腕を刃物に切り落とされるなんて、普通に生きていたらそうそうない経験だ。ボーダーにいると感覚が麻痺しがちだが、体の欠損を恐れる気持ちは忘れてはならないと思う。避けきれなかった弧月が自分の右の二の腕から先をずっぱり持っていったのを横目に、智也は場違いな感想を抱いた。
眼前に迫った黒い隊服は、続けて二太刀目を叩き込まんと弧月を振り上げる。目深に被った帽子の下から、切れ長の瞳がぎらりとこちらを見据えていた。にやりと笑う不敵な口元が、この戦いが楽しくてたまらないと語っているようだ。
攻撃手の間合いは、相手の表情がよく見える。 自分に斬りかかる先輩の気迫に、智也は足元を強く蹴って跳び退る。ひとまず攻撃手の間合いを外し、数秒の猶予を作るため。相手の斬撃をかわし、一瞬の隙に自分が取るべき行動を考える。
智也は左手を意識して力を込める。左右のバランスが悪くなったトリオン体で、弧月を片手で握るには、智也のトリオン体は小柄で、軽すぎた。
両手で構える弧月の基本フォームは、つい一週間前に初めて教えられたばかり。この数日の特訓で両手構えの剣がようやく板についてきたと思ったら、智也の慢心を見透かしたように、腕を狙ってフォームを崩してきた。
この状態で太刀を受けようなら、きっと数回切り結ぶのが精一杯。多少耐えたとしても、すぐに武器をはじき落とされてしまうだろう。生憎、智也には片手で弧月を振り回し、相手に一太刀浴びせるだけの技術も腕力もないことは明白だ。
考える智也を、対戦相手は待ってくれない。体勢を整えようと作った距離も、僅かに二歩で詰め寄られた。下から掬い上げる斬撃を、苦し紛れに受け止める。
「く、」
さすがの重さに、苦悶の声が漏れる。智也の劣勢に、帽子の下の口元がまた愉悦に歪んだ。勝利を確信したそれが、智也の闘争心に小さな火を灯す。心の底に、チリ、と揺れる炎を自覚。
次の瞬間には、智也の背後にはトリオンキューブが出現していた。弧月よりも親しんだ追尾弾は、緩やかな曲線の軌道を描き対戦相手の頭部を狙い撃つ。
ガガガ、と派手な音と煙を上げて、追尾弾は相手の頭部を吹っ飛ばした――そのはずだった。
智也の放った弾丸が弾けたトリオンの煙、その中から伸びた腕は緊急脱出するどころか、不利な体勢をものともせずに、押し合っていた刀身を腕力で弾き飛ばしてしまった。単純なパワーだけでない、長い手足を生かしたしなやかな動き。小柄な智也では真似できない、体と武器の特性を理解した戦い方だ。
返す刃は、袈裟懸けに智也の胴体をまっぷたつにする。鋭い一閃は、たゆたっていた爆煙を払い、ひらけた視界に智也は敗北の要因を理解した。
目の前の先輩は、智也が追尾弾で狙った前頭部、まさにそこへシールドを展開していた。苦し紛れの浅い思いつきなど相手には予想の範疇で、対応策などとうに考えられていたのである。
薄い緑色のシールド越しに、意地悪な笑顔を見せつけられる。おまえの考えることなんてお見通しだと、挑発的な笑顔が語っているようだ。
「トリオン供給機関破損、緊急脱出」
弾かれた弧月を起動しなおす暇もなく、智也はあっけなく負けたのである。
ぼすん。仮想空間から転移してきたトリオン体を、柔らかいマットレスが受け止めてくれる。この一週間で幾度と体験したスプリングの柔らかさに体を預けていると、見慣れた先輩の顔が、にゅっと視界に入ってきた。
「おかえり~今回はけっこう粘ったんじゃない?」
「……嫌味ですか、それ。結局負けてますし」
ニコニコと智也の健闘を称える犬飼に、本人はむっと唇を尖らせる。どれだけ周りに誉められても、最終的に自分を評価するのは自分自身だ。
先ほどの一戦に納得がいかない智也にとっては、安い慰めにしか聞こえない。体を起こしながら、先ほどの模擬戦の反省点を振り返る。
「でも昨日までよりは余裕あるように見えたよ。自分が弾トリガーを装備してること、思い出したみたいだし」
「犬飼の言う通りだ」
扉が開くと同時に、黒い隊服に身を包んだ先輩が、頷きながら入室してきた。ついさっきまで仮想空間で対峙していた、荒船哲次その人である。
荒船はモニター前の椅子を引き寄せ、腰掛け脚を組む。椅子の足りない犬飼は、マットレスに座る智也の隣に落ち着いた。
荒船と智也による弧月同士の模擬戦と、その後の反省会。銃手の視点と茶々入れの役割を担う犬飼を加えた三人での密会に、智也はこの一週間で順応してきていた。
「確かに、鍔迫り合いはできないと判断してハウンドを使ったのは良かった。腕がもげるより前に弾トリガーを使っていたら、また戦況は変わっただろうな」
「そういうものですか……」
まだ納得はできていないものの、荒船や犬飼は智也の判断を良く評価してくれているようだ。それを頑なに突っぱねるのは、自分の力を正しく受け入れようとしない愚か者でしかない。
というわけで、お褒めの言葉はありがたく頂戴する。大事なのはそこから次の課題を見つけ、更に戦い方を考察し技術を学ぶことなのだ。智也は荷物から愛用のノートを引っ張り出し、今の戦いで得た気づきを書き留めた。
自分で作り上げた戦闘研究ノートをぱらりとめくれば、ほんの数ページ前までは弾トリガーについての記述ばかりだった。いまは、弧月での戦い方について、智也なりの考えがびっしりと書き連ねてある。
これから、弧月と弾丸トリガーを組み合わせた戦い方についての考察を深めていくことができるのだと思えば、無数に広がる戦術の可能性に高鳴る胸を抑えられない!
