人間に戻りたい狐。現在、奮闘中ッ!! 作:マッカーサ軍曹∠( ̄^ ̄)
しばらくして、俺は何とか意識を取り戻してそのままソファの上でボーッとしながら休憩をしていた。
流石に、切歌さんもやり過ぎた気がしたのだが、俺も自分の身を守る為だと思って自重しなかったことがいけなかった。
あれは……うん、ダメだな。
「……えい」
「ッ!?デェスッ♡!!し、調ぇ〜……今はあまり触らないで欲しいデェス……っ♡」
「狐さんに舐められた所、まだ敏感なんだ……切ちゃん一緒にお風呂に入ろっか♪」
「調は鬼デスかッ!」
……切歌さんがこんな状態になってしまったのは俺のせいなのだが、なんだかこの状態が和やかに見えるのは気のせいなのだろうか?いや、和やかと言うよりは──
「でも、切ちゃんは狐さんにぺろぺろされて服の中がベトベトでしょ?」
「ひぁっ♡……し、調ぇ〜っ♡そんなに優しく触らないで欲しいデスぅっ♡」
「そんなに狐さんのぺろぺろ……気持ち良かったの?」
「ひぐっ♡だ、ダメデスッ!まだあたしの、肌は、敏感デ──」
「……つんつん」
「ッ〜〜〜〜♡♡……はぁ……はぁ……調ぇっ♡」
「……キュ」(……風呂に入りに行こう)
俺はこれ以上傍観することをやめて、さっき散策した時に見つけたお風呂場の方に向かった。
調さんはきっと切歌さんの体の状態を知って面白半分でやっているのだろうが……第三者から見てみれば完全に百合である。
こうなってしまえば、俺のやることは1つ……
「切ちゃん……」
「調……」
(……頭を冷やさなければ)
空気になることだった。
♬
──チャプン
あの後、調さんと切歌さんが百合百合している間に、俺はちょうどお風呂にあった桶の中にいっぱいになるぐらいの水を入れてそのまま入水した。
流石に、桶の中に水を入れるのは苦労したが、入ってしまえばこっちのものだろう。
もし、見られたとしても狐が水遊びしているようにしか見えないので完璧なカモフラージュとなる訳だ。
「キュッ!キュ……」(冷たッ!ま、まぁ……頭を冷やすにはちょうどいいか)
そして、俺はゆっくり水の中に入水した後、天井を見上げた。
(……稲荷神……か)
俺は稲荷神のことを思い出しながらゆっくりと水面に映っている自分の姿を確認する。
この前、マリアさんのスマホで稲荷神について色々調べてみたはいいのだが、その調べた内容のほとんどが稲荷神社についての内容が多く、人間から狐になると言う情報は全くなかった。
……しかし、俺の調べた情報は決して全てが無駄になった訳ではなく、稲荷神についての情報で確かな情報があったのだ。
(狐は稲荷神のお使いであり、神様をお守りする存在……あの時、俺は謎のローブに稲荷神の血を飲まされて狐になった。……ってことは、やっぱり今の俺は稲荷神の式みたいなもので稲荷神を守る役目がある、のか?)
俺はそう思いながら、確かな情報があるのは稲荷神社に人間に戻れる方法があるとそう考えた。
……し、しかし、やはりずっと水の中に入った状態だっから段々と体が冷えてきた。お、お湯……
──ガララ
「あ、狐さん……何してるの?」
「キュッ!?」(うわッ!?び、びっくりしたぁ……なんだ調さんかぁ〜)
「私が切ちゃんと一緒に遊んでる時に狐さんはこんな所にいたんだ……ふーん」
「キュ、キュー」(いや、調さん随分周りのこと気にせずに切歌さんに色々百合百合してましたよね?)
「体が濡れてるし、もしかしてお風呂場で遊んでたのかな?切ちゃんはまだちょっと私がやり過ぎてまだ立てそうにないし……」
(切歌さん……あの後更なる追い討ちを……なんか、すみません)
「……よし。狐さん今から私と一緒にお風呂……入ろっか」
(……What?)
「体綺麗綺麗しようねー……あ、私も脱がないと。よいしょっと」
(あ、ちょッ!ここで脱がないでッ!いけません調さんッ!とても犯罪臭がプンプンしてるからッ!いくら狐が合法だとしても中身は狐ですからッ!や、やめ──)
「この前は切ちゃんばっかり狐さんと一緒に過ごしてばかりだったから、今日くらいは私と一緒に過ごそ?あ、寝る時は私と切ちゃんで一緒に寝ようね」
(……煩悩、退散)
この後、切歌さんが途中でお風呂に入ってくるのだが、俺はその前に誓った……人間に戻ったら謝ろうと……
次回狐、現在怪しまれ中ッ!