怪獣人類の英雄探求   作:ペンペン弐式

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はい、皆さんお久しぶりです。私です。本当に遅くなってしまい申し訳ありません。

リアルで色々忙しかったのと、小説のデータが吹き飛ぶという事故が2度発生したりと、その都度書き直したり色々していて、こんなに時間がかかってしまいました。

とりあえず、何とか形にできたので続きを投稿しようと思います。

言い訳はほどほどに、本編をどうぞ。

※注意 本作ではゴジぱん要素などが出てくる関係で一部怪獣擬人化要素ありのタグを追加で編集しましたのでご了承ください(公式が怪獣に人語つけてるからセーフだよね?)




1章 兆し
英雄としての在り方 壱


 

 

 

ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……

 

 

夢の中で。気が付けば、何時もその場所を歩いていた。

 

 

ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……

 

 

何もかもが終わった世界の中を、僕はただ一人で歩いていた。

 

 

ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……

 

 

思うように身体を動かすことはできない、出される息にはいくつもの無念が混ざる。

 

 

ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……

 

 

力を振るうべき利き腕は焼き切れていて平衡感覚を保つことも難しい。弱き者を守るべき肉体は貫かれ、それを支えるべき骨は砕かれ。

 

 

ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……

 

 

視界はおぼつかなく、掠れた世界はどす黒く絶望色に染まっている。

 

 

ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……

 

 

だがそれでも、足を引きずりながら何とか歩いていた。

 

 

ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……

 

 

何処かまで夥しい燃え盛る劫火と命の鮮血で赤く、そしてどす黒くなってしまった世界。何もかもが破壊されて焼け野原になった世界。

 

 

ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……

 

 

噎せ返るような死、命を糧に燃え盛る炎、降り積もる世界の灰が自分の肺を突き抜けていく。

 

 

ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……

 

 

意識が朦朧としながらも、絶望した世界を踏みしめる。家族、友人、クラスメイト、先生、プロヒーロー、多くの躯によって埋め尽くされた世界。確かに、倒れ伏すことなく歩いていた。

 

 

………負け、て。負けて、たまるか……

 

 

言葉を紡ぐ。自分たちが、何度繰り返そうと、何度立ち上がろうと、何度抗おうとも。決して、勝つことができなかった。勝ち取ることができなかった、敗北という文字しか残ってないその世界で。

 

 

……みんな、が……。ぼ、く……に。ぜっ…んっぶ、全部託してくれたんだ……

 

 

やがて立ち止まり眼前のその存在を見据えた。大地に横たわる躯たちの視線が、遺志が。背中を押す。

 

 

……お前なんか…に……。僕たちは……絶対に、負けない……

 

 

その背に、今まで失ってきた者たちの全てを。願いを託して逝った英雄たちの全てを背負い、残った片腕で首にかかったその勾玉を握り締めた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全身から噴き出して身体にまとわりつく嫌な感触の汗、寝苦しさと共に彼の意識は覚醒する。

 

 

「……また、あの夢だ」

 

 

酷く魘されていたのだろう、外からは雨粒の落ちる音が響き室内は湿気ているにも拘らず。自分の喉は酷く乾燥し、重くのしかかるような鈍痛が頭の中に響いた。大人たちがよく言う二日酔いとはこういう感じなのだろうか、長時間魘されていたことによって彼の身体は焦燥しきっていた。

 

 

「これで、7日連続。龍鬼君と戦ってから毎晩、同じ夢を見た。2度目までなら偶然、3度目と続くならばそれは必然…か…」

 

 

友人に言われたことを思い出しながら、ベッドから身体を起こす。そして、自分の枕元に置いてあった翡翠色の勾玉の首飾りを首に掛ける。

 

 

「龍鬼君、天峯さん。早く戻ってきて欲しい、二人には。絶対に聞かなくちゃいけないことが沢山あるんだから…」

 

 

自分の机、自分の推しの英雄であるオールマイトのグッズが並べられているその一角。そこに置かれている写真立てを手に取りながら、彼、緑谷は確かめるように言葉にする。

 

 

「……マナ…必ず、君を見つけるからね…」

 

 

自分の中で渦巻いている全てを噛みしめながら見つめるその先。

 

 

無垢な笑みを浮かべる幼き日の自分と幼馴染、そして小さかった自分の頭の上に乗せられている一匹の子亀が。同じように柔らかく無垢な笑みを浮かべた姿が、色あせることなく映し出されていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1章 兆し 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

灰黒く厚い雲が空を覆い、強めの雨が降りしきる。風は殆どなく、縦ぶりの雨が流れ落ちる滝のように強く地面に打ち付ける。土砂降りの雨の中を、緑谷は動きやすさを重視して傘ではなく地味な色の合羽を羽織り、人目をなるべく避け目立たないようにして足早に雄英への道を急いでいた。