きらきらと目を輝かせて戦闘の反省を行う智也を、先輩二人が微笑ましく見守る。
「智也くん、楽しそうだね?」
「とんでもなく楽しいです!」
からかい混じりに訊ねた犬飼へ、顔を上げた智也は満面の笑みを見せた。普段なら苦手意識の強い犬飼相手に萎縮してしまうのだが、新しく触る攻撃手用トリガーを前に、細かいことはすっとんでしまっていた。
智也が荒船に弧月を習うようになった発端は、一週間前に遡る。
二宮の勝手な振る舞いに我慢が限界に達した智也は、あろうことか彼相手に啖呵を切ってしまった。一時の勢いに任せて個人ポイント総合二位に溜まり溜まった不満をぶつけてしまい、自分の今後の身の振り方を真剣に悩んでいたまさにそのとき、犬飼は荒船を連れて現れたのである。
「荒船と君はきっと相性がいいと思うんだよね」
そう言って、愉しんでいるのか本当の親切心なのか判別できない笑顔で、彼は同級生である荒船を智也と引き合わせた。
二宮隊というのは皆そうなのか、犬飼も二宮に劣らず強引で横暴だと智也は思っていた。智也が攻撃手にも万能手にも興味を示したことはないのに、あれよあれよと言う間に訓練室に連行され、荒船の指導のもと弧月を装備させられていた。あまりに一瞬の出来事すぎて、荒船相手にビビる暇もなかった。
わけもわからないままに初めて触る攻撃手用トリガーの、構え方から始まり攻撃や防御等の基礎を、初対面の先輩から教えられた智也はどうなったか?
結論を言うと、弧月にハマってしまった。
正確に語るなら、新しいトリガーを使うことにはまってしまったのである。
もともと、こだわりがあって射手をやっていたわけではない。単純に、入隊時にボーダー側からアステロイドのトリガーを渡されたから、つまりボーダーから適性があると判断されたから射手を続けていたにすぎない。
そんな智也は弧月を使うことに驚きはあれど抵抗はなく。むしろ、荒船が提唱する攻撃手育成理論を学べば学ぶほど、知識欲が満たされ、更に刺激されるのをひしひしと感じていた。
犬飼の言う、「荒船と智也の相性」を、すでに智也は理解していた。お互いに理論派で、他人の戦闘を参考に理屈付けて学ぶ。無口な二宮とひたすら戦うより、教えられたことがするすると体に馴染んでいく。
だから、楽しい。攻撃手の立ち回りを学ぶことも、学んだ技術を実践することも、更に射手として弧月を入れたトリガーセットでの戦いを考えることも、すべてが楽しくて仕方なかった。
「ところで、今日はもう一人呼んでるんだよね。そろそろ防衛任務終わって、来ると思うんだけど」
バッグワームを使って奇襲する場合の動き方について荒船に質問をしようとしたところで、犬飼がやおらに口を開いた。
「もう一人……? この会合は誰にも秘密だって、最初に犬飼先輩が言ってたじゃないですか」
「秘密の練習会の参加者がもう一人増えるってこと」
新たな展開に、智也は不安を覚えて荒船を見やる。飄々として何を考えているかわからない犬飼よりも、誠実に指導をしてくれる荒船のほうが、すでに智也の中での信頼を勝ち得ていた。
そんな荒船も、犬飼の言っていることは予め知っていたのだろう。「大丈夫だ」と頷くだけである。先輩二人にそう言われてしまえば、智也は大人しく待つしかできなかった。
「ロビー着いたって。ここ何番ブースだっけ?」
「二五〇」
犬飼はどうやらスマートフォンで相手とやりとりをしているらしい。彼の言いようから、おそらく二宮ではないのだろうが。ならば誰がわざわざ自分なんかのためにここまで来るのだろう。
智也はボーダー内の狭い交友関係を辿って心当たりを探るが、顔が浮かぶより前にブースの扉が開いた。
そこにあった長身に、智也は納得すると同時に嬉しさに立ち上がった。
「蔵内先輩!」
「やあ、佐藤。この前は楽しかった」
「こ、こちらこそ! 先日はありがとうございました!」
ぺこりとお辞儀をした智也の頭を、蔵内の手が二度、軽く叩く。そんな先輩は犬飼と荒船に「遅くなった」と声をかけた。そういえばこの三人は同学年だったなあと今更に思い出す。B級一位の銃手、B級四位の射手、剣と狙撃の二刀使いと、そうそうたる先輩に囲まれ、智也はマットレスの隅に可能なだけ縮こまって腰掛ける。
