ロクでなし魔術講師と最後の精霊   作:空白部屋

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(ネタが全く思い浮かばなくても)

「俺はまだ生きているぞ」(ブラピ風)


作戦内容と分身体

 

 

 アルザーノ帝国魔術学院西館一階の空き部屋で秘密結社がするような密談をしているこの美しい青年は誰でしょう?

 

 

(そう、俺です)

 

 

「何か下らぬ事を考えていそうな顔をしておるが……」

 

 

 とある灰色の魔女さんの真似をしていたら厨二病の分身体がジト目でこちらを見てきた。取り敢えず無視。

 さて、何故俺が今ここにいるのかというとこれから起こる事件に対して出来るだけグレン先生の手助けをするためである。今回起こる女王陛下暗殺未遂事件では他の事件と比べて(例:テロリスト襲撃事件など)比較的に表面上は平和(?)を保ったまま終わる事件だ。

 うん、これがまだマシな方なんだよね。意味わかんねぇよグレン先生冗談抜きで呪われてんだろ。いや、主人公だし仕方ないのはわかるけどさ。何も知らない人から見たらそういう風に見えるよねって。

 出掛ければ99%以上の確率で事件に巻き込まれる某有名小学生探偵や某有名探偵の孫に似たようなもので、最早(もはや)お前が死神か何かだろってツッコミ入れたくなる。

 

 閑話休題(話を戻そう)

 

 ぶっちゃけ手助けと言っても王室親衛隊の方々がいるので表立って助力するつもりはない。というかそれやって目をつけられたくないし。更に付け加えるとあのゾンビ系最恐ヒロインとか言われてるエレノアさんが事件が終息するまでどこにいるのかわからない。それが一番怖いところ。近くの曲がり角とかからいきなり出てきたら悲鳴上げる自信あるぞ。

 ちなみにだが一緒に登校したシスティーナとルミアにはトイレ行ってくるとか適当に理由をつけて別行動している。

 

 

「おいこら無視をするでない」

 

 

 ちょっと不機嫌そうな分身体。

 

 

「おっとそれはすまん。わざとだ」

「さてはヌシよ、我をおちょくっておるな?」

「まぁそんなことより本題に入ろうか」

「そんなことって……」

 

 

 ちょっとしょんぼりしているようだがこれくらいなら大丈夫だろう。多分。

 それにもうすぐ集合時間だしあまり時間もないのだ。多忙って嫌だねほんと。

 

 

「取り敢えずは作戦通りに行こう。そっちは任せたぞ」

 

 

 分身体の肩にポンポンと手を軽く叩く。

 前もって作戦の概要は伝えてある。あとは実行するだけだ。

 

 

「……ヌシよ、本当にやるのか? リスクを考えると我はあまり気は進まんのだが……」

「どうせ後戻りはできないしな。今更だろ」

 

 

 あまり乗り気ではないのか、顔をしかめる。きっと本体である俺のことを心配してそう言っているのだろう。

 

 

「覚悟を決めるしかない。そうじゃなきゃ、何も守れやしない」

 

 

 まるで死ぬことがわかっていてそれでも戦場に向かう兵士のような、決死の覚悟を宿した瞳で分身体を見る。

 

 

「だが、しかし……ッ!」

 

 

 何かに耐えるような苦渋に歪んだ表情で、分身体は言葉に詰まる。結局のところ、自分自身も理解しているのだ。一番物事を有利に進めるにはこうするしかないってことに。だからこそ、何も言い返せずに拳を固く握るくらいしかできない。

 

 

「わ、我は……我はっ…!」

 

 

 分身体の中ではどんな葛藤があるのか。それは俺自身も完璧に理解できるわけじゃない。目の端にはうっすらと涙を浮かべ、今にも泣き出してしまいそうなほどだ。

 そんな分身体は遂に耐えられなくなったのか、涙を流しながら大声で叫んだ。

 

 

