ダンジョンに蟲使いが現れるのは間違っているだろうか。 作:珊瑚宮出身イマジン
本当はもっと早くに投稿したかったのですが、ピクシブの方でどうしても投稿したかったゼノブレイド2の小説があったのでそっちを書いてからになりました。すいません許してください!なんでもはしませんから!
それはそれとして、UA数2万突破&お気に入り200件突破&評価バー?が赤のまま伸びたのと投票者数10人突破本当にありがとうございます!!!!あまりにも嬉しすぎて、ガチで固まった後スクショめっちゃ取ってしまいましたw
これからも面白い内容書けるよう精進していきますので、どうぞよろしくお願いします!!
さて、今回は前述した通り数時間で書いたものなので、誤字脱字や内容ミスが多いかもしれません。もしありましたら是非教えてください!見かけ次第直していきます!
ではどうぞ。
刺客の件から数分、レグリオとトミーロッドがちょうど昼くらいにようやく館に着く通りに入ったところで買い物を終えたディニエルと合流、そのまま館に帰還すると…
ガション、ガション……ピピー…ブブー…バチバチバチ
館(の敷地内)のすぐ横のちょっとした空き地にて、謎の自律型ロボットが動いていたのだ。
そして、その後ろでいつもの白衣姿で腕を組みながらロボットの様子を見守っているパーポスとその隣で目をキラキラ輝かせて動作を眺めているベル、その後ろで興味なさげに見ているアフテクの姿があった。
「今帰ったぞー……パーポス?お前何作ってんだ?」
「あ、副団長お帰リンボ。」
「(リンボってなんだリンボって……)」
ンンンンンンンン!!!何やら拙僧のことを呼んでいる声が
「あっレグリオさん!おかえりなさい!パーポスさんがロボット完成させたらしくて、それを見せてもらってるところなんですよ!」
「お、おうそうか…そいつぁ良かったな…」
「帰ったかレグリオ。…察しの通り、いつものだ」
「だろうな…変なことにならんよう、祈るのみだ…」
一応帰りの挨拶でもと思いレグリオは声をかけるが、パーポスからは謎の返事が来てベルからはまるで男のロマンを目の当たりにした小学生のそれのような反応が、そしてアフテクからは呆れたような目線と口調での簡潔な説明が返ってきた。
ちなみにディニエルは、一応ということなのか簡潔にただ今戻りましたとアフテクに伝えてから館内へと入っていき、荷物を置いて準備を整えていたのかすぐさまダンジョンに行く服装でそのまま出て行ったのだった。
他にすることもないのでとりあえずパーポスのロボットの動きをしばらく見ていると、突然ロボットからバキッという嫌な音がなり、そのまま関節部分が外れてから動かなくなってしまったのだ。
「え!?…な、何が起こったんだお…?」
「…ちょっと見せてみな」
「トミーロッド氏?……いいけど、更に壊さないでほしいお」
「んなことしないっての」
そのロボットのもとに駆け寄り停止した原因を探っていたパーポスの近くに、トミーロッドがゆっくりと歩きロボットの前でしゃがみ観察し始めながらそんなことを言っていた。
そして、パーポスが離れてからトミーロッドは改めて外れた関節部分を手に取り細部まで観察したりロボット全体と外れた関節部を交互に見てから顎に手を置いて少し考え出し、思いついたかのように置いた手を外すと口を大きく開けだして一瞬のうちに蟲のいる黒い靄を2匹分産み落としたのだ。
一つの靄からは、群青色一色の体に髭のように口元から生えている触覚、そして刺々しくていかにも頑丈そうな鎧にも見える甲殻を持つ昆虫が。
もう一つの靄からは、茶色の球体のような体にまるで筋肉隆々の男の腕のように血管が浮き上がっているようにも見える体中の模様、そしてとても悍ましい顔つきをした蟲を呼び出していたのだ。
「い、一応聞くが……喧嘩ふっかけるわけじゃ、ないよな?」
「はぁ?そんなわけないだろう」
以前のこともあり確認のため聞いたレグリオに、レグリオの方を見て馬鹿か?とでも言いたげな表情をしながら先程呼び出した2匹の前で軽く人差し指を動かし出すトミーロッド。
そして、それを終えると2匹を連れてパーポスの前に立ちだした。
「ど、どうしたお…?」
「お前にこの2匹をくれてやる。こっちの青い奴はアーマーホイホイで、こっちの茶色い奴が粘獣蟲だ。」
「は、はぁ…?」
「アーマーホイホイの甲殻はかなり頑丈な上に柔軟性にも優れている。だから、このロボットのメイン外殻やら補強やらにすればこの世界で物理的に破壊されることはまずないだろう。