狭いブース内、蔵内が壁に凭れて腕組みをしたところで、荒船が「よし」と声をあげた。集合した者の顔を一人一人確認して、最後に智也に目を向けた。
荒船の鋭い目でじっと見据えられ、智也はどきどきと心拍数が上がるのを実感する。多少は慣れたと言っても、やはり他人と私的な交流を持つのは緊張が大きいのだ。
「俺たちがここに集まったのは他でもない。ここにいる佐藤が二宮さんをぎゃふんと言わせられるように、こいつを鍛えるためだ!」
「……やっぱり、そうなるんですね」
漏れた声は、自分でも驚くほど静かだった。智也の拒絶や動揺を予想していたらしい先輩たちは、「おや」と首を傾げていた。
「智也くん、驚かないんだ? いつもなら『なんで~』とか『無理~』とか泣き出すのに」
「な、泣きませんし泣いたこともありません!」
蔵内や荒船に誤解されたらたまらないので、犬飼のからかいはきっちり否定して。智也が一大決心をしたというのに、犬飼はいつでもふざけてくるのだから。
なんとなく、想像はついていたのだ。
一週間前に初めて荒船と会った日、彼は「今度こそ二宮さんを驚かせてやろう」と言っていた。具体的なことは説明されなくても、自分に弧月を教える先輩たちが、智也が二宮を打倒することを期待していることくらいは察せられる。
一週間、そのつもりで弧月を振るってきた――いや、まあ、二宮のことなど忘れて新しい武器にハマっていた部分もあったが――智也は自分が見据えるべき相手を知っていた。
もちろん、気は進まないけれど。全然、全く、進まないけれど。しかし今後の快適なボーダー生活のためには、二宮匡貴との因縁は、ここできっちりケリをつけておくべきだ。
「やる気は十分、というわけだな」
姿勢を正した智也に、蔵内が目を細めた。この先輩はやけに智也のことを買ってくれているようで、静かに向けられる期待の視線は、智也の決意を加熱させた。
「佐藤が目指すスタイルは、俺のチームメイトのそれに似ている。射手としてだけでなく、弧月と弾トリガーの組み合わせという視点からもアドバイスができるだろう」
「さすが蔵内先輩……心強すぎます……!」
うっとりと、蔵内へ熱い視線を投げる智也の姿に、それらを眺める犬飼が肩を竦める。
「この様子を二宮さんに見せたら、絶対憤慨するね」
「見るからにムスってなるやつか。機嫌の悪い二宮さんってわかりやすいよな」
「機嫌の良いときもわかりやすいよ。うちの隊長は仏頂面が表情豊かなんだ」
二宮が居ないからと、二人は好き勝手に言っている。犬飼なんかは歯に衣着せない智也のことを大胆だと笑うけれど、犬飼や荒船だって年上相手に十分遠慮がない。
別に二宮に言いつけてやろうとは思わないが。どうして彼らは、智也がやりたいようにしているだけで「面白い」だとか「変わってる」だとか言ってくるのだろう。
思っていることをすぐ口にしてしまうのは、自分の長所であり短所だと自覚はしている。自覚したからと自制できるようだったら智也はもっと器用に学生生活を満喫できていたはずで、結局智也は浮かんだ疑問のままに、このメンツで一番に心を許している人物へ質問を投げかけていた。
「あの、どうして皆さんは、ぼくのことをそんなに面白がるんです?」
「どうしてって?」
訊ねられた蔵内は、質問の意図を掴みかねたらしい。きちんと質問を返してくれるところから、こちらの疑問に真摯に向き合ってくれる先輩の態度が透かし見えて、ますます好感を抱く。
「だって……皆さんは、ぼくが二宮さんに反抗的な態度を取っているのを、面白がっているだけでしょう? でも、先輩に遠慮がないのは犬飼先輩や荒船先輩だって似たようなものでは……」
「おいコラ」
「言うねぇ、智也くん」
訥々と自分の疑問を言語に落とし込む智也に、気づいた犬飼たちがちょっかいをかけてきた。先輩二人はにやにやと目を細めて、犬飼などは智也の肩を抱いて顔を覗きこんでくる。
相変わらず彼のパーソナルスペースの狭さには慣れない。気持ち、腰を引かせながらも、ずっと抱いていた疑問に先輩たちが答えてくれるならばと、目は逸らさない。
