ソードアート・オンライン ラフコフ完全勝利チャートRTA 2年8ヶ月10日11時間45分14秒(WR) 作:TE勢残党
メスガキと化したピト姉貴が人気過ぎて草生えちゃうヤバいヤバい……。
私の罪が加速するRTA第17部、はーじまーるよー。
前回は40層の攻略が終わり、ピト姉貴とノーチラス改めエイジ君を手駒に加え入れた所まででした。だから二週間も空いてたら思い出せねえって言ってんじゃねえかよ(棒読み)。
ここから暫くは待ちの時期です。いい感じに攻略組への不信感を煽りつつ、空き時間にアレックス、ピトフーイ、エイジの手駒三名を鍛えましょう。
チャートに居なかった戦闘員が二人もいるせいで戦力万全でいいですね、ええ(建前)稼ぎ場見繕うのクッソ面倒くさい(本音)。おうスケ管キッツキツだってイワナ……書かなかった? 謎のマジック犬耳(としっぽ)で遊んでる場合とちゃうんやぞアレックス。
……さて、50層到達までこれと言って見るべきものはないので倍速。
その間暇な皆 さ ま の た め に ぃ ~
50層・中間地点現在のアインクラッド情勢について、お話します。
50層には、クエストをクリアすることで1回だけ意味深なこと言う予言者NPCがいます。彼の発言、実は50層到達時点での「秩序・混沌軸」の傾きに基づいています。
25刻みで台詞が変化するので、覚えておけば大体今のゲージが判定できると言う訳です。今回は……「混沌の
皆さまお忘れかもしれませんが、この数値をマイナス100、つまり混沌MAXにするのもクリア条件の一つ。ここまでに-25くらいはないと民度が高すぎて戦争起こすのしんどくなるのでリセです(無敗)。
混沌と言うので分かりづらいですが、要は治安の悪さレベルだと思えば問題ありません。野盗が跋扈してたりプレイヤー同士がいがみ合ってたりすると数値が下がります。
……はい、攻略組が50層に到達し、こっそり予言を聞き終えた所で倍速ストップ。
ついにこのRTAも半分まで来ましたねえ。ここまでのタァイムは……347日! 自己べですねえ!!
40層時点で8か月=240日とかだったので急に失速してるように見えますが、これはスエーニョのゴタゴタで攻略ペースが一時的に鈍化したことによります。一度貰ってたものが無くなるのは、元々なかった時よりモチベが減るんですよね。
結果、一時的に原作以下のペースになりますが……50層が超難易度でぶん殴ってくるのでとりあえず有耶無耶になります。なのでこのロスは所謂コラテラルダメージというやつです。チャートのための致し方ない犠牲だ。
本作2回目のクォーターポイント、そして記念すべき「半分」到達ということで、三大ギルドはどこも25層の悲劇()を繰り返してはいけない(戒め)と奮い立っています。
が、今回はぶっちゃけ余裕です。ボスのG〇NTZ風千手観音くんには悪いですが、どうやったって0~2人程度しか犠牲者は出ないでしょう。
何故なら、25層と違って仲間割れしないとかディアベルはん達が順調に修羅ってるとか我々が強いとかの問題ではなく、ヒースクリフ兄貴の神聖剣(とシステム的不死)がお披露目になるからです。俺TUEEEさんはさぁ……。
ついでにキリトの二刀流が解禁されたりLAボーナスでエリュシデータがドロップしたりと色々あるので、哀れ千手観音=サンは爆発四散する定めです。油断したり仲間割れしたりしなければクォーターボスだって余裕なんですよ、聞いてますキバオウはん?
