インフィニット・ストラトス コードネームZERO 作:零「ZERO」
シャル)あれ?仕事は
昼休憩中だからいいの
とはいえちょっと急いでるから手短にな
シャル)あ、あまり時間ないんだね……
サブキャラのこと出たけど………いや、難しいですあれ、調べまくっても出なかったし……
シャル)あ、あはははは……
てことで、本編どうぞ!
アナウンス)非常事態発令!トーナメントは全試合中止!状態をレベルDと認定!鎮圧部隊を送り込む!来賓、生徒は避難すること!
アナウンスの声が響くそのアナウンスを聞きギャリーにいた生徒、および来賓は避難を開始した
シャル)な、なんなの、あれ!?
シャルルが驚きの声をあげる
……データにあったな……正しくはヴァルキリー・トレース・システム……通称VTシステム
過去のモンド・グロッソ優勝者の戦闘方法をデータ化し、そのまま再現・実行するシステム、パイロットに「能力以上のスペック」を要求するため、肉体に莫大な負荷が掛かり、場合によっては生命が危ぶまれるもの……
現在はあらゆる企業・国家での開発が禁止されているはずだが………
ラウラ・ボーデヴィッヒのシュバルツェア・レーゲンには搭載されていたらしい……
俺が状況を分析している間、鎮圧部隊が数名出てくる
部隊長)君達!ここは危険だ!すぐにここから逃げろ!
隊長らしき人物が俺とシャルル、篠ノ之箒に声をかける
シャル)ゼロ!
シャルルは俺を呼ぶ
シャル)言われた通り!行こう!
シャルルは言う
……こうなったのは、果たして誰が原因か……過程として、向こうがもっと力を求めている状況だったのがキーだったと仮定するなら……現状から考えるに……これは俺が原因と言えるか……
一夏)このやろう!千冬姉の真似をしやがって!許せねぇ!
考えていると、一夏がこちらに来て、変化したシュバルツェア・レーゲンに向かっていく
ゼロ)……っ!
俺はすぐに一夏の前に立ちはだかり腹を殴る
一夏)がっ!……何すんだよ……ゼロ……
一夏はそういい、ISが強制解除され、気を失い落ちる
シャル)あ、一夏!
シャルルは落ちてくる一夏うまくキャッチし、降りる
この間も鎮圧部隊は戦闘をしているが、歯が立たないらしい…
シャル)ゼロ!一夏は僕がゼロも!
………今回は俺の責任だ……そのせいでラウラ・ボーデヴィッヒがもし死んだとしたら……俺はきっと、後悔の念に押し潰されるだろう…………あの時のように………あの時に……俺は感情という一切を捨てたつもりでいた………だが……あの馬鹿(一夏)のせいで……俺も焼きが回ったらしい………
ゼロ)……シャルル、一夏と篠ノ之箒を連れてお前たちは先に逃げろ
シャル)っ!うん、でも、ゼロは!?
ゼロ)………俺は……
………俺は、もう一つのZEROのシステムのことを考えていた………これにはかなりのリスクが伴われる……だが………
………俺はすでに覚悟は決めている
ゼロ)俺はこの状況を鎮圧する
シャル)っ!無理だよ!いくらゼロでもあれは!
シャルルは俺に言う……だが
ゼロ)シャルロット!
シャル)っ!
ゼロ)…………俺を信じてくれ
振り向き様にそう言う
シャル)………わかった………でもゼロ約束して!
ゼロ)………
一呼吸起き、シャルロットは次の言葉を放つ
シャル)絶対に死なないで!
そう言って、一夏と箒を連れて避難を始めるシャル
箒)お、おい!?大丈夫なのか!
シャル)………今は避難をしてっ!………
箒)っ!………
シャルロットの目には涙があった……自分の最愛の男(ひと)が、今、覚悟を決めて戦う中、自分は逃げるしかなかったから……何もできなかったから……そんな自分が不甲斐なく、涙を流すしか、彼女にはできなかった
俺は、ツインバスターライフルを低出力で発射し、シュヴァルツェア・レーゲンを撃つ
鎮圧兵A)っ!退避!退避!
鎮圧隊はツインバスターライフルの存在に気づき、横へ移動し退避する、ツインバスターライフルはシュヴァルツェア・レーゲンに直撃する、しかし、低出力だったからか、あまりダメージは見られない……だが、これでいい、あくまで今の攻撃は、奴の注意を俺に引きつけるためだからな
鎮圧隊長)っ!君!何をしている!ここを離れなさい!
俺に隊長らしき人物が呼びかけるが
ゼロ)………ここは俺が引き受ける、かなりの大規模な戦闘になる……お前たちもここから退避しろ
鎮圧隊長)何を言う!?生徒に何が!
