ソードアート・オンライン ラフコフ完全勝利チャートRTA 2年8ヶ月10日11時間45分14秒(WR) 作:TE勢残党
人道に対する罪RTA第19部、はーじまーるよー。
お久しぶりでございます(自虐)。前回はシリカを備品送りにし、蘇生アイテムを手に入れて帰った所でしたね。
さて、現実逃避はこの位にしまして……目の前の片腕失くしたアルゴネキを何とかしましょう。まず逃げ出そうとするのを呼び止めます。ちょっ、アルゴさん!? 不味いですよ!
レ〇プ目でおずおず近寄ってきて、2歩先くらいで止まって伸ばして来た手を途中でひっこめ代わりに謝りながら決壊したみたいにぼろぼろ泣いてるのかわいい……もとい、非常にマズい状況です。いかん、危ない危ない危ない……。
とりあえず抱きしめて拘束し、余計な行動をとらせないようにします。今放置したら(自責の念から飛び降りる可能性が)濃いすか?
ここまでやっとけば当座は大丈夫でしょう。さて取り乱しましたが、この状況には心当たりがあります。
片腕失くして泣いているアルゴの絵面に興奮している兄貴達も、一つ違和感に気づいているかと思います。通常、SAOにおいて手足の欠損は状態異常でしかなく、長くとも十分程度で自然治癒するんですよ。回復結晶でも復帰できますし。
街に戻ってからも回復効果は阻害されないので、ちょっとしたら腕が元に戻るはず。あれれ~丘People!?
……例外は2つ。HPや状態異常の回復を阻害する効果のある毒物、≪禁縁のポーション≫に暴露している場合と、一部の特殊な敵に攻撃された場合だけです。今回のアルゴネキは、後者に該当するハズです。
と言うのもですね、6/nほんへの頃にチラっと言ってた「メイン武器」の話を覚えているでしょうか。本チャートでは、60層で入手できる魔剣クラスの武器を使用する、と言ってましたよね。
詳細は一旦省きますが、その剣を入手するにはクッソ凶悪な初見殺しボスを撃破する必要があり、そのボスこと≪ウルハ・ザ・マンハンター≫には「相手の部位または装備を喰う」という専用技が備わっています。
この攻撃を食らうと、当たった部位が文字通り「喰われて」、当該ボスを撃破するまで回復しなくなります(1敗)。やめてくれよ……。
で、泣きじゃくるアルゴをなだめすかして途切れ途切れの弁明を聞く限り、そういうことのようです。60層でほったらかされていた"魔剣"の情報を何かの拍子に得てしまい、突っ込んだ結果ウルハくんに腕を持っていかれたと。
これは……ガバじゃな?
いや弁解させてください。魔剣クラスの装備品が報酬に設定されているクエストやボスというのは、例外なく①死ぬほど長いクエストの果てに長老等から貰えるか、②バカみたいに強いボスモンスターを倒したときドロップするか、③両方の複合条件のいずれかに属します。
"60層の魔剣"は分類上3番。小さな圏外村のNPCが時刻限定でこぼす独り言以外には剣のありかである洞窟の位置情報が得られず、なおかつ洞窟自体も山に囲まれた道も何もない所に存在し、偶然見つかる確率も天文学的。
その上洞窟の中には初見殺しモンスターが控え、うっかり入った奴が生きて出てこられないから情報も広まらない。
ちょうどクリスマスのドサクサもあって、少なくとも、今までの周回や試走でアルゴが先にこの情報を見つけ出したことはありませんでした。だから全くノーマークだったんですが……やべぇよやべぇよ、どうすんだこれ……。
…………………………(チャートからの乖離に苦悶の表情を浮かべる肉おじゃ)。
肚は決まりました。オリチャーを発動します(数か月ぶりn回目)。
まずアルゴを落ち着かせます。謝ってる原因は……ああ、指輪ですね。腕ごと喰われて無くなってしまったことを気にしている訳ですか。思えばアレ以外にはこれと言ったプレゼントは渡していませんでしたからね。
バッチェ取り返してきてやるから大丈夫だって安心しろよ~……さて、今日は残業ですね。クリスマスイブの夜中だってのに、全く困ったもんじゃい(建前)か゛わ゛い゛い゛な゛ぁ゛ア゛ル゛ゴ゛ち゛ゃ゛ん゛(本音)。
他の連中を呼び出して囲んで叩けばいいと思うでしょう? 件の洞窟はちょっとしたギミックが仕掛けられていまして、一定範囲内に2人以上いると入口が現れない仕様になってるんです。
ついでに洞窟の中はインスタンスエリアになっていて、洞窟の中で合流することも不可なんだな、これが。あー面倒臭えマジで!