 

 

通学路の関係で本来ならば乗らなくてはならない電車もタクシーなどに変え、更に幾つもの迂回を繰り返すことによって、なるべく人前に姿を晒さぬように配慮するほどの徹底ぶりであった。

 

 

何故、これほどまでに彼が周囲を警戒しなければならないのか。それは、緑谷の想定以上に雄英体育祭の影響が計り知れなかったということだった。

 

 

「やっぱり何度見てもスゲエよな、体育祭の決勝戦。ホントに、マジで凄かったって言葉しか出てこねぇよな…」

 

 

「……あんな化け物相手に、オールマイトが加勢したとはいえ。よく1年達は勝ったよなぁ…」

 

 

「アタシ、アリーナで観戦してたけど。あの時の、興奮は今も忘れないよ‼‼本当に凄い物を見たときには言葉が出ないってのは、ホントだったのねって感じだったわ…」

 

 

「あぁ、私も現地で見たかったなぁ…、抽選のくじ外れちゃったから仕方ないんだけど…」

 

 

雄英高校体育祭という世界にとっての一大イベントが終了して、既に1週間が経過していた。しかし世間の熱は未だ冷めることを知らず、体育祭での話題で持ちきりだった。その興奮ぶりは正しく、この時代に新たに刻まれた英雄章の1節を口にするが如く、人から人へと波及していた。

 

 

雨の中、身を寄せ合いながらバス停で順番を待つ学生たちは自分たちの手持ちの携帯端末でネットに上がっている録画された動画を何度も再生して顔を興奮のあまり紅潮させる。

 

 

傘をさしながら道行くサラリーマンたちは新しい英雄たちが今後どうなっていくのかと考察を重ね、街角の電気店に陳列されているモニターに朝のニュースを通して繰り返し体育祭の映像が流され、その前には人集りができていた。

 

 

ビルの一角にある子供用の遊びスペースからは小さい子供が決勝の再現だと言わんばかりにごっこ遊びに興じ、その姿を優しく年老いた者たちがお茶を取りながら見守っている。

 

 

(…もう、1週間も経つというのに。みんな、体育祭のことで持ち切りだ…)

 

 

今までも、この時期には繰り返されてきた当たり前の日々の光景。今までの自分だったら、周囲の人間と同じように。興奮しながら、日々を過ごしていただろう。

 

 

しかし、いざ当事者となり。聞こえてくる会話の内容が、自分が直接体験し感じたものであるならばこそ。今の緑谷に感じるのは、今まで自分が思い抱いていた感情とは全く違う物だった。

 

 

「にしても、あの蘇我って奴。結局あの後どうなったんだ?」

 

 

道いく人たちの声が不意に耳に入る。

 

 

「表彰式の時は、怪我が酷いからって理由で欠席していたが。あんな物を見せられた後だし、あの化け物が怪我で動けないなんて到底誰も思ってない。今頃、ヒーロー達に目を付けられて牢屋にでもいれられてるんじゃないのか?」

 

 

「いい気味だぜ、あの怪獣野郎が‼‼それに、仮にノコノコ表彰式に出てきたら皆でブーイングでもかましてやろうかって話してたが、あんなのがヒーロー目指すとか片腹痛いわ‼‼」

 

 

酷い内容に思わず耳をふさぎたくなる、自分の友人に対する散々な言葉。目を背けたくても視界の端に入ってしまう、龍鬼の事を語る人々のその眼に乗る明確な敵意と恐れ、あらゆる負の感情。

 

 

「忘れたのか?あの化け物はオールマイトの一撃を容易にはじき返したんだぞ。幾らプロヒーローの実力者が会場に集結していたとはいえ、そのまま無抵抗に刑務所に連れていかれたとかありえないだろ…」

 

 

「……で、でも。あれだけの個性を使ったんだし、それに緑谷君たちのあの一撃をもろに受けたんだから。案外怪我が酷いってのは本当の話で。今は療養してるとかじゃないのかな?実際、あれから1週間も音沙汰がないわけだし…」

 

 

「そのまま再起不能にでもなっていてくれたならどれだけ良いことか…。いくら普通科所属とはいえ、あれだけの個性を持っていたんだ。いざ、敵の連中ともし万が一接触していたらと考えると。本当に緑谷君たちヒーロー科1年生たちが居なかったらと思うと。正直、ゾッとするな」

 

 

嫌でも入ってくる聞きたくも見たくもない言葉という呪の数々、握る拳は未だにそれを緩めることなく、手から零れ落ちる雨粒には赤が混じる。しかし、それらの諸々の思いを嗚咽を堪えながら無理やりと飲み込み、周りの雑音を振り払うように頭を揺らしその場から走り出す。

