メイド共観察記録   作:ナレーショナー:[削除済み]

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[なんだかこの回だけPV多いんですけど……後書きに説明まとめておきますね]

†     †     †


 あの後、
 勝手に()()()()()()()()、真っ白い空間に飛ばされた。

 ……聞いた意味なくね?
 別に生き返ってやりたいことがある訳じゃないんだけど。

 女神さまは、「今()()()()()おかないと、後で絶対後悔しますから!」って言ってたんだけど。

 死んだから、もう頑張らなくても良くなったと思ったのに……頑張るって何を?
 とにかく、死んでアイツとダラダラしたい。
 ……アイツ? 誰だ?

(アイツのことなら、後で説明しますので。死んだら説明しませんよ? あと、まだ生き返ってないですから、死ねませんよ?)

 こっ、こいつ頭の中に直接!!

(今回も時間がありません (……) (切り替え早いですね) (……ネタに対して貪) (欲なのでしょうか)

 おいおい、女神さま。渾身のネタはスルーかよ

(時間がないので無視します)

 でも、ちゃんとぼやきには反応してくれるんだ

(そ、それでは説明申し上げさせていただきます)

 動揺して敬語おかしくなってるぞ。でもそういうとこも可愛いな

(さ、先ほど渾身のネタと言っておられましたが、身の(すべて)を詰められても無意味です)

 ???

(今、あなたは魂だけで存在しているので、身ありません)

 !! !? ??

(急に記号だけで会話しないでください。説明しにくいです)

 ・-・--・・()-・・-・()・-・-・-()-・-・・-()・・--()-・・-()-・・-()・-・--・・()・-・・・---()-・・・()--・-・()--・-・--・・-()・-・()・-()--・・・()


(……モールス信号しか喋れなくなる呪いをかけますよ)

 ……それもいいかもしれないな。楽しそうだ。

(……今から(おこな)ってもらう事柄には支障をきたしますから、呪いは掛けませんが。肉体の件も支障をきたすので、こちらで構築させてもらっています)

 なんだ、呪いはくれないのか……まあいいか。それよりもどんな体かな?


 ……………………おい。これ↓はねぇだろ。

              ●
             / lヽ
              l
             / \
 どっからどう見ても、棒人間だぞ。みろよ、この手足、スイカ大の頭を支えられそうにないぞ。

(仕様です。文句はお父様にお願いします。あの人、げらげら笑いながらその体創っていたので)

 ──いつかあの筋肉ダルマ殴ってやる。

(…… (お父様、私には) (彼のことを) (説得できる理由) (が見当たりません。) (なので、その時は) (殴られて下さい)。 こほん。この後、ここにメイドが来ます。その方に適当でいいので、意味深なことを言ってください)

 本当に適当でいいのか

(ええ。ただし、これだけは言うようにしてください)

 なんだよ? 普通こういう時禁止項目じゃないか?

(『願い事は吸血鬼が眠る部屋―――その隣の仕事部屋にある両袖机。左側下から二段目の中から始まる』とおっしゃってください)

 無視か……あとなげえな……よし、覚えた。

(あと二、三回は聞き返されるものだとばかり思っていましたから、少し驚きですね)

 バカにしてる?

(い、いえ、普通こんな長い文章はすぐ覚えられないですから)

(それはともかく、そろそろやってきますので。お願いしたこと、よろしくおねがいしますね)


4 いわゆる(作中キャラに対する)説明回 

 10分間ぐらい、メイドの拳を避けて続けていると唐突に彼女の姿が消えた。

 

 

     

†     †     †

 

〜棒人間視点〜

 

さて、メイドとたわむれたし、次は何をすればいいんだ?

 

えと、あいつ(女神)はなんて言っていたかな。

それにしても、あいつあんな仕事できるやつだったのか? どうにもそんな印象がないのだが。

 

(失礼な。あなた方が馬鹿な事をするから、手に負えなかっただけです。)

 

うお、女神か。ビックリした。こいつ頭に直━━

 

(天丼はもういいですから)

 

━━━━━━もっかい赤面させんぞ

 

(なぜなのですか、そのネタへの情「 その話、詳しく!! 」熱は━━へ?)