ゼロ)……では、このまま全滅するか
鎮圧隊長)っ!……
俺がそういうと、隊長は黙る
ゼロ)……ここは任せろ、すでに敵の注意は俺に惹きつけられている、奴の狙いは俺だ……俺がやる
鎮圧隊長)……わかった、だが、危険と判断したらすぐに止めに入る、いいな!
ゼロ)……了解
実際、鎮圧部隊でも歯が立たなかったのは事実だからな……
鎮圧部隊はすぐにその場から退避する
鎮圧部隊が退避したのを確認すると、俺は目を瞑り……「あいつ」に声をかける
ラウラ・ボーデヴィッヒを救うため、これ以上俺のような人間を増やさないため……
VTシステムと渡り合うための力を目覚めさせるために………
???)力を求めるか……
………ああ
???)何故だ
………俺のような人間を増やさないため……目の前にいる囚われた者を救うためだ
???)……なぜ助ける?
さぁな………俺もわからん………だが……焼きが回ったらしい……あのバカのせいで
???)…………
あいつならこうするだろうと、そう考えても行動した………それだけのことだ………それを実行するため
…………ZEROよ…………俺を導いてくれっ!!!!
ZERO)…………いいだろう………導いてやる………お前の未来を
ドクンッ!
瞬間、俺の頭に、色々な情報、色々な可能性、色々な行動パターン、色々な未来が見えた………先の未来には、ラウラ・ボーデヴィッヒは、笑い合っている未来が……確かにそこにあった………この未来だ……俺はこの未来を選択する
そのためにはどうしたらいいか、数秒先の未来が、俺には見えた
SVT)っ………
シュヴァルツェア・レーゲンは剣のような者を構えたかと思うと、縦から斬りかかってくる
俺はこの未来、さらに先にどんな攻撃をするかも見ていたので、俺はそれをエレメントソードで受け止め
ゼロ)っ!
シフトを氷属性に変え、相手を凍らせた
エレメントソードの氷属性モードは、範囲攻撃のほか、相手を凍らせる付加攻撃がある、受け止めた瞬間に俺は相手を凍らせることがでいる
SVT)っ!?
凍ったせいで、体がうまく動かなくなったシュヴァルツェア・レーゲンは、なんとか攻撃をしようと、剣を振りかけてくる
しかし、凍っているせいで鈍い……その動きでは、俺に当てることはできないだろう、俺はその間に雷属性に切り替え、ZEROの最大出力に+雷による加速のスピードで、相手を高速で切り刻んでいく
SVT)っ!っ!!!!!
すると、胸の中央あたりからラウラ・ボーデヴィッヒの上半身が出てくる、彼女はすでに気を失ってるようで、目を覚ましてはいない………人質のつもりか…だが、関係はない、未来ならすでに見えているっ!
俺はその隙間のあたりに行くとエレメントソードの雷属性で、切り裂き、ラウラ・ボーデヴィッヒ本体を切り離し、救出する
ラウラ)っ!
ラウラ・ボーデヴィッヒを救出し、彼女は数メートルほど離れた場所に下ろす
SVT)っ!!
シュヴァルツェア・レーゲンはなおも俺に攻撃を仕掛けようとする……ラウラ・ボーデヴィッヒの救出は完了……あとは跡形もなく消し去るのみだ
俺はツインバスターライフルを構え、最大出力でチャージする
ゼロ)………ターゲット……VTシステム起動、シュヴァルツェア・レーゲン
………ラウラ・ボーデヴィッヒの命を危うくした一つの元凶……VTシステム………
ゼロ)………お前を…………殺すっ
ツインバスターライフルをフル出力で発射する
シュヴァルツェア・レーゲンは、フル出力のビームに直撃すると、跡形もなく消え去った
ゼロ)…………
シュヴァルツェア・レーゲンの残骸のみを残して
俺はラウラ・ボーデヴィッヒを連れて避難をしていた群衆へ入る
シャル)っ!ゼロ!
一夏を篠ノ之箒に任せ、俺の元へくるシャルル
シャル)よかった……無事だったんだね!
俺はラウラ・ボーデヴィッヒをシャルルに託して
ゼロ)………………任務…………完了
口から大量に吐血をして倒れた
シャル)………ゼロ………?…………ゼロっ!!!????
シャルロットの声が、聞こえたが………俺を呼ぶ声を最後に……俺の意識は闇へと消えた
To Be Continue
はい、いかが
セシシャル)ゼロ/さんが!ゼロ/さんがぁぁぁぁぁぁ!!!
落ち着けー!こいつ死んだらこの小説終わっちまうんだから、死んでるわけないだろうが!
シャル)でも最後はひどいよ!?よりにもよって僕の前で吐血させる!?
いやーだって………ねぇ?
セシリア)この鬼!悪魔!血も涙もないんですわね!あなた!
そんなに言わなくても………
……心折られたんで今回はここまで、さよなら