 

 

「所詮、怪獣がヒーローに勝てるわけないってことだな‼‼‼」

 

 

だがそれでも。

 

 

何も知らぬゆえに出てくる言葉。自身がこれから守っていくと決めた無辜の人々が語る、その無知ゆえの無責任なその呪と怨嗟の数々は。緑谷の中に、とても深く色濃く不穏に残るのであった。

 

 

 

「……龍鬼君、早く君に会いたいよ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな喧噪の中で、緑谷が通り過ぎた街角の電気店に陳列されているモニターに流れるニュースでは雄英体育祭で白熱する話題をいったん切り上げて、アナウンサーが次の話題へと移行しようとしていた。

 

 

『では、次のニュースです。世界各地で近年発見が続いている巨大な翼竜の新種と思われる生物の化石について。今までに発見されたどの個体よりも大きい、推定体長100メートル超える個体の化石が長崎県の五島列島にあります、皇人島の大封洞窟で発見されました』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

英雄としての在り方 壱

 

 

 

 

 

 

 

 

「みんな、遅れてごめん‼‼」

 

 

雄英高校に多目的室の1室。緑谷が扉を開けて潜ると、そこにはヒーロー科に所属する1年生が全員集まっていた。

 

 

「直接会うのは1週間ぶりだな緑谷君、遅れてくることは事前に聞いていたから問題はないさ」

 

 

「デクくん、凄い雨だったから濡れたよね?タオルあるから拭いてね」

 

 

白いタオルを持って出迎えたのは、飯田と麗日だった。差し出されたタオルを受け取り、濡れた顔を拭く緑谷は一息を付く。そして、改めてこの場に集まったヒーロー科に属する学友たちを見渡した。

 

 

「…みんな、本当に久しぶり」

 

 

短く、だけどそこには明らかに慰労の意味が込められていた。その言葉に生徒たちは苦い表情でぎこちなく答えるのだった。そんな学友たちの姿を見ながら、緑谷は雄英体育祭の終わった後の今日までの一週間を思い返す。

 

 

この1週間、雄英体育祭での龍鬼との死闘を辛くも勝利した緑谷たち。そんな彼ら雄英高校ヒーロー科に属する生徒たちの世界は一変した。

 

 

龍鬼との直接対峙した自分たちを、世間ではオールマイトに並ぶ新たな英雄たちの誕生としてその名が世界中に轟いた。

 

 

連日メディアでは、自分たちのことが怪獣殺しとして取り上げられ、一気に名が売れることになった。一躍時の人となったことで、自分の姿を何も考えなしに人目に晒そうものなら、忽ち取り囲まれて身動きが取れなくなるような事態に陥った。

 

 

今のところ家突などのことはプロヒーローたちがストップ掛けたことで自重されてはいるが、実際に何人かの生徒はそういった状況となり騒ぎになってしまい、聞きつけた近隣の地域担当のプロヒーローたちに救出されるような事態が複数起きていた。

 

 

特に緑谷に対しての世間の評価は普段日本における最も強いオールマイトに向けられるそれと同じであった。次の時代を背負っていく若き英雄の存在に、世界は完全に色を上げていた。

 

 

逆に、龍鬼に対しては厳しい目が向けられた。

 

 

怪獣とも思えるその姿を晒した影響もあって、本人が敵であるかどうかということは二の次で、自分たちを滅ぼしかねない敵以上の脅威として世間では認識されていた。

 

 

個人に関することは勿論だが、ありとあらゆる龍鬼に関する情報が真偽不明の状態のまま世界に拡散しており、その流れを更に助長することによって。龍鬼に対する恐怖が際限なく広がっていた。

 

 

またこれとは別に、龍鬼という突如として出現したオールマイトにすら比類しうる超ド級の正体不明の脅威が健在であるということも事実であることにより。

 

 

この事態を収めるべく。日本政府は龍鬼が本当に敵であるかどうか、また何処かの敵組織とのつながりはないか。改めての再調査を雄英高校に命じられ、それに伴って龍鬼に関しての一切のことに関しては戒厳令が敷かれた。

 

 

これにより体育祭以降、雄英高校では外部ヒーロー組織なども交えた。雄英高校全生徒に対しての身辺調査が始まり、事実上の学校閉鎖、休校となっていた。

 

 

勿論、現在もそれは継続中ではあったが。1度情報を整理したいということで、ある程度調査の済んだ龍鬼との一件の当事者たちであるメンバーは雄英高校にて集まることが教師たちに許可され、今日のこの場に集まったのだった。

 

 

「…それより、大丈夫だったのか?道中、色々大変だっただろう…」

 

 

飯田が口にした、色々が強調されたその言葉に、緑谷は他の学友たちを見渡してみるとその顔に影が色濃く出ているのが分かった。自分と同じようなことを登校中に経験したのだろうと緑谷は察した。