チャレンジ名称「孤高の試練」。古の戦士が、自分に匹敵する勇士へと武器を継承するために残した……という設定の洞窟です。アルゴネキは最初から一人だったから運悪く条件を満たしてしまった訳ですね。糞が(悪態糞土方)。
ともかく、どっちにしろこの層で試練を突破する予定だったのでアイテム類の準備は万全。無言で袖を引っ張ってきたアルゴを連れて洞窟まで行きます。あー可愛い。
この時、アルゴが情報を得た圏外村に行くと、独り言を言ってた男の台詞が変わって、先駆者の被害状況によって「挑んだ奴が腕を喰われた」とか「帰ってこなかった」とか伝えてくれるはずです。
要は先駆者が死ぬ度に正確な難易度が見えてくる仕様なんですよね。怖いな~とじまりすとこ。
今回はアルゴネキがいるんでキャンセルしてもいいですが、これをやっとかないと「倒せば装備品ごと腕が戻ってくる」というのを正しく伝えることも出来ませんしね。アルゴネキの納得は全てに優先する。
さて、後は山一つ越えて剣の所在地まで強行軍、洞窟に突っ込みます。アルゴネキには入口で待っててもらうことになりますが、まあ仕方ないね。洞窟周辺はモンスターが出ませんから、安全は確保できてます。
さて、駆け足になりましたが孤高の試練にイクゾー! デッデッデデデデッ カーン
まあ洞窟は一本道で、ボス戦以外の要素は特にないんですけどね、初見さん。問題はこの≪ウルハ・ザ・マンハンター≫、サンドワーム的な巨大ボスです。
倍速で登場シーンを流している間にざっくりと解説しましょう。
SAOで「ボス」を名乗る存在は、迷宮区の最奥で待ち構える「階層ボス」、迷宮区へ続く一本道を守っている「フィールドボス」、そしてクエストやイベント等の仕上げとしての「イベントボス」に大別でき、それぞれ命名規則で判別することができます。
しかし、こいつの○○・ザ・△△という名前は本来フロアボスに用いられるもの。つまりこいつは没モンスターの流用体な訳です。ボツったのは「部位を喰う効果が凶悪すぎる」から。当たり前だよなぁ?
イベントボスは「無理に倒さなくてもいい」関係上、比較的階層ごとの推奨レベルの影響を受けづらい存在です。酷いのだと90層クラスのボスがステージギミックとして低層を徘徊している例もあります。
その中でも「魔剣ボス」は、倒さなければならない中では最強格。ウルハに関しては普通に60層のボスより強いです。まあ、奥にある魔剣の性能的にやむなしという事でしょう。
言ってる間に戦闘が始まりました。初撃は一度いなくなったと思わせといて足元からぶち上げる奇襲なので、音が聞こえた時点でサイドステップします。そういうとこやぞ(初見殺し)。
前半の行動パターンは1つ、地面から飛び出しての噛みつき攻撃のみ。但し、クリティカルすれば前述の通り手足を持ってかれます。利き手なら武器ごと、足なら鎧ごと。全身いかれたら即死扱いです。通常攻撃が欠損付きとかあのさぁ……。
まあ避けたりパリィしたりすればノーダメージですし、結晶は無効化されないので冷静さを失わなければ逃げるだけなら容易ですが、タイマン張ってる以上、手足を喰われればその時点で勝ちの目はなくなって詰み。
しかもこいつは60層にいるクセしてレベル75、HPも攻撃力もデケエなお前(悪態)。現在レベル78のカラードでも防御してるだけで結構なダメージが来ますから、HP残量にも気を付けなければいけません。まるで(詰)将棋だな……。
もう暫く殴り合いが続くので、設定の解説でもしましょう。
このワームは伝説の戦士が宝の番人として配置したものと思われていますが、実際には自ら人間を辞めた戦士そのものだそうです。自ら後継者を見極めに来てる訳ですね。因みにこの戦士、生前は手足を封じる攻撃を得意としたとか。
今はもう時間が経ちすぎて人だった頃を忘れているようですが、戦ってるうちに昔の冴えが戻ってくるらしく、HPが残り3ゲージになると喋り始めます。まるで仕事中だけ自我が戻るボケ老人みたいだぁ……(直喩)。
本人曰く、こんな僻地に剣を置いたのは、剣の欲しい武芸者以外が訪れないようにするためだそうで。今の外見のおぞましさといい、どことなくフロム味を感じますね、ええ。
そんなこんなで詰将棋を続けること数十分、相手のHPが赤くなりました。ここからは新たに吼える攻撃と氷ブレスが追加されます。
威力は勿論ですが、吼える方はスタン効果が、ブレスは凍傷で動きが鈍くなるのが厄介です。だから、耐毒スキルで状態異常耐性を上げておく必要があったんですね(メガトン構文)。今のカラードならどっちもごく低確率でしか入りません。
ただ、この洞窟近くに湧き水があるせいで湿っててよく凍りますし、足元柔らかいので下手すりゃ足跡が凍って段差になります。ブレスの通った後には気を付けよう!!
とにかくこちらの足を止めて欠損攻撃を当てる、というビルドが組まれているので、絶対に防御の手を止めるんじゃねぇぞ……。では、動き回りながら攻撃を続けます。足元確認ヨシ!!
