ありふれた職業で世界最強 with JoJo's Silver Bullet 作:凡人EX
とある町、駅前広場
「……来たな……おい、檜山。園部はどうした?」
「おはようさん、優花は店が忙しいんだとよ……縁が無いのも事実だし、ぶっちゃけあまり行く意味もねぇだろうが……」
「あいつもお前の彼女の顔は見たかっただろうがな。そういうことなら仕方ねェ」
「俺も自慢したかったぜ。世界一可愛いし優しい彼女だって、ドヤ顔したかった……」
「園部が羞恥で死ぬぞ」
「ハハハ、違ぇねぇ……ところで」
「あん?」
「やっぱお前すっげぇ目立つよな。貫禄やべぇって。銅像より目立ってんじゃねぇか?」
「好きでこうなった訳じゃねェんだがな」
「前から規格外の体格してただろうがお前、毎日おばさんの飯食ってたらそうなるのか?」
「栄養はよく考えてくれている。しっかり弁当貰ってきたからな。楽しみにしとけ」
「マジ!?ッシャア!」
「ガキかオメーは」
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「……んで、ハジメと白崎は?」
「連絡は無い。そろそろ来「あ、二人共~~」……噂をすればってやつだな」
「ハジメのやつ息も絶え絶えって感じだな……おお、首根っこ掴まれてら。白崎~、ハジメを離してやれ~。死にそうな顔してんぞ~」
「え……あ、ごめんなさいハジメ君!大丈夫?」
「ケホッ、ケホッ……うん、まあ、なんとか……」
「朝から殺人未遂見ることになるたァな、人生わかんねェもんだ」
「うう……」
「あ、あはは……とにかく、おはよう二人共。間に合ったかな?」
「十時キッカリだな。どうする承磨、もう向かうか?」
「だな、今行けば昼前までに着くだろう」
「じゃあ、早く行こうよ!」
「変わり身早ェな」
「可愛いだろう?僕の彼女なんだぜ、あの娘」
「ハイハイ、とっとと行くぞ、置いてかれちまう」
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とある墓地
『………………』
「……ふぅ、諸々済ませたし、飯にするか」
「もうすっかり恒例だねー、錠助君のお墓の前で食べるの」
「命日に顔見せて、バカ騒ぎしてくれが遺言だもんね……親友の頼みだし、忠実に、ね」
「アイツもここで食ってるんだろうな、おはぎ」
「……」
「承磨?」
「……いや、何でもねェ。さ、お待ちかねのお袋の弁当だ。残すなよ」
「残すなんてとんでもない!セレスさんの料理は本当に美味しいからね」
「優花ちゃんが負けたって言ってたもんね……ねぇねぇハジメ君、私もお弁当作ってきたんだけど……」
「え、本当?食べる食べる!朝ごはんも食べてなかったんだ!」
「何してたんだハジメ」
「母さん達と缶詰め」
「その歳で修羅場経験済みはすげぇよお前……」
「いつもお疲れ様、いっぱい食べてね!」
「さ、食うか」
『いただきます!!』
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「それじゃ、俺はここで」
「おう、また明日」
「私も帰るね、またね、二人共」
「うん、また明日」
「……ジョジョ」
「おう」
「錠助さんの最期の言葉、覚えてる?」
「……『人間は、どこまで行っても終わらねェ』、だろ?」
「うん、そう。だから、錠助さんも、あそこで終わってないんだよ、きっと」
「……はっきりしねェな、何が言いてェ」
「あまり、暗くならないでね。錠助さんにとって、君はきっと、誰にも誇れる甥っ子だったんだから……なんて、君達じゃない僕が言うのもなんだけどね」
「……サンキュ」
「……僕もこの辺で。また明日、学校で」
「おう」
「…………黄金の精神、か……」
一度冒険を終えた少年達は、新たな冒険へと足を踏み入れることになるだろう