人間に戻りたい狐。現在、奮闘中ッ!! 作:マッカーサ軍曹∠( ̄^ ̄)
──ピョコピョコ
「…………」
「……可愛いな」
「あぁ、なんかあれだよな。最初男かと思ったけど、なんだよ可愛いかよ」
──ブンブン
「クール系女子もありだなって思ったけど、普通に助かるわ。今日の仕事は中止しておニャン子観察しようそうしよう」
「何言ってんだよ。あれは狐だよ……よし、甘い物を貢げ」
「よし分かった。ゴールデンスペシャルパフェ作ってく──」
「やめなさい」
「ゴフッ!?」
私がこの錬金術師達のアジトに誘拐されたまま3日が過ぎたのだが、私は現在……錬金術師達に凄いもてなされていた。
最初は、私はあの人達のことを謎のローブと認識していたのだが、ロンさんが錬金術師だと言うことを教えてくれたので、ある程度は理解が出来た。
……今、あの人ロンさんの一撃で首まで地面に埋まったんだけど……ロンさんって……何者?
「さ、流石No.2……ただのオカマだと思ったら大間違い。その拳で数々の敵を地面に埋め──」
「あら?ちょっとや〜だ〜」
「ガハッ!?」
「……生首が2人出来ちゃったよ。やっぱりロンはやべぇよ……怖ぇよ」
「貴方達がコンちゃんに群がるからいけないんじゃな〜い。それに……変な事したら私がしっかり星の見える場所で埋めて上げるわね?ンッマ♡」
「「「「……ヴッ、オrrrrrr」」」」
「……もう、酷いわねぇ。さて、行きましょうか」
「……はい」
そうして、私はロンさんの後をついていく。
本来ならば、私は錬金術師達の事が嫌いで、今すぐにこのアジトから抜け出したいのが私の願いなのだが、今は絶対に無理だ。
私のことをあれだけ痛めつけたことは私は忘れないし、出来ればもうロッツに会いたくもない……だから私は──
「……さて、それじゃあ戦いましょうか♡」
「……よろしくお願いします」
このアジトで強くなることに決めた。
♬
「……やってるな」
「えぇ、でもいいんですかボス?あの子に戦い方を教えて……」
「あぁ、それが条件だからな。本来ならばお前達もミラを研究したい、調教したい、愛でたいでかなり別れているだろ。今回の失敗で生まれた……いや、正確には分かれたのが正しいだろう。それによって生まれたのがミラだからな……またいつシンフォギア装者がアジトを襲ってきてもおかしくない」
「では何故ロンと戦いの練習を?それならばやはり調教や愛でるのが最適な気が──」
「はぁ……そう思われても仕方ないだろう。しかし、ミラは元を辿れば儀式が成功した時は神ではないが、それなりの力を持っていただろう。だが、今はそれが不安定な状態だ……だから今はその不安定を抑える為にロンに指導をして貰ってる」
「……しかし、なら何故あんなにも頑張ってるんですか?普通なら諦めても仕方ないのでは?」
「普通、ならな?」
──ガキィンッ!
「ッ……はぁ、はぁ……」
「……今回はここまでにしましょうか」
「はぁ、はぁ……あ、ありがとう、ございました……」
私はしばらくの間ロンさんとの力の制御の練習をしながら、ロンさんと戦っていた。
結果はもちろん私の負けだったが、少しだけ力に慣れてきたような気がしてきたのだ。
私が頑張ればきっと──
「……ロッツの話は本当なの?あまり信じたくないけど」
「ボスは約束は破らないわ。もし、1日1回貴方が私に勝てたら確か……マリアだったかしら?そのシンフォギア装者の元に返してあげるわ。ただ、その間で負けたら──」
「分かってる……私はアジトを逃げない。これでいい?」
「もちろんよ。ちゃんと約束は守るわ♡……あ、今日負けたらコンちゃんはしばらくの間はこのメイドコスプレで私達の部下に御奉仕……お願いね♡そしたら部下は仕事効率は3倍くらいに跳ね上がるから♡」
「……ぜ、絶対に負けないッ!」
「……負けるな」
「えぇ、負けるでしょうね」
次回俺、現在モフらせ中ッ!