「ヌシの女装姿が大勢の知り合いに見られるなど、我が死ぬほど恥ずかしくなるではないかッ!!」

 

 

 ………………。

 …………………………。

 ………………………………………。

 

 

 人気のない部屋に響く分身体の本音。

 沈黙。圧倒的沈黙。俺は分身体が言った本音にしばらく硬直し、なんどもその言葉を脳内でリピートする。

 そしてそれから数分後、俺はとても爽やかな笑顔でこう言った。

 

 

「よーし、表出ろやこの野郎」

 

 

 パキポキと指をならしながら。

 

 

「待て待て待てッ!? 本体であるヌシなら我の気持ちも理解できるであろう!? 己の女装姿は百歩譲ってまだ良いとしても、それを学院の全生徒に晒すのは正気ではないッ!」

「うるせぇ! 俺だってあまり乗り気じゃないんだぞっ! つーか俺的にはオメーのその痛々しい厨二病コスの方が恥ずかしいわっ! そもそも俺がやるのは女装じゃなくて変身だ!」

「女装も変身も似たようなものだろう!?」

 

 

 なんというか、いつも通りの言い合いになる。

 いや、なんとなくこうなる可能性は考えてたけどさ。それでもちょっとくらい俺のこと心配してくれてるんじゃないかって期待するじゃん。不覚にもちょっと感動したのになんて奴だ。さっきの感動返せ。

 

 

「……まぁおふざけはここまでにして」

「我にはおふざけに見えなかったのだが!?」

 

 

 そのまま何事もなかったかのように話を進めようとすると盛大につっこまれた。

 そもそも今からやろうとするこの作戦、簡単に言うと『歌姫になって表彰式で起こる王室親衛隊の隊長ゼーロスとグレン先生の戦いを観察しながらこっそりグレン先生を援護しよう』という感じのちょっとふんわりした作戦だ。具体的に何をするのかは決めてあるが、その時の状況にもよるので方法は沢山考えてある。

 いやー、分身体全員を集めて連日連夜会議した甲斐があるもんだね。他人から見ればめっちゃシュールな光景だろうけど。

 

 

「落ち着け俺よ。作戦は以前も確認した通り、俺が《贋造魔女(ハニエル)》で歌姫に変身してゼーロスを妨害できるような行動をするからそっちはグレン先生とルミアの逃走劇の手助けをする。それに異論はないだろ?」

「それは……そうであるが」

 

 

 ちょっと嫌そうな顔をする分身体に、俺はこの部屋にあるロッカーに隠していた数人分の服と仮面を取り出して渡した。

 

 

 

「あと、ほらこれ。変装用の服と仮面。逃走劇が始まるのは昼頃だしそれまでに着替えてくれ」

 

 

 俺の分身体はデート・ア・ライブの時崎(ときさき) 狂三(くるみ)と同じく、能力が使えずせいぜいが影に潜んだり移動したり、二丁銃を発砲したりするくらいしかできない。本来のものと違う点があるのは分身体でもそれなりの魔術を使えることくらいか。

 まぁそれでも十分な戦力にはなると思うので是非とも追手の親衛隊の行動を妨害してほしい。

 結局何を言っても無駄だと理解していた分身体は、わざとらしい大きなため息をついて変装用の服と仮面を受け取った。

 

 

「はぁ……我が直に見ないだけまだマシ、か。この時の為だけに今まで歌姫として努力していたと思うと悲しくなるな……もう少し別の工夫はなかったのか」

 

 

 呆れたように言う分身体。

 これは誰にも言ってないがもともと俺は金稼ぎのために歌姫をやっているだけであって、アルザーノ帝国魔術学院の魔術競技祭に招待されたのは完全に偶然だ。この作戦はこれを利用しただけに過ぎない。

