人間に戻りたい狐。現在、奮闘中ッ!! 作:マッカーサ軍曹∠( ̄^ ̄)
「〜〜♪」
「キュ、キュウ……」(俺は狐、俺は狐、俺は狐……)
あの後、俺はマリアさんにそのまま連れて行かれて、今は洗面所でそのまま待機させられたていた。
俺はマリアさんから背を向けてただ地面をひたすらに見続ける。
今、後ろではマリアさんが自分の服を脱いでいる途中なので、俺は地面しか見ざるおえなかったからだ……流石に、俺はそんな変態ではないし、女性に対してこんな覗きみたいなことは俺には出来ない。
自分の心情としては見たいと言う気持ちはあるが、今の狐の体をダシに使ってマリアさんの体を見る行為は俺自身の動物好きのファン達を汚す行為だと分かっているので、俺は必死に打開策を考えた。
(や、やばい……このままだと本当に色々アウトだ。なら、いっそ暴れて逃げ……いや、無理だ。この体でドアを開けること自体が難しいし、なら先に自分で体を洗う……それだッ!)
俺はこの短い間で何とか打開策を見出して、すぐにお風呂場に向かおうとしたのだが、急に何かに持ち上げられてしまった。
「こーら。まだ私が全部脱いでないんだから入ろうとしたらダメよ」
「キュッ!?キュー、キューッ!」(ちょッ!?ま、マリアさんッ!そんな脱ぎかけで俺を捕まえないでく──)
「ちょ、ちょっとッ!わたあめッ!暴れないでッ!ってきゃあッ!」
「キュ厶ッ!……キュ、キュ……」(ふぎゅッ!……むーッ!むーッ!)
「いったぁ〜ってわたあめッ!?ごめんなさいすぐに外すわッ!……今日のブラはフックにしておいて良かったわね」
俺はマリアさんがコケたことによってある場所にスポっと体が収まる。
場所は言わなくても分かるだろう……俺は今、マリアさんのアレに収まっている状態だった。
しかし、思春期の俺にとっては大問題である。
なんせ、今まで女性と触れ合う機会などほとんどなかった自分が現在トップアーティストのマリアのアレに挟まれた状態になっているのだ。
こうなると俺は──
「キュ……キュゥ〜……」(マリアさんの大きな大福が2つ……2つぅ〜……)
「あら?大人しくなったわね。なら、早く脱いでこのまま入れちゃいましょうか」
♬
(……んぅ、暖かい……けど俺は──)
俺はマリアさんの大きな大福に挟まれて気絶してからすぐに目を覚ます。
どうやら理性と興奮のあまり頭に血が上ったのだろう。
俺が目をゆっくり覚ますと、知らない間にどうやら湯に浸かっていたのでもう体を洗った後なのだろうか……
「あら?起きた見たいね。わたあめ」
「キュ、キュー……キュッ!?」(え、あぁ……マリアさんこれは思春期の男子にはかな……ブフッ!?)
「相当疲れてたのよね。わたあめが寝ている間は洗いやすかったけど、よくよく考えたらわたあめが入れる浴槽がないのよねー……今度買わないといけないかしら?」
「キュー、キューッ!キュワッ!?……キュ〜……」(えッ!ちょ、マリアさんと一緒にお風呂ッ!って背中柔らかいッ!?あ、あぁ……やべぇ……気持ちぃ〜……)
「ん…っ♡ちょっと、わたあめ。ダメよ、そんなに私の胸に乗ろうとしな……っ♡い、の……」
「キュ、キュー……ブクブク……」(あー、もうなんかマリアさんと混浴みたいになって、背中の柔らかい大福が大福で大福ぅ〜……)
「ダメよ、わたあめ。顔を浸けたら危ないわよ……私がちゃんと溺れないように優しく抱きしめてあげるから」
俺が目覚めた時には既にそこは天国だった。
背中の大福は柔らかいし、マリアさんはいい匂いするし、なんかマリアさんの声が落ち着くし……いい。
「キュー……キュー」(俺、今1番運を使ってるんじゃないだろうか……なんかもう……うん、すげぇよ)
「ふふっ、わたあめはお風呂に入ると細いわね。可愛い♪」
あの後、俺は何とか理性を取り戻してこのお風呂を乗り越えることが出来た。
実際、あの状態で狐の体で襲おうとしなかった俺を褒めてもいいのではないのだろうか?まぁ、そうだったとしても落ち着かないのは仕方ないだろう。
結局、今はマリアさんに俺の体を拭いてドライヤーで乾かしている途中なのだが……
「……やっぱり乾くとふわふわしてるわね。明日ブラッシング用のブラシを買ってきましょう」
「キュ、キュー……」(お、俺は……頑張った)
「また一緒に入りましょうね。わたあめ♪」
「キュッ!?」(なん…だと…!?)
後に、俺は知ることとなる……これはまだ序章にすぎないのだと。
次回狐、現在睡眠中ッ!