初めて書くものなので、数は少なくてもとても嬉しく、執筆するモチベーションも上がります!
自分のペースで投稿して行くので今後もよろしくお願いします!
もし、両親がまだ生きていたら...
もし、あのまま当時の仲間たちと一緒に卒業出来ていたら...
もし、今でも野球を続けていたら...
最近暇になるとすぐにこんなことを考えてしまう。
原因は間違い無くあいつだ。
あいつとさえ合わなかったら...
そんな取り返しのつかない過去を深追いせずにスッキリ忘れられていたかもしれない。
あいつのせいで... あんなやつ...
昨日の昼休みに飛んだ災難にあったが、今日の昼休みは至って平和だった。
やっぱり不要不急の外出を控えることによって安全になるなぁ。
なんだか眠くなって...
ブー ブー
なんだよ。こんな時に人のうたた寝邪魔しやがって。
宛名は...
「天王寺璃奈...?」
知らない名前の人からだった。誰かから連絡先を貰ったんだろうけど...
『 昨日かすみちゃんとしずくちゃんと一緒にいた人です。話があるから今日の放課後北門で待ってる。』
あのピンクの髪のちっちゃい子か。どうせあいつの事についてだしシカトしても良かったんだけど...
流石に可哀想だしなぁ。
この件について直接関係無い人までも迷惑かける訳にも行かないし、どうせ暇だし行くだけ行ってみるか...
『 わかった。』
とだけ送っといた。
放課後になって約束の北門へと向かったところ、彼女の姿が既にあった。
「ごめん、待ってた?」
「ううん、大丈夫。うちの学科、音楽科よりも少し早く終わるから私の方が早くて当たり前。」
この人に音楽科って事言ったっけ?
まあどうせ中須かすみにでも聞いたんか。
なんかまともに話すの初めてなのにデート前のカップルみたいになってるけど...
「今日は同好会無いの?」
「うん、今日はお休み。」
「そうなんだ... それで、話って何?」
「昨日、あなたのこと色々聞いたの。しずくちゃんから。突然消えた幼なじみって。」
「あぁ... そういうことね... でも悪いけどあんまこの話はしたくないんだよね。」
「そう... なんだ...」
「ごめんな、でもあいつを見ると昔を思い出すから嫌なんだ。もう、昔の俺は...」
言葉に詰まる。込み上げてくる物を必死に押し殺そうとする。この子は俺の過去には全く関係無いし、この悲しみを押し付けているようになるからなるべく普通道理に話したかった。
でも、やっぱりダメだ。
「よくわかった。」
「え?」
「渡くん、すごく辛そう。普通黙って転校なんてしないし、事情があるんだろうなとは思ってたから大丈夫。」
「...」
「でも、一つだけお願いがあるの。」
「お願い?」
「しずくちゃんが困ってたら助けてあげて欲しい。渡くんがしずくちゃんが嫌なのはわかってる。でも、これは私と、かすみちゃんの2人からのお願い。」
「2人からの... てか、あいつは?」
「かすみちゃんはデリカシー無いからグイグイ何でも聞きそうだったし今日は連れてこなかった。」
「懸命な判断だな。」
「うん。とにかくこれを伝えたかった。私たちなんかよりもずっとそばに居た渡くんの方がいい。」
「うーん... まあ、天王寺さんの頼みなら...」
「璃奈でいいよ。私も勝手に下の名前で呼んじゃってるし、今後もたくさん関わることになるから。」
なんと言うか圧力がすごい。何を言うにも無表情だから断れない。
「...わかった。期待に応えられるかわかんないけど、璃奈からの頼みならがんばってみるよ...」
「うん、ありがとう。璃奈ちゃんボード"ムンッ"」
この子、ずっと無表情だったし感情を出すのが苦手なんだろうな。今はムンッって感じの気持ちなんだね。よくわかんねぇけど。
「じゃ、私家ここだから。わざわざありがとう。」
「え?」
まあまあ重い話であっという間だったけど、こんな豪華なマンションに住んでんのか。家賃高そう...
てか、この辺家と全然違ぇじゃん。はめられた...
「あ、あぁ。じゃあまた。」
そう言って璃奈と別れる。流石にこの辺に来てもうすぐ1年は経つからなんとか家には帰れそうだけど...
めんどくせぇ。
『 しずくちゃんが困ってたら助けてあげて欲しい。』
はぁ... 俺なんかに何が出来んだよ...
でも何かしらの運命なんだろうな。
この件についてちゃんと蹴りをつけなきゃいけなんだろうな...
時間はかかったが無事家には着いたが... やっぱり暇だ。
せっかくだからあの二人のこともうちょっと知るべく、ライブの動画を見ることにした。
1番上に出てきたのがあのぶりっ子アイドル中須かすみのかなり最近のやつだった。
その動画を再生する。
ドラムのようなイントロから水玉模様の衣装を着ているかすみが登場。そのまま歌い出す。
昨日見ていたあの間抜けな感じは一切無く、しっかりと完成度の高い踊りや歌を披露している。そして何よりもめちゃめちゃかんいい。あいつの本性を知らなかったらファンになってたわ。あぶねぇあぶねぇ。
曲のサビに入る。
『 届け!届け!地球の果の果てまで♪』
「地球の果まで届け... か...」
昔そんなような事ずっと言ってた人達がいたな。
そういえばそんな人達と同じ夢を追うために俺ってこの学校にいるんだったっけ?
「スクールアイドルなら世界中に歌を届けられんじゃね?」
かと言ってこいつに曲を作るか?流石にないな。
じゃあ... と、真っ先に浮かんだのはが桜坂しずくだった。
「無い無い。そもそもあんな奴がアイドルだなんて。」
考えるだけ無駄。
あーあ、色々考えなくちゃいけなくてめんどくせぇ。
ありがとうございました!
アニメだと3話~4話の辺りなのに既に璃奈ちゃんボードが誕生していると、時系列バグってますが創作なので許してください><