そして、接続に難があるようならこの粘獣蟲のガスを使え。
そうすりゃこのロボットの難点を解決できるだろう。ああ、別に返す必要もなければ量の調整や蟲自体の安否などは気にしなくていい。
その辺はフェロモンでこいつらに詳細な指示は送っといた、後は好きにしな」
パーポスの言葉を聞く必要がないと言わんばかりにトミーロッドは立て続けに説明をし、パーポスに2匹の蟲を譲渡した。
パーポスには本来嬉しいことではあるのだが、立て続けの説明だけでなく突然グロテスクな見た目の蟲を渡されてすぐには思考が追いついていないのだ。
ちなみに、他の者達は突然の専門的な説明に全くついていけてなくてその場で固まっていた。
「あ、ありがとうだお…?」
追いついていないが、とりあえず受け取ったものを使う準備と考えを纏める時間を欲しいため感謝の意を伝えてから2匹を連れて部屋に戻ろうとするが、それをトミーロッドが引き止める。
「待て、まだある」
「なんだお?これ以上の説明は後にしてほしいんだけど…」
「そっちじゃない、そのロボットの名称だ」
「…?」
「そのロボットの名称は『
「は、はぁ…まあ名称はまだ決めてなかったから別にいいんだけども…」
そうしてパーポスは2匹の蟲と共に部屋に戻り、トミーロッドは館内に入っていった。
その場が静寂に包まれたことで3人は我に返り、慌てて館内へと入っていったのだった……。
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おまけ
ダンジョン、およそ24階層にて……
「
ディニエルのその声と共に、ダンジョンのとある一室内にて天井に紫色の雲と共に猛毒の雨が自身ごとモンスター達に降り注がせて溶かしていっていた。
そうして、雨が止んだと同時に先程までディニエルの周辺にいた多数のモンスター達が消え、代わりに魔石がたくさん落ちていた。
「ふう…魔石を溶かさないようにするのは、少し骨が折れますね…って、あちゃー……少し溶かしちゃってましたか…調整がまだまだですかねぇ…」
そう独り言を言いながら、溶けてしまったものそうでないもの問わずに魔石を拾って腰にかけているポーチにしまっていく。
「……ベルさん、でしたか…彼には、なるべくこの私を知ってほしくはないですけど…それも時間の問題のような……」
魔石を拾う際に手や髪からポトポトと垂れる紫色の雫…毒を見つめながら、ディニエルはそう呟く。
彼女は、生まれたその時から毒が体から溢れ出す体質持ちであり、周りのエルフ達どころか産んだ実の親にすら見離された子なのだ。
それを引き取り、自身の家庭内で従者という形で面倒を見たのがアフテクことアグラレス一家である。
アグラレスの両親はそれぞれかつての二大派閥であるゼウスファミリアとヘラファミリア、オラリオの外にある里においても影響力は甚大で彼女らに意見できる者はいなかった。
恩義を感じたディニエルはそれ以降、連れ出してもらう形で里を出てからもアグラレス一家にのみ心を開き、従者として立派に仕えていた。
当初はまだ慣れず失敗することもあったが、それでも暗い表情を一切見せずに一生懸命にその仕事をこなす姿は、とても純粋で美しいものだった。
そんなディニエルをアグラレスは妹のように、血が繋がっているわけではないとはいえアグラレスの両親達は、アグラレスと同様実の子どものように接していたのだ。そこには優劣などなく、ただ平等に愛そうという純粋な親心だけがあった。
ディニエルにとってこの生活は温かく、そして掛け替えのない時間だったのだ。
このまま、何事もなく幸せに過ごせれば……
そう思い、そして願っていたディニエルなのだが、
その幸せは
長くは続かなかった。
それは、冒険者三大クエストの最後の一つである黒龍の討伐があったからだ。
その戦いにて、アグラレスの両親は世話役として同行させていたディニエルを守るために身を挺して庇い、命を落としてしまう。
アグラレスはヴァーリのもとに預けているため、この場にはいないのが不幸中の幸い、というところだった。
命を落としてしまう際に二人は、最後の力を振り絞ってディニエルにこう言い残した。
「私達は全滅してしまった……もう、帰ることさえできない…ディニエル、お前はオラリオに戻って、ヴァーリという名の神様のもとへ向かって、ちょうだい…。」
「そこに、お前もよく知っているアグラレスがいるはずだ……どうか、私達の愛娘を、助けてやって、くれ……」
パタッ…
