座礁する方舟 作:一般トランスポーター
青く燃ゆる心してました。
追加ストーリーが不穏すぎてさぁ……。
「多すぎじゃないか?罠が」
「賞金稼ぎの抗争が絶えない場所と言っただろう。罠の群生地を正面突破、矛盾しているようだがこれが一番の安全策だ」
タラート山へ至る道無き道をボブ指導の元で進む一行。
安全迅速と言いながら自分から罠の元へ向かうことに難色を示した他三人だが、賞金稼ぎが罠の多さに高を括る──括らなくとも定期巡回の経路には入りにくいとボブが話したので半信半疑ながらも彼の後に続くことにした。
最初は全ての罠を念入りに避けつつ森を進んでいたが、途中から罠を解除していく方針に変更。
ボブが岩や木の幹に記された賞金稼ぎの暗号解読とトラップ解除を担当し、サムは北アメリカでの経験とこちらに来てからのトランスポーターの経験を総動員して地形の把握に努めた。
本来サムは装備品である
「測量センサーか。確かにそれがあれば私がトラップを逐一解除していく必要もない」
「だろう?」
「だがあまりオススメはできないな」
アレを見てくれ、とボブは木の枝に吊り下げられている鏡のようなものを指さす。
「サムはヘリオグラフを知ってるか?」
「いや全く」
「そうか、簡単に説明すると光の反射で離れた相手と通信する手段だ。一回反射で異常なし、二回反射で敵がいる……という具合にな」
万が一ヘリオグラフの最中に異色なオドラデクの光が入れば敵が向かってくるかもしれない、ということだ。
リスクは可能な限り排除した方がいいとサムも同意し、一行は更に奥へと進んで行く。
叫ぶ野犬のような鳴き声が山嶺に木霊する。
木々に阻まれた視界がようやく開け、タラート山の全貌を拝めたところでボブが足を止めた。
「……止まれ。何か変だ」
今までの行動からして彼がサムたちをはめようとしているわけではないことは明白だった。警戒を促す言葉にキャロルを除いた全員が己の得物を手に握る。
チェーンソー片手に違和感の在処を索敵したボブは新緑の森の中に深紅の色を発見する。
木を殴るようにして書かれた血の暗号がそこにはあった。
最期の力を振り絞って書かれたものなのか、最後の文字の線が木の根元までズルズルと続いている。
「──怪物?」
暗号の解読から弾き出されたのはその二文字。
ボブはそのような暗号を使う賞金稼ぎを見たことも聞いたこともなかった。
「……あ」
グラニには心当たりがあった。
その暗号が血で書かれたものだったことがぼんやりとした疑念を確信へと昇華させる。
サムに配送してもらった手紙の内容を鑑みれば、それが指す事柄など容易に理解できた。
「正直、勘違いであって欲しかったわ」
その場にいる誰でもない第三者の声が鼓膜を震わせる。
皆一様に音の発生源、前方の岩場の上に視線を注ぐ。
そこには銀髪をなびかせた美しくも恐ろしい
「……匂う。『海』が、匂う」
彼女を中心にしてマゼンタの魚と潮の幻影が立ち顕れ、狩人は引っ提げていた剣に華奢な指を乗せる。
「どうして
ぶおん、と剣が空に振るわれた。凄まじい剣圧に周囲の木の葉が我先にと地上へ下る。
彼女の剣の切っ先はサムへと向けられていた。
※サムは深き者どもではありません。
空いた日数があったからと言って伸びることはなかったんじゃ。
許して。
とっても疲れてるの。
ソーンズがガチャから出てこなくてな!!!
オドラデク
→測量センサー兼BTセンサー兼ホログラム投影機兼人検知センサー兼荷物発見機兼センサージャミング装置。
多彩すぎない?ついでにBBの意思に従って動いてくれることもある模様。
操作の度にチカチカ光るしウィンウィンするから気をつけよう。
ヘリオグラフ
→太陽光でするモールス通信。
サムの世界ではもっと発達した通信網があるのであまり知られていなかった。
叫ぶ野犬のような鳴き声
→賞金稼ぎの断末魔。
スカジ
→満を持して登場。アーツが使えないはずなのに公式PVで何か変な幻影出してますけど……?
『海』と
サムがカイラリウムを出していなければすぐに襲われることはなかったぞ!
騎兵と狩人終えたらオペレーターとサムの絡みを書こうと思いますけど何書きましょうかね。
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配送帰りにモスティマに出会う話
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ハイビスキッチンで卒倒する話
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ワルファリンに体の隅々まで調べられる話
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エンペラーからペンギン急便に誘われる話
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サムがウルサスに赴く話(過去編)