あっ
…………セーフ!! 段差に足をとられた拍子に利き手じゃない方やられましたけど、滑り込みでHP削り切れたのでセーフです!! これだから徹夜は嫌なんですよ! おっぶぇ!!
さて、ウルハ君には成仏してもろて、お待ちかねのドロップアイテム確認タイムです。この時点でこいつ由来の欠損は全て解除、喰われたアイテム類もここで回収できます。
本来なら彼が今まで食ってきたプレイヤーの装備品類が纏めて手に入るんですが……今回はアルゴネキの分だけですね。指輪一個とかシケてんなぁ。
本命は奥に鎮座してる剣だからままエアロ。ウルハのいた広場からさらに奥の部屋、古い鉄扉をぶち抜くと、台座に刺さってる両手剣が見えます。
因みにこの剣、ウルハ君にトドメを刺した武器種が刺さってるので、今回が両手剣というだけで周回によって槍だったりナイフだったりします。
さて、お待ちかね魔剣の性能を確認しましょう。
(ゼルダで宝箱を開ける時の音)
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≪FALLING SUN≫
Great Sword / Two Hand
―――――――――――――――――
【Ability】
NoT:0/72
★Induce deficiency +50%
☆Damage vs humans +20%
☆Damage vs humanoids +10%
―――――――――――――――――
【Status】
Range:Middle Type:Slash
Attack:1350-1370 Durability:6000
Weight:330 Requires:96
Strength +96 Agility +96
Armor +80
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見てくださいよこの、性能! って言ってもSAOは大体の項目が英語だから何が何だか分からない兄貴の方が多いと思います。俺もソーナノ。
ざっくり説明しますと、銘を≪フォーリング・サン≫という斬撃系の大剣。強いて和訳するなら「落陽」って感じでしょうか?
エリュシデータを両手剣にしたみたいな性能で、ヤケクソみたいな重量と要求筋力値はともかく、筋力/敏捷ボーナスと耐久性は他の追随を許しません。バカじゃねえの(歓喜)。
そして特筆すべきは【Ability】の項目。強化試行回数の72という数字は100層までの全両手剣中でほぼ最高値、さらに欠損誘発+50%、人間特攻+20%、人型特攻+10%が乗っています。
欠損+50%がどれくらいヤバいかと言えば、手足にいいの入ったら大体ポロリする感じです。(ソードスキルを)食らってみな、(四肢が)飛ぶぞ。戦闘における欠損の恐ろしさはさっきウルハ君が散々教えてくれましたからね、ニクいヤツです。
しかも対人戦の場合、人間特攻と人型特攻がどっちも乗るので実際のダメージは1.2×1.1の1.32倍。一発のデカい両手剣のダメージがです。ちょっと斬り合えば敵の手足が飛び交う地獄が現出するクソヤバソード、誰が呼んだか歩くピーラーマシン。
もうお分かりでしょう。この剣は数少ない、「対人戦を想定した性能の魔剣」です。糞難易度のボス戦が用意されているのも頷けるってものでしょう(建前)二度と来るかバーカ! 大っ嫌いだ!!(総統閣下)
ただこの剣、クッソ強い代わりに欠点というか、ちょっと面倒な所がありまして。耐久値が目減りすると、修理しても耐久値が回復し切らずに段々上限が減っていくんです。経年劣化ですかね?
そして最後には折れてしまう訳ですが、折れてからこの洞窟を訪れれば、もう一度タイマンさせられる代わりに同じ剣を再入手できる……というからくりになってます。
まあ、耐久値6000が削り切られるのは10層以上先の話で、その頃にはもうちょっと撃破が楽になってるのが救いですが。
さて、指輪も剣も手に入れたことですし、さっさと洞窟からおさらばしてアルゴネキの所に戻りましょう。時刻は午前6時半前。ねぐらに帰ってきたのが0時過ぎくらいだったので、ほぼ6時間でスピード攻略したことになりますね。はぁ帰ってこれたぁ~!
洞窟の入口でアルゴと合流します。余談ですがこの洞窟、入る時は気づきませんが出口からの景色は山の中腹から見渡す感じで絶景なので、暇な兄貴は見てみるといいゾ~これ。
メタ的には、デートスポットとして初日の出なんか見に行くとものすごくオサレに決まります。そういえばちょうど日の出の時間ですね。おお……なんか芸術的!
丁度いいので朝日をバックに奪われた指輪を再度プレゼントして、折角だから左手の薬指にその場で付けてやりましょう。復活した所ですからね、腕。
何でこんなことしてるかと言えば、ここでアルゴネキに結婚を申し込むからです。システム上のですけど。本当はもうちょっと先の予定だったんですが、まあ誤差やろ(渾身のオリチャー)……お兄さん許して(今やっとかないと引き延ばしたみたいになって)好感度壊れちゃう!
感情がオーバーフローしたのか呆然としてるアルゴネキにプロポーズを送ったところで今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。次回は久しぶりにPoHニキの所に顔を出しに行きますよ~イクイク。
結婚システム周りについてはまた次回。
23:03追記:一部表現を加筆修正。美品送りってなんだよ(1敗)