人間に戻りたい狐。現在、奮闘中ッ!!   作:マッカーサ軍曹∠( ̄^ ̄)

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えっと……やべぇよ。


私、現在求め中ッ!

「……ロッツが呼んでる?」

 

「あぁ、ミラちゃんに用があるからこの部屋に来てくれって。もしかして何かやることがあったのか?」

 

「いや、やることはないけど……私、ロッツは嫌い。後、何度も言ってるけど私はわたあめ」

 

「いやまぁ……ミラちゃんの本当の名前はそうだとしてもボスが決めたことだからさ。とりあえずこの部屋にボスはいるから。はい、これでも食べて機嫌を直してよ」

 

「ッ!ま、マカロンッ!」

 

「それじゃ、僕は失礼するよ」

 

 そう言って、その錬金術師の人はそのまま何処かに行ってしまった。

 ……実際、ここに連れて来られてから様々なことがあった。

 最近に関しては、私に稽古をつけてくれるロンさんや変態だけど仕事に関することはとても真面目……しかも、錬金術師の人達はロッツ以外はみんなが私を優しく接してくれて、私は本当に錬金術師のことが分からなくなってきた。

 

「……あまり、行きたくないけど」

 

 私は正直ものすごく行きたくない気持ちがあったのだが、さっきマカロンをくれた錬金術師の人が私が行かなかったせいで怒られるのが嫌だったので、すぐにその部屋に向かった。

 

「……来たか」

 

「……何」

 

「とりあえず座れ。お前についての話だ」

 

 私はそう言われてロッツが指さしたソファに座ると、ロッツがゆっくりと立ち上がって何やらゴソゴソと何かをし始めた。

 

「……何、してるの?」

 

「ココアとコーヒー……どちらがいい」

 

「え、あ……こ、コーヒー……」

 

「……そうか」

 

 ロッツはそう言った後に自分用のコーヒーと私用のコーヒーを入れると、そのコーヒーの入ったコップを私の前に置いて、ロッツは再び自分の椅子に腰を下ろしてゆっくりとコーヒーを飲み始めた。

 

「……ありがと」

 

「あぁ」

 

「「…………」」

 

 私とロッツは1回だけコーヒーを飲んだ後に、その空間で少しだけの静寂が起きて、気まずさが出てきた時にロッツが口を開いた。

 

「……すまなかったな」

 

「……え……なんで、謝る……の」

 

「今回の件については本当に悪かったと俺もかなり考えてな。正直、ここまでの事態になるとは思わなかったんだ……本当にすまなかった」

 

 すると、何をいい出すかと思えば、まさかのロッツが私に謝ってきたのだ。

 ロッツは私に謝罪した後にゆっくりと頭を下げて謝罪の誠意を表していたが、私は……許せなかった。

 

「……許さない。絶対に許さないッ!」

 

「…………」

 

「なんで私なのッ!なんで……なんで私がこんな目に遭わないといけないのよッ!ロッツのせいだッ!お前がッ!私を誘拐なんてしなきゃッ!」

 

「……あぁ、俺は許さないの当然だろう」

 

 当たり前だ。

 私を誘拐して、こんな体にした挙句にあれだけのことをしておいて私はロッツのことが許せる筈がなかった。

 それなのに、この男は今更私に謝罪をしてきたのだ……私はこんな、こんな──

 

「許さないッ!」

 

「グァ……ッ!……ッッ」

 

「私はお前がいなかったら今頃はもう、大学4年生で動物に関した仕事に就いて幸せな人生を送る筈だった……だけど、お前のせいで全てがめちゃくちゃになって……お前が憎い、憎い憎い憎いィッ!」

 

 私はそう言いながらロッツに近づいて、ロッツの胸ぐらを掴む。

 私の体からは抑えきれない炎が周りから少しづつだが、溢れていてこのまま行けば、私はロッツを今すぐにでも殺すことが出来た。

 ……だけど、私は──

 

「お前なんてッ!お前なんてぇッ!殺すッ!殺し……て……」

 

「……貴様が俺を殺すことは出来ない。やめておけ」

 

「うるさいッ!私はッ!……お前を……うわあああああぁぁぁぁぁッッッッッ!!!!!」

 

──グシュ

 

「グフッ、躊躇う、ことな、く首を狙うか……」

 

「ハァ、ハァ……わた、私は……人を……」

 

「いや、ガハッ……これで、いい……」

 

 私はあまりの怒りのあまりにロッツの首を刺すと、そこから沢山の血が溢れてくる。

 私は、勢いのあまりロッツを首を刺してしまった恐怖と血が溢れてくる様子を見てすぐに体に力が入らないでロッツから後退するが、ロッツはまるでこうしてくれてありがとうと言わんばかりの顔で私に優しい笑顔をみしていた。

 

「ハァ、ハァ……閉じよ。これで、私の首のアレは、無くなっ、た」

 

「え、あ……え、ち、血が……私が、あぁ」

 

「ボス〜次の仕事についてで……ッ!ボスッ!」

 

「グフッ……あぁ、ガイか」

 

「ボスッ!しっかりしてくださいボスッ!ミラッ!お前ッ!ボスに何をしたッ!」

 

「わ、私は……私は……」

 

 見られた……私がロッツを刺したことを見られた……私、殺しちゃったんだ。

 ……怖い、怖いよマリアさん……私、私ぃ……

 

「が、ガイ……俺は、まだ大丈夫だ。だが、俺からの最後の、命令だ」

 

「ボスッ!起き上がらないでくださいッ!大丈夫ですッ!今すぐ仇を──」

 

「み、ミラを……ミラを守り、シンフォギ、ア装者の場所……に向かえ。今すぐに、だ」

 

「え?」

 

「ボスッ!何故ですかッ!なん、ッ!……首に従属の、リング。どうしてボスがッ!」

 

「早く、行け……ミラの、従属のリン、グと奴隷の呪、印は……俺が全て解いただから……行け」

 

「しかし、ボ──」

 

「行けと言っているだろうッ!ガイッ!」

 

「ッ!……来いッ!ミラッ!」

 

「え、あ……きゃあッ!」

 

 私は一体何が起きているのか全く分からない状態で、私はガイにそのまま連れて行かれる。

 何故ロッツはこんなことをしたのか、何故ガイは泣いているのか……私には分からない……何も分かりたくなかった。

 

 

「おーい、お前ら次の仕事についてな……お、おいお前らッ!…………死んで、る。だ、誰が俺達の仲間を──」

 

──ゴキッ

 

「あ──」

 

「んー……全く、1人1人は大変ねぇ。血もドロドロするから首を折った方が楽ねぇ〜」

 

「え、あ……なん、でロ──」

 

──グチャッ!

 

「あら?ごめんなさい♡……さて、ボスがまさかアレを外せたなんて。でも、もう時は来たわ。待っててね……コンちゃん♪」

 

 

 

 




次回俺、現在恋人(仮)中ッ!
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