ウルトラ怪獣ゼットンヒーロー化計画   作:ミッチェール

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 今回は中編です。
 書きたいこと多くて中々進まない・・・・・
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回想&過去編1:宇宙恐竜と炎魔戦士中編

「はぁ・・・はぁ、何処にいる? 焦凍!!」

 ・・・今の状況を説明する前に貴様らに基礎知識を教えておこう。

 今現在、世界人口の多くが能力を持っている時代。

 その出来事の始まりを超常黎明期と言う。

 人類社会で超常を発現させる者たちが突如増えだした混乱期を指す言葉だ。

 当時の事は資料にはあまり残ってはいないが、高校生の時にある程度習う事が出来る。その内容は以下の通りだ。

 人類社会において超常能力の存在がフィクションでなく現実のものとして国際的に認められたのは、中国の軽慶市で「発光する赤児」が生まれたニュースだとされており、この報道がなされた日時が超人社会の始まりとされている。

 この時代は徐々に特異体質となるものは増えていたものの、まだ超常能力を持たない人類の方が多かった時代である。

 この時代では超常能力のことは『個性』ではなく『異能』と呼ばれており、すなわち人類社会において「普通とは異なるもの」という扱いであった。現代に置いて『異能』が『個性』と呼び変えられるようになったのは、当時はマイノリティだった超人たちが後にマジョリティになってしまった逆転の歴史を表していると言われている。

 超常黎明期では人間という種の規格がそれまでの常識から大きく崩れ、世界中が壊滅的な混乱に陥った。

 この時代の混乱がなければ人類はとっくに外宇宙に生息領域を広げるまでに科学を発展させていたと言われている程だ。

 そして今の異能の呼び名を紹介しよう、それの呼び名は“個性”と言う。

 “個性”

 先天性の超常能力。

 基本となる人体に特別な仕組みが+αされたもの。また特別な仕組みにより発現する何かしらの超常現象の事。

 現在全人口の約8割が何らかの"個性"を発現している。通常4歳頃までに両親のどちらか、あるいは複合的な“個性”が発現する。それぞれ世代があり、今の世代は第5世代と言われている。

 能力によって「発動型」「変形型」「異形型」の三系統に大別している。

 それ以外だと世代を経るごとに混ざり、より複雑に、より曖昧に、より強く膨張していく”個性”があるとする。その個性の持ち主は容量の膨らむ速度に身体の進化が間に合わず、容量に身体を適応させなければ人は制御できなくなる現象があるらしい。その兆候は第4世代からあったらしい。コントロールを失う現象として個性特異点と言う用語もあるが、学術的信頼が薄いとされている。

 他にも異次元人の侵略だとか、太古の地球に侵入していた精神生命体の仕業だとか、色々な資料が確認出来た記憶がある。

 話を戻そう。

 その後、異能者が普通の人(当時の社会における「無個性」の人)よリも増えていき『異能』は『個性』として社会の多様性の1つとして認められるようになる。

 この時超常能力の扱いが法整備され、公的な場での『個性』使用は原則違法行為。

 つまりは個性乱用・危険行為として扱われ、その中でも他人を傷つける事に使った場合は(ヴィラン)(個性犯罪者)として取り締まられる事になった。それに対応する形で自警団的な活動を国が世論に押される形で追認し、後述のヒーロー公認制度によるプロヒーローと呼ばれる制度が誕生した。

 因みにこの俺もプロヒーローの一人だ。

 日本ヒーローランキングNo.2ヒーロー、ヒーロー名エンデヴァーとして活動している。

 本名は轟炎司(とどろきえんじ)

 個性は『ヘルフレイム』。

 燃え盛る轟炎!炎を自在に操り悪を討つ! 

 なんて謳い文句でTVなどで紹介されているが、真面目な説明をすると身体中から炎を噴出することができる個性だ。

 世間では炎系統では地上最強クラスと言われる。

 出力は自由に調節でき、直接相手に浴びせる他、噴射の勢いを利用した高速移動、空中でのホバリングなど様々な場面で活躍する事が出来る。

 ・・・・・さて、今の状況について詳しく話そう。

 連続強個性誘拐事件。

 コレは丁度五年程前に起こった事件で強個性つまりは、個性特異点である可能性がある人物が連続で誘拐される事件が起た。

 この事件は当初超常黎明期から暗躍している魔王の犯行だと考えていた。

 しかし、その魔王の行動はこの事件の解決に協力すると言っても良い態度だった。

 誘拐された人物が集められている場所を襲撃し、後の事は俺達ヒーローや警察に任せると言うスタンスを取っていた。

 ・・・実はまだ正式に魔王の行動だと決まっている訳ではないが。

 では何故俺が魔王の仕業だと断言したのかと言うと、オールマイトがその可能性が高いと宣言したのが理由だ。

 個性溢れる超人社会に“平和の象徴”として君臨するNo.1ヒーローにして俺が越える事を誓う存在だ。

 オールマイト。

 本名、個性、年齢等が不明ながら絶大な力と人気を誇るNo.1ヒーロー。

 高校卒業後はアメリカに入学し、大学に通いながらヒーロー活動を続け、25年前に日本に帰国しそれ以降存在そのものが敵犯罪の抑止力とされ、"ナチュラルボーンヒーロー"、"平和の象徴"と称される生ける伝説。

