人間に戻りたい狐。現在、奮闘中ッ!! 作:マッカーサ軍曹∠( ̄^ ̄)
「ねぇガイッ!ガイってばッ!」
「口を閉じとけミラッ!出口まで早く行かないと手遅れになるッ!」
「でも、ロッツはッ!」
「ボスは手遅れだッ!俺はボスの最後の命令を成し遂げなければいけない義務があるんだッ!クソッ!どうしてこんなことに……」
私は今、ロッツを瀕死にまで追い込んでしまった後にガイが来て、ロッツの命令により、アジトの出口までガイが私を担いで走って向かっている途中だった。
「ハァ、ハァ……クソ、ここからだと少し遠──」
「ん?おいどうしたんだよロリコン野郎。ミラなんか担いで……もしかして、遂にロリコンを卒業してそっち系に……」
「ッ!?ルックかッ!お前もついてこいッ!今は逃げるぞッ!」
「え?ちょ、ちょっと待て。お前、もしかして家を抜けるのか?一体何が──」
「ボスからの命令だッ!ミラをシンフォギア装者のいる場所に連れていくッ!今は時間が無いッ!走りながら喋るッ!」
そう言って、ガイは足を止めないままアジトの出口までひたすらに走り続ける。
私を担いで走るガイに次いで、ルックも後を追いながらさっきまでの出来事を簡単ガイは説明する。
「つまり、ボスはもうダメなのか?」
「あぁ、多分ミラが無意識の内に操られてボスを襲ったと俺は考えてるがな」
「ッ!?……違う、私は……自分の意志で──」
「……ミラ、それこそ思い違いだ。それに、お前もボスも両方にあのリングが付いていたんだ。普通ならあれはお前だけしかあのリングを付いてるのは分かっていたが、ボスにも付いていた……つまり、ボスも操られていた可能性がある」
「そして、俺達はそのリングを持っていた……いや、作った人物を知っている。アレを作れるのただ1人──」
ルックが何かを言いかけそうになった瞬間、アジトの出口が見えてそこから光が差し込でいた。
ガイとルックはアジトの出口を見た瞬間、その出口に向かって勢い良くその出口のある方向に向かうが──
──ピキピキ、バキッ
「ッ!ガイッ!」
「分かっているッ!」
「きゃッ!……一体何が、ッ……」
「あら?ガイにルックじゃない。なんで貴方達がコンちゃんを連れて出口に向かってるのかしら。もしかして……ボスの命令ね」
「やはり、お前だったのかよ……裏切り者」
「……なぜ、なぜ裏切ったッ!ロンッ!」
「裏切る理由なんて簡単よ……初めから私は裏切り者だっただけ」
私達が外に出ようとした時に、地面にヒビが入って、その地面を突き破った瞬間に現れたのはなんと、ロンさんだった。
ロンさんが現れてから、2人はロンさんに裏切り者かをすぐに聞いて、どちらなのかを確かめようとしていたが、ロンさんはあっさりと自分が裏切り者だと言った……どうして……
「最初からって……お前が入る前からか」
「えぇ、元々はパヴァリアで日本の神について調べていたのだけど、最近になってようやく神の生き血が手に入ったからボスに対して特別なリングを用意してボスの命令で操ろうとしたのだけど……流石は幹部候補だっただけはあったわ。本来ならちゃっちゃとコンちゃんが狐になった瞬間に捕まえて終わりだったのにまさか逃げられるように仕向けられるなんて思わなかったわ」
「そうか。だが、お前はただ俺達と話をしに来た訳ではないんだろ?」
「勿論よ。その子を渡しなさい。そしたら、楽に殺してあげるわ……あの子達のようにね」
「ッ!まさかッ!……てめぇ、ロンッ!仲間を……どれだけ殺したッ!」
「さぁ?ただ、もう錬金術師は貴方達2人とまだ残っている錬金術師達が数人程度……でしょうね。もう、大変だったんだから〜……1人1人殺すのは♡」
「構えろガイッ!」
「あぁッ!だが、俺達だけでアジトを抜け出せるか?……俺達まだロンに1回も──」
「……最悪、死ぬ覚悟をしろ」
「……あぁ」
そして、2人は私を守りながら弓とナイフを構えて戦闘態勢に入る。
それを見たロンさんも同じようにファイティングポーズで2人を迎え撃つ気で戦闘態勢に入っていた……きっと、このままでは2人は必ずロンさんに殺される。
1ヶ月とは言わないが、私もロンさんとの模擬戦闘をしたことが何回もあったけど、本気になることは1回も無かった……だから、今のロンさんの目を見て分かる。
……あれは、殺される。
「……どうして」
「…………」
「……どうしてなの。ロンさん……どうして、どうして私を狙うのッ!最初から私を狙ってたのッ!なんでッ!」
「なんでって、そんなの簡単よ。貴方が1番社会的にも交流関係も趣味もその体も……全部扱いやすかったからよ。じゃないと貴方みたいな弱い子を選ばないわ」
「扱い、やす……かった?」
「えぇ。そ・れ・に……貴方が私に絶望して従順になったらそんなの──」
「……ふ、ふざけるなあああああぁぁぁぁぁッッッッッ!!!!!」
「興奮しちゃうじゃない♡」
「しまっ、待てッ!ミラッ!」
私はガイの言葉も聞かないで、ロンさんに対して怒りで我を忘れて半獣化し、伸びた爪でロンさんを切り刻もうとして地面を蹴りだそうとした瞬間──
「おすわり」
「フギュッ!フーッ、フーッ!」
「ッ……あまり力を使わせるな、ミラ。だが、今は眠れ」
「誰、だ…え、あ……ロッ、ツ……?」
──バタッ
「「ぼ、ボスッ!」」
「あら?貴方まだ生きてたの?しかもその首……何故治ってるのかしら?」
「簡単な話だ。寿命の全てを使ってここに立っているだけだ……あの子を逃がす時間稼ぎにはなるだろう」
「ボスッ!なら、俺達も──」
「お前達のボスはもういない……いいか?お前達は最後の命令を遂行しろ」
「しかし、ボスッ!」
「2度も言わせるなッ!行けッ!」
「ッ!……今までありがとうございましたボスッ!」
──タタタッ
「…………」
「……行かせるのか?」
「えぇ。じゃないと貴方が私を殺しそうだもの……ってあら?ボスだけじゃなかったのかしら?」
「……何故逃げなかった。お前達」
「へへっ、ボスだけにいい格好はさせねぇよ」
「俺達がいる場所にはいつもボスがいたからな。俺、ロンをボコボコにしたら……
「それに、ミラちゃんは私達の
「お、おらもあの子に生きてて欲しんだな。ケモ耳巫女を守るのもお、おらの役目なんだな」
「……死に損ないが何の為に私に抗うのかしら?」
「……俺達にはそれぞれの夢がある」
「…………」
「その夢の為に俺達は戦っているだけだ……逝くぞッ!お前らッ!錬金術師のミラと夢の為に命を賭けろおおおおおぉぉぉぉぉッッッッッ!!!!!」
「「「「「「「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッッッッ!!!!!」」」」」」」」」」」」
「……そう、なら私も貴方達とはさ・よ・う・な・ら……ね♡」
次回初めまして……中。