と言う訳で、ボス攻略はほっといて構いません。「落ち込んでるアスナに発破をかけるため」とか適当でっち上げて攻略の主体を血盟騎士団に丸投げし、私は迷宮区の安全地帯に行きます。
この50層で行われる、大事なイベントのためです。
そう、ラフコフの正式旗揚げはこの層にて行われるんですよ。走者としてはこちらが本命です。
原作では年明けパーティー中だった中層ギルドの皆さんが旗揚げ記念式典の余興にされましたが、これは条件次第で変わります。
今回わざわざ塒に足を運んだのは、PoHニキの獲物がこっちの関係者に引っかかってないか確認するためですね。管理職の仕事が調整調整&調整なのは悪の組織でも一緒なんだよなあ。
お互い組織を率いる身なので、縄張りがぶつからないようにどうしても直接会って話す必要がありました。
まだまだPoHニキと殺し合うのは先の話なので、話し合いそのものはあっさり終わりますが……この時、アルゴネキへの行動制御は
我々を長く愉しませてくれたアルゴネキですが、いよいよ最後の仕上げまでのルートが確定する時期がやってきました。
当然、勘のいいガキもびっくりの情報収集能力を持ってるアルゴネキは私が怪しい動きをしていることに気づきます。その対応で彼女のスタンスを見て、それに応じた後半の動きが決まるという訳ですね。
まずここまでで好感度が不足していると普通に糾弾されてリセですが、その場合はそもそもここまで来れない可能性が高いので無問題です(無敗)。
それを乗り越えれば、アルゴの反応は概ね4種類、決別・隷属・絶望・逃避に大別されます。大体文字通りのルート分岐であり、最終的に可哀想になるのは結局同じことです。過程が違う訳ですね。
これは主に彼女のメンタルの強さ(決別→逃避で強い順)だったり私への細かな印象だったりが複雑に絡んで決まりますが、どれが選ばれたかは自ずと分かるのでそれまで放置しておきましょう。
ということでラフコフの正式旗揚げはPoHニキに任せて、私はボス攻略に出向くとしましょう。攻略組が50層ボスに向けて総動員を仕掛けたことにより、低層の警備はどうしても手薄になります。
MTD2軍と3軍による警備ルートは大昔からラフコフの手に渡っていて、攻略組の大半は最前線でボス戦の真っ最中。彼らは目の届かない()所でやりたい放題できるって寸法ですね。
ボス戦は案の定俺TUEEEさんが無双して終わりました。死者ゼロ。25層で死にまくってたのをかませに利用し自分のぶっ壊れ性能をアピールとは、演出家の才能もありますねぇ。
それが終わったら、ラフコフが犯行声明を出していることを確認します。さっき出したルートのどれだとしても、アルゴが真っ先に伝えに来てくれるのでそこは問題ありません。アルゴ殿がまた曇っておられるぞ。
さて文面は……はい、事前協議の通り、「攻略組が資金源を潰したので、半グレだったのが完全に地下に潜ってしまいました。お前らのせいです。あーあ」みたいなことが書いてありますね。ネガキャンは万全です。ナカナカヤルジャナイ!!
今まで殺人鬼は一人いましたが、組織だって殺しも行う犯罪集団というのはいませんでした。この犯行声明は「攻略組への責任転嫁」であると同時に、「燻っている犯罪プレイヤーへの後押し」でもあります。
彼らの登場により、それまで犯罪プレイヤーの中でも守られていた最後の一線「脅しや傷害はやっても殺しはやらない」が失われ、本格的な治安悪化がスタートします。
それから、今回の最初の方で「一時的にモチベが落ちる」みたいなこと言ってたの覚えてますか? 何故一時的かと言うと、娼館から解放()された中で贅沢を覚えてしまった連中が黙って黒パン食ってる訳ゃあないってことです。
大体45層を過ぎるころには影でそういうことやり出す連中が増えて来て、50層も過ぎると何なら上役を失って悪化してるまでありますねぇ。
気づいたアスナは曇るでしょうが必要経費です。ただ、キリトに慰められて好感度が上がり過ぎないよう、彼女には仕事に忙殺されて頂きます。だから、血盟騎士団に手柄を譲る必要があったんですね(メガトン構文)。
まあそんな訳で、少なくとも士気の心配をする必要はありません。因みに上納のつもりなのか知りませんが、私の所にも賄賂代わりの女の子が時々来ます。
じゃけん夜行き……冗談ですよ冗談(この世の終わりみたいな顔のアルゴを見ながら)。それとなく話通してキバオウの方にでも回しときます。がわ゛い゛い゛な゛ぁ゛ア゛ル゛ゴぢゃ゛ん゛。
さて、これにて攻略全行程の半分が終了しました。この時点でタイムはほぼ1年。全体のタイムを見ての通り、残り50層で1年8ヶ月かかった訳です。75層より先の本当の地獄にぶち込まれる楽しみにしておいてください、いいですね!(ワザップジョルノ)
丁度半分終わっていい機会です。次の仕事まで少し間があるので、倍速でレベリングしながらここまでの情勢をざっくり振り返りましょう。