 

 

「……僕は大丈夫。それより飯田君、龍鬼君たちから連絡は来た?」

 

 

「……ダメだ、相変わらず轟君や尾白君、心操君の所にも連絡が来ていない。というよりも、完全に音信不通の状態だ」

 

 

「ウチの所にも、唄手から全然LAMEの返信が来ない。……というか既読すら、ついてないんだ……」

 

 

「私も何度も電話を試みたのですが…耳郎さんと同じで……」

 

 

「全く反応がないどころか、圏外になってしまってるノコ…」

 

 

あの日、龍鬼と天峯がプロヒーロー達に何処かへと連れて行かれて以降。二人と比較的つながりのある者たちは、無事であるのか、今どうしているのかと何とか確認の連絡を取ろうと試みていたのだが。

 

 

一切が音信不通の状態であった。唯一の手がかりである教師陣に、特に二人が連れ去られていった後に会ったであろうオールマイトにしつこく尋ねても、二人は大丈夫だから心配する必要はないと優しく諭されるしかなく、二人が無事であるかどうか自分たちではどうすることもできない状態だった。

 

 

「……まあ、龍鬼がいるから大抵の事は何とかなるだろし心配するのもアレだが…」

 

 

心操が溜息交じりにぼやいた。そして、そのぼやきの最後の言葉に続くであろう言葉を察して、その場にいる全員が同意するように同じく息を吐いた。

 

 

世間では今、龍鬼に対する真偽不明の悪評が蔓延している状態だった。

 

 

個人情報もネットなどで殆どが晒されており、龍鬼本人が本当はどういった人物であるかは二の次で、龍鬼が示したその圧倒的な力を前に人々は普段は心の奥に眠っている生物としての本能的な恐怖が刺激されたかのごとく。まるで恐れが伝染するかのごとく一気に拡散していた。

 

 

だが少なからず、龍鬼の事を知っている者たちは、彼は決して危険な人物ではない。寧ろ、何度も自分たちを助けてもらったと言って声を積極的に上げていた。

 

 

彼が所属していた全ての学校から龍鬼が危険人物などではなく、敵などとの繫がりも一切無いという声明すら出されていた。

 

 

しかしそれでも、龍鬼に対しての圧倒的な数の冷静さを欠いた恐怖からくる敵意の声の前では全くの無力であるのが現状だった。

 

 

これから、龍鬼には過酷な迫害が待ち受けている。そして、体育祭での一連の流れから龍鬼となんらかのつながりがあるとされる天峯にも、それは降りかかることになるだろう。

 

 

「皆、私たちの言葉も一切聞いてくれない。このままじゃ、蘇我くんの気持ちや思いも関係ないまま。世間から勝手に、一方的に敵にされちゃうんよ……」

 

 

「力を示した、それだけだというのに。その力故に、人々から恐怖を覚えられてしまう。強い力を持つが故の運命か……」

 

 

自分たちが見たことも無いような大衆たちの異様な姿、どれだけ当事者の自分たちがそれは違うと、声を上げようとも変えられない大きなうねりに対して。若い自分たちの中に自然と込み上げてくるのは、何も変えることができない現状に対する無力感だった。

 

 

「轟や尾白、心操や緑谷の話を聞くと。彼奴が悪人だとは到底思えねぇよ」

 

 

「寧ろ、何か事情があってのことだと思う。あんな計算高い奴が、こういう事態になるって事を想定してないとは思えない」

 

 

「…確かに、今まで極力自分の個性を隠しながら生きて来たのにも関わらず。どうして急に、しかもあんな大舞台の前で個性をさらけ出すような真似のしたのか…」

 

 

「でも、例え蘇我さんなりの何か考えがあってこの様相が全て想定内であったとしても。流石に、何もそのことを聞いていなかった当事者としてはこたえますわ…」

 

 

どこまでが龍鬼の想定内なのかは不明ではあるが。あの時、他に何かできることは無かったのだろうか。大人たちによって鎖につながれた学友を、助け出すことは出来なかったのだろうか。

 

 

口にはしなかったが、今自分の中に渦巻いている矛盾が重くのしかかっている。本来ならば、体育祭が終りこれからヒーローとしての活動に踏み出すことができると胸を躍らせていた筈だったのだが。

 

 

それとは真逆の感情が自分たちの中に深く落とし込まれる。これでは、ただ道化ではないのだろうかと。

 

 

しかし、そんな重い空気が立ち込める中。それに待ったをかけたのが、尾白と轟だ。

 

 

