこはかつては単なる動物園だったものの、戦争の激化に伴って減ってしまった希少な動物を保護している場所となっている。

 

武龍はレイヴンズ·ネストに入った後に買った図鑑でしか見たことの無い、様々な動物に目を輝かせており、ミッドウェーと手を繋ぎながらあちこちを回る。

 

しかし、またしてもその2人を見る不穏な人影が。今度は3人組の女性であり、武龍とミッドウェーをつけている。

 

女性A「あんな美人でムカつく」

 

女性B「しかも彼氏いてさ」

 

女性C「イタズラしちゃお」

 

そこに変装をした青葉があらわれ、インタビューとして足止めをし、武龍とミッドウェーはその間に動物園を満喫したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後武龍とミッドウェーは旅館に戻ると温泉に入り、まったりとした時間を過ごした。

 

武龍「あ~、やっぱり温泉気持ちいいなぁ~!」

 

ミッドウェー「そうだな。こんなに気持ちの良い温泉に入ったのは初めてだ」

 

温泉から出た2人は浴衣姿で卓球をし、2対3でミッドウェーが勝利した。そして夕飯に出たのは思っていたよりも豪華な海鮮料理であり、2人は驚いていた。

 

その様子を遠くから見ていた青葉達の胃は唸り声をあげる。

 

青葉「あの2人は豪華な海鮮料理だそうですね~」

 

するとスティグロが質問をする。

 

スティグロ「私達のは?」

 

それに対し、アンサラーがリュックからカップラーメンを取り出す。

 

アンサラー「カップラーメンですよ」

 

スティグロは遠くを見ながら無言になる。

 

そして夜も遅くなり、武龍とミッドウェーは寝ることにする。2人は1つの布団に入り、互いに手を繋いで向かい合って眠る。

その2人を見ている青葉達は和んでいる。

 

青葉「寝顔が···とても幸せそうですね···」

 

アンサラーは大量の写真を撮っている。

 

アンサラー「···これは永久保存版ですね!」

 

スティグロはあることを思い付く。

 

ティス「今度作る新曲の歌詞に使お」

 

 

 

 

 

そして翌日は都会で観光を楽しみ、夜に鎮守府へと帰還する事になる。

その道中、武龍はふとこれまでの事を思い出す。

 

武龍「なぁ、なんかふと思ったんだけどよ···今まで色々あったなぁ」

 

ミッドウェー「確かにな···」

 

武龍は空を見上げる。

 

武龍「いじめと虐待にあってて、深海棲艦が現れて、それで家出したらちょうど本土が奇襲されて、その時に青葉と大蛇に出会って···

ただ生きたいと思って傭兵になって、気づいたら戦争を終わらせたいって方向に気持ちが傾いていって···」

 

武龍は手を星空に向けて伸ばす。

 

武龍「そしたらアメリカの少将から裏切られて、その後は孤島棲姫なんてデッカイ深海棲艦と戦って···それで今度はアメリカ大統領直々の依頼でMI海域に向かってミッドウェーと出会って···深海棲艦との和平を結んで、戦争を続けようとする連中を倒して···」

 

武龍はミッドウェーの方を向く。

 

武龍「そしたら提督にさせられて、過去の事を解決することができて···その次は秘匿艦娘が現れて、天ともう1人の大蛇にやられて深海棲艦になって···秘匿艦娘を撃破したらアレサが現れて···倒した後に結婚して···」

 

ミッドウェーは小さなため息をつく。

 

ミッドウェー「色々考えると、波乱の人生だな」

 

武龍はミッドウェーの方を向いて過去を解決する前のような顔ではなく、晴々とした顔で言う。

 

武龍「だな···で、改めて···ミッドウェー、俺と出会ってくれて···ありがとう」

 

ミッドウェー「私もだ」

 

2人は静かに口づけをし、鎮守府へと帰還する。

 

 

 




読んでくださり、ありがとうございます!

今回は新婚旅行でしたが、どうだったでしょうか?
感想や高評価、お待ちしています!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。