二課の本部へと向かう車の中立花響は現状説明できる範囲で聞かされていた。
「え!?それじゃあ、奏歌って偽名だったんですか!?」
「あー悪い、あん時はまだ自分が生きてるって知られるわけにいかなくってな」
「確かに・・・」
助手席に座っている翼が後ろ向き、話しかける。
「奏もうじき着くわ」
「おう」
「あの、着くってどこに?」
「ごめんなさい。まだ教えるわけにはいかなくて。でも安心して、貴方を害することは決して無いから」
翼は響を安心させるように優しく微笑む。
その微笑みを見たことで少し緊張が減る。
ガシガシ
「わッ!?奏さん?」
「大丈夫だ安心しろ。なっ?」
「はい!」
満面の笑みで答える響に、翼と奏の顔に自然と微笑みが出る。
「着きましたよ」
慎次が車から降りて機械を操作し始める。
「ここって?リディアン!?」
「こっちです」
慎次の誘導に従い進んでいく。
「エレベーター?」
「口は閉じていて、舌を噛んでしまうから」
翼は響の手を優しく握る
「はっはい!!」
憧れの翼に手を握られていることに、顔を赤らめ俯いてしまう。
その瞬間エレベーターが動き出す。
「あわわわっ!?」
エレベーターの勢いに驚いてしまう。
「大丈夫か?」
翼と手を繋いでいるため、転びはしないがバランスを崩しかけていたため奏が支える。
手は翼に、体は奏に。憧れのアイドル二人に触れられて響は顔が熱くなる。
「ほれ、着いたぞ?」
「ああぁぁありがとうございます!!」
「ぷっ!あははは!大丈夫か?」
奏は響の顔へと、自身の顔を近付かせる。
顔が真っ赤になり声が出ない響。
「奏、あまりからかわないの」
「わりぃわりぃ」
「行きますよ」
慎次についき指令室の前へと着く。
「響さんからどうぞ」
「はっはい」
響が自動ドアを超えると突然、破裂音が響く。
「「「「二課へいらっしゃい!!」」」」
「え?ええええええぇぇ!?」
翼たちのおかげで疑いはしていなかったが、まさか祝われるとは思わなかった。
「指令!了子さん!おふざけがひどすぎます!!」
「あはははははは!!」
奏はお腹を押さえて悶えている。
「はっはっは!!すまないこれは響君の歓迎と、奏くんの帰還祝いなんだ」
「良く帰ってきてくれたわ奏ちゃん!!」
了子はそう言うと奏へと抱き着く。
「おっと・・・了子さん」
「本当に良かった・・・ウルトラマン様ありがとうございます」
了子は奏から離れると頭を下げてお礼を言う。
事情を知っている者も一緒に頭を下げていた。
ただ一人事情を知らない響は周りを見回しただただ混乱するしかない。
「あーと皆まずは響に説明が先じゃないか?」
「ええそうね」
「????」
響へと一通りの説明を終えた後。響きは驚きに目を見開いて奏を見つめる。
「ノイズを倒せるのがシンフォギアで、奏さんがウルトラマンで」
「あはは・・・まぁそういうことだ。あたしは一度死にかけて、相棒に助けられたんだ。・・・?相棒?」
突如奏の顔が真剣な物へと変わる。
「相棒が皆に挨拶したいらしい」
「ウルトラマン様が!?」
真っ先に反応したのは了子だった。
「でもどうやってだ?」
「それは今から見せるよ」
そう言うと奏は目を閉じた。そして開いたとき奏の瞳の色が変わっていた。
「知っているようだが自己紹介させてもらう。俺の名前はウルトラマン、M78星雲光の国から来た君達で言う宇宙人だ」
「ウルトラマン様!!お久しぶりです!」
了子はウルトラマンへと頭を下げる。
「ハハハ。君は相変わらずかたっ苦しいな、フィーネ自分の道を見つけたようでよかった」
「はい・・・ウルトラマン様のおかげであの方とすべての思いを語り合いました。そして私は、あの方が守ったこの世界を守ることにしたんです」
「良かった・・・辛かっただろう?苦しかっただろう?寂しかっただろ?良くぞ耐えた!!」
ウルトラマンは了子を、フィーネを抱きしめて頭をなでる。
「良くぞ立派に成長した!!お前の友である事を誇りに思う」
「ウルトラマンさまぁあ!!うっうううう」
「良かったなフィーネ・・・ウルトラマン、君が表に出てきたのはフィーネのことだけではないのだろう?」
「そうだ、今回戦ったネロンガは本来ならば簡単に倒せた。だが、鞭のようなものがネロンガに刺さり強化体へとなった・・・潜んでいたあくが動き出したと見える」
「鞭!?フィーネ!!」
「ええ!おそらくそれはネフシュタンの鎧よ」
「2年前に盗まれたあれですか」
「2年前?」
「響ちゃん、あの2年前のライブはね・・・ツヴァイウィングの為のものと同時に、実験の為に開催されたものだったのよ」