「そ、んな……あ、あぁ……義父様…義母様……イ、イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」
彼女…幼いディニエルの叫び声が、その場に鳴り響いた……。
それからは、ふらふらと千鳥足のようにオラリオに自力で戻りヴァーリの目の前で力尽きて意識を失い、介抱されて回復してからも両親達の遺言に従い暗黒期など様々な困難に立ち向かいながらもずっとアフテクの側を離れず仕えていたのだ。
その際ディニエルに罵倒したりする同族のエルフなどもいたのだが、たまに優しくするものもいた。当時のディニエルには、とても有り難いものだった。
だが、そんな人達も仲良くなりダンジョンで共に潜った際、ディニエルの毒を目の当たりにすると皆等しく口を揃えて化け物だと言い、置いていくばかりかモンスターの群れの中に突き落とす者までいたのだ。
その際は危機を察知したアフテクによって助かったのだが、それ以来ディニエルは他人を信用することがなくなってしまった。
そしてそれは、現在も変わっていなかったのだ。
「…ベルさんだって、あいつらみたいにきっと、最後は捨てるに違いありません……とりあえず帰ろっと」
そう呟きながらダンジョンの上へ登る階段に差し掛かったその時、
フシュゥゥゥゥ……コーー……
そんな音が聞こえたのだ。
それがモンスターならば声の大きさ的に少なくとも視界に入るはずなのだが、それはなかった。
「……?気のせいでしょうか…」
そう言い、ディニエルは特に気にせずに帰路に着いたのだった……。
『さぁ、まずは食材達を呼び寄せてしまいましょうか…!おいでなさい!かつての猛獣達よ!!』ザシュッ
グジュゥゥゥゥゥ……グゴガァァァァ!!!!!!
如何でしたでしょうか。よろしければ今回も感想や評価などよろしくお願いします。_|\○_
今回も軽く補足していきますね。
・リンボ
晴明推しのやべーやつはこのssに登場させる予定は一切ありません。なのでこれはパーポスのネタや作者の悪ふざけのようなものだと思っといてください。邪魔とかでしたら消します。
・ロボット
トリコ見ている方ならご存知のあのGTロボです。
ただ、今回はトリコの世界のように宇宙探査や火山火口などの危険領域に食材探しといった目的などは一切ないので、その辺の要らない機能は捨ててほぼ戦闘特化になると思います。
環境に適応ともう一つの目的は必要ですけど。
出す場面はちゃんと決めてありますのでご安心を!そしてお楽しみにです!
・トミーロッドの蟲の譲渡
彼は蟲一匹一匹に対して全くと言っていいほど思い入れなどがないので、目的や自己満のためならば割とこういうことしていそうだと自分は原作読んでそう思ってます。
というわけで、パーポスくんは戦闘にも作業にも使える超万能蟲を2匹貰ったというわけですね。どんどん周りがやばくなってく…!
・今回の蟲
アーマーホイホイの本来の捕獲レベルは35、粘獣蟲は捕獲レベル90です。もう何度も言ってるのでこれ以降はレベルだけにしますが、トミーロッドの蟲達はこれ×10↑が推定捕獲レベルになっています。
ちなみにそれぞれの特徴や効果は、原作のものに少しプラスさせてもらってます。
・ディニエルの内側
本編で書いたまんまです。実は設定に書いてないけど、自身の構想の中では最初から決めていたものなので今回こうして書きました。設定集の方にもいつか書きますね…
・謎の声
あれーおかしいねアニメトリコの最終盤にいた気がするね(すっとぼけ)(2回目)
と、こんな感じですかね。
次回は……現時点ではまだ未定です。多分ですが文章自体少なめで別のファミリアの話多めの本ファミリア少々になるかと。変更になるかもしれません。
最後にアンケートも載せておくので、よろしければお答えください。それでは。
この小説において他作品の要素を2つ以上入れてもいいと思いますか?(一つは能力の都合上必須だったので確定しちゃってます。それ以外をプラスしてもいいかということです。仮に入れることになった場合、なんとか辻褄が合うようには努力します。)
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いいよ
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ダメ
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作者のやりたいようにやったら?