「……大丈夫だよ、みんな。何度も言っている通り、龍鬼のことだ。間違いなくこの状況になることを分かっていた上での確信犯だ。今の皆の気持ちは、痛いほどよく分かる。けど今は、この状況を憂うことよりも。どうして龍鬼が、こんな混沌とした状況を望むような真似をしたのか、それを考えることが先決だと思う」

 

 

「尾白の言う通りだ、今は彼奴の行動の意図を読むことの方が重要だ。今まで俺や尾白にもひた隠しにしていた、自分が無個性であるという事実とあの姿。どうして雄英体育祭というあからさまな場で、態々大衆の恐怖を煽るような形にしてバラしたのか。オールマイトだけじゃない、校長や他の教師たち、雄英高校全体を巻き込んでまで、一体俺たちに何をさせようとしているのか。そっちの方が問題だ」

 

 

龍鬼と付き合いの長い尾白と轟がそう言葉を発する。

 

 

「彼奴は。体育祭の最初から最後まで、本気をださなかったし出すつもりもなかった。例えあの姿になったとしても本人の口ぶりから考えたら、あの先がまだまだあるって感じだったし、実際そうなんだろう。龍鬼は、校長たちに予め俺たちの踏み台になるように事を運びたいと頼みこんで、彼奴の目論見通り俺たちは、オールマイトに続く新しい時代の英雄として世界に認知された。ここまでは、先生たちの話通りだからまだ分かる。だが問題は、その先だ」

 

 

「龍鬼は先生たちに、そして緑谷に。これから大きな戦いが起きると言った。そして緑谷が、その中心に立つことになる。その上で、一緒に戦うことになる俺たちにはこれから強くなってもらわないと困ると言った。あの姿を世界に晒したうえで、龍鬼がそういったのだから。龍鬼にしか分からない、何らかの大きな戦いが迫ってるんだと思う。それも、龍鬼や事情を知っている口ぶりだったベストジーニスト達の会話から察するに、かなり事態は切迫してるんだと思うよ」

 

 

二人の言葉を聞き、生徒たちは改めて今までの一連の流れに立ち返る。確かに、二人の言う通りこれまでのことが龍鬼の想定通りに進んでいるというのなら、問題になってくるのは。今までのことではなく、それを踏まえた上でのこれらから起きることについてだ。

 

 

「これから重要な選択に迫られる時が来る。龍鬼君はあの時僕にそう言った、その言葉について、ずっと自分の中で考えていた」

 

 

龍鬼と直接対話し、告げられた言葉。そして、対話した日から見続けるあの悪夢と。何より、今まで忘れていた大切な家族の事。龍鬼との闘い経て全てが動き出してからずっと、自分の中での鬼気迫る焦燥感が燻っている。

 

 

「……二人の言う通り。ここまでが全て龍鬼君の思う通りに動いているとするならば、こんな回りくどいやり方を。あれほどの強さを持つ龍鬼君がしなければならない理由があるとするならば。龍鬼君が言うように、そう遠くないうちに大きな戦いが起きる。それも、世界中を巻き込むような、あの馬鹿みたいに強い龍鬼君が、態々僕たちに協力を仰がないといけないような戦いが……」

 

 

当然、龍鬼の言葉に嘘偽りがないという保証は一切ない。だが、直接彼と対峙した自分たちだからこそ分かる。彼の言ったその言葉には、有無を言わせないような説得力があったということを、何よりも自分たちの魂がずっとその言葉に警鐘を鳴らし続けていることを。

 

 

「普通なら、クソナードのありきたりな妄想だって鼻で笑うかもしれねぇ。だが事実として、あのポエマーの糞ロン毛が現実として存在しているし。で、そいつは俺らに何かをさせようと裏でコソコソ動いてやがる。気に食わねぇが、ここまでは全部彼奴の手の中で進んで。俺たちは完全に後手に回ってやがる」

 

 

「かっちゃんの言う通り。こんなこと馬鹿げてるって、只のオタクの妄想に過ぎないかもって。そう思うのが普通だと、でも……何故かわからないけど、この考えが一番自分中で正しいと納得できるんだ」

 

 

「……だ、だけどよ緑谷。仮に蘇我の奴が言ってたことが全部ホントのことだったとしても、そんな大きな戦いが起きるっていう話なら。少なくとも、何かしらの予兆とかあっても良いんじゃないか?」

 

 

「……峰田ちゃんの言うとおりね、敵の活動が活発化しているというのは最近よく聞く話だけど。確かに、あれほどの力。しかも、まだ全然本気を出していない筈の蘇我ちゃんが。態々、自分を悪者にしてまで緑谷ちゃんや私たちを鍛えて一緒に戦わなければいけない程の存在が。この世界にいるとは到底思えないわ」

 

 