 一部、この事を知ってる分身体もいるが、知らない奴には最初から計画通りだと伝えた。だってその方が暗躍してる裏組織のボスみたいな貫禄があるし。いいよね、こういうの。

 ちなみに目の前にいる分身体(厨二病)は知らない。知ったら多分「えー」みたいな顔されそうだし黙っておこ。

 

 

「しゃーねぇだろ。パッと思い付いたのがこれしかなかったんだからさ」

「ほら、我も着替えるからヌシもそろそろ準備するのだ」

 

 

 そう言ってちゃっちゃと一般人風に変装した分身体。こいつ地味に変装上手いからついつい重要しちゃうんだよね。さすがにアルベルトさんには及ばないけど。

 

 

「へいへい、《贋造魔女(ハニエル)》」

 

 

 そろそろ時間も押してるし俺もすぐに歌姫へと変身する。

 幼さの残る顔に翡翠(ひすい)色の瞳。腰辺りまである水色の髪をツインテールにしており、首には現代にあるような黒のヘッドホンがあった。どこかの制服を改造したような白の服装で、肩は丸出しになっており、短い黒のスカートには水色のラインが入っていた。

 どこからどう見てもかの有名ボーカロイドの歌姫さんだ。ネギが好き過ぎて花瓶にネギさすくらいで、ポケモンのカモネギから天敵と認定されているほど。

 

 

「らー、ラー、ララ~♪」

 

 

 声も問題なし。調子が悪かった時など一度もないが念のために確認しておく。

 

 

「ん、よしっ♪ 問題なさそうだね!」

 

 

 明るい笑顔を意識しながらガッツポーズをとってみる。空き部屋に設置してあった等身大の鏡に映る自分を見ながらやっぱり歌姫の姿だと何してもだいたい絵になるなと思った。

 

 

「まったく楽しそうにしおって。女装したら美少女になる中性的な顔立ちをした青年(どっかの主人公)が女装することにハマってしまったような印象を受けるな」

「…………別にそんなことないよ」

「今の間はなに? ねぇ今の間はなにっ!?」

 

 

 俺の反応を見た分身体が絶望しそうな顔をして膝から崩れ落ちた。というかもう絶望しすぎて反転しそうな雰囲気を纏っている。いや、さっきの反応は冗談だからな? 

 

 

「それじゃ、そろそろ時間だし行ってくるね☆」

「待て、待つのだ我が本体よ! 先程の反応について色々と聞きたいことが━━━」

 

 

 希望はまだある。まだ絶望する時ではないと己に言い聞かせて立ち上がる姿はまさに物語に登場する英雄のようだ。話の内容はともかく。

 

 

「あ、ちゃんと忘れずにシスティーナとルミアの元に普通の分身体を送っといてね♪」

「スルーか! 我の言い分は見事にスルーかッ!」

 

 

 この理不尽な扱いに文句を言う分身体だが、まぁいつものことなので気にしない。

 

 

「………てやる」

「ん?」

 

 

 顔をうつむかせて何かをボソリと呟いた分身体。うまく聞き取れなかったので聞き返そうと口を開きかけた時についに分身体はキレた。

 

 

「システィーナとルミアのもとに普通の分身体じゃなくて四天王の一人を送ってやるッ! バーカッ!! バーーーカッ!!」

 

 

 涙目になりながら大声で叫ぶと「せいぜい大変な目にあえ!」と捨て台詞を吐きながら影の中へと走って逃げていった。キャラぶれ過ぎだろ。厨二病キャラの八舞(やまい) 耶俱矢(かぐや)だってもう少し安定してるぞ。たまにキャラがぶれるけど。

 

 

「あっ、ちょっと!?」

 

 

 というかそんな呑気な事を考えている場合ではない。先程の台詞に物凄く不穏な単語が混じっていたのをしっかりと聞き取った俺はどうにかしてそれを阻止しようと手を伸ばしたがもうすでに逃げられていた。

 

 

「くぅっ、こうなったら他の分身体に協力を━━━」

 

 

