人間に戻りたい狐。現在、奮闘中ッ!! 作:マッカーサ軍曹∠( ̄^ ̄)
「……いや、訳が分からん」
「……まぁ、普通はその反応が正しいよな」
「いや、だってさ。まだ自分が狐になったこともあるからそれなりに不思議な力があるんだなって思ったよ?……でもさ、普通拾われた飼い主とその交流関係が深い人達はほとんどが政府の人間で、1部は魔法少女に変身するとかさ、アニメじゃないんだぞ」
「私達は魔法少女ではなく、シンフォギア装者なのだが……」
「翼さん。それ以上はややこしくなるから言わない方がいいデスよ」
「しかしだな……」
「しかも、俺はあれから1ヶ月半以上の間振り回されて、昨日……俺は知らないけど、儀式で俺ともう1人の男性に別れたって話で合ってるんだよね?……丸々2週間半の記憶が無いって違和感があるけど……」
「それについては大方連れ去った錬金術師が原因だろう。あの後、エルフナインくんにも力を貸して貰って居場所を突き止めているのだが……中々上手くいかなくてな」
俺が目覚めてしばらくが経過した後、俺は今までの事や司令の政府機関についての話を聞いて、何とか自分の現状を把握することが出来たのだが……その政府機関に歌姫と学生を巻き込んでいるのは大丈夫なのだろうか?
……ダメじゃない?
「しかし、まさか彼女を……いや、彼をマリアくんが拾ってからここまで大きな被害になるとはな」
「いや、1番の被害は俺なんですが……最終的に俺はどうなるんですか?後、今女性って言いましたよね?ねぇ?」
「確かに……胸が膨らんでないデス」
「でも、わたあめちゃんって言ってもバレない気がするけど……」
「ちょっと、お2人さん?何人の胸を触ってんの?後、さりげなく女装にさせるような言い方しないでくれます?」
「……女装」
「……女装ねぇ」
「そこの未来さんとクリスは何故目を光らせてるんですかッ!?ちょっとッ!2人で話し合わないでくださいッ!マジ勘弁してくださいッ!」
最初の真面目な話が何故こんなにも早く緩くなるのだろうか。……いや、俺の知らない間にきっと何かがあったと思うのだが、俺の記憶の無い間って本当に何があったんだよ。
「…………」
「……マリア、大丈夫か?」
「ッ!?え、えぇ……大丈夫よ」
「……そうか。ならいいが……行かなくていいのか?」
「今は、ちょっといいわ。ただ……何故かわたあめといると落ち着かないのよ」
「落ち着かない?それは──」
「んん゛ッ……さて、お前達。そろそろ話を戻すぞ」
すると、司令がそう言ってその場を落ち着かせる。
……実際、俺としてはとても助かるのだが、1つだけとある疑問が出てきた。
本来ならば俺にとっては1番大切なことなので、すぐに言いたかったのだが、その前に司令がその疑問をすぐに解決しようとしていた。
「まず、これからわたあめくんの件だが……しばらくはうちでの保護となった。理由は色々あるが、1番の理由としては錬金術師が絡んでいるのが理由だ」
「まぁ、そうだよな」
「で、だ……これからわたあめくんの住む場所なのだが、流石にマリアくんの家はダメだろう。この姿でマリアくんの家に出入りされては色々と困るからな」
「ッ!……そ、そうね」
「それでだが……しばらくはこの基地の空いた部屋で住まわせる予定なのだが、どうだろうか」
「……まぁ、俺はそれで全然大丈夫ですけど、いいんですか?」
「なーに。部屋の1つや2つ問題あるまい」
「は、はぁ……」
何やら司令がとんでもないことを言った気がするのだが……まぁ、良しとしよう。
てか、部屋が1つや2つ使える政府の機関って……
「話は以上だ。しばらくはこの部屋で皆は待機しておいてくれ……頼むぞ翼」
「はい。叔父様」
すると、司令はその部屋から出ていき、何処かに行ってしまった。
「……さて、俺も少しだけ横に──」
「少しだけいいデスか?」
「ん?えっと……何?切歌さん」
「もう狐になったり出来ないデスか?」
「……いやいやいや、俺は人間に戻ったんだよ?また狐になるなんてないじゃないか〜」
「そ、そうデスか……ふわふわのしっぽもこれで見納めデスか……」
「切ちゃん……仕方ないよ。わたあめは巻き込まれただけなんだから」
「そうそう。もし、出来たら普通に俺人間辞めてるって〜。……まぁ、あったとしてもこんな風に生えて──」
──ピョコッ
「…………ん?」
「あ、しっぽが生えたデス」
「…………んん゛ッ!?」
次回私、現在調査中ッ!