「それにもう一つ、蘇我の奴が持っている力についても。エンデヴァーが言っていたことが本当なら、彼奴が無個性と言うのなら。そもそも、彼奴は何者なのか。私たちと同じ人間なのか、分からないことが多すぎるよ」

 

 

あまりにも事態が自分たちの把握できるレベルではなく、かつ目まぐるしく動いていることに生徒たちは頭が重くなっていた。正直、誰かに説明をしてほしい完全に手詰まりの状態であった。

 

 

「……結局、彼に直接聞くしかないみたいだね。でも幸いなことに、今日は僕たちにそのことを説明してくれる人が来てくれんだよね?」

 

 

「既に皆に周知はしていると思うが。今日、この場に集まったのは今までの状況を整理するため。そして、もう一つが。これからのことを話し合う場を儲けたいと先生たちに頼んだ際に。会わせたい人物がいるということで、一応この場で待ち合わせということになっている。だけど今の所、そちらの方にも連絡が付かない状態だ」

 

 

「ウチらB組の方にも連絡が来てないね。そもそも、誰と会わせたいのかすら飯田と一緒で先生たちから何も聞かされてないんだ」

 

 

龍鬼と対峙する機会があった生徒たちが今後のことを話し合う為にこの場に集まっても良いかの判断を教師人に相談した際に。それぞれの組のリーダー格でもある、飯田と拳藤の両名の下へと相澤からとある通達があった。

 

 

「”お前たちが、状況を整理する為に一度全員で話し合う場を儲けたいというのは分かった。加えて、これからの活動において状況説明を含めてお前たちに話せる適任者と直接会って話してもらいたいという校長からの伝言もある”、って言われたは良いもののそれ以外の情報は無し。まあ、相澤先生や管先生が会わせた言って人だから変な人じゃないことは間違いないけど…」

 

 

「正直、我々だけではこれ以上は推測になってしまう。時間も限られているので、早く来ては欲しいがな……」

 

 

教師たちから今の状況の私たちに説明できるほどの適任者といわれる人物は、当然龍鬼と無関係ではないのだろう。そう生徒たちの頭に考えが浮かんだ時、入口の扉をノックする音が聞こえた。

 

 

「あ、来たみたいだ。僕が出るね」

 

 

その音を聞くと共に、一番近くにいた緑谷がノックされた扉へと赴いた。

 

 

「いや〜、遅れてすみません。なにせ結構な雨でしたので、少々道が混んでおりましてね~」

 

 

今のこの場の空気に全く沿わない。気の抜けた、柔らかくて胡散臭い声と共に。自分たちと同じ制服を身に付けた男子生徒がそこには立っていた。そして、その姿には全員が見覚えがあった。

 

 

「あ、アナタは確か。ワタシタチと一緒に騎馬を組んでクレタ…⁉」

 

 

「まさか、ブラドキングが会わせたいって言ってたのってテメぇか…⁉」

 

特に、体育祭。共に龍鬼に向かって戦った戦友でもあるB組の角取と鎌切は共に目を見開いていた。そして、驚愕する生徒たちを他所に渦中の人物は全員の前まで来て軽く会釈をした。そして懐から名刺を取り出して、胡散臭い笑みを浮かべながら名刺を差し出し言葉を紡いだ。

 

 

「角取さん、鎌切さん。そして、夜明けに魅入られた雨の怪獣に選ばれた皆さま。お久しぶりです。改めまして、雄英高校1年Ð組。並びに、陽野家 現世周り所属 渉 凪(ワタリ ナガレ) と言います。以後、お見知りおきを」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透きとおる美しい群青のキャンパスに、白く大きな入道雲が描かれる。

 

 

虫たちの鳴く声の中、壁にかけられた時計が時を刻む。

 

 

茹だるような暑さで一人教室で休んでいるときに感じるノスタルジック。

 

 

風に運ばれてくる、鼻をくすぐるような陽の光の匂い。

 

 

全てが凄く穏やかで、心地よくて、安心する。

 

 

誰もが通ってきた有り触れた青春の1ページが、疲れた僕を満たしてくれていた。

 

 

『お疲れ様だな、ララバイ。双王の軌道塔(豆の木)への護衛任務とアズミヤマトの後輩たちへの界獣の指導。信徒たちの襲撃というサプライズがあったとはいえ。まあ色々重なったが、何とか乗り切れたな』

 

 

机に突っ伏して休んでいる僕の額にひんやりとした冷たさを感じた。自販機で買ってきたグレープファンタのペットボトルを優しく押し付けながら、僕のことを覗き込む親友の姿があった。

 

 

『ルキもおつかれ〜、そうボクに優しく言ってくれるのは君だけだよ〜。皆ボクだからって、寧ろ襲ってきた連中の事を心配してるんだよ、マジ酷くない?』

 

 