 そう言いかけた所でチラリと時計が視界に入る。その時計の針はあと5分ほどで集合時間となる位置にあった。

 

 

「って、そんな時間ないじゃん! というか下手したら遅刻する!?」

 

 

 思ったより時間が過ぎてしまっていたのでかなり焦る。

 ここから集合場所まですぐなのだがミク=ファーストサウンドはこの帝国魔術学院にまだ入っていないということになっているのでわざわざ外から来る必要がある。もしそのまま集合場所に行ったら「どこから入ってきたんだ?」なんて疑問を抱かれかねないし。

 

 

「うぅ……同時使用は疲れるからあんまりやりたくないけど背に腹はかえられないかー」

 

 

 そうぼやきながら俺は《絶滅天使(メタトロン)》を顕現させ、帝国魔術学院の近くの物陰に転移してから再び校門から入った。これ、便利ではあるんだけど連続使用できないから戦闘にはあんまり向かないんだよね。

 ちなみに校門に入る前からめちゃくちゃ注目されたのは言うまでもない。

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 女王陛下や歌姫の入場、それから開会式などの行事を無事に終えていよいよ魔術競技祭が開催される頃、生徒達のやる気に満ちる空気の中でここ二年二組だけがやる気よりも困惑が満ちていた。もちろん士気は十分にあるがそれを困惑や疑問が上回っているだけである。

 そしてその中心にいる人物はいろんな意味で問題児またはトラブルメーカーと認識されている生徒、シラヌイ=スズヤナ。

 何故、こんなにもクラスメートから注目を集め、更には困惑や疑問などを抱かせているのか。特に容姿が変わった訳ではないが、敢えて述べるなら雰囲気が変わったとでも言おうか。彼は普段からは考えられないくらい高貴な雰囲気をその身に(まと)っており、まるで異国の王子様のような印象を周囲に与えてしまうのだ。

 今まで見たことのない変わりようにクラス全員が困惑するのも無理はない。何があったのかと疑問に思いながら観察していると、彼の一つ一つの所作に優雅さなどを感じ取ってしまい、「もうお前誰だよ」とツッコミを入れたくなった。多分本人ではあるんだろうけど生き別れた兄弟と言われた方がまだ信憑性がある。

 そんなとてつもない変化についていけず、二年二組の観客席だけは妙に静かだった。シラヌイの隣に座るシスティーナと更にその隣を座っているルミアもどうしていいのかわからず、システィーナはなんとも言えない表情を、ルミアは曖昧な笑みを浮かべることしかできなかった。

 付け加えるとシラヌイはもともと顔立ちもよく、イケメンという部類に入ってはいるのだが、中身がまぁまぁ残念なのでそういう目では見られていなかった。

 だがしかし! 今のように高貴な雰囲気を纏うと普段の残念さが綺麗さっぱりと消滅し、そこには圧倒的なイケメンオーラを醸し出す王子様が誕生するのだ。

 この事は既に他のクラスで話題になっており、「あんな生徒いたっけ?」や「転入生かな?」などと噂になっている。

 

 

「なぁ、師匠。なんかいつもと雰囲気がかなり違うんだが何かあったか?」

 

 

 近くにいたカッシュが怪訝そうな目で問いかける。

 

 

「やぁ、カッシュ。別に何かあった訳ではないよ。見ての通り私はいつも通りさ」

「いや全然違うだろ……」

 

 

 困惑するカッシュにシラヌイは微笑みながら答える。カッシュ(というか主にクラスメート)の知っている彼はちょっとグレン先生と似通ったところがあり、どこか適当な印象があるのに対し、今目の前にいる彼は雰囲気も違えば口調や一人称も異なるので何度も言うが別人にしか見えない。微笑むその姿の背景に薔薇が見えるのは気のせいだろうか。

 

 

「カッシュの言う通りよ。今朝は普通だったのにいったいどうしたのよ?」

 

 