 

「誰だ。と思ったらさっき噴き出してた天使? じゃねぇか。どうしてここにいる?」

 

(その天使にはこれからの事を説明させます。では、私はこれで)

 

「おい。名前ぐらい教えて行けよ」

 

「そういえば、私も知らないですよね」

 

「なんでお前も上司の名前知らないんだ……」

 

「それはですね、私があなた様達の観s――サポートの(ため)に産み出された存在だからですよ。良かったですね。生後数時間の天使を好き勝手出来ますよ」

 

「俺にはそんな趣味ねぇよ。なんだ、してほしいのか」

 

 ボッ

 

「顔赤らめんな。あと、擬音がゴンさん仕様なの見逃さねえからな」

 

 

(あの……私の名前……聞くんじゃないんですか?……)

 

「ああ、そうだった。そうだった。教えてくれよ。親父さんの名前も」

 

(分かりました。私、冥界と月の女神ヘカミュルナと言います)

(お父様は、名はありません。)

(家名だけあります。フルレウスと(おっしゃ)います。ちなみに最高神です)

 

あれで最高神……

 

「滅ぶな。この世界」

「滅びますね。この世界」

「お前も同意するんか、天使」

 

(――――――それでは、失礼させていただきます)

 

あ、逃げた

 

 

     

†     †     †

 

 先ほど、メイドと鬼ごっこをした何もなく真っ白い空間の中で、天使と棒人間が向かい合っていた。

 

「えー、それでは、(わたくし)不肖ナレーショナーが司会、もとい説明をさせていただきます」

 

「まず初めに、娘さまや我らが父(上司)とは違い、私ご思念は読み取れません。あしからず」

 

 改めて、自己紹介をした天使ナレーショナー。太ももまである長い金髪。ゆるやかにカーブしたそれを頭と共に下げた。

 

 その動作を受けた棒人間は、怪訝(けげん)な表情になった。

 

「お前、そんな堅苦しい奴だったか?」

 

 天使は、問いかけに頭を上げた。

 

「いえ、これは形式美ってやつですね。一応この説明を始めるときは、このようにしゃべるのが伝統なので。」

 

「そういうもんか。なんか似合わん。違和感がすごい」

 

「そういうものです。私も何かしっくりきません」

 

 天使は閉じていた翼を拡げ、続ける。

 

「仕事に戻りましょう。説明を始めます。――――さて、どこから話したものでしょうか……」

 

 少しの間、逡巡(しゅんじゅん)していたが、話す内容を決めたらしい。

 

 天からの使いは棒人間に

「あなた様は召されました」

と、さとすように告げた。

 

 それを聞いた棒人間は平然と

「そりゃ、神サマがおわす場所に行ったんだ。死んでなきゃいけねぇ(行けねぇ)だろ」

 

 その台詞に何か察するものがあっただろうか、

天使はもう一度頭を下げた。

 

「申し訳ございません。記憶を無くしていらっしゃることを忘れていました」

 

 天使の言葉に驚いていたのは、当の本人だった。

 

「俺、記憶喪失なのか?……――あの女神さまがポカやらかしたか?」

 

 驚きが過ぎ去ったあと、責めるようにたずねるが、ナレーショナーはどこ吹く風。

 

「その点はあなた様の性質のせいですから、娘さまのせいにしないでください。それとあなた様を転生させたのは、我らが父(上司)ですよ」

 

 たんたんと事実だけを述べる姿は、確かに天使(人形)のそれだった。

 

筋肉(力技)弊害(へいがい)か?」

 

 だが、あきらめない棒人間。天使の揚げ足を取りに行く。

 

     

†     †     †

 

[こう書かれると私の足が美味しそうに感じますね]

 

     

†     †     †

 

「力技の影響は、否定できかねます。ただ、それよりもあなた様の特性が大きく関わっています」

 

 嘆息しながら、ナレーショナーは棒人間に向かって歩き始めた。

 

「ですから」

 

 天使は続ける。いや、続けようとした。

 だが、口から出てきた言葉は、

「──はあ、分かりました。この喋り方やめますからその顔やめてください。顔ないのに変顔するとかどうなってるんですか?」

 

「何となくできるかなーと思ってやってみたらできた。──この体に慣れてきている自分が嫌だ……」

 

「じゃあ、さっさと仕事, 説明終わらせて下界に遊びに行きますよ」

 

 

     

†     †     †

 

 一方そのころ。

最高神とその娘が一話のニルソニアと同じ理由で頭を抱えていた。

 

 すなわち

 

人選(参考資料)間違えたかな」

 

 と。

 

 実際には、仕事モード、つまり他人行儀が嫌だっただけで、仕事は好きなナレーショナーであった。

 

     

†     †     †

 

『この小説を編集しているのは…………自作自演』

[あ! 言わなければバレないものを!]