現在のアインクラッドは、攻略組と一般プレイヤーとの間に深刻な温度差を抱えており、仲が悪くなりつつあります。
攻略組とはMTD(MMOトゥデイ)、KoB(血盟騎士団)、DDA(聖龍連合)の三大ギルドのことで、ボスの攻略はほぼこの三大ギルドと、後は風林火山とエギル一行を始めとしたいくつかの小規模ギルドの腕利き、そしてキリトで構成されます。
MTDの名目上のリーダーはシンカーですが、私が事実上のトップとして実務を取り仕切り、下にキバオウ派がいて、これが原作のアインクラッド解放軍に相当。二軍三軍を私物化して下層民への支援を渋って私腹を肥やし、軋轢を強めています。
KoBは原作通りヒースクリフ兄貴が君臨し、アスナが実務を担当していますが……スエーニョ事件で強引に娼館や賭博を潰した件のヘイトを受けて民衆の支持が原作より控え目です。清廉潔白すぎて人の心が分かってないみたいな印象持たれてますね。
DDAは未だ生存しているディアベルがリーダーを務め、5層までのギスギス感でちょっと闇堕ち気味になった彼の指揮の下、徹底した実力主義を敷いています。原作に輪をかけて「強くなるためなら何でもする」ので、待遇格差が一番激しいギルドですね。
ではそれ以下の層ですが、中堅上位層は昔やったMTDの支援策がハマったのでかなり厚いです。攻略組に一歩劣る位置に結構な数のギルドを置き、二軍たちと一緒に仕事させたり何たりして準攻略組の地位を確固たるものとしています。
彼らは言わずもがな、戦争後の主戦力です。いや主戦力はユニークスキル持ちだから数合わせというか肉の盾というか、ともかく上が壊滅した後彼らに代わりになってもらうべく育成しました。
ではそのまた下はというと、これはスッカスカなんですよね。1層には引きこもりの民が2000人からいるんですが、10~20層辺りをうろついてる連中はかなり少ないです。
近頃、彼ら三大ギルドによるリソースの独占が酷くなってきてる……と言われています。中堅下位が全然育ってないのはそのせいと言われていますね。
実際には、MTDの下層支援がちょっとずつしょっぱくなってるのがその正体です。他の連中は初めっから下層のことなんて気にしてません。半闇堕ちディアベルとヒースクリフがトップなんだから残当。
下層支援に割く予算は変わってませんが、黒パン分以外は最下層に降りる前に誰かさんの懐に消えてるみたいですし、職人プレイヤーの募集ももうやってませんし、事務職の募集ももう終わりました。
中層支援で出してた委託の仕事はルクスの件で中止、二軍と協力しての仕事依頼も中堅上位連中で回るようになったので、下まで降りなくなった……と言った具合で、下層の経済は随分煮詰まってきています。
上はガンガン攻略進めてるんで超好景気なんですけどね。そこで稼いだカネが上だけで循環してしまってるし、娼婦などを通じて下に降りていく分はラフコフが吸収するしでいい感じに格差が広まってきています。
ゲームバランスを見る限り、ヒースクリフはそもそも戦えないやつのこと想定してない、いや意図的に想定しなかった節がありますからね。ここまでやっても調整が入らないあたり、引きこもりの民は住人判定ではない(=どうでもいい)ってことなんでしょう。
50層時点にしては、中々いい感じに格差を出せている気がします。これがどう爆発するか楽しみにしつつ、最前線52層の転移門広場に浮浪者のおっさん(年齢不詳)が現れた所で今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。
昨日からの1日弱で評価が20票くらい入ってて(嬉しくて)笑っちゃうんすよね。
ありがとナス!!
※アルゴ闇堕ちについて
色々考えたのですが、完全に闇堕ちしてしまうとそれはそれでアルゴの主観では幸せということになってしまうと判断したので、アルゴ闇堕ちルートについては、本当にもったいないのですが今回は採用見送りとなりました。けれどそれはそれで非常に魅力的だったのもまた事実ですので、めげずに色々なアイデアを送ってください。
※5/4 17:50お詫び
本文中、50層で1名死者が出たという旨の記述がありましたが、これは死者なしの間違いでしたのでお詫びして訂正いたします。
アルゴの選択(正史決め・重要) ※長めに取ります
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決別
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隷属
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絶望
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逃避