ストライクウィッチーズ‐Historical Facts 作:kapebarasan
今度は続けられるといいなぁ
そこは魔法のある世界、ウィッチと呼ばれる彼女らは、ストライカーと呼ばれる現代の魔法の箒を駆り空を飛び、不思議な力を使う事ができる。
本来であればウィッチ達は1939年に突如として現れ瞬く間に欧州を占領した『ネウロイ』と呼ばれる存在に対し、国という垣根を乗り越え協力し戦う筈だったが…
別の世界…1914年に始まった凄惨な欧州大戦により、強大であった帝国が崩壊し、人類は只々機械的な力により何万人もの人々が死んでゆく地獄としか形容のできない戦いを4年近く繰り広げた。
戦争が終わったとき、ある国はようやく訪れた平和に歓喜し、またある国は敗戦による屈辱や余りにも重い賠償に絶望し復讐を誓った。
この世界に『共通の敵ネウロイ』は現れず1939年人類はカールスラントのポロニア侵攻を契機に人類は二度目の人類同士の『戦争』を始めた…
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欧州大戦により強大であった帝国が崩壊し、その混乱の最中戦勝国らに科せられた莫大な賠償金やリベリオンで発生した世界恐慌に端を発する不況に苦しんでいたカールスラント・ワイマール共和国は一人の政治家が国家元首についた事でその運命が動き出す。
1939年9月1日オストマルク共和国やボヘミア共和国などを併合し強大化しつつあるカールスラント国家社会主義国は飛び地となっていたオストプロシアと本国を繋ぐポロニア回廊を手に入れるべくポロニア共和国へ宣戦布告をする。
これが後に世界は地獄を見たとも評される第二次世界大戦の幕開けとなる。
序章 開戦
遂にカールスラントが、我が国に宣戦布告をした。
ブリタニア等連合国が我々の側に立って参戦はしたが…彼らの支援はユラン王国とカールスラントの間に存在するアイダー運河とキール運河を突破するのにはいくら海軍力で優越しているブリタニアであろうと時間が掛かる。
ポロニアがこの戦争を生き残るには前大戦のように戦線を膠着させるしかない!
ダリア・リーリア中尉 1939年9月2日
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ポロニアは二週間でカールスラントに制圧された。
更にポロニアの東部分をオラーシャ連邦がオラーシャ人の保護という名目で併合してしまう、これは事前にオラーシャとカールスラントの間で結ばれていた不可侵条約の代金であることは名目であり、この報は連合国に衝撃をもたらした。
ガリア共和国はポロニアには無かったマジノ要塞での防衛により力を割き防戦の構えをより一層強めた。
一部の将兵はカールスラントへの攻撃を打診していたが、前大戦で多大な犠牲を払った共和国には戦争恐怖症とでも言うべき空気が国民に広まっており、『ポロニア人のためになぜ死ななければならないのか』という主張がされている始末であった。
しかしカールスラントは直ぐに押し寄せてくる。
といった大方の予想は外れ全く戦闘が発生せず『まやかし戦争』と揶揄される期間が半年以上続いていた。