 システィーナはどこか心配そうに言うが当の本人はまったく気にせず、むしろシスティーナに話し掛けられて心底嬉しそうに頬を緩ませると彼女の手をそっと握りながら感極まったように言った。

 

 

嗚呼(ああ)、システィーナ。もしかして私の事を心配してくれているのかい? 君にこんなに想ってもらえるなんて、私はなんて幸せ者なのだろうか」

「------------ッ!? な、な、ななな何言ってるのよ!?」

 

 

 ぼふっという擬音が聞こえてきそうなほど一気に顔を真っ赤にしたシスティーナ。彼女の口はちょっと引きつっているが、それは呆れやドン引きなどによるものではない。心なしか嬉しそうに見えるのは気のせいか。

 普通ならこんなキザったらしいどころじゃないセリフを言われたらドン引きする。きっと本体のシラヌイが聞いたらドン引きどころか間違いなく頭を抱えて即倒するだろう。

 

 

「おや、顔が赤い……もしかして熱が……?」

 

 

 まったくもって見当違いな事を言うシラヌイにシスティーナは誰のせいでこうなってると思っているのよ、とツッコミを入れたくなった。

 しかしそんな事はお構いなしにシラヌイは真剣な表情で顔を近づけ、システィーナの額に自分の額をくっつける。

 

 

「ふぇ……?」

 

 

 突然の予想外な行動にシスティーナはか細くも可愛らしい声をあげ、すぐに状況を理解すると更に顔を赤くした。もう耳や首まで真っ赤である。

 そして顔を更に赤くさせた事により、当然だが体温も上がるわけで━━━彼女の額から伝わる熱に、シラヌイは少しだけ表情を険しくさせた。

 

 

「大変だ……かなり熱があるじゃないか。今日が大事な魔術競技祭だからと言ってこの熱での参加は危険だよ。私が今すぐ医務室へ運ぶからそこで休んで少しでも熱を下げるんだ」

「えっ? あ、あの、ちょっとま━━━って、きゃぁああッ!?」

 

 

 困惑しながらも遠慮しようとしたシスティーナは、何かを言う前に問答無用でシラヌイに抱えられた。しかもお姫様抱っこで。

 本来、強気で恥ずかしがり屋のシスティーナが思わず悲鳴をあげたのは仕方ないことだろう。しかしながらシスティーナ自身もちゃっかりとシラヌイの首に腕を回しているので意外とノリノリかもしれないとルミアは思った。無意識か、意識してかはともかく。

 

 

「ちょ、ちょっと!? 恥ずかしいから早く降ろしなさい! 皆こっち見てるのよ!?」

「大丈夫、君を落とさずかつ迅速に医務室まで運ぶから」

「少しは人の話を聞きなさいよッ!?」

 

 

 こちらの意見を聞くことなく、シラヌイはシスティーナをお姫様抱っこしたまま駆け出す。

 彼がトイレに行くときに別れて以降、ずっとこうして調子を狂わせられる状況が続いている。なんでこんなことになってしまったのかと、二人の様子を見たルミアは改めて疑問に思った。

 

 

「さぁ行こうっ! 私にかかれば医務室なんてすぐそこさ!」

「ねぇ聞いて? 私の話聞いて!?」

 

 

 若干暴走気味のシラヌイに必死に懇願するシスティーナというかなり珍しい姿を見ながらルミアは━━━

 

 

「まぁ、楽しそうだし……いっかな」

 

 

 取り敢えず放置しておくことにした。

 見守ることも、一つの優しさだと思うから。

 

 

 




【とある場面にて】

スタッフ「まったく……神出鬼没な事に関しては諦めましたが、それでも10分前行動を意識して下さい。あと一分ほど遅かったら遅刻でしたよ。しかも今回は女王陛下もいらっしゃるのでもし遅刻したら親衛隊の方々に睨まれることになりますし……」
歌姫「すみません、すみません…マジですみません……」ペコペコ

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