「おそらくだが、」
智也の雰囲気が尖ったのを察したか、蔵内は場を取りなすように穏やかに語り出した。
「皆、君の正直さを好ましく思っているんじゃないか」
「正直……?」
「いつでも自分の気持ちに嘘をつかず。それによって自分が集団の中で少数派になることを恐れていない。合理的だが不器用で、底抜けに善良だ」
蔵内が挙げるのは、智也が自分をコミュ障だと思う要因ばかりだ。それらは周りに敬遠されこそすれ、好意的に受け止められるなんて信じがたい。
胡乱げに首を傾げる智也に、蔵内は苦笑を見せながら続けた。
「そして、誰を前にしても態度を変えない。不器用とすら言えるほどに公平で公正だ」
「だからこそ二宮さんに真っ正面から反抗できるんだろうね」
「は、反抗なんかしてないです!」
人聞きの悪い言い方をする犬飼に、智也は慌てて否定する。しかし自分が何か言えば言うほど、先輩たちは含みのある笑みを浮かべて、智也に形容しがたい目を向けてくるのだ。
きゃんきゃん吠える子犬のように可愛がられていることを、この場で智也本人だけが気づいていなかった。
「ま、俺は俺の提唱する攻撃手育成理論を、こいつ相手に試してみたいという気持ちのほうが大きいが」
「そして僕は、近距離戦を学んだ智也くんが、二宮さん相手にどんな言葉を向けるのか見てみたい。君を構う理由なんてそんなものだからさ、おとなしく構われときなよ」
荒船と犬飼の二人に強引にまとめられ、どうにも腑に落ちていない智也の問いかけは、雰囲気に圧されて飲み込まされた。
「それじゃあ、これくらいで練習再開――と言いたいとこだが」
教官役である荒船が、自然と場を取り仕切る。荒船は、いまだ唇を尖らせている智也に話題を振った。
「その前に、目標は明確にしておくべきだ。佐藤は二宮さんにもう一度勝ったら、何と言いたい?」
「そりゃもちろん、『ぼくはあなたの弟子ではない』ですよ。きちんと宣言します!」
ぐっと拳を作り、智也はきっぱりと言い切った。ずっと言い続けていたはずの、しかし正面きって伝えたのはこの前が初めてだった言葉。
それをきちんと、冷静に。自分は二宮を唯一の師と仰がなくてもやっていけるのだと、あのきれいな顔に向けて言いたい。
「その意気だ」
満足そうに頷いた荒船が、犬飼と蔵内に目配せをした。
「ならば、俺が今後弧月を教えていくためには、佐藤に課題を出すべきだと考えている。弧月は俺がこのまま教えるとして、おまえの本業のほう――」
「射手としての課題……いや、宿題だな」
話題の転換を、蔵内が引き継ぐ。緊張を滲ませて「宿題」と繰り返した智也に、力を抜いていいと口の端で笑った。
先輩たちの雰囲気から察するに、この展開は彼等の予定していたところなのだろう。
弧月にハマり、打倒二宮を決意し、そんな智也に必要だと彼等が判断した「宿題」。いくら交流のある先輩だろうと、智也は自分が納得できなければその指示に従うつもりはない――首根っこを掴まれて強制でもされなければ。
智也が悪いほうに想像を豊かにしていることを、隣に座る犬飼が目敏く気づいた。彼は背中を叩いて、「まあ聞いてみるだけでも」と気楽に言う。蔵内は智也の様子を確認しながら、話を続けた。
「弧月を学んだから、射手の腕が落ちたじゃ話にならないだろう?」
「……まあ、そうですね」
「だから、おまえは示すべきだと思うんだ。ルールの元、統一された指標で。誰もがおまえの力に一目で納得できるように」
勿体ぶった物言いだったが、智也は蔵内の言わんとするところをすぐに察した。察して、苦手な科目の抜き打ち試験を言い渡されたような、渋面を作る。
三人の先輩たちは、智也にそれだけの力があると認めてくれているのだ。それでも、なかなか気が進まない。ずっと、智也は「統一された指標」には興味がなくて、自分の修練度は自分だけが知っていればいいと思ってきたから。
「弾丸トリガーで、八千ポイントを取れ。それで俺たちも、他の隊員も――二宮さんも、おまえの強さを知ることができる」
――好きだ嫌いだと、わがままを言うのは終わりなのかもしれない。智也は平穏なボーダー生活に必要なものを天秤にかけて、観念のため息をついた。