人間に戻りたい狐。現在、奮闘中ッ!!   作:マッカーサ軍曹∠( ̄^ ̄)

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マリアが連れてきたわたあめ……しかし、君たちは大きな間違いを起こしている……何故なら──


俺、現在覚醒中ッ!

「……んぅ……眠い……」

 

「デスデース……まだヒリヒリするデ──」

 

「ん?……あ、お、おはようございます。切歌、さん……」

 

「…………」

 

「…………」

 

「……わ」

 

「わ?」

 

「わたあめが起きたデースッ!」

 

 俺は目が覚めると、どうやら病院らしき部屋の寝室におり、そのベッドの上で横になっていた。

 とりあえず、俺はベッドから起き上がって横を見ると、切歌さんが腕をさすっていて、目が合った瞬間にこの部屋から飛び出して何処かに行ってしまった。

 そして、しばらくするとドタドタと足音が聞こえてきて、いきなり誰かが俺に抱きついてきた。

 

「わたあめッ!」

 

「グホッ!?ま、マリアさん……ぐ、ぐるじぃ……」

 

「あ、ごめんなさい……」

 

「わたあめちゃんが元気になって本当に良かったぁ〜」

 

「にしても……あたしよりも大きくなったな。何センチあるんだ?」

 

「マリア、とりあえずこっちに来るんだ。わたあめの邪魔になるだろう」

 

「え、あ……分かったわ」

 

 すると、マリアさんが俺からすぐに離れてある程度距離をとる……ある程度様子を見ていたが、どうやら俺が出会った人達が勢揃いしていた。

 

「えっと……これは?」

 

「まだ状況が理解出来てないのかな?」

 

「仕方ないデスよ。あれだけのことがあったんデスから」

 

「は、はぁ……ッ!そ、そうだッ!俺はあの時クリスとベンチで休んでて、そしたら──」

 

「ベンチって……何言ってんだ?あれからもう2週間半は過ぎてんだぞ?後、ほら……鏡。自分の姿が……あー……」

 

「クリスくん俺から言おう。まずは、自分の姿を確認してみてくれ」

 

 俺はクリスに鏡を渡されて、その鏡に映っている自分の姿を確認する。

 そこに映っていた自分の姿はまるで、女顔のような女の子に負けないくらいの容姿をしていた。

 その姿を見て俺は──

 

「…………」

 

「ふ、震えてるデスね」

 

「まぁ、仕方ないだろう。最初は狐で、次が子供……そして、今は女性……誰だって落ち込むに決まって──」

 

「……い」

 

「「「「い?」」」」

 

「いよっしゃあああああぁぁぁぁぁッッッッッ!!!!!戻ったあああああぁぁぁぁぁッッッッッ!!!!!」

 

「「「「「「「……えええええぇぇぇぇぇッッッッッ!?!?!?!?!?」」」」」」」

 

 

 しばらくして、俺は狐から人間に戻れたことに喜んでテンションが上がっていたのを何とか落ち着かせてベッドに座った。

 しかし、何故か俺以外の人達は何故か納得しておらず、何やら集まって話をしていた。

 

「……わたあめくん君はその……話を聞いた限り男ではなかったのか?」

 

「男?あぁ、俺戻ってるじゃな……あー…そう言えばそうか。俺って元々女性みたいな顔立ちしてるからよく間違われるんですよ。何なら下半身見たら分かりますよ?ちゃんとありますし」

 

「う、うむ……そうか」

 

「あれで……男デスか」

 

「全然分からなかった。響さん達も分かりました?」

 

「いやー……私もてっきり女の子のままだって思ってて……」

 

「私も。響と同じように女の子って思ってて。それに、子供だったこともあったから余計に……」

 

「まさかのそんなオチとかあるか普通……」

 

「あぁ。さすがに私も……マリア?」

 

 すると、マリアさんが俺に近づいてガシッと肩を掴む。

 俺はマリアさんの目を見ると何やら本気の目をしており、少しだけ俺はたじろいだ。

 

「……わたあめ」

 

「えっと……何ですかマリアさん?」

 

「……やっぱり貴方、男の娘だったのね」

 

「……マリアさん、今ものすごく不謹慎な間違え方しませんでした?場合によっては怒りますよ?」

 

「えぇ、分かってた……分かってたわよ。こんなことだろうとは思ったわよッ!なんで……なんでわたあめが女の子じゃないのよッ!」

 

「いやそこぉッ!?いやいやいやッ!おかしいでしょッ!そもそも俺は男だって言ってるじゃないですかッ!普通女の子の方がおか──」

 

「わたあめはあんなに可愛いかったのよッ!ほら見てみなさいッ!貴方が子供の時の写真よッ!」

 

「いや母性出しすぎじゃありませんかマリアさんッ!?って、ん?これ……俺ですか?」

 

 俺はそう言って、マリアさんが取り出したスマホの写真を指さして言う。

 そもそも、俺はこんな小さな女の子になった覚えなど一切無いのだが、その女の子は俺が狐の時の耳としっぽがよく似ており、俺が女の子であれば即答で頷くぐらい可愛いかった。

 

「何言ってるのよ。貴方が自分で言ってたんじゃない」

 

「いやいやいや。そもそも俺ってまだ狐だったし、人間として会うのは初めてって言うか……」

 

「……まさか。少し、いいだろうかわたあめくん」

 

「え……あぁ、いいですけど……何ですか?」

 

「君が人間から狐になって何週間が経過したと思う?」

 

「何週間って……大体1ヶ月だけど、それが何か?」

 

「ッ!?……まさかとは思うが……」

 

 俺が司令の質問に対して俺は知っている限りの記憶を頼りに答えると、皆がそれぞれでびっくりしており、1部の人達は話し合いをしながら何かを考えていた。

 ……まぁ、とりあえず──

 

「それよりも、誰かこの現状を教えてくれません?」

 

 俺は今の現状を知ることから始めた。




次回私、現在覚醒中ッ!
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