人間に戻りたい狐。現在、奮闘中ッ!! 作:マッカーサ軍曹∠( ̄^ ̄)
「ハァッ!」
「──ッ!」
──サァー……
「クッ、しつこいぞッ!シンフォギア装者ッ!」
「しつこくもなるわよッ!さっさと貴方を捕まえて、私は早くわたあめを見つけないといけないのだからッ!」
私は少し前に風で帽子が飛ばされてから、一般人に変装がバレてその場からすぐに離れたのだけど、その時にわたあめとはぐれてしまい、私ははぐれた後からずっとわたあめを探していたのだが、タイミング悪く近くに錬金術師が街にアルカノイズを放し、すぐに私がその対処をしていた。
「大人しく捕まりなさいッ!今の私はとてもイライラしてるの……だから、これ以上は時間をかけないわッ!」
「ッ!まさか……黄金錬──」
私は、その錬金術師の男が最後まで言い切る前にアマルガムを起動し、自分の右腕の龍でアルカノイズを一気に一掃した後に錬金術師に近づいて、私の左アッパーがその錬金術師に上手く決まった。
「ガハッ!……お、おの……れ……」
「観念しなさい。貴方は私に負けたのよ」
「……だ、だがまぁいい……俺はやるべき事を終えた」
「やるべき事……何か隠してるわね?大人しく白状しなさいッ!」
そう言って、私は右腕の龍をその錬金術師の首に構えながらその情報を吐くように促す。
私が錬金術師と戦ってから1時間は経過しただろうか?今現在の時刻は既に6時を過ぎており、もう少ししたら7時になりそうだった。
「ガッ……お、俺は何も言わないぞ」
「白状してもらわないと私が困るの。分かりやすく手短に話しな──」
「お前達、殺れ」
「ッ!クッ──」
私は捕まえた錬金術師に何をしているか情報を話させようとして構えると、ビルとビルを挟んだ道から私は攻撃されて私はすぐに緊急回避を行い、体制を整える。
「……ハァ、ハァ……ヴッ、す、すみませんボス」
「気にするな……しかし、もう少ししたら他の装者達もこちらにやってくる。貴様はテレポートジェムでアジトに戻れ。そして、囮……ご苦労だった」
すると、私が捕まえていた錬金術師はそのままさっき言っていたアジトに消えてしまい、残ったのは私と錬金術師でボスと呼ばれた人物と部下達だけだった。
しかし、今の状況は私にとってはあまりにも人数差もあり、私の不利な状況が続いていた。
(……後、少しでクリスと響が合流する。それまで私が時間を稼ぐしか──)
「……行くぞ。お前達」
「あら?私が逃がすと思ってるの?」
「逃がすさ……お前は神の子の姿を見ればな」
私は、ビルの影のせいでよく見えなかったが、その錬金術師の右腕に誰かが抱えられている姿が見えた。
しかし、この場所からは満月の光によってビルの影の闇が深く、なかなかその姿を見ることが出来なかった。
「……人質を取るなんて、卑怯なッ!」
「卑怯?おかしなことを言う……俺は神の子を神にしたて上げようとしているだけだぞ?何故分からない」
「分からないわよ。貴方の理想を勝手に私に押し付け──」
すると、私はその話の中で錬金術師が抱えている人に人間にはない耳としっぽのシルエットが見えたような気がした。
まさか──
「ふむ、ではそろそろ祭壇に向かうか」
「待ちなさい、貴方が抱えているその子は……わたあめ、なの?」
「そうだ。貴様らが最初に我らの神の子を保護した時はどうしようかと思っていたが、無事我らの元に戻ってきたからよしとしよう」
「……あの子に──」
「ん?なんだ?」
「あの子に何をしたあああああぁぁぁぁぁッッッッッ!!!!!」
私はそう叫んで、龍の右腕をその錬金術師に向かって攻撃しようとするが──
「攻撃したければするがいい……ほら」
「ッ!?クッ……わたあめを盾にッ!どこまであの子をッ!」
「貴様が我らを攻撃しようとすれば、神の子が傷つくぞ?……まぁ、さっきは抵抗されたのでちょっと躾を行ったがな」
私は錬金術師の話を聞きながらわたあめの今の状態を確認する。
わたあめの姿はいつものように耳としっぽが生えていたが、服などがボロボロで気を失っているようだった。
「おっと、それ以上来ると……分かるよな?」
「わたあめッ!……貴様ぁッ!」
「お前達……撤退だ」
「「「「ハッ!」」」」
そして、錬金術師達はわたあめを連れてそのまま何処かに消えてしまった。
「……許さない。わたあめは絶対に助けるわッ!だから、それまで待っててわたあめ……」
次回幼狐、現在共感中ッ!