 そんなオールマイト曰く、

『奴はこう言う犯行には証拠を残さない。我々に分かるのは個性が抜かれたと事実だけだが、今回の事件は奴による犯行にしては誘拐の証拠を残しすぎているし、襲撃時の証拠だと思われる物は確認出来ない』

 と言っていた。

 自己紹介の時にリキュールと名乗っているのも、誘拐が魔王の犯行ではない証拠でもあるのではないかとも言っていたな。

 ・・・・今の状況は切羽詰まっているのが現状だ。

 それは何故か? 

 それは俺の息子、名前を轟焦凍(とどろきしょうと)がさらわれてしまったのだ。

 さっきも言ったが、対象は個性特異点だと思われる個性の持ち主が対象として狙われているこの誘拐事件はもう解決している。

 順番こうだ。

 ①魔王と思わしき人物リキュール(何故分かったのかと言うと、さらわれた被害者達に名前を聞かれ、取り敢えずの名前答えたらしい。因みに怪しい仮面を着けていて素顔は分からなかったとの事だ)によってまだ無事だった人達が居るアジトが襲撃される。

 ②この騒ぎが原因で一般市民から通報が届きそのお陰でアジトの場所が分かり、オールマイト率いるプロヒーローと警察が現場に突入。

 ③突入した結果主犯格らしき人物はおらず、雇われた者ばかりだった。

 ④そのほとんどが大怪我をしていたが命には別状は無く意識はあり、主犯格の目的については雇われた連中は知ら無かった。

 ⑤更に奥に進んだ結果は、非人道的実験跡だった。瓶詰めされた人間の腕、瓶詰めされた脳味噌、瓶詰めされた・・・・ここから先は覚えていない。

 衝動的に燃やそうとして、オールマイトに気絶させられた。

 まぁオールマイトも良く見ないで逃亡してしまい覚えていないと僅かしそうに言っていた。その答えを聞いて、平和の象徴も人なんだなぁと親近感が少し沸いたのは内緒だ。

 だからと言って同一犯による犯行でない証拠は無い。ので、息子もそうなっているかもしれないと考えるだけで、何故か胸が苦しくなる。何故なのか分からない、アイツは俺の代わりにNo.1にする最高傑作以外の価値など無いはずなのに・・・俺は何を思っている?何を感じている?俺は何を考えている? 

 答えの出ない問いを考えながら俺は今辺りをしらみ潰しに探している。だからと言って根拠も無く探している訳ではない。

 実は昨日、情報を探してそろそろ行動に移そうとしていた時に突然警察官の制服を着た男が弱った老婆を引きずりながら連れてきて、

『あんたの子供もさらわれたんだろ!!何で知っているかって?警察官なめんな!!やろうと思えばこれくらい造作もない。だが、俺に出来ることはここまでだからあんたに託す』

 といきなり言われ、色々な情報を貰った。

 ・・・・・去り際に、

『家族を大事にしろよ、ヒーロー。力だけが正しい事じゃない、俺は娘のお陰でそれを再確認出来た。あんたなら娘を止められるだろうよ、アイツの助けになってやってくれ』

 と言われた、娘とは一体? 

 とにかく焦凍を探さなくてはと思い足を進めるスピードを上げていると、

 ドカン!! 

 と大きな爆発音が近くで響いた。

 方角はあの警察官が集めた情報と同じ範囲内だったので、もしかしたらアイツは警察の中でも結構な立場に居るのではないかと思いながら、アイツから託された思いを無駄にしたくないと新たに沸いた感情を胸にそこに向かった。

 そこで俺が見たものとは、

「こっちの動きを予測しやがって!大人しくお前を操っているヤプール製首輪を寄越せ!」

《どうだ?初代ゼットンよ、我々ヤプールの最高傑作である個性生体決戦兵器キリエロイドの性能は!!ハハハハハハハハハ!!》

 謎の怪物の姿をした少女達・・・・・・名付けるなら怪獣娘同士の戦いと怪しい男の声だった。

 




 はい、終わりました。
 エンデヴァーさんはウルトラマンについての知識はありませんが、息子の焦凍君はどうしましょうかね。
 では次回またお会いしましょう。
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