完全に暑さでやられて溶けている僕に、親友が屈託ない笑みを浮かべて軽口を叩く。

 

 

『日頃の行いのせいだろ、軌道塔の前の任務のこと忘れたのか?信徒たちでピラミッド作ろうとした話』 

 

 

『あ~あ~何もきこえませ~ん。というか、ルキも止めなかったんだから寧ろ共犯じゃない?大体、アイツ等がボク達の数少ないオフの日においたするのが悪いんだよ。せっかく新作の若葉スペシャルが食べれるって日だったのに~』

 

 

『女の食い物の恨みも加味しても、あの時は連戦続きの中の久々の休暇だったわけだし。だから先生も多めに見てくれた、とはいえだ。その後の軌道塔の任務を2人だけでやれと満面の笑みで言われたときは。かの偉大なる山根大先生がご乱心なされた、と思わざるを得なかったな』

 

 

やさぐれているボクのことを親友が慰めてくれる。ホントに、君だけだよ。そうやってボクのことを真正面から見てくれて、心配してくれるのは。

 

 

『幾ら大界獣闘奉王大会で優勝のボクと準優勝のキミの二人がいるからってさぁ。あのロリババア、抜け目ないし容赦ないよね~』

 

 

『星の皇子と将来その子の妻になるべき星の皇女、双王のことが心配だとはいえ、いきなり俺たちを出さなくてもとは思うさ。けど、かの権能后がどうしてもと言うのだから先生も無下にできなかったのだろう。実際、権能后のいう通り襲撃は起きたわけだし。あの数の信徒に加えて殉教者どももいたんだ。近衛獣だけでは多勢に無勢だったろう』

 

 

この前の仕事のことを思い出すと、つい愚痴をこぼしたくなる。疲れ切った心身に癒しを求めるように。ファンタのキャップを開けて、喉を潤していく。

 

 

『ふぃ~、やっぱり夏はこれに限るね~』

 

 

『……だな』

 

 

キンキンに冷えた水分が乾ききった体にゆっくりと染み込んでいく。親友と疲れを分かち合いながら飲むジュースの味は格別だった。

 

 

『というかさぁ、寧ろ連中を誘って一猛打尽にするってのが狙いだったんじゃないの?珠湖先輩たちも、いくら双王達の基盤が弱いと言えだよ。討掃所の界獣が口裏合わせたように、全員が各国の選者の護衛で半年動けなくなるような事態になるって可笑しくない?おかげで青春まっさかりのぴちぴちの高校生、しかもまだ正式な討掃所の所属じゃない僕たちが駆り出される始末。あ”~、ダル〜』

 

 

『……その先輩たちからさっき連絡があってだな。要約すると、”貧乏くじを引かせて悪かった、鐘龍館で埋め合わせをしたい”、だそうだ』

 

 

『やっぱりみんなグルじゃないか⁉あぁ”~、ま〜た一枚食わされたわけだよボクたち…というかルキ…どうせ最初から分かってたんでしょ?何で断らなかったんだよ〜、ボクたちだってこの前の馬鹿たれどもが作ろうとした門の破壊の為に大分無茶したんだよ?』

 

 

抗議の意味も込めて、親友を恨めしくジト〜と睨む。そんな僕を見て彼は苦笑いを浮かべ、そして誤魔化すように、人差し指で僕の膨らんだ頬をぷにぷにと突いた。

 

 

『抗議はしたさ。だけど、何やら近々大きな任務とやらがあるらしいからとのことで。まあ近々といっても、時期が確定してなくて数年先の話となるってことだそうだが。それでも、なるべく掃除は先にしておきたいとのことだ。先輩たちも、今週の休暇が終わったら世界に散って聖域潰しに入るらしい』

 

 

アホどもの馬鹿騒ぎの後始末に、ショタとロリの護衛。果てはゴミ掃除と、僕たちを上から見てる連中は全く界獣使いが荒いもんだよ。僕たち一応花のJKなんだけどねぇ…。

 

 

『はぁ……。商売繁盛……ボクたち界獣に安息の日々はなし、か……』

 

 

『まあ、気持ちは分かるがな……。ここの所、ずっと連戦続きで立て込んでいた訳だし』

 

 

疲れた僕を慰めるように、癒すように親友が優しく頭を撫でてくる。鍛え上げられてきた武骨な手ではあるが、相変わらず僕の好きで心地の良い感触で撫でてくる。そうしながら、親友は落ち着いた口調で僕に説く。

 

 

『だけど、それでも何時かは戦いが終わって、こういった日々が懐かしく思える時が来る』

 

 

『終わりという言葉の証明はできていても、永遠という言葉の証明は未だ生命には示すことができていないのだから。界録先生の言葉だけど、今のところ終わりの気配すらないけどねぇ…』

 

 