 

     

†     †     †

 

「説明の続きとまいりましょう!え~と、どこまで話しましたっけ……

あ、上司があなた様を転生させたところでしたね。」

 

「そうだったか?」

 

「そうなんです。それで何故上司があなた様を転生させたかというと、

『暇だったから』だそうです」

 

「筋トレでもしとk……いや、あれ以上マッチョになられても困るか」

 

「今回の案を思いついたのは、筋トレ中だったそうですよ」

 

「もう筋肉だけになれよ」

 

「嫌ですよ。最高神がナマコとかタコの仲間なんて」

 

「触手の神……それなんてクトゥルフ?」

 

 

     

†     †     †

 

 

「え~と、どこまでいきましたっけ?ま、いいや。途中から行きますね。」

 

「天界はだいぶ暇ですから、物語などは何十回、何億回も繰り返し読み、食傷されたようで。そこで、話を自ら作り上げようと、たりない頭で―――失礼、物足りない頭で考えたそうです」

 

「で、俺をつかって話を作ろうって魂胆か?」

 

「いえ、少し語弊があります。あなた様にやってもらう役は主役ですが、自由にやってもらって結構です。

あなた様は引っ掻き回すことを好んでいるようですから、その方が面白くなると判断しました」

 

     

†     †     †

 

[ここは、穏便に済ませるためにうその説明をしています。どこからどこまでが嘘とは言いませんが]

 

     

†     †     †

 

「独断か?」

 

「……まあ、独断に近い形ですね」

 

 それを聞くと、棒人間。背筋を伸ばし、敬礼した。

 

「ありがとう。いままで楽しかったぜ」

 

「いや、消されませんから」

 

「そうなのか」

 

ッチ

 

「今、舌打ちしましたか?」

 

「そんなことより、説明の続き」

 

「どの口で言いますか。……娘さまもこんな気持ちだったでしょうか」

 

 ナレーショナーは気合を入れ直すように頬を両手で、パシッと軽くたたいた。

 

 それを見て棒人間。

「蚊でも止まっていたのか? 大丈夫か? かゆいか? ム〇はいるか? 液体タイプと軟膏タイプがあるぞ」

 と、言いたくなったが、ガマン。空気は読めるのだ。わざとシカトするが。

 

     

†     †     †

 

[言わなくて正解でした。かけらも面白くありません]

 

     

†     †     †

 

 そんなことは、つゆも知らずナレーショナー。

 

「それでは説明の続きです。

あなた様がひっかきまわしたメイド達の日常を私がまとめ上げ、上司に提出します」

 

「レポートみたいなものか?」

 

 

「言い得て、妙ですね。提出したものが面白かったら、名前を頂けますし」

 

「そのなんだ、ナレーショナーは名じゃねぇのか?」

 

「なんて言いましょうか、役職です」

 

「つまり、課長とか部長とか、で呼ばれてるわけ?」

 

「おおむねその通りでございます」

 

 

 と。唐突に、腕を組み頭をかしげるナレーショナー。

 

「何か忘れているような……、あ」

 

「どうした」

 

「二つ伝え忘れておりました。まず一つ目は、頑張ったら元の世界に戻れるそうです。」

 

「今の俺にはそこまでメリットではないな。それで二つ目は?」

 

「二つ目は、このままですと、転生後、正確には下界に降りてからの肉体が」

 

 ナレーショナーは一旦口を(つぐ)み、

 

()()()()()()()()()()

 

「ちょ、それは、マジで勘弁してくれ。どうやったら回避できる」

 

ナレーショナー、にっこり笑顔。

 

 

 

()()()()()()()()()

 

「…………――――――――――――――ん???」




「具体的には、ローゼさんの細胞を初期化し、体内に取り込むことです。遺伝子情報を読み取り、培養し、『皮』を、肉体を生成する」

「それを孕むとは言わねぇよ」

†     †     †

[フザケてまとめた説明がこちらです]

[……あかん。現状ある娯楽だいたい飽きたわ。どやって暇潰そ]
[せや。異世界からおもろい奴連れてきて、厄介な奴と絡ませて楽しんだろ!]
[ん? なんや娘よ。……ほー、面白そうな奴やないかい]
[ええわ、そいつこっちに連れてきたるわ]
[ちゃんとオモロなるように、ナレーションが必要やな。作っとこ]
[そっちも、ちゃんと演じてくれたらエエもんあるから]
[ほな、楽しみしてるで]

[……手始めにこいつの記憶漁ろ]

[真面目にまとめた物がこちらです。面白い寸劇を期待して、異世界から拉致ってきた。ただ、それだけだとテンプレで新鮮味がないため、ナレーションをつけることにした。そんな感じです]
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