「実験?」
「ええ、完全聖遺物であるネフシュタンの鎧を起動するには通常のエネルギー量じゃダメだったの。だから、ライブでエネルギーを増幅させることで起動するという実験をしていたの」
「だが、ノイズが現れたことで現場は混乱、その隙に乗じて盗まれてしまったのだ。・・・響君は重傷を負い、奏はウルトラマンが居なければ死んでいた・・・俺にもノイズを倒せさえすれば!!」
弦十郎は拳を掌へとぶつける。
「弦十郎、君は君のできることを十分している。あまり自分を責めてはいけない。「そうだぜ!旦那!!」」
「ウルトラマン、奏くん。すまない、感謝する」
色々話した後響の検査をしてガングニールの分離は不可能だと知ったことで、響きの扱いをどうするか議論がされていた。
「響君、君は我々が守る」
「いえ!私も戦います!!」
「馬鹿を言うな!!」
「立花!自分から戦いに身を置こうなどと」
「でも、私には戦う力があるんですよね!?」
弦十郎と翼が怒るが響の意志は変わらない
「だが君は一般人だ!!」
「でも私が戦うことで救える人が1人でもいるのなら私は」
「ふざけるな!!君はもっ!?」
弦十郎が響を怒鳴ろうと目を見たとき、言葉が出なくなってしまった。
響の目に、硬い覚悟が映し出されていたのだ。
響きは弦十郎の目を見つめて離さない
「もう…嫌なんです。誰かが死んでしまうのも、何も出来ずにただ見ているだけなのも…私は戦います!私にも大切な人達を守らせてください!!」
「響君…」
「良いじゃないか弦十郎」
「ウルトラマン」
「彼女の言葉を聞いて、自分の意志ではなく一種の強迫観念によるものだと思ったから最初は否定しようと思った。けれど、彼女の言葉は彼女自身が考えて導き出した彼女自身の言葉だとわかった。君もだろ?弦十郎」
「はい」
「確かに戦いは危険だ、特に響は一般人だったんだからな。けれど私達が居る。そうだろ?皆で響を導いてやれば良い」
「…わかった。響君よろしく頼む」
「はい!ウルトラマンさんありがとうございます!!」
「良いよ、これから一緒に頑張っていこう」
「はい!」
「あの、未来には教えていいですか?」
「それは・・・」
弦十郎は言い淀む、本当なら教えるべきではない。
だが、響きはこれから危険な目に合う、何かを失い傷つくかもしれない。
その時響きを支えらるのはその未来と言う少女だろう。
「分かった!その子を連れてきてくれ説明する」
未来の説得は簡単だった、響きがやりたいと言った、翼、奏、二課を信じているたったそれだけで未来は受け入れた。
「未来ありがとう!」
「あっ!最低条件で響きが1人でも戦えるようになってから出撃させてください」
「未来?!」
「響、これだけは絶対に譲らないからね」
「ははは!当然だ、奏くんもいるし響君を育てるお裕は十分あるよ」
弦十郎は未来にすがっている響きを見て爆笑する。
「響、弦十郎に指示すると良い」
ウルトラマンが弦十郎を進める。
「弦十郎さん?」
「ああ、弦十郎は触れさえすればノイズなど敵ではないほど強い」
「ほう、分かるかウルトラマン。響君、俺の修業はつらいぞ?」
「お願いします!!」
夜。奏は家でウルトラマンと、同居人であるセレナと話していた。
「相棒・・・響は」
『サバイバーズ・ギルト・・・だろうな。』
「畜生!!なにが幸せそうだよ!!あたし結局なんも守れてなかったんじゃねーか」
「奏さん・・・自分を責めてはいけませんよ」
「セレナ・・・」
『そうだ、奏。正確には、響はサバイバーズ・ギルトだっただ』
「だった?」
「そうだ、自身んで乗り越えたのかはわからないが彼女のあれは自己犠牲から来るものではない。自分の大切なものを守りたいと言う、全ての人間が持っている当たり前な物だ」
「奏さん、皆さんで導いてあげるんですよね?」
「ああ今度こそ守ってみせる」
「もしもの場合は私もご協力いたします」
「ありがとう」
ごめんやっぱめんどくさいから響はもう乗り越えてる設定に変更しました
他の候補に数票入ってたのでいっぱい増やしてみました
セブンの人間形態の外見
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神裂 火織
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フェイト・テスタロッサ
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