『違いない。だが少なくとも、目下の脅威は排除できたのだから。少しの間ではあるが、俺たちは休めるだろう。とりあえず、先輩の所にこの後行くのは確定としてだな……』

 

 

そう言いながら親友が自分の携帯に送られてきたメールを僕に見せる。

 

 

『……実はな、父さんたちから鐘龍館に行くなら家に寄って行けって連絡が来てな。帰りも泊って行けって話だから、荷物ももう纏めてあるし今日は詰所じゃなくてこのまま家に帰ろうとは思ってるんだが、当然お前も来るだろ?』

 

 

『あんな豚箱にこんな可愛い幼馴染一人で泊まれってのかい?冗談、僕も一緒にルキの部屋に泊まるよ。母さん達には、明日に帰るって伝えてるし。とりあえず、しばらく何も任務は無いんだし自由を満喫させてもらうよ』

 

 

『決まりだ、じゃあこの後ドラグーンに乗って行くことにしよう。ようやくこの前の門破壊の任務の時から出してた修理から帰ってきたんだ、試運転も兼ねたドライブと行こうか』

 

 

『賛成~、ねぇルキ。ちょっと早いけどもう行かない?大回りになっちゃうけど、暑いから提灯ビーチの方を通って潮風に浴びながら、久しぶりに2人で街をゆっくり一周したいな』

 

 

『いいぜ。なら、これを飲みきったら行くとしよう。今から出て大回りしながら鐘龍館に行けば、ちょうど夕方くらいにはつくだろ』

 

 

今夜はひさしぶりに親友の部屋で寝る。いつも寝るときは二人だけど、自分たちの故郷の家で寝るのは本当に何か月ぶりだろうか。

 

 

そうだ……そうだよ……。

 

 

『久しぶりのルキとのデートだ、心行くまで君の背中で。青春を感じさせてもらうよ?』

 

 

『……あのな。何時も任務を含めて背中合わせの一蓮托生だろ、何を今更……』

 

 

君の隣で、一緒に紡いできた。

 

 

『……そういう所だと思うぞ、童貞界獣。同年代の同性の界獣たちの強さの頂点である大界獣の称号を持って女の子から引く手数多のはずなのに。告白さえされたこともない、強面の陰キャ君?』

 

 

こんな何でもない、ありきたりで、ありふれた。あの日々、あの時間が。

 

 

『人のことを言えた口かよ残念処女界獣。ウチの界獣ミスコンで堂々の1位のくせして、校内で付き合いたい女界獣投票で0票を同時に達成したという前代未聞の大偉業を成し遂げた最強の暴君女王さん?』

 

 

『なんだ殴り合いか、その戦争買うよ?』

 

 

『沸点低すぎて草生える……ほら、もう飲み切っただろ?馬鹿言ってないで行くぞ』

 

 

僕にとっては、かけがえのない宝物だったんだよ。

 

 

『ねぇ、ルキ』

 

 

『どうした、ララバイ?』

 

 

『……何時も、ありがとね』

 

 

君も、そうだよね?僕の、一番の……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、目が覚めたんだね⁉良かった~、ちょっと目覚めが遅いから心配しちゃった~」

 

 

心地よい夢から覚めた天峯が目を開ければ、大きな目と可愛いらしい緑の顔が飛び込んできた。

 

 

「……カワイイ」

 

 

何故自分は眠っていたのか、寝かされていたのか。そして、ここは一体どこなのか。そういった、自分の置かれている状況とは別にそんな言葉が出てしまう。

 

 

「アリ(´・ω・)(´_ _)ガト♪。でも、ボクとしてはカッコいいっていってほしいな?」

 

 

寝かされていた場所から身体を起こして、自分の目の前にいる人物?を見据えた。緑の体色に全体的に丸みを帯びたフォルムと白の背びれ、全体的に自分と同じくらいの大きさの、どちらかと言えば恐竜のような見た目の彼が。困惑気味の天峯に目を輝かせながら言葉を発する。

 

 

「ララちゃん、はじめまして‼ボク、リトルっていうんだ‼‼よろしくね‼‼‼」

 

 

そう自己紹介をしながら、恐竜のような人物、リトルは短い手をびしっと上げながら決めポーズを取るのであった。

 

 

 





はい、というわけで漸く1章はじまりました。

再三になりますが、待っていた方。本当に遅くなってすみません。

まだまだ、文章としては未熟な部分が多く読みにく部分もありますが頑張って上達していけたらと思います。

何とか次回も早く上げられるように、やっていけたらと思いますので。力を抜いて待っていただければと思います。

あと、誤字脱字のご報告ありがとうございます。少しずつではありますが、直していけたらと思っております。

最後に。

堀越先生、10年間という長きにわたる連載、本当にお疲れさまでした。



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