下手な小説ですが良かったら見ていって下さい。
この世界はある時、地下からの侵略者により、滅びた
そこには双子の兄弟がいた、兄の名は「アラン」弟の名は「セラン」この二人は、それぞれが天の神と地の神だった。
ある時、二人は喧嘩をしてしまった、きっかけは些細なことだったが、その喧嘩は長く、長く続き、二人の喧嘩は次第に、互いを倒すための争いとになっていた。
二人は互いを攻撃する、為に人を造り出した、天の神アランが造り出した人は、天空人と呼ばれ、地の神セランが造り出した人は、地上人と呼ばれることとなった。
天空人と地上人は両者一歩も引かない戦いを繰り広げていた。
天の神と地の神、天空人と地上人の争いは日に日に規模を増し、いつしか戦争と呼べるほど大きな戦いになっていた。
戦争が始まってから300年、激闘の末、天の神アランが勝利を納め、敗北した地の神セランは、何もかも失い、地中深くへと身を隠した。
一方勝利を手にした天の神アラン率いる天空人は地上へと降り立ち、アランは天へと帰っていった。
戦争が終結し3000年が過ぎた、現地上人(前天空人)は地上での生活を始め、街や村等が出来た、それと同時に地下へと身を隠した、地の神セランは3000年の間に力を蓄え、更に強力な
兵力を造り出していた。
「わしらは、天の神アラン様に守られているだ」
ある小さな村、その村の村長の家から子供と村長の声が聞こえる
「よいか、悪い事をするとな、地の神セラン様がお前らを地の中へ引きずりこんじまうんだぞ」
「うっそだぁ、そんな話信じないよ」
「ねえ、もっと面白い話してよー」
「お前ら!そんなじゃ本当にセラン様に連れていかれるぞ!!」
「へへ、にっげろー」
「ああ、こら、お前ら!!」
「いつも同じ話ばっかしててつまんないや」
「どうせ、もう話す事無いんだろ」
「前はもっと面白い話してたのにな」
子供達がそんな他愛もない話をしていると、突然ドゴォォォンという大地を引き裂くような音がした。
「何だ、何があった!!」
大人たちが音のした方へと集まって行く。
「俺らも行ってみようぜ」
「何だ、これ」
そこには、とてつもない大きさの裂け目が出来ていた。
裂け目はまるで、この世の果てまで続く様に大きく、大地を一本の長い爪で抉り取った様な形をしていた。
そして、その裂け目はとても深く、太陽が天辺まで昇り、裂け目の中を照らしているのにも関わらず、裂け目の底は見えない。
「でっけぇ、何だこれ」
「こら、子供は危ないから下がってろ」
「はーい」
誰もが何があったと混乱する中、一人の男が裂け目の中に何かを見つけた。
「お、おい、何だあれ...」
男が見つけた物の方を指す。
「人?」
男が見つけた何かは、裂け目を登ってきた。
「登ってくるぞ!」
そして遂に地上へと到達した。
「何だ、こいつ...」
その何かは、確かに人のような形をしていたが、肌は黒く、ドロドロとしていて、体は痩せこけ、所々骨のような物が飛び出ており、口を開け、歯を剥き出しにし、荒らく呼吸をしていた。
その見た目はまるで怪物の様だった。
そんな怪物がゾロゾロと裂け目の中から這い上がってくる。
「に、逃げた方がいい、早く逃げよう!」
「逃げろ!早く逃げろ!」
全員が逃げようとしたとき、それは既に遅かった。
一匹の怪物が手を上げる、するとその手は見る見るうちに長く、刃物の様な形へと変わっていき、その怪物が手を降り下ろすと一人の村人の体を引き裂いた。
怪物は村人一人を殺すと、おぞましいうなり声を上げた。
悲鳴が上がる、全員が一斉に逃げ出した。
逃げ惑う人々が次々に殺されて行く、幸い後方にいた数人は逃げてきたが、前方にいた数十人は怪物によって八つ裂きにされた。
「クソッ、クソッ、一体奴等は何なんだ」
逃げ延びた村人数人が、裂け目を見に行かず家に残っていた村人達に、逃げるように声をかけて行く。
「これで全員か、とにかく何処かに隠れよう」
生き残った村人達は村にある教会の中に身を隠した。
扉に鍵をかけ、更に板を打ち扉が開かないようにした。
「ここなら安全だ、扉も閉めたし、非常用の食料もある」
生き残ったのは、大人が十三人、子供が五人。
この村は元々、子供も含め50人ほどしか住んでいない小さな村だった。
だが、今生きているだけでも十五人しかいない。
「あの怪物は一体何なんだ!」
「奴等は地下から来た、きっとあれはセラン様の兵なんだ、我らを戒める為に兵を送ったんだ!」
「落ち着け!、今はとにかく生き残るんだ」
村人達が怪物の正体を話し合っていると、数匹の怪物が教会に近づいてきた。
「奴等が来たぞ!」
「ああ、俺らも死ぬんだ!」
「ここなら大丈夫だ!」
「子供達を奥へ運べ!」
子供達を一番奥の場所へ避難させると、一人の子供が村人に話し掛けた。
「ねぇ、このまま皆死んじゃうの?」
他の子供も話し出す。
「そんなのやだよぉ」
今にも泣き出しそうな子供達を安心させるため。
「大丈夫だ、アラン様が皆を守ってくれる」
と声をかける。
「そうだな、アラン様が俺らを見捨てるはずがねぇ」
他の村人も子供達を安心させるため声をかける。
ドンッドンッと怪物が扉を開けようとする音が聞こえる。
「来たか」
全員が身構え覚悟を決めると突然、音が止んだ。
しばらく音が無く村人達は怪物が居なくなったと思い始めた。
「助かった、のか?」
「そうだ、きっと助かったんだ!」
村人達が安心したその瞬間、ガシャンッと窓が割れる音がした。
割れた窓は子供達を避難させた場所の窓だ。
窓から数匹の怪物が入ってきた、子供達が次々と殺され、一瞬にして教会の白い壁が赤く染まった。
五人、四人、三人と村人が減っていき、遂に最後の一人になった、その村人は天の神アランが自分達を守ってくれると思っていた、だが、その村人は確かに見た、人を殺すごとに怪物達の口角が上がり、笑っていたのを。
怪物達が近ずいて来る中、最後の一人になった村人は言った。
「神様なんていねぇじゃねぇか」
間違っている所などありましたら指摘して頂けると幸いです。
不定期ですが続きを書くつもりなので、これからも宜しく御願いします。