人間に戻りたい狐。現在、奮闘中ッ!!   作:マッカーサ軍曹∠( ̄^ ̄)

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……この男には凄みがある。((ゴゴゴゴゴゴォ)


幼狐、現在お話中ッ!

『わたあめが見つかっただぁ〜?』

 

「あぁ、見つかったと言えばそうなのだが──」

 

『なんだよ先輩、もったいぶらないで早く言ってくれよ。あたしはわたあめがいなくなって、必死に公園を探してもうクタクタなんだよ』

 

「それは……実際にクリスも知っておかないと、普通は分からないからな。あの保護した子供がいただろう」

 

『子供って……あぁ、あたしがベンチで見つけた子供のことか。それがどうしたんだよ』

 

「……あの子供がわたあめだったそうだ」

 

『……は、はぁッ!?ちょ、先輩ッ!それどういうことだよッ!』

 

「とにかく、クリスは1度本部に来てくれると助かる。緒川さんに迎えの車を頼んだからそれに乗ってくれ」

 

『ちょっとま──』

 

 翼さんはどうやら誰かに電話していたようだが、私は今そんなことを考えている暇は全くなかった。

 何故なら、翼さんがクリスに電話する前にマリアさんの手によって自分で無意識に耳としっぽを生やしてしまったらしい……自分ではあまり意識はしていないつもりだったんだけど、いざ頭を触ってみると耳があって、しっぽを動かす感覚があるので、どうやらよくアニメで見るような状態になっていた。

 そして、私は今──

 

「ま、マリアさん……はなしてぇ〜」

 

「ダメよわたあめ。ちゃんと話を聞かせて貰うわよ」

 

「だ、だからってそんなにしっぽを触らにゃあッ!?」

 

「マリア、私も手伝おう。私も触っ……わ、わたあめが何故人間になったのかも色々と聞きたいからな」

 

「えぇ、もちろんいいわよ。けど、わたあめ……貴方なんでこんなにも可愛いのよッ!あぁッ!もうギューってしちゃうッ!可愛い〜♪」

 

「ふにゃぁ〜っ♡だ、ダメぇ……っ♡」

 

「……翼、マリア。今は落ち着くんだ」

 

 すると、色々ともみくちゃにされていた私は何とか司令の手によってマリアさん達から離れて、何とか落ち着くことが出来た。

 ……しかし、さっきの時点ではっきり分かってしまったことがあった……それは、異常なまでの体に対しての感覚が敏感体質になっていることに気がついた。

 そもそも、私が狐になる前の時……正確には私がまだ男だった時に、私は肌が敏感体質だったことがあり、男の時はあまり気にしない程度だったが、女の子になった途端体の状態が変わってしまったので仕方ないと言えばそうだが……第三者から見れば女性からは可愛いマスコットと見られ、男性には狐ロリでエロ同人誌まっしぐらなので相当やばいのだ。

 

「はぁ……こうも事態が進むとかなり面倒だな。しかし、わたあめくん」

 

「ッ!?……な、なに……いや、なんですか?」

 

「君の話を聞かせて欲しいのだがいいだろうか?もちろん嫌なら簡単な質問しかしないつもりだ」

 

「え、えぇっと……私は……」

 

 私は今の話を聞いて、それならすぐに今までのことを話そうとしたが、少しだけ躊躇した。

 今まで、私は巻き込まれた形で狐として1ヶ月間を過ごしたのだが、よく考えればその今の私……正確には元々男だったことを話しても大丈夫なのかが不安になってきた。

 考えてみればそうだ……そもそもとして、女性の部屋で……しかもお風呂や寝る時が一緒だったのが男とバレた時がどうなるのかが分からない。

 私はその考えに一生懸命考えた結果──

 

「……謎のローブ」

 

「謎のローブ?もしかして錬金術師のことか?」

 

「分からない。私、誘拐されて狐になったから……」

 

「その時の状況を詳しく教えてくれないか?」

 

「うん。私はね、本当は……男の子なの」

 

「男の娘……男の娘なのッ!?」

 

 本当のことを話すことにした。

 

 

「私の話はこれで終わりです……マリアさん、本当にごめんなさい」

 

「いや、よく話してくれた。お陰で色々と捜査が捗りそうだ」

 

「マリア……今の話は」

 

「……信じられないけど、確かに可能性はあるわね」

 

 私は結局、今までの1ヶ月間のことを話し終えると、私は2人に対して……特にマリアさんに特に謝罪した。

 

「この話を聞いて、マリアはどうする?最悪、俺が預かるが……」

 

「……いえ、司令問題ありません。わたあめは私が面倒を見ますから」

 

「……ま、マリアさん怒ってないんですか?わ、私……その、色々と迷惑や粗相を──」

 

「気にしないでいいわよ。今の状況でわたあめが男って言われてもあまり信じきれなかっただけよ。それに、貴方が男の娘なら問題無いわよ」

 

「ま、マリアさん……あれ?今マリアさんなんて言いました?」

 

「え?何って……男の娘なんでしょ、貴方?」

 

「いや、男の子違いッ!私、男の娘じゃなくて男の子なのッ!い、今は女の子だけど……」

 

「大丈夫よ。わたあめはもう私の家族なんだから……気にしなくて大丈夫よ……フフッ……」

 

「気にするからッ!私、気にするからッ!だからマリアさん現実に帰ってきてぇッ!」

 

「……流石にマリアも耐え切れなかったか。まぁ、1ヶ月は長かったからな……マリアにもわたあめに愛着は湧くが──」

 

「わたあめが男……そんなの……そんなの……」

 

──チラッ

 

「マリアさん?」

 

「……無理ッ!私にはこの子供を避けることなんて出来ないッ!」

 

「マリアさんッ!?」

 

「……大丈夫だろうか。本当に……」

 

 

 




次回幼狐